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入学式
桃色髪少年
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アーロンが目を開けると、学院の入り口に戻っていた。
三番目の兄、ケビンと別れた場所だ。しかしあの時と違って、誰も人がいない。人がいれば、その流れに従って入学式の会場に辿り着けたのに。
多分奥に行けば良いのだろうと、アーロンは早足で歩き出した。しかし行けども行けども会場っぽい場所は見当たらない。恐らく大きな、領地にある教会みたいな建物じゃないだろうかと当たりをつけて探すのだが、そんな建物はない。見えるのは四角くて横に長い建物ばかり。同じ大きさの窓が行儀良く並んでいて、どれもこれもみな同じに見える。アーロンの領地にある教会は三角屋根で、天辺に鐘楼がある。何かある時は、領民全員必ずそこに集まるのだが、そんな形の建物はどこにも無い。
アーロンは焦った。人に聞こうにも、人気が全く無い。
(誰か、誰か……。はっ!)
アーロンはお願い、まだ居てと強く願いながら、鍵を握り締めた。
「何をしている」
王太子はさっきと同じようにベンチに座って、紙を見ていた。
「えっと、僕、僕、会場が分からなくて」
「……入学式のか?」
「はい! そうです」
王太子は見ていた紙を折り畳むと、胸ポケットに入れた。立ち上がると腰の辺りから懐中時計を取り出して、時間を確かめる。
「願え。間に合うと良いな」
そう言うとすっと消えてしまった。
「えっ、えっ。どうすれば?」
「入学式の会場に行きたいと願え」
もう一回、今度はアーロンのすぐ横に王太子が現れると、それだけ言ってまた消えた。
アーロンは慌てて、鍵を握り締めて願った。
「入学式の会場に! お願い間に合って!」
ぎゅっと瞑った目を開けると、アーロンの領地にある教会よりももっと大きな建物があった。入り口の扉を閉める所だったので、慌てて駆け込む。
中はひんやりとして薄暗く、ざわざわとしていた。式はまだ始まっていなくて、席を探す人もいる。
(ま、間に合ったあ~)
アーロンはキョロキョロと見回した。領地の教会と似ているけれど、もっと広くて豪華だ。立っている人達の間ををぬって行くと、椅子席があった。席は真ん中が生徒達で、壁側の列に座っているのがその家族のようだった。おあつらえ向きに、生徒の一番後ろの角のところがぽっかり空いている。一つの腰掛けに何人かで並んで座るようになっているのだけれど、そこだけ誰も居ない。アーロンはあそこに座ろうと数歩歩き、はっと足を止めた。
「危ない、危ない」
これもケビンに言い聞かせられていたのだ。
ーーいいか、最初が肝心なんだ。ちょっと遅れて行って、仲良くなれそうな奴を探してその隣に座れ。ぼっちになりたくなければ、間違っても最後に行って空いてる所に座るなよーー
(えーと)
どんな子と仲良くなれそうかとアーロンは探す。あんまり大きい子の隣は怖い。綺麗すぎる子も気が引ける。話が合いそうで、優しそうな感じの子が良い。真ん中が空いている所だと、後からは入り難い。端が空いている場所は無いかしらと探し回っていると、ふと馴染みのある色合いの髪を見つけた。
(兄上達と同じ色だ)
アーロンは早足で近づいて行った。他の人に先に座られてしまったら敵わない。
「すみません。お隣に座っても宜しいでしょうか?」
(えっと、笑顔。笑顔)
「え? はい。どうぞ」
兄達と似た茶色い髪の少年は、ちょっとぽっちゃりしていた。少し横に避けてくれたのに会釈して座る。アーロンは小柄なので、だいぶゆとりを持って座る事が出来た。多分少年がずれなくても余裕で座れただろうに親切だな、感じが良い子だなとアーロンは好感を持った。
段々と席を探す生徒は減り、全員が座ったと思った時にそれは起きた。
ばたんと、講堂の扉が大きな音を立てて開いたのだ。
「すいませ~ん! 遅れちゃったあ」
アーロンはびっくりして後ろを振り返った。周りの生徒達も同様だった。
見ると講堂の扉が開いていた。立っている人達がさっと横にずれる。そこに居たのは鮮やかな桃色の髪をした少年だった。講堂の中は薄暗かったので、入り口に立つ少年は背後に陽の光を背負って、否が応でも目立った。少年は可愛らしい顔をしていたが、声がやたらと大きかった。そしてやけに徹った。悪びれもせずに入って来ると、アーロンが最初に見つけたぽっかり開いていた場所に座った。扉は閉めず、開けたままで。講堂内はざわざわとしたが、直ぐに薄暗くなったので誰かが閉めたのだろうと生徒達は前を向いた。
