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if サイラスルート
ifのif 久しぶりにレオンに会いました…
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ガチャリと音がして、本から目を上げた。
鍵をかける音。
ドアの前に、レオンが立っていた。
どれくらいぶりだろう。
酷く久しぶりな姿。
少し、痩せただろうか…
座っていたソファから腰を浮かしかけて
「リーシャ」
レオンの纏う空気に気圧されてストンと座り直した。腰が抜けたように。
レオンがゆっくりと近づいてくる。動けずにいる私の方へと。
「…レオン…鍵…」
「…かけたよ。…誰にも邪魔されたくないからね…」
レオンが私の肩に手を回して隣に腰を下ろした。
すぐ隣に。
「レ…オン…」
「うん…リーシャ…」
背中に腕をすべらされ引き寄せられる。
「久しぶり…リーシャ…」
耳元で熱く囁く声。
首元で息を吸いこまれた。
うっとりとしたように吐き出されるため息。
「凄く…会いたかった…」
熱のこもった声に、ゾクリと身体が震える。この雰囲気はまずい。
「レオン…離れてっ…」
慌ててレオンの身体を押しのけようと胸を押す。
「どうして?やだよ」
けれど私を抱きしめる腕に力がこもって、より深く抱き込まれた。
「愛しいリーシャ…」
まるで以前……気持ちが通じ合っていた時のように、肩を、背中をゆっくりと撫でられて怯える。
「っ…お願いっ…離してっ…」
精一杯引き剥がそうとしているのに、ビクともしない。
「やだよ…リーシャ…」
レオンはもがく私に構わず、こめかみに、頬に、キスを繰り返す。そしてレオンの唇はだんだんと下へと下りていく。
首から鎖骨へ。
…軽く吸われる。
そして背中に回された手がドレスの紐をあっさり解いて、胸元をはだけられた。抵抗しているのに、どんどん肌を露わにされていってしまう。
「…取られたなら取り返せばいい…そうだよね?…私のリーシャ…」
レオンの手が胸を包み込んだ。
「やだっ…レオンっ…嫌っ…」
「大丈夫…リーシャはきっと…すぐにまた…私のことを好きになるから…ね…?」
その手を掴んではがそうとしているのに、レオンの手は私の抵抗などないかのように胸を優しく刺激する。彼を愛して、愛されていた頃のように。
身体がその当時の感覚を思い出しかける。
けれど首を横に振った。
もう嫌なのだ。
あんなのは。
誰かを好きになって、けれどわからなくなって。苦しんで。
そんなのはもう二度と嫌なのだ。
「お願い…レオンっ…嫌っ…やめてっ…」
「ごめんね、聞いてあげられない…」
ソファに押し倒された。
「リーシャがまた私を好きになるまで、何度でも抱くよ。何度でも…」
笑みの消えた暗い瞳。
「もう、そう決めたんだ」
「やっ…だっ…やなのっ…これ以上…揺らぐの…嫌っ…なのっ…レオンっ…お願いっ…」
「うん…ごめんリーシャ…わかってる…わかってるんだけど…」
レオンにじっと見下ろされる。
酷く傷ついた顔。
私が傷つけてしまった顔。
「どうしてもあなたを諦められない…」
近づく顔を涙目で睨んだ。レオンに対する罪悪感はもちろんある。けれどこんなのは嫌だ。こんなの、誰も幸せになれない…
レオンが苦しげに微笑んだ。
「怒っていいから…また私を好きになって……私の大切なリーシャ…愛してる…愛しているんだ…」
そして唇を塞がれた。
-----
ifの本筋では、多分レオンは我慢して諦めちゃうんですが、ちょっと一歩道を踏み外したレオンを書いてみました。
登場人物全員、道を踏み外しまくってるって突っ込みはナシの方向で。
鍵をかける音。
ドアの前に、レオンが立っていた。
どれくらいぶりだろう。
酷く久しぶりな姿。
少し、痩せただろうか…
座っていたソファから腰を浮かしかけて
「リーシャ」
レオンの纏う空気に気圧されてストンと座り直した。腰が抜けたように。
レオンがゆっくりと近づいてくる。動けずにいる私の方へと。
「…レオン…鍵…」
「…かけたよ。…誰にも邪魔されたくないからね…」
レオンが私の肩に手を回して隣に腰を下ろした。
すぐ隣に。
「レ…オン…」
「うん…リーシャ…」
背中に腕をすべらされ引き寄せられる。
「久しぶり…リーシャ…」
耳元で熱く囁く声。
首元で息を吸いこまれた。
うっとりとしたように吐き出されるため息。
「凄く…会いたかった…」
熱のこもった声に、ゾクリと身体が震える。この雰囲気はまずい。
「レオン…離れてっ…」
慌ててレオンの身体を押しのけようと胸を押す。
「どうして?やだよ」
けれど私を抱きしめる腕に力がこもって、より深く抱き込まれた。
「愛しいリーシャ…」
まるで以前……気持ちが通じ合っていた時のように、肩を、背中をゆっくりと撫でられて怯える。
「っ…お願いっ…離してっ…」
精一杯引き剥がそうとしているのに、ビクともしない。
「やだよ…リーシャ…」
レオンはもがく私に構わず、こめかみに、頬に、キスを繰り返す。そしてレオンの唇はだんだんと下へと下りていく。
首から鎖骨へ。
…軽く吸われる。
そして背中に回された手がドレスの紐をあっさり解いて、胸元をはだけられた。抵抗しているのに、どんどん肌を露わにされていってしまう。
「…取られたなら取り返せばいい…そうだよね?…私のリーシャ…」
レオンの手が胸を包み込んだ。
「やだっ…レオンっ…嫌っ…」
「大丈夫…リーシャはきっと…すぐにまた…私のことを好きになるから…ね…?」
その手を掴んではがそうとしているのに、レオンの手は私の抵抗などないかのように胸を優しく刺激する。彼を愛して、愛されていた頃のように。
身体がその当時の感覚を思い出しかける。
けれど首を横に振った。
もう嫌なのだ。
あんなのは。
誰かを好きになって、けれどわからなくなって。苦しんで。
そんなのはもう二度と嫌なのだ。
「お願い…レオンっ…嫌っ…やめてっ…」
「ごめんね、聞いてあげられない…」
ソファに押し倒された。
「リーシャがまた私を好きになるまで、何度でも抱くよ。何度でも…」
笑みの消えた暗い瞳。
「もう、そう決めたんだ」
「やっ…だっ…やなのっ…これ以上…揺らぐの…嫌っ…なのっ…レオンっ…お願いっ…」
「うん…ごめんリーシャ…わかってる…わかってるんだけど…」
レオンにじっと見下ろされる。
酷く傷ついた顔。
私が傷つけてしまった顔。
「どうしてもあなたを諦められない…」
近づく顔を涙目で睨んだ。レオンに対する罪悪感はもちろんある。けれどこんなのは嫌だ。こんなの、誰も幸せになれない…
レオンが苦しげに微笑んだ。
「怒っていいから…また私を好きになって……私の大切なリーシャ…愛してる…愛しているんだ…」
そして唇を塞がれた。
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ifの本筋では、多分レオンは我慢して諦めちゃうんですが、ちょっと一歩道を踏み外したレオンを書いてみました。
登場人物全員、道を踏み外しまくってるって突っ込みはナシの方向で。
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