血迷わないでください義兄さん!悪役令息の弟に転生したので、兄と一緒に冒険者になります

さえ

文字の大きさ
8 / 26

8 捜索

しおりを挟む
「一個銅貨3枚だ」
日本感覚ならかなり安く感じるが、、、一応値切りはしよう。
前世では一応関西に住んでたし、、、

「二つで?」
フードを脱いで口が見えるようにして、5とは言わないが、口の形を5にしておく。

「あーもう。わかったよ。銅貨5億枚にしてやるよ!」
なんだよ!まぁノリは分かっている。

「はい銅貨5億枚」
もちろん5億枚ではなく5枚だ。

「はいよ。持ってけドロボー」
ドロボーとは聞き捨てならん。ちゃんと5枚払ったじゃん。

「ありがとう!!」
再びフードを被り兄の方へ戻る。

腕を組んでちょっと人混みから逸れたところにいる美形は兄だ。

「兄さん!買ってきた」
ケバビーとか言う食べ物を兄に渡す。

「おせぇ。まぁありがとよ」
目を逸らして小声で言われちゃなんて言ったかわからんがな。

「時間ねぇから歩きながら食うぞ。そろそろ家のやつが馬車に乗っててもおかしくねぇ」
それもそうだ。

ギルドの前に到着する。
お金の交換と隣国までの馬車の手配をする。

馬車に乗るには少し足りないかもしれないが、、、

「入らないの?「こっち向け」」
扉の前で兄に顔を覗き込まれる。
お互いの認識阻害内に入るぐらい顔を近づけられる。

「ひっ」
至近距離イケメン恐るべし。

「ついてるぞ」
突然兄の手が口元を掠め、兄がその手を舐めた。

なんだろう。兄弟のはずなのにすごく心臓に悪かった、、、決してドキドキしたわけじゃな、、い、と思う。

落ち着け僕!






馬車の手配と外貨への交換は完了した。手持ちが少ないせいで馬車は1番安い時間の1番安い席となった。そしてまたもや冒険者値段だ。

「時間持て余しましたね」
2、3時間は自由な時間ができた。

「何馬鹿なことを言ってるんだお花畑。刻一刻と家のやつが来ているかもしれないんだぞ」
そうだった。

「想定より早めに気がついて捜索を始めたならもうすぐこの街にも一人ぐらい追っ手がつく時間だ」
派手に行動するよりも、どこかに潜伏した方がいいだろう。

「馬車の御者に街の外、国境付近で拾ってもらうとかは?」
日本と違ってそんな感じの融通は聞いてくれるだろう。

「街の外はモンスターに出会う可能性だってあるし、何が起きても自己責任だぞ?戦えるのかよ」
もちろんだ!戦うのは兄さんで僕は補助だけど、、、

「うん、、、頑張る」
兄の信用していない眼差しが向けられる。

ごめんて、、、

「はぁ。そうするか」
兄は剣一本、僕は割り箸みたいな杖一本。お互いに防具等はないから心許ないといえば心許ない。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

BLゲームの悪役に転生したら攻略対象者が全員ヒロインに洗脳されてた

BL
主人公のレオンは、幼少期に前世の記憶を思い出し、この世界がBLゲームで、自身は断罪される悪役だと気づく。 断罪を回避するため、極力攻略対象者たちと関わらないように生きてきた。 ーーそれなのに。 婚約者に婚約は破棄され、 気づけば断罪寸前の立場に。 しかも理由もわからないまま、 何もしていないはずの攻略対象者達に嫌悪を向けられてーー。 ※最終的にハッピーエンド ※愛され悪役令息

従者は知らない間に外堀を埋められていた

SEKISUI
BL
新作ゲーム胸にルンルン気分で家に帰る途中事故にあってそのゲームの中転生してしまったOL 転生先は悪役令息の従者でした でも内容は宣伝で流れたプロモーション程度しか知りません だから知らんけど精神で人生歩みます

義兄の愛が重すぎて、悪役令息できないのですが…!