(あそこ座らなくて良かった~)
アーロンは一人胸を撫で下ろした。
しかも桃色の髪をした少年は王太子の挨拶が始まると「きゃー王太子様素敵!」と声を上げて拍手し、出席者達の眉を顰めさせた。甲高い声は耳に響いて、アーロンもそうだが全ての生徒がこの先少年に関わらないようにしようと決めた瞬間だった。
王太子は少年の言動に嫌そうな顔をしたが何も言わず挨拶を続けた。誰かが注意しに行くのかと思ったけれど前方に動きは見えず、振り返ってまで桃色の髪の少年の方を見る勇気はアーロンにはなかった。取り敢えず同じクラスにならないようにと祈るのみだった。
式が終わると、アーロンを勇気を出して隣の少年に話し掛けた。
「あの、僕はCクラスなのですが、貴方は何クラスですか?」
「自分も同じです」
「え、本当?」
「うん。自分、火の国から来ました。タマノ家のイチロウです」
「あ、えっと、僕はマーフィ家のアーロンです。あの、良かったら教室まで一緒に行きませんか?」
「ええ、そうしましょう」
周りの生徒達も移動するようなので、二人も立ち上がってついて行く。イチロウはおっとりとした話し方で小さい目が可愛らしく、にこにこしていて気立が良さそうだった。火の国というのは、東の方にある島国なので、イチロウは留学生なのだろう。
「ちょ、若待ってよ」
「あ。悪い」
イチロウが立ち止まって振り返るのにアーロンも習うと、呼び止めたのはイチロウと似たような体型の少年だった。こちらは真っ赤な髪の毛で、目がくりくりとした利かなそうな顔立ちである。
「うわー美人さんだ。酷いな若、美人さんに話し掛けられたからっておいらの事置いて行くなんて」
目をキラキラさせながらアーロンのすぐ側まで寄って来てすぐ側に顔を近づけられたのだが、いやらしさが無い。寧ろ明るい物言いにアーロンは照れてしまった。
(美人さんって僕の事?)
「おいら、トビノ家のタイスケです」
「マーフィ家のアーロンです」
イチロウとアーロンが並んで歩き、その後ろをタイスケが続くという順で歩き始める。若と呼んでいたし、イチロウはタイスケの主筋なのかもしれない。ぽっちゃりした二人に挟まれて歩くのはちょっと窮屈そうと思ってしまったので、その並びになってアーロンはほっとした。
「いやあ、さっきの桃色髪、やばそうな匂いぷんぷんさせてたねえ」
タイスケが言うのに、イチロウがうんうんと頷いている。アーロンも同じ思いだったが顔には出さないようにした。歩いていると前方に一年生の教室が見えた。 Aクラスの入り口に黒い髪の毛が見える。王太子だ。そこ目掛けて桃色の髪の毛が駆け寄って行く。
「王太子様~、僕の事置いていかないでよ」
王太子は振り向きもしない。生徒達がそれを見てざわめいて立ち止まり、移動している集団の前の方が詰まり始めている。桃色髪の少年は、あろう事か腕を掴んで王太子と腕を組んだ。誰もそれを止める者がいないのを見ると、少年は案外爵位が高いのだろうか、アーロンが疑問に思っていると濃い紫色の髪の背の高い生徒が走って来て「ケイト、止めろ!」と少年を王太子から引き剥がした。そして王太子に謝りながら彼を引きずって教室とは反対方向へ消えて行った。
「うわ~、修羅場かな」
タイスケはどこかうきうきしたような声だ。アーロンは気まずさで居た堪れない。自国の貴族がすみませんという気持ちだが謝るのも違うような気がして黙っている。
「ま、行きましょ」
イチロウはそんなアーロンの気持ちに気付いているのかいないのか、気分を変えるような明るい口調で進むよう促した。そしてそれに釣られて他の生徒達も歩き出す。自然と詰まっていた集団は自分たちの教室へと掃け始めた。歩きながら、アーロンの耳に「彼の方はマーチャント公爵家の」と言っている声が聞こえた。
三番目の兄、ケビンと別れた場所だ。しかしあの時と違って、誰も人がいない。人がいれば、その流れに従って入学式の会場に辿り着けたのに。
多分奥に行けば良いのだろうと、アーロンは早足で歩き出した。しかし行けども行けども会場っぽい場所は見当たらない。恐らく大きな、領地にある教会みたいな建物じゃないだろうかと当たりをつけて探すのだが、そんな建物はない。見えるのは四角くて横に長い建物ばかり。同じ大きさの窓が行儀良く並んでいて、どれもこれもみな同じに見える。アーロンの領地にある教会は三角屋根で、天辺に鐘楼がある。何かある時は、領民全員必ずそこに集まるのだが、そんな形の建物はどこにも無い。
アーロンは焦った。人に聞こうにも、人気が全く無い。
(誰か、誰か……。はっ!)
