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第十話 植木鉢との対話!?
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次の日、マリアは朝日が昇るのと共に目を覚ます。
いつもより目覚めも良く、ダルさもない、
「さ、さすがにこのエネルギーは凄いわね。」
窓辺の植物に手をかざし、マナの光粒を集めたり、周りに飛ばしたりと、操作する……と、植物が頭に直接語りかけてきた!
『やあ、君は……どうやらドルイダスのようだね』
「は?な、なに?」
マリアは、驚き、後退りする。
『しっ!静かにしないと誰かに気付かれるよ。』
マリアは声をひそめ、
「は、はい……貴方は?」
『僕はイデアルの巨木……の小枝。人の手によってこんな姿になっているが、僕は結構凄いんだよ。』
「そ、そうなのね。でも……そう言うのは人から言われるものだと思うわよ、………凄いとかって、」
『な!ん~、それもそうかもしれないね。謙虚さも大事だ。』
「ええ、そう思うわ……でも植物と会話なんて、可笑しな感じ。」
『そうかい?まぁ、昔はドルイダスとはよく会話をしたものだけれど……ここ、三百年はこの国のドルイダス迫害があったからね……本当に久しぶりだ!』
小枝はマナの光の粒を自在に操りながら、感動を表現しているようだった。
「え、ええそうなのね。」
『ふ、そんなに引かなくても良いだろ?しかし、ドルイダスがまだこの国で生きていたなんてな……良かった。』
「そう、そんなに大変な迫害だったのね…三百年も前から国に敵視されて、でもドルイダスは何でそんなに憎まれてしまったの?」
『さぁな、その辺はよく分からないんだ。三百年前に一人のドルイダスが、王宮に仕えることになったのは聞いていたが、そこで何かあったのだろう……。しかし、ドルイダスの娘は人に害なすような娘ではなかったはずだが……。』
「そうなのね……。って、小枝さんはそんなに昔からこの姿なの?」
『ん?違うぞ。私の記憶はイデアルの巨木に集約されるんだ。でも、小枝には情報を飛ばせないから、小枝には反映されない……だから、私が切り取られた五年程前からの記憶しか私にはないんだ。』
「そう……。」
色々と話をしていたいが、日も少しづつ昇りはじめていたので、マリアは支度を済ませ、アドレーの部屋へと向かった。
「おはようございます。マリアです。」
「ん、ああ、入れ。」
マリアは扉を開け、カーテンを開ける。手元に小枝さんを2つ確認すると、小さな声で
「おはよう。巨木の小枝さん。」
と、話しかける。
『ぬ?私に話しかけるとは、お主、ドルイダスか?』
また、頭に直接話しかけられたので、マリアは小枝それぞれにウィンクをして返事をかえした。
いつもより目覚めも良く、ダルさもない、
「さ、さすがにこのエネルギーは凄いわね。」
窓辺の植物に手をかざし、マナの光粒を集めたり、周りに飛ばしたりと、操作する……と、植物が頭に直接語りかけてきた!
『やあ、君は……どうやらドルイダスのようだね』
「は?な、なに?」
マリアは、驚き、後退りする。
『しっ!静かにしないと誰かに気付かれるよ。』
マリアは声をひそめ、
「は、はい……貴方は?」
『僕はイデアルの巨木……の小枝。人の手によってこんな姿になっているが、僕は結構凄いんだよ。』
「そ、そうなのね。でも……そう言うのは人から言われるものだと思うわよ、………凄いとかって、」
『な!ん~、それもそうかもしれないね。謙虚さも大事だ。』
「ええ、そう思うわ……でも植物と会話なんて、可笑しな感じ。」
『そうかい?まぁ、昔はドルイダスとはよく会話をしたものだけれど……ここ、三百年はこの国のドルイダス迫害があったからね……本当に久しぶりだ!』
小枝はマナの光の粒を自在に操りながら、感動を表現しているようだった。
「え、ええそうなのね。」
『ふ、そんなに引かなくても良いだろ?しかし、ドルイダスがまだこの国で生きていたなんてな……良かった。』
「そう、そんなに大変な迫害だったのね…三百年も前から国に敵視されて、でもドルイダスは何でそんなに憎まれてしまったの?」
『さぁな、その辺はよく分からないんだ。三百年前に一人のドルイダスが、王宮に仕えることになったのは聞いていたが、そこで何かあったのだろう……。しかし、ドルイダスの娘は人に害なすような娘ではなかったはずだが……。』
「そうなのね……。って、小枝さんはそんなに昔からこの姿なの?」
『ん?違うぞ。私の記憶はイデアルの巨木に集約されるんだ。でも、小枝には情報を飛ばせないから、小枝には反映されない……だから、私が切り取られた五年程前からの記憶しか私にはないんだ。』
「そう……。」
色々と話をしていたいが、日も少しづつ昇りはじめていたので、マリアは支度を済ませ、アドレーの部屋へと向かった。
「おはようございます。マリアです。」
「ん、ああ、入れ。」
マリアは扉を開け、カーテンを開ける。手元に小枝さんを2つ確認すると、小さな声で
「おはよう。巨木の小枝さん。」
と、話しかける。
『ぬ?私に話しかけるとは、お主、ドルイダスか?』
また、頭に直接話しかけられたので、マリアは小枝それぞれにウィンクをして返事をかえした。
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