ずー子
BL
戦争に負けた貴族の子息であるレイナードは、人質として異国のアドラー家に送り込まれる。彼の使命は内情を探り、敗戦国として奪われたものを取り返すこと。アドラー家が更なる力を付けないように監視を託されたレイナード。まずは好かれようと努力した結果は実を結び、新しい家族から絶大な信頼を得て、特に気難しいと言われている長男ヴィルヘルムからは「右腕」と言われるように。だけど、内心罪悪感が募る日々。正直「もう楽になりたい」と思っているのに。 「安心しろ。結婚なんかしない。僕が一番大切なのはお前だよ」 なんだか義兄の様子がおかしいのですが…? このままじゃ、スパイも悪役令息も出来そうにないよ! ファンタジーラブコメBLです。 平日毎日更新を目標に頑張ってます。応援や感想頂けると励みになります。   ※(2025/4/20)第一章終わりました。少しお休みして、プロットが出来上がりましたらまた再開しますね。お付き合い頂き、本当にありがとうございました! えちち話(セルフ二次創作)も反応ありがとうございます。少しお休みするのもあるので、このまま読めるようにしておきますね。   ※♡、ブクマ、エールありがとうございます!すごく嬉しいです! ※表紙作りました!絵は描いた。ロゴをスコシプラス様に作って頂きました。可愛すぎてにこにこです♡ 【登場人物】 攻→ヴィルヘルム 完璧超人。真面目で自信家。良き跡継ぎ、良き兄、良き息子であろうとし続ける、実直な男だが、興味関心がない相手にはどこまでも無関心で辛辣。当初は異国の使者だと思っていたレイナードを警戒していたが… 受→レイナード 和平交渉の一環で異国のアドラー家に人質として出された。主人公。立ち位置をよく理解しており、計算せずとも人から好かれる。常に兄を立てて陰で支える立場にいる。課せられた使命と現状に悩みつつある上に、義兄の様子もおかしくて、いろんな意味で気苦労の絶えない。

転生したが陰から推し同士の絡みを「バレず」に見たい

むいあ
BL
俺、神崎瑠衣はごく普通の社会人だ。 ただ一つ違うことがあるとすれば、腐男子だということだ。 しかし、周りに腐男子と言うことがバレないように日々隠しながら暮らしている。 今日も一日会社に行こうとした時に横からきたトラックにはねられてしまった! 目が覚めるとそこは俺が好きなゲームの中で!? 俺は推し同士の絡みを眺めていたいのに、なぜか美形に迫られていて!? 「俺は壁になりたいのにーーーー!!!!」

転生したけどやり直す前に終わった【加筆版】

リトルグラス
BL
 人生を無気力に無意味に生きた、負け組男がナーロッパ的世界観に転生した。  転生モノ小説を読みながら「俺だってやり直せるなら、今度こそ頑張るのにな」と、思いながら最期を迎えた前世を思い出し「今度は人生を成功させる」と転生した男、アイザックは子供時代から努力を重ねた。  しかし、アイザックは成人の直前で家族を処刑され、平民落ちにされ、すべてを失った状態で追放された。  ろくなチートもなく、あるのは子供時代の努力の結果だけ。ともに追放された子ども達を抱えてアイザックは南の港町を目指す── ***  第11回BL小説大賞にエントリーするために修正と加筆を加え、作者のつぶやきは削除しました。(23'10'20) **

悪役令息に転生したので、死亡フラグから逃れます!

伊月乃鏡
BL
超覇権BLゲームに転生したのは──ゲーム本編のシナリオライター!? その場のテンションで酷い死に方をさせていた悪役令息に転生したので、かつての自分を恨みつつ死亡フラグをへし折ることにした主人公。 創造者知識を総動員してどうにか人生を乗り切っていくが、なんだかこれ、ゲーム本編とはズレていってる……? ヤンデレ攻略対象に成長する弟(兄のことがとても嫌い)を健全に、大切に育てることを目下の目標にして見るも、あれ? 様子がおかしいような……? 女好きの第二王子まで構ってくるようになって、どうしろっていうんだよただの悪役に! ──とにかく、死亡フラグを回避して脱・公爵求む追放! 家から出て自由に旅するんだ! ※ 一日三話更新を目指して頑張ります 忙しい時は一話更新になります。ご容赦を……

悪役令息に転生したけど、静かな老後を送りたい!

えながゆうき
ファンタジー
 妹がやっていた乙女ゲームの世界に転生し、自分がゲームの中の悪役令息であり、魔王フラグ持ちであることに気がついたシリウス。しかし、乙女ゲームに興味がなかった事が仇となり、断片的にしかゲームの内容が分からない!わずかな記憶を頼りに魔王フラグをへし折って、静かな老後を送りたい!  剣と魔法のファンタジー世界で、精一杯、悪足搔きさせていただきます!

学園ものに転生した悪役の男について

ひいきにみゐる
BL
タイトルの通りにございます。文才を褒められたことはないので、そういうつもりで見ていただけたらなと思います。

処理中です...