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64.衛生面の改善
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すでに疫病が発生しているというので、昨年からの懸案事項である、病人の隔離用の施設と浄化槽付きの公衆トイレの建設、それに公衆浴場の建設を進めることにした。事務的書類は部下に任せて、俺は村々を回って土魔法で施設の建設をすることにした。
まず、病人の隔離施設は村の外れに前世の病院をイメージして建物を作った。しかし、病院の詳しい造りなんてわからないし、適当に躯体だけ作った。後は村の人に丸投げすることにした。
公衆便所と公衆浴場は村の中央に作った。用水については井戸を掘った。水をくみ上げるには手押しポンプを作った。手押しポンプもこの世界にはなかったので特許登録した。
施設の管理を村でしてもらおうとすると、維持管理にコストがかかると対応してくれないため、公衆便所は浄化槽付きを諦め、汲み取り式とした。
公衆浴場については燃料を薪にすると、
「もったいない」
と使われないと思い、魔石で加熱、そしてその魔石は領主が配給することとした。
この病人の隔離施設と、公衆便所付きの公衆浴場の建設を、村々を回って作っていった。1月から始めた作業であったが、すべての村に施設が出来たのは9月であった。
家々から害虫がいなくなり、人々から体臭による臭いが消えて、街が清潔になってくると、それが話題になり、他の領地の貴族が視察に来るようになった。
俺は
「時間がない」
と言って、対応はレンに任せた。
俺の領地では疫病は発生しなかったが、他の領地では小さいながら疫病の発生が見られたようである。
とにかく俺は多忙である。ヤマユリ商会の商品作り、魔道馬車の製造、砂糖の生産、液体肥料の原料の尿素造り、ネイメー子爵領で使う魔石への魔力の充填、その上、病人の隔離施設と、公衆便所付き公衆浴場の建設である。
俺の奴隷ハーレムスローライフはどこへ行った。最初冒険者になって商人を兼用して適当にお金を稼いで奴隷を買って奴隷ハーレムを作って悠々自適なスローライフ、それが夢だったのに、どうしてこうなった。
レンにぐちぐちと愚痴を言っていたら、クララをあやし始めたので、エバのところへ行って愚痴を聞いてもらった。
それでもすっきりしないので、アンナさんに愚痴をこぼしに行ったら、
「今ヤマユリ商会の売り上げいくらか、知っていますか。昨年は金貨10万枚ですよ。今年は50万枚を超えると思うのですよ。父に聞いたら『アレパプール男爵家の収入よりずっと多い。』と言われたのですよ。
先月も人を雇ったけど、手がまわりませんよ。それに最近はアムスム王国だけでなく他国の商人もやってくるし。貴族の対応ぐらいハルト様して下さいよ」
逆に怒られた。
「すいません」
すごすごと帰ってきた。
なんかむしゃくしゃする。久しぶりに俺の魔力量を調べてみたら恐ろしいことになっていた。この数字、人外だ。とても人に言えない。
エバはあれから2年経って10歳になったが、まだ子供だし、俺としてはアンナさんぐらいがいいのだけど、アンナさんは貴族だし、手を出すのはまずい。
ここは一念発起、初志貫徹、ハーレム計画の遂行を図るべきである。幸い、衛生施設の建設も一段落したわけだし、ここはご褒美に新たな奴隷を購入しよう。俺としては10代後半がいい、よし、レンに話をしよう。
「レン、俺の奴隷ハーレム計画、覚えているよな」
「それがどうかしたの」
「レンも最初は俺の奴隷だったわけだし。俺はレンの命の恩人だよな」
「確かにハルトは私の命の恩人ですが」
「あの時何でも言うこと聞くって言ったよな」
「言いました。ああもう、わかりました。でも面倒な奴隷はダメ、エバみたいな農家の娘ならいいですよ」
「やった。レン、愛している」
「調子いいのだから」
「うちの領地に奴隷商はなかったよな」
「こんな田舎にあるわけないじゃないですか」
「隣のシャタイン伯爵領にはあるよな」
「あると思いますが、そこで買ったらハディー様にばれますよ。いいのですか」
「それはまずいな。じゃあ今度12月に王都に行った時にするか」
「私も付いて行くから」
「わかったよ」
「聞いたクララ、お父さんは浮気者なのだから」
