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第四章 タイ・ラオス・ベトナム駆け足雨季の旅
サバイディー、南方上座部仏教国の夕陽 117
しおりを挟む第一話
ラオスの六月は雨季である。
雨季の旅行は、過去にカンボジアやタイの北部チェンマイなどを訪れたことがあるが、一度も雨に遭遇しなかった幸運がある。
だから今回もなんとか雨を切り抜けられるのじゃないかと、何の根拠もなく日本を出た。
六月二十三日の深夜、タイのスワンナプーム空港に到着、レートはよくないが空港で一万円を両替、この時期(2007年)1B(バーツ)は3,9円と驚くほど悪い。
タクシーにてスクンビット・オンヌットゲストハウスへ。
米国系の飛行機では到着が深夜になり、バックパッカーのメッカとされているカオサンへは、450B~500Bもタクシー代がかかるとのことで、ドムアンからスワンナプームへ空港が移ってからは、比較的近いオンヌットGHを定宿にしている。
でも、チェックインは既に午前1時をかなり過ぎている。
今や定宿となったスクンビット・オンヌットGH(シダーバーグ) ↓
http://www.spst.co.th/index.php/ja/
(今はここを閉めてエカマイへ移転して、ゲストハウスとラングエージスクールを経営されています)
このGHは二十四時間、フロントにはスタッフがいるので深夜到着でも早朝到着でも心配はない。
いつものように若いタイ人男性が迎えてくれた。
二日分の宿代440バーツ(この時期900円程度)を支払ったあと、スタッフさんがバックパックを持ってくれて四階のドミトリーの部屋に案内された。
何と、五つある二段ベッドに先客は一人だけ、ほぼ貸しきり状態。
やっぱりこの時期は旅行者が少ないようだ。
疲れていたし、エアコンで汗も引いたこともあって、シャワーも浴びずにすぐに寝た。
就寝は午前2:00。
今回の旅行はこの時点では行き先をまったく決めていなかった。
明日一日、バンコクでのんびりしながら行き先を考えようと思った。
18日間の旅程なので、思い切って初ネパールか初ミャンマーへ飛ぶのも良いかもしれないと思ったが、2000年以来、足を踏み入れていないベトナムも魅力的だ。
しかし毎回のことだが、バンコクに着くと思いっきりリラックスできるのは何故だろう。
おそらく、何度も訪れていることの安心感と、日本での人間関係や仕事のことがすっかり頭から消え去っているからに違いない。
翌日は目覚ましのセットもしていなかったが、八時半ごろに目が覚めた。
シャワーを浴び髭をそり、一階へ降りていくと欧米人の旅行者が数人いた。
昨年の暮れ以来だが、スクンビット・オンヌットGHは以前にも増して良くなっている感じ。
一階から通じている隣の建物に新たにノンエアコンドミトリーを増設し、一階にはヘアサロンとミニライブラリーもできていた。
オーナーの杉山氏は意欲的に頑張っていることが窺えた。
85Bの贅沢なアメリカンブレクファストをゆっくり食べてから、ともかく出かけた。
6月下旬のバンコクは猛暑、バンダナでカバーした地毛がジリジリ焦げる。
目的の場所はホアランポーン駅、明日のノンカイ行き夜行列車チケットを買いに行くため。
前回の年末は時期的なこともあって、12月30日には「Full!」と冷たく言われ、未練たらしく大晦日にもう一度窓口に行ってみたら、最後の一枚を幸運にもゲットできた経緯があったが、今回はすんなりエアコン寝台席688バーツで購入できた。
「ノンカイということは、またラオスか!」とご指摘もおありだろうが、とりあえずビエンチャンから基点にという考えであった。
さて、昼食をMBK(マーブンクロン)のクーポン食堂で済ませてから、プロンポンのハタサット2でマッサージを受けた。
日本の疲れが一気に引いていった。
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