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第五十三話 自傷と自称☆
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(リク視点)
「なんなりと、この奴隷に命令を」
こんな言葉でリョウを助けられるなら。
「なら、前やってくれなかったこと。してもらおうかなぁ!」
前やってくれなかったこと。オレが奴隷商に売られる原因となったアレのことだろう。
「お前の顔は相変わらずそそられる」
伯爵が睨むオレの顔に手を添える。
気持ち悪くて今にも炎の魔法が飛び出そうになる。
「わかるよな?またあんなことをしたら、このポーションはサヨナラだ。アレに盛ったポーションはね、意外と厄介でね。これがなければ性を貪って死に至る、、、かもね?」
薬のプロフェッショナルで尊敬できる今のご主人は、人目も憚らず快楽を得ようと自慰をしている。
その姿が見える空間をこのクソと共有している。得体の知れない、許せない以上の憎悪に蝕まれた。
早くこの状況を終わらせなければ。
張り倒して馬乗りにしていた伯爵の上から退く。
「リクゥ、、、」
達したのであろう。達したばかりで少しだけ冷静になった頭と、虚な目。そんな状態でオレの名前を呼んだのだろう。
「すまねぇ」
「ほら早くしないと?な」
立ち上がった伯爵の前に膝立ちになる。
ズボンにくっきりと浮き出る形。
前はこれを強要されて噛みちぎってやった。
魔法で回復したのか、まだ懲りないようだ。
「お前のその目にぶっかけて、充血するのが見たいなぁ」
伯爵が乱暴にオレの前髪を掴み上を向かせる。
狂気じみた目だ。
仕方がない。早く終わらせよう。終わらせて、リョウをなんとかした後に殺せばいい。
オレらしくない考えではあるが、リョウのこと、オレを一人の人間として扱ってくれる人のことを考えれば、体もプライドもどうでもいいと思える。
「所詮オレは男だ。嫌悪感だけで、慰み者にさせられる悲しみはない」
「行動で示せばいいさ」
クソのベルトに手をかける。
前は両手を縛られて口で全部やらされたっけ。
「おいお前、自分のことばっかりしてないで、君の奴隷の献身さを目に焼き付けろ。イヒヒ」
クソが。
リョウがぼんやりと焦点の定まらない目を向ける。
「見るな」
リョウが自分の手を顔に持っていく。意識はあるみたいだ。
グチャッ
「はっ!?」
まるで、俺があの時アレを噛みちぎった時のような音がした。
「あぅ、痛い、痛いけど、少しは意識がまともになった。リク、俺を信じろよ。天才薬師を」
この薬師は自分の親指の付け根を噛んだのだ。
「はっ、何が天才だ、さっきまでさっきまでシコってたくせにっっ!」
思いっきり目の前にあったクソ伯爵のソレにしたからパンチを入れてやった。
「痛いのと気持ちいいので目覚めそうぅ」
自称天才薬師は馬鹿なのか。
まぁアイツの薬を作るところは何度も見てきた。スキルがなくてもなんとかなる手立てがあるのだろう。
じゃないと謙虚なアイツが自称天才とかおかしい。
あぁオレらしくない考えをしすぎたかも知れない。奴隷紋もないんだし、魔法をぶっ放せばいい。
「なんなりと、この奴隷に命令を」
こんな言葉でリョウを助けられるなら。
「なら、前やってくれなかったこと。してもらおうかなぁ!」
前やってくれなかったこと。オレが奴隷商に売られる原因となったアレのことだろう。
「お前の顔は相変わらずそそられる」
伯爵が睨むオレの顔に手を添える。
気持ち悪くて今にも炎の魔法が飛び出そうになる。
「わかるよな?またあんなことをしたら、このポーションはサヨナラだ。アレに盛ったポーションはね、意外と厄介でね。これがなければ性を貪って死に至る、、、かもね?」
薬のプロフェッショナルで尊敬できる今のご主人は、人目も憚らず快楽を得ようと自慰をしている。
その姿が見える空間をこのクソと共有している。得体の知れない、許せない以上の憎悪に蝕まれた。
早くこの状況を終わらせなければ。
張り倒して馬乗りにしていた伯爵の上から退く。
「リクゥ、、、」
達したのであろう。達したばかりで少しだけ冷静になった頭と、虚な目。そんな状態でオレの名前を呼んだのだろう。
「すまねぇ」
「ほら早くしないと?な」
立ち上がった伯爵の前に膝立ちになる。
ズボンにくっきりと浮き出る形。
前はこれを強要されて噛みちぎってやった。
魔法で回復したのか、まだ懲りないようだ。
「お前のその目にぶっかけて、充血するのが見たいなぁ」
伯爵が乱暴にオレの前髪を掴み上を向かせる。
狂気じみた目だ。
仕方がない。早く終わらせよう。終わらせて、リョウをなんとかした後に殺せばいい。
オレらしくない考えではあるが、リョウのこと、オレを一人の人間として扱ってくれる人のことを考えれば、体もプライドもどうでもいいと思える。
「所詮オレは男だ。嫌悪感だけで、慰み者にさせられる悲しみはない」
「行動で示せばいいさ」
クソのベルトに手をかける。
前は両手を縛られて口で全部やらされたっけ。
「おいお前、自分のことばっかりしてないで、君の奴隷の献身さを目に焼き付けろ。イヒヒ」
クソが。
リョウがぼんやりと焦点の定まらない目を向ける。
「見るな」
リョウが自分の手を顔に持っていく。意識はあるみたいだ。
グチャッ
「はっ!?」
まるで、俺があの時アレを噛みちぎった時のような音がした。
「あぅ、痛い、痛いけど、少しは意識がまともになった。リク、俺を信じろよ。天才薬師を」
この薬師は自分の親指の付け根を噛んだのだ。
「はっ、何が天才だ、さっきまでさっきまでシコってたくせにっっ!」
思いっきり目の前にあったクソ伯爵のソレにしたからパンチを入れてやった。
「痛いのと気持ちいいので目覚めそうぅ」
自称天才薬師は馬鹿なのか。
まぁアイツの薬を作るところは何度も見てきた。スキルがなくてもなんとかなる手立てがあるのだろう。
じゃないと謙虚なアイツが自称天才とかおかしい。
あぁオレらしくない考えをしすぎたかも知れない。奴隷紋もないんだし、魔法をぶっ放せばいい。
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