アーロンはお願い、まだ居てと強く願いながら、鍵を握り締めた。
「何をしている」
王太子はさっきと同じようにベンチに座って、紙を見ていた。
「えっと、僕、僕、会場が分からなくて」
「……入学式のか?」
「はい! そうです」
王太子は見ていた紙を折り畳むと、胸ポケットに入れた。立ち上がると腰の辺りから懐中時計を取り出して、時間を確かめる。
「願え。間に合うと良いな」
そう言うとすっと消えてしまった。
「えっ、えっ。どうすれば?」
「入学式の会場に行きたいと願え」
もう一回、今度はアーロンのすぐ横に王太子が現れると、それだけ言ってまた消えた。
アーロンは慌てて、鍵を握り締めて願った。
「入学式の会場に! お願い間に合って!」
ぎゅっと瞑った目を開けると、アーロンの領地にある教会よりももっと大きな建物があった。入り口の扉を閉める所だったので、慌てて駆け込む。
中はひんやりとして薄暗く、ざわざわとしていた。式はまだ始まっていなくて、席を探す人もいる。
(ま、間に合ったあ~)
アーロンはキョロキョロと見回した。領地の教会と似ているけれど、もっと広くて豪華だ。立っている人達の間ををぬって行くと、椅子席があった。席は真ん中が生徒達で、壁側の列に座っているのがその家族のようだった。おあつらえ向きに、生徒の一番後ろの角のところがぽっかり空いている。一つの腰掛けに何人かで並んで座るようになっているのだけれど、そこだけ誰も居ない。アーロンはあそこに座ろうと数歩歩き、はっと足を止めた。
「危ない、危ない」
これもケビンに言い聞かせられていたのだ。
ーーいいか、最初が肝心なんだ。ちょっと遅れて行って、仲良くなれそうな奴を探してその隣に座れ。ぼっちになりたくなければ、間違っても最後に行って空いてる所に座るなよーー
(えーと)
どんな子と仲良くなれそうかとアーロンは探す。あんまり大きい子の隣は怖い。綺麗すぎる子も気が引ける。話が合いそうで、優しそうな感じの子が良い。真ん中が空いている所だと、後からは入り難い。端が空いている場所は無いかしらと探し回っていると、ふと馴染みのある色合いの髪を見つけた。
(兄上達と同じ色だ)
アーロンは早足で近づいて行った。他の人に先に座られてしまったら敵わない。
「すみません。お隣に座っても宜しいでしょうか?」
(えっと、笑顔。笑顔)
「え? はい。どうぞ」
兄達と似た茶色い髪の少年は、ちょっとぽっちゃりしていた。少し横に避けてくれたのに会釈して座る。アーロンは小柄なので、だいぶゆとりを持って座る事が出来た。多分少年がずれなくても余裕で座れただろうに親切だな、感じが良い子だなとアーロンは好感を持った。
段々と席を探す生徒は減り、全員が座ったと思った時にそれは起きた。
ばたんと、講堂の扉が大きな音を立てて開いたのだ。
「すいませ~ん! 遅れちゃったあ」
アーロンはびっくりして後ろを振り返った。周りの生徒達も同様だった。
見ると講堂の扉が開いていた。立っている人達がさっと横にずれる。そこに居たのは鮮やかな桃色の髪をした少年だった。講堂の中は薄暗かったので、入り口に立つ少年は背後に陽の光を背負って、否が応でも目立った。少年は可愛らしい顔をしていたが、声がやたらと大きかった。そしてやけに徹った。悪びれもせずに入って来ると、アーロンが最初に見つけたぽっかり開いていた場所に座った。扉は閉めず、開けたままで。講堂内はざわざわとしたが、直ぐに薄暗くなったので誰かが閉めたのだろうと生徒達は前を向いた。
(あそこ座らなくて良かった~)
アーロンは一人胸を撫で下ろした。
