生身の男とAI、両方イケメンならどっちが良い？

夜の営み

シャツを脱ぎ捨て上半身裸になった緑みどり君に、私は鼻血がでそうなほど興奮していた。

（副社長の半裸・・・・！！！ヤバイヤバイヤバイ・・・！！）

妙なハイテンションで目が完全に血走っている。

夢にまで見た副社長の身体。
なんなら勝手に妄想しておかずにしていた彼の身体は、私の貧相な妄想なんかよりずっと逞たくましく大人の男の魅力に溢れていた。

ジム通いが彼の週末のルーティンだと聞いたことがある。
綺麗に割れた腹筋、引き締まった腰回り、瑞々しい肌・・・・全てがいやらしく官能的だった。


「そんなにじっと見られると、なんだか恥ずかしいな。」

「ご・・ごめんなさい・・・！」

「良いよ？繭まゆは俺の奥さんなんだから、好きなだけ見て触って？」

（副社長、二人きりだとこんなに甘いの・・・！！！？？）

私の手を取ると、自分の胸に導いてペタリと触らせる。

「心臓ドクドクいってるの、わかる？」

「う・・・うん・・・・っ・・・」

「繭の身体も見せて？」

彼に導かれるまま服を脱ぐと、目に見えて彼の息が上がるのがわかった。

「繭・・綺麗だよ。」

小さな胸、ぽっちゃりしたお腹、お世辞にも綺麗だなんて言えない身体をしているのに、彼は美しいものでも見ているような目をしている。

「んっ・・・」

唇が触れるだけのキスから、舌を差し込まれ、お互い深く絡み合っていく。
彼の手のひらが、私の小さな胸を包み、優しく動いた。

「あ・・っ・・・緑く・・・ん」

興奮して硬くなっている乳首を、指先でコリコリと刺激され下半身がキュンとなる。


小さな胸も、不恰好な身体つきも、何も恥ずかしいことなんてない。
私の夫は、AIなのだから。

確かにAI相手だと、気を許せるし大胆にもなれる。
ずっと気になっていた彼の下半身の膨らみに、自ら手を伸ばした。

「繭、大胆だね。俺のここ、すごく硬くなってるよ。わかる？」

彼が私の手を導いて、すでに大きくなっているペニスを握らせる。

「緑君っ・・・すごい・・っ」

「繭の中に・・早く挿れたい、」

直接的な言葉に、赤面してしまう。
女性として求められ、心も身体も満たされていく。

下着を脱がされて、誰にも見せたことのない部分を露わにされる羞恥心。
恥ずかしいよりも、彼と早く繋がりたいという欲が優っていた。