「クララに変なこと吹き込むなよ」
「事実でしょ」
レンの機嫌が直らない。
「じゃあレンの出産枠3人から4人にしてやる」
すると、レンの黒いオーラが消えた。
「ほんと、うれしい。私頑張る。今日の料理は精の付くものにするよう料理長に言っておくから」
まず、病人の隔離施設は村の外れに前世の病院をイメージして建物を作った。しかし、病院の詳しい造りなんてわからないし、適当に躯体だけ作った。後は村の人に丸投げすることにした。
公衆便所と公衆浴場は村の中央に作った。用水については井戸を掘った。水をくみ上げるには手押しポンプを作った。手押しポンプもこの世界にはなかったので特許登録した。
施設の管理を村でしてもらおうとすると、維持管理にコストがかかると対応してくれないため、公衆便所は浄化槽付きを諦め、汲み取り式とした。
公衆浴場については燃料を薪にすると、
「もったいない」
と使われないと思い、魔石で加熱、そしてその魔石は領主が配給することとした。
この病人の隔離施設と、公衆便所付きの公衆浴場の建設を、村々を回って作っていった。1月から始めた作業であったが、すべての村に施設が出来たのは9月であった。
家々から害虫がいなくなり、人々から体臭による臭いが消えて、街が清潔になってくると、それが話題になり、他の領地の貴族が視察に来るようになった。
俺は
「時間がない」
と言って、対応はレンに任せた。
俺の領地では疫病は発生しなかったが、他の領地では小さいながら疫病の発生が見られたようである。
とにかく俺は多忙である。ヤマユリ商会の商品作り、魔道馬車の製造、砂糖の生産、液体肥料の原料の尿素造り、ネイメー子爵領で使う魔石への魔力の充填、その上、病人の隔離施設と、公衆便所付き公衆浴場の建設である。
俺の奴隷ハーレムスローライフはどこへ行った。最初冒険者になって商人を兼用して適当にお金を稼いで奴隷を買って奴隷ハーレムを作って悠々自適なスローライフ、それが夢だったのに、どうしてこうなった。
レンにぐちぐちと愚痴を言っていたら、クララをあやし始めたので、エバのところへ行って愚痴を聞いてもらった。
それでもすっきりしないので、アンナさんに愚痴をこぼしに行ったら、
「今ヤマユリ商会の売り上げいくらか、知っていますか。昨年は金貨10万枚ですよ。今年は50万枚を超えると思うのですよ。父に聞いたら『アレパプール男爵家の収入よりずっと多い。』と言われたのですよ。
先月も人を雇ったけど、手がまわりませんよ。それに最近はアムスム王国だけでなく他国の商人もやってくるし。貴族の対応ぐらいハルト様して下さいよ」
逆に怒られた。
「すいません」
すごすごと帰ってきた。
なんかむしゃくしゃする。久しぶりに俺の魔力量を調べてみたら恐ろしいことになっていた。この数字、人外だ。とても人に言えない。
エバはあれから2年経って10歳になったが、まだ子供だし、俺としてはアンナさんぐらいがいいのだけど、アンナさんは貴族だし、手を出すのはまずい。
ここは一念発起、初志貫徹、ハーレム計画の遂行を図るべきである。幸い、衛生施設の建設も一段落したわけだし、ここはご褒美に新たな奴隷を購入しよう。俺としては10代後半がいい、よし、レンに話をしよう。
「レン、俺の奴隷ハーレム計画、覚えているよな」
「それがどうかしたの」
「レンも最初は俺の奴隷だったわけだし。俺はレンの命の恩人だよな」
「確かにハルトは私の命の恩人ですが」
「あの時何でも言うこと聞くって言ったよな」
「言いました。ああもう、わかりました。でも面倒な奴隷はダメ、エバみたいな農家の娘ならいいですよ」
「やった。レン、愛している」
「調子いいのだから」
「うちの領地に奴隷商はなかったよな」
「こんな田舎にあるわけないじゃないですか」
「隣のシャタイン伯爵領にはあるよな」
「あると思いますが、そこで買ったらハディー様にばれますよ。いいのですか」
「それはまずいな。じゃあ今度12月に王都に行った時にするか」
「私も付いて行くから」
「わかったよ」
「聞いたクララ、お父さんは浮気者なのだから」
「クララに変なこと吹き込むなよ」
「事実でしょ」
レンの機嫌が直らない。
「じゃあレンの出産枠3人から4人にしてやる」
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