薬師、奴隷を買う、、、ん?奴隷に襲われるってどういうこと!?

さえ

文字の大きさ
20 / 62

第二十話 薬師

しおりを挟む
俺は鍋に取ってきた薬草を入れる。





この国にはまともな石鹸がない。
もっとも、全くないわけではないようだ。調合が難しくて出回らないだけで。

なので作るとしよう。

俺はこの前、とある草を発見したのだが、、、
その名もアルカリ草。なんでも、のぞむ塩基性の物質として調合できるそうな。調合のスキルを使えなければただの雑草になるがな!はは、俺は使えるんだな。

おそらくこれを使えば石鹸を作れる。
調合のレベルはMaxなので確実だろう。

草と水を入れた鍋をコンロのようなところに置き、火にかける。
このコンロのような台は火が出る魔道具らしい。
宿に置いてあるやつは簡易的だが、多分大丈夫だろう。

「何作ってんだ?」

「石鹸。煙危ないかもだから吸わないようにね」
リクに風魔法で煙を散らしてもらう。

ゆっくりと油を入れる。
特にこれといった物質名を指定していなかったものの、無事にけん化はしてくれた。

本当は長期間放置したりして、毒性をなくさないといけないが、調合のスキルで毒性自体を上手く調整すれば多分大丈夫だろう。

後は冷ませる。

氷を魔法で作るのって意外と難しい。
ドライアイスにしよう。

風魔法(なんちゃって)で空気をなるべく常温で圧縮する。その側で二酸化炭素も圧縮しておく。
圧縮していた空気を安全に解放する。圧縮された空気が膨張する時、熱を奪うから、
この現象をうまく使えば、、、二酸化炭素が凝固する。

ドライアイスの完成だ。
氷を生成しようとすると、水魔法(なんちゃって)と風魔法(なんちゃって)を組み合わせないといけないから難しい。

リクに相談するも、理解してくれなかった。

「そもそも氷は水魔法と火魔法を組み合わせて作るもんだ」

よくわからない話だ。俺の使う魔法はひょっとしたら気体の操作に特化しているのかもしれない。そう仮定しておこう。水もなんだかんだ水蒸気で気体として振る舞うし。

体のどこかで何かが使われる感覚があるので魔法で間違いないのだが、自分で考えて何かリクと違う気がする。

まぁいいや。

ドライアイスで鍋を冷やす。
氷より早いしね。

ちなみに同じような要領で液体窒素を作れたりもする。

そもそもリクは液体窒素もドライアイスも見たことがないようだった。

「なんかやっぱりお前は異常だ。王宮魔術師でもそんなのはできない」

できないのではなく、知らないのだろう、、、多分ね?

「よし完成!早速使ってみる?」

「は?そんな得体の知れないもの使いたくねぇ」
リクが少し嫌がる顔をする。

「じゃ俺が先シャワー浴びてくるね」



もちろん石鹸を使って身体を洗った。
さっぱりした。








俺の後にリクがシャワーを浴びた。
わざとシャワールームに石鹸を置いてきたのだが、、、

リクも使ったようだった。




しおりを挟む
感想 20

あなたにおすすめの小説

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

偽物勇者は愛を乞う

きっせつ
BL
ある日。異世界から本物の勇者が召喚された。 六年間、左目を失いながらも勇者として戦い続けたニルは偽物の烙印を押され、勇者パーティから追い出されてしまう。 偽物勇者として逃げるように人里離れた森の奥の小屋で隠遁生活をし始めたニル。悲嘆に暮れる…事はなく、勇者の重圧から解放された彼は没落人生を楽しもうとして居た矢先、何故か勇者パーティとして今も戦っている筈の騎士が彼の前に現れて……。

運悪く放課後に屯してる不良たちと一緒に転移に巻き込まれた俺、到底馴染めそうにないのでソロで無双する事に決めました。~なのに何故かついて来る…

こまの ととと
BL
『申し訳ございませんが、皆様には今からこちらへと来て頂きます。強制となってしまった事、改めて非礼申し上げます』  ある日、教室中に響いた声だ。  ……この言い方には語弊があった。  正確には、頭の中に響いた声だ。何故なら、耳から聞こえて来た感覚は無く、直接頭を揺らされたという感覚に襲われたからだ。  テレパシーというものが実際にあったなら、確かにこういうものなのかも知れない。  問題はいくつかあるが、最大の問題は……俺はただその教室近くの廊下を歩いていただけという事だ。 *当作品はカクヨム様でも掲載しております。

実は俺、悪役なんだけど周りの人達から溺愛されている件について…

彩ノ華
BL
あのぅ、、おれ一応悪役なんですけど〜?? ひょんな事からこの世界に転生したオレは、自分が悪役だと思い出した。そんな俺は…!!ヒロイン(男)と攻略対象者達の恋愛を全力で応援します!断罪されない程度に悪役としての責務を全うします_。 みんなから嫌われるはずの悪役。  そ・れ・な・の・に… どうしてみんなから構われるの?!溺愛されるの?! もしもーし・・・ヒロインあっちだよ?!どうぞヒロインとイチャついちゃってくださいよぉ…(泣) そんなオレの物語が今始まる___。 ちょっとアレなやつには✾←このマークを付けておきます。読む際にお気を付けください☺️

虚ろな檻と翡翠の魔石

篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」 不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。 待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。 しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。 「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」 記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。

俺は北国の王子の失脚を狙う悪の側近に転生したらしいが、寒いのは苦手なのでトンズラします

椿谷あずる
BL
ここはとある北の国。綺麗な金髪碧眼のイケメン王子様の側近に転生した俺は、どうやら彼を失脚させようと陰謀を張り巡らせていたらしい……。いやいや一切興味がないし!寒いところ嫌いだし!よし、やめよう! こうして俺は逃亡することに決めた。

BL世界に転生したけど主人公の弟で悪役だったのでほっといてください

わさび
BL
前世、妹から聞いていたBL世界に転生してしまった主人公。 まだ転生したのはいいとして、何故よりにもよって悪役である弟に転生してしまったのか…!? 悪役の弟が抱えていたであろう嫉妬に抗いつつ転生生活を過ごす物語。

牙を以て牙を制す

makase
BL
王位継承権すら持てず、孤独に生きてきた王子は、ある日兄の罪を擦り付けられ、異国に貢物として献上されてしまう。ところが受け取りを拒否され、下働きを始めることに。一方、日夜執務に追われていた一人の男はは、夜食を求め食堂へと足を運んでいた――

処理中です...