薬師、奴隷を買う、、、ん?奴隷に襲われるってどういうこと!?

さえ

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第二十二話 キングサイズビジホ

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ベッドの設置は職人さんたちとリクに任せて、俺は薬事ギルドに来た。


「営業の許可ですか、、、準備は既に整っているということですか?」
そう。家を借りたからには本来の目的である開業をしたいのだ。

「いいえ、まだまだ全然ですよ。これからポーション開発して、機材とかも揃えないといけなので。開けたいって思った時に開けれるようにしたいんでね」


「はあ、、、では一応許可書の発行の申請用紙にご記入ください。許可書の発行は明日以降になりますので、後日またこちらに足を運んでください」

必要書類書いたらすんなり貰えるものだと思っていた。

「わかりました」



家に帰ると既にベッドは納品されていた。

「なにこれ、、、」

「お前が買ったんだろが」

2階の二部屋あるうちの一部屋はベッドでいっぱいいっぱいだった。間取りがビジネスホテルみたいだ。
まぁいい。これでとりあえず衣食住は整ったとも言えよう。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(※リク視点)
やらかした。いくら酔ってたからってご主人様と同じベッドに入るなんて、、、

奴隷扱いでさえ嫌なのに、ましてや性奴隷なんて最悪だ。
オレの上に被さるリョウはスヤスヤと寝息をたてている。
気付かれないように意識だけ覚醒する。
服は着ているようだ。
痛みも、違和感もない。
ということは襲われた訳ではないだろう。

なんで同じベッドに入った?

なんとなく思い出す。
久々の酒で程よく酔って、眠気も相まってリョウの言う通り’一緒に'ベッドを使ったのか。
なんだよそれ、そんなのオレがまるでリョウのことを、、、
全てを酒のせいにした。そんなに酔っていなかったが、全ては酒のせいだ。

その後は冒険に行った。
普段の生活に欠かせない魔法をリョウは一切使おうとしない。そんな所から薄々気がついていたが、魔法を使ったことがないようだった。

今度は魔法使い方を聞いてきた。
目的地まで歩く中の他愛もない話の中だったのもあって教えるのは面倒だ。

「そうだな、適当に火でろーみたいに念じてみれば?」

また今度じっくり教えよう。
魔法は難しい。
こんな歩きながら習得でき、
「あっつ」





は?




子供の頃に自由自在に魔法を使う大人を見て憧れる。だけどなかなか自分は使いこなせなくて泣く。やっと使えるようになって一旦は喜ぶが、逆に全く使えない魔法もはっきりわかってまた泣く。
これは魔法常識における通過儀礼だ。

「マジかお前。一生かかっても使えねぇ奴がいるのに」
リョウは確かに魔法を使った。もちろん初心者っぽかったが、普通はありえない。

コイツには魔法のセンスがあるのかも知れないと思ったが、雑草を食い漁るリョウを見て哲学の世界に迷い込みそうになった。

リョウ曰く、薬草鑑定のスキルだそうだ。
言われる通りに採集していき、アイテムボックスに収める。

宿に帰って他愛もない話をしていた。
ふと、何も気にせずお金を使うリョウをみて、いくら持ってるのか聞いてみた。すぐに後悔した。リョウは裏の人間かもしれない。
それを裏付けるだけの金額を言われたらどうしよう、、、

「え?聖銀貨10枚ぐらいかな。どうしてそんなに持ってるかは説明しにくいけど、後ろめたくはない」

ほらね。やっぱり裏の人間だ。
でも後ろめたくないって?
この金額は裏の人間だろ?

心の中の天使と悪魔。ではないが二体のオレが謎の喧嘩を始めた。
リョウに話しかけられるまでその喧嘩は終わらなかった。

次の日は家探しをした。
事細かな条件を指定するリョウをみて厳しいだろうと予想しながらも、内見に行った。
オレの中では二、三軒回って決めるものだと思ってたし、それが普通だがリョウが即決しやがった。
もういいやって思った。

宿に帰るとリョウは採集した草で何かを作り始めた。
スキルを使って調合する姿は見ていて楽しい。
火の魔道具を使って鍋を温めながら、リョウが風魔法のような謎魔法を使い始めた。
そして謎の白い煙が出る白い個体を作り出した。氷に見えなくもないが、氷とは様子が違う。ドライアイスと呼んでいた。他にもあるらしいが、エキタイチッソもドライアイスも、聞いたことがない。


リョウはそれらから謎の白いくて花のような香りのする個体を生み出した。

使ってみるか?と聞かれたが、正直未知なものは怖い。
断った、、、が、リョウがシャワーで使ってるのを覗き見した。
水魔法の泡のようなものを纏っていた。そして上がってきたリョウから先ほどのセッケンとかいう個体の匂いがした。

内緒で使ってみた。

シャワーがいつも以上にサッパリした。














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