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第八章 大魔王スルト襲来! オリジナル対レプリカ!
第80話 魔剣 キャル
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『なんだと!? 自分自身を魔剣にして、ボクにダメージを!? しかし、どうしてそんなことが可能なんだ!?』
身体からおびただしいほどの出血をして、スルトが苦しむ。
「わからない? 【原始の炎】も、【原始の雷】も、あなたに対策されてダメージが出ない。ただしそれは、一人ひとりが別々に行動したから」
しかし、二つ同時に攻撃をすれば、それぞれ違うダメージを与えられる。
わたしは、雷属性の炎を撃てる。
またクレアさんは、炎属性の雷を。
「名付けて……【原始の焔】と」
「【原始の霹】ですわ」
体当たり、まさに行き当たりばったりの攻略法だった。しかし、効果は絶大のようである。
『バカな。属性を二つ掛け合わせただけで、こんな攻撃が可能になるなんて!?』
「バカは、そちら様ですわ」
クレアさんが、魔剣を振るう。
『いかん、なはっ! ぬおおおおおおっ!』
スルトは腕を刃に変えて、わたしをガードしようとした。
しかし原始の焔によって、スルトの身体は腕ごと切断される。
「わたくしとキャルさんに、不可能はありませんの。キャルさんは魔剣の本質、その片鱗に触れて、魔剣の構造をすべて理解なされた」
雷撃の光と音が、原始の霹をまとった槍となり、スルトの身体を貫く。
「対するわたくしは、【聖剣殺し】と呼ばれるほど、魔法武器に対する適性がゼロ。しかし、キャルさんを通してなら、その魔剣を操れるのですわ」
「さらに、わたしの肉体を通して、レベッカちゃんに【聖剣殺し】の要素をもたらすことができる!」
これは、わたしにとって賭けだった。
わたしを魔剣として、クレアさんの力を引き出せるかどうかの。
うまくいった。
『つまりあんたは、アタシ様たち三人の攻撃を、同時に受けているのさ!』
『おのれっ!』
スルトが、再生を始める。しかし、いびつな形でしか復元できない。今まで受けたことのないタイプの、【原始】の力を食らったせいだろう。
『こんな力、ボクは認めないぞ! 魔剣の頂点であるボクを超える力なんて!』
『認めるしかないんだよ、スルトッ! ニンゲンの叡智は、弱き者たちの智慧は、アタシ様たちを凌駕するんだ! アタシ様たち魔剣すら、この子たちは成長させちまうのさ! その集大成を、今見せてやるよ!』
レベッカちゃんの合図に合わせて、わたしたちは跳躍した。
スルトを、星ごと破壊するために。
わたしはクレアさんと共に、レベッカちゃんの柄に足をかけた。足刀蹴りの体勢になる。
『トドメだよ、スルト!』
レベッカちゃんが炎魔法でブーストを掛けて、蹴りを放つわたしたちと急降下する。
狙うは、隕石の中心部だ。
「【雷霆蹴り】!」
わたしはクレアさんと声を合わせる。
魔剣と同化したわたしと、聖剣殺しのクレアさんの蹴りが、スルトの身体を突き破った。
わたしたち二人は流れ星のように輝き、そのまま隕石の中央をも貫く。
聖剣殺しの一撃を喰らえば、さすがのスルトでさえ再生できなかったようである。
叫び声さえ焼き尽くされて、スルトは消滅した。
爆発でもするかなと思っていたが、雲のようにゆっくりと消えていく。
「終わった」
『いや、あんたの人生は、これからさ』
わたしは、レベッカちゃんを憑依させた状態から、戻れなくなっていた。
身体からおびただしいほどの出血をして、スルトが苦しむ。
「わからない? 【原始の炎】も、【原始の雷】も、あなたに対策されてダメージが出ない。ただしそれは、一人ひとりが別々に行動したから」
しかし、二つ同時に攻撃をすれば、それぞれ違うダメージを与えられる。
わたしは、雷属性の炎を撃てる。
またクレアさんは、炎属性の雷を。
「名付けて……【原始の焔】と」
「【原始の霹】ですわ」
体当たり、まさに行き当たりばったりの攻略法だった。しかし、効果は絶大のようである。
『バカな。属性を二つ掛け合わせただけで、こんな攻撃が可能になるなんて!?』
「バカは、そちら様ですわ」
クレアさんが、魔剣を振るう。
『いかん、なはっ! ぬおおおおおおっ!』
スルトは腕を刃に変えて、わたしをガードしようとした。
しかし原始の焔によって、スルトの身体は腕ごと切断される。
「わたくしとキャルさんに、不可能はありませんの。キャルさんは魔剣の本質、その片鱗に触れて、魔剣の構造をすべて理解なされた」
雷撃の光と音が、原始の霹をまとった槍となり、スルトの身体を貫く。
「対するわたくしは、【聖剣殺し】と呼ばれるほど、魔法武器に対する適性がゼロ。しかし、キャルさんを通してなら、その魔剣を操れるのですわ」
「さらに、わたしの肉体を通して、レベッカちゃんに【聖剣殺し】の要素をもたらすことができる!」
これは、わたしにとって賭けだった。
わたしを魔剣として、クレアさんの力を引き出せるかどうかの。
うまくいった。
『つまりあんたは、アタシ様たち三人の攻撃を、同時に受けているのさ!』
『おのれっ!』
スルトが、再生を始める。しかし、いびつな形でしか復元できない。今まで受けたことのないタイプの、【原始】の力を食らったせいだろう。
『こんな力、ボクは認めないぞ! 魔剣の頂点であるボクを超える力なんて!』
『認めるしかないんだよ、スルトッ! ニンゲンの叡智は、弱き者たちの智慧は、アタシ様たちを凌駕するんだ! アタシ様たち魔剣すら、この子たちは成長させちまうのさ! その集大成を、今見せてやるよ!』
レベッカちゃんの合図に合わせて、わたしたちは跳躍した。
スルトを、星ごと破壊するために。
わたしはクレアさんと共に、レベッカちゃんの柄に足をかけた。足刀蹴りの体勢になる。
『トドメだよ、スルト!』
レベッカちゃんが炎魔法でブーストを掛けて、蹴りを放つわたしたちと急降下する。
狙うは、隕石の中心部だ。
「【雷霆蹴り】!」
わたしはクレアさんと声を合わせる。
魔剣と同化したわたしと、聖剣殺しのクレアさんの蹴りが、スルトの身体を突き破った。
わたしたち二人は流れ星のように輝き、そのまま隕石の中央をも貫く。
聖剣殺しの一撃を喰らえば、さすがのスルトでさえ再生できなかったようである。
叫び声さえ焼き尽くされて、スルトは消滅した。
爆発でもするかなと思っていたが、雲のようにゆっくりと消えていく。
「終わった」
『いや、あんたの人生は、これからさ』
わたしは、レベッカちゃんを憑依させた状態から、戻れなくなっていた。
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