しかも桃色の髪をした少年は王太子の挨拶が始まると「きゃー王太子様素敵!」と声を上げて拍手し、出席者達の眉を顰めさせた。甲高い声は耳に響いて、アーロンもそうだが全ての生徒がこの先少年に関わらないようにしようと決めた瞬間だった。
王太子は少年の言動に嫌そうな顔をしたが何も言わず挨拶を続けた。誰かが注意しに行くのかと思ったけれど前方に動きは見えず、振り返ってまで桃色の髪の少年の方を見る勇気はアーロンにはなかった。取り敢えず同じクラスにならないようにと祈るのみだった。
式が終わると、アーロンを勇気を出して隣の少年に話し掛けた。
「あの、僕はCクラスなのですが、貴方は何クラスですか?」
「自分も同じです」
「え、本当?」
「うん。自分、火の国から来ました。タマノ家のイチロウです」
「あ、えっと、僕はマーフィ家のアーロンです。あの、良かったら教室まで一緒に行きませんか?」
「ええ、そうしましょう」
周りの生徒達も移動するようなので、二人も立ち上がってついて行く。イチロウはおっとりとした話し方で小さい目が可愛らしく、にこにこしていて気立が良さそうだった。火の国というのは、東の方にある島国なので、イチロウは留学生なのだろう。
「ちょ、若待ってよ」
「あ。悪い」
イチロウが立ち止まって振り返るのにアーロンも習うと、呼び止めたのはイチロウと似たような体型の少年だった。こちらは真っ赤な髪の毛で、目がくりくりとした利かなそうな顔立ちである。
「うわー美人さんだ。酷いな若、美人さんに話し掛けられたからっておいらの事置いて行くなんて」
目をキラキラさせながらアーロンのすぐ側まで寄って来てすぐ側に顔を近づけられたのだが、いやらしさが無い。寧ろ明るい物言いにアーロンは照れてしまった。
(美人さんって僕の事?)
「おいら、トビノ家のタイスケです」
「マーフィ家のアーロンです」
イチロウとアーロンが並んで歩き、その後ろをタイスケが続くという順で歩き始める。若と呼んでいたし、イチロウはタイスケの主筋なのかもしれない。ぽっちゃりした二人に挟まれて歩くのはちょっと窮屈そうと思ってしまったので、その並びになってアーロンはほっとした。
「いやあ、さっきの桃色髪、やばそうな匂いぷんぷんさせてたねえ」
タイスケが言うのに、イチロウがうんうんと頷いている。アーロンも同じ思いだったが顔には出さないようにした。歩いていると前方に一年生の教室が見えた。 Aクラスの入り口に黒い髪の毛が見える。王太子だ。そこ目掛けて桃色の髪の毛が駆け寄って行く。
「王太子様~、僕の事置いていかないでよ」
王太子は振り向きもしない。生徒達がそれを見てざわめいて立ち止まり、移動している集団の前の方が詰まり始めている。桃色髪の少年は、あろう事か腕を掴んで王太子と腕を組んだ。誰もそれを止める者がいないのを見ると、少年は案外爵位が高いのだろうか、アーロンが疑問に思っていると濃い紫色の髪の背の高い生徒が走って来て「ケイト、止めろ!」と少年を王太子から引き剥がした。そして王太子に謝りながら彼を引きずって教室とは反対方向へ消えて行った。
「うわ~、修羅場かな」
タイスケはどこかうきうきしたような声だ。アーロンは気まずさで居た堪れない。自国の貴族がすみませんという気持ちだが謝るのも違うような気がして黙っている。
「ま、行きましょ」
イチロウはそんなアーロンの気持ちに気付いているのかいないのか、気分を変えるような明るい口調で進むよう促した。そしてそれに釣られて他の生徒達も歩き出す。自然と詰まっていた集団は自分たちの教室へと掃け始めた。歩きながら、アーロンの耳に「彼の方はマーチャント公爵家の」と言っている声が聞こえた。
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