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4-4 抜け駆けした魔王を、殴ります
報復刀の在り処へ
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俺たちは、セグメント・ゼロの裏側にある通路へ。【報復刀 ウェイジス・エッジ】の眠る場所へと移動する。クリムや魔王が、立ち寄らなかった場所だ。
その刀には、ファウストゥスの秘密が隠されているという。
「お気をつけて、ランバート。ここから先は、あなたのスキルが頼りです」
サピィが、俺に語りかけた。
俺にはレアアイテムを破壊できる、秘宝殺しというスキルがある。これさえあれば、報復刀でも倒せるはずだ。
「なにも出ないな」
周囲を見回しながら、トウコがつぶやく。
敵は出てこない。魔王グスターヴォ・ダミアーニが現れたことで、なにかが変わっている。逃げていったのか?
「すべての兵器が、グスターヴォを狙って集結しているようですね。今頃、ダミアーニは古代兵器型モンスターの襲撃で戦争になっていることでしょう」
脅威の優先度は、こちらよりダミアーニ卿の方が上らしい。
「問題は、その刀がファウストゥスとどういう関係があるか、だな」
「そもそも、ファウストゥスって人間なのか?」
トウコが、もっともらしい質問をした。
たしかにファウストゥスは、謎の多い人物だ。
いつの時代にいた人間なのか、誰にもわからない。
「はるか古代から存在していたとしか、わかっていません」
ただ、魔王グスターヴォ・ダミアーニ卿と戦って死んだとしか、記録されていないという。
「その死さえも、事実なのかどうかわからないのです」
「ファウストゥスと報復刀との関係も、気になるな」
「クリム氏の残した情報がたしかならば、ファウストゥスは自身の人格をその刀へ移したのではないかと」
「まさか!?」
「彼はレアアイテムに、人格を移す実験をしていたそうなので」
武器に自身の人格を転送し、永遠に生きようとしていたのでは、とのこと。
その証拠に、彼はいくつもの【オミナス】という呪いのアイテム郡を生み出している。
「それなら、ファウストゥスは報復刀ということになるじゃないか」
「かもしれません。しかし、実際に見てみないことには」
ファウストゥスがいるば所は、魔王が向かっている。
では、そこにはなにがあるというのだろう。
この先に、本当に報復刀が眠っているのか。
「到着しましたぞ」
シーデーが、裏道の終点に立ち止まる。
入り口は、金庫のような構造だ。何かを厳重に封印していると想像できる。コンソールがあるが、壊れていた。なんの反応も示さない。
「閉まっているのに、なんか息苦しいぞ」
「この時点て、高次元空間にやや入り込んでいるのです。片足を突っ込んだ程度ですが、それでもかなり精神にダメージが及んでいるようですね」
解説するサピィも、眉間にシワがよっていた。
「だったら今から、結界を破壊していくぞ」
「お願いします」
トウコがひとまず、この一帯の高次元空間を和らげる。
結界の破壊は、【ミスティック・アデプト】のスキルだ。
「どうして、こんなわかりやすい場所を、魔王はスルーしたの?」
フェリシアが、身体を震わせながら聞いてきた。
「魔王も、恐れているのです。彼の本性は、かなりの冒険野郎です。とはいえリスクジャンキーでは、魔王なんて務まりませんから」
サピィいわく、「配下のことを考えて、ここには来なかったのでは」、とのことだ。
「またこの手の扉は、正確な手順をふまなければ、目的地にたどり着けない構造になっています。その手順がわからない以上、深入りはできないと思ったのでしょう」
「だといいが」
「……そこなのです」
サピィも、弱音を吐く。
「最悪なのは、グスターヴォ・ダミアーニがクリム氏の言動などすべてお見通しで、我々にここを開けさせることが目的だったことなのです」
「その心配はない」
暗闇から、声がした。
「あなたは、ジェンマ!?」
現れたのは、ジェンマ・ダミアーニである。魔王の娘だ。
その刀には、ファウストゥスの秘密が隠されているという。
「お気をつけて、ランバート。ここから先は、あなたのスキルが頼りです」
サピィが、俺に語りかけた。
俺にはレアアイテムを破壊できる、秘宝殺しというスキルがある。これさえあれば、報復刀でも倒せるはずだ。
「なにも出ないな」
周囲を見回しながら、トウコがつぶやく。
敵は出てこない。魔王グスターヴォ・ダミアーニが現れたことで、なにかが変わっている。逃げていったのか?
「すべての兵器が、グスターヴォを狙って集結しているようですね。今頃、ダミアーニは古代兵器型モンスターの襲撃で戦争になっていることでしょう」
脅威の優先度は、こちらよりダミアーニ卿の方が上らしい。
「問題は、その刀がファウストゥスとどういう関係があるか、だな」
「そもそも、ファウストゥスって人間なのか?」
トウコが、もっともらしい質問をした。
たしかにファウストゥスは、謎の多い人物だ。
いつの時代にいた人間なのか、誰にもわからない。
「はるか古代から存在していたとしか、わかっていません」
ただ、魔王グスターヴォ・ダミアーニ卿と戦って死んだとしか、記録されていないという。
「その死さえも、事実なのかどうかわからないのです」
「ファウストゥスと報復刀との関係も、気になるな」
「クリム氏の残した情報がたしかならば、ファウストゥスは自身の人格をその刀へ移したのではないかと」
「まさか!?」
「彼はレアアイテムに、人格を移す実験をしていたそうなので」
武器に自身の人格を転送し、永遠に生きようとしていたのでは、とのこと。
その証拠に、彼はいくつもの【オミナス】という呪いのアイテム郡を生み出している。
「それなら、ファウストゥスは報復刀ということになるじゃないか」
「かもしれません。しかし、実際に見てみないことには」
ファウストゥスがいるば所は、魔王が向かっている。
では、そこにはなにがあるというのだろう。
この先に、本当に報復刀が眠っているのか。
「到着しましたぞ」
シーデーが、裏道の終点に立ち止まる。
入り口は、金庫のような構造だ。何かを厳重に封印していると想像できる。コンソールがあるが、壊れていた。なんの反応も示さない。
「閉まっているのに、なんか息苦しいぞ」
「この時点て、高次元空間にやや入り込んでいるのです。片足を突っ込んだ程度ですが、それでもかなり精神にダメージが及んでいるようですね」
解説するサピィも、眉間にシワがよっていた。
「だったら今から、結界を破壊していくぞ」
「お願いします」
トウコがひとまず、この一帯の高次元空間を和らげる。
結界の破壊は、【ミスティック・アデプト】のスキルだ。
「どうして、こんなわかりやすい場所を、魔王はスルーしたの?」
フェリシアが、身体を震わせながら聞いてきた。
「魔王も、恐れているのです。彼の本性は、かなりの冒険野郎です。とはいえリスクジャンキーでは、魔王なんて務まりませんから」
サピィいわく、「配下のことを考えて、ここには来なかったのでは」、とのことだ。
「またこの手の扉は、正確な手順をふまなければ、目的地にたどり着けない構造になっています。その手順がわからない以上、深入りはできないと思ったのでしょう」
「だといいが」
「……そこなのです」
サピィも、弱音を吐く。
「最悪なのは、グスターヴォ・ダミアーニがクリム氏の言動などすべてお見通しで、我々にここを開けさせることが目的だったことなのです」
「その心配はない」
暗闇から、声がした。
「あなたは、ジェンマ!?」
現れたのは、ジェンマ・ダミアーニである。魔王の娘だ。
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追記:2025/09/20
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もし気になる方は、
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