月25万の不労所得を得てセミリタイアした元女上司を宗教勧誘から助けたら、「話し相手」として雇ってくれた

椎名 富比路

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第三章 究極の合理主義は、女子力をゼロにする!?

第26話 ボーリング場のフードメニュー

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 昔懐かしい、ボーリングへ行くことにした。

「ボーリングなんて、友だちともいったことがないんだ」

穂村ほむら先輩、気楽にやりましょう」

おきくんからどうぞ」

 ボールを選び、投げる。

「おお、案外簡単にストライクを出すなぁ」

「たまたまですよ」

 今日は、遊ぶだけ。勝負なども、しない。
 お互いガーターになって、いっしょに爆笑する。
 それでいいんだ。

「あとボクのお目当ては、これですね」

 ボクは、瓶コーラをいただく。
 瓶のコーラなんて、何年ぶりだろう。電気街の駄菓子屋に置いてあるのを、飲んだくらいかな。こんなところで、飲めるとは。

「繁華街にある寂れたショッピングモールに、ピンボール専門のフロアがあってな。そこでも飲めるんだ。マニアック過ぎて、すぐ出てしまったが」

 穂村先輩も、瓶コーラでノドを潤す。

「フードメニューも充実しているな。あとで食べよう」

 一通り遊んだあと、フードメニューで腹を満たすことにした。

「焼きそばにしよう。定番だけどな」

「ボクは今風に、ライスドッグを食べてみます」

「それもおいしそうだなぁ」

「分けてあげますよ」

 ここはお酒も飲めるらしいが、今日は車なので控える。

「シェアメニューは、山盛りポテトと、唐揚げセットにしよう」

「たこ焼きも、どうですか?」

「うわあ。夢が広がるよなあ」

 カフェ巡りもいいが、こういったアクティビティでの食事も悪くない。

「チーズが入ってますっ」

 ボクは、チーズをうにょーんと伸ばす。

「おいしそうだなぁ」

 穂村先輩は、たこ焼きを頬張った。

「たこ焼きも焼きそばも、実に安っぽい味だ。それがまた、おいしい」

「ですよね。たまにこういうの、食べたくなるんですよ」

 きっとスーパーとかで買うか、自分で作ったほうが安く仕上げられる。

 とはいえ、こういった店でしか補給できない楽しさって、きっとあるんだ。


 帰りは、スーパー銭湯に行く。

「おお、ここは年中泳げるらしい。今度、入ってみよう」

 今日はもう、営業を終えてしまったようだ。

 食事は終えたので、お風呂に入るだけに留める。

「いやあ。身近にこんなサウナがあるっていいな」

 ホカホカの顔になって、穂村先輩が出てきた。まだ、汗が滲んでいる。

「化粧が落ちちゃいますよ、先輩」

「構うもんか。今日はマスクをしているからな。多少メイクが落ちてもいいさ」

 ボクはちょっと、ドキッとしてしまう。

「コーヒー牛乳、いりますか?」

「飲もう。銭湯といったら、それだよな」
 
 緊張をほぐすため、ボクは気を紛れさせた。

「今度時間があったら、プールにも行こうな」

「はいっ」
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