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第一章
019 地獄の選定
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今年初めての神の御子が生まれたと、盛大に盛り上がりを見せた。
ターヴィは煌びやかで宝石が連なるサークレットを頭につけ、白いレースがあしらわれた布地を何重にも重ねた正装姿で、馬車に乗せられた。
ターヴィ様万歳、と声をかけられても、ターヴィは俯いたままでぴくりとも動かない。地獄の門を潜った先は、教団本部だ。月に数回、男たちに抱かれ、悪魔の声を聞く。悪魔の望むものを伝え、抱いた男たちからは膨大なお金をもらう。そうして教団は資金を集め、大きく成長していた。期限は悪魔が神の御子に飽きるまでだ。およそ十年は続くが、それ以上に愛された御子もいる。
ターヴィと守衛に、神の御子になったかもしれないと伝えられたリチャードにとって、そしてターヴィたちにとっても最善の方法だった。永れ御子として教団に送れば、ターヴィは悲惨な目に合い、相手の守衛は死刑確定。
本来ならば、クリスだって馬車に乗る可能性があるのだ。他人事ではいられない。だが何を優先すべきか、自分を守ってくれる人たちを考え、気を奮い立たせた。
夕食は豪勢な食事が振る舞われたが、気分が乗らなかった。
「クリス、一緒に温泉へ行かないか?」
大事な話をするとき、アーサーはいつも温泉に誘う。防犯カメラがない場所は、風呂場と部屋しかない。
「きれいだったよなあ……ターヴィ」
「ほんとに。可愛らしい顔立ちだから、ああいう服はとても似合ってた」
「俺が着ているところを想像してみてくれよ」
「……悪魔も見たくないんじゃないか?」
ジョークだ、と言う前にアーサーにお湯をかけられた。こちらも負けじと何度もかけ、お互いに笑い合う。
「ヌガーの件だけど、ウィルがありがとうだって」
「そっか。良かった。……気になる?」
「そりゃあ、俺の兄貴分だし」
「ガキの頃の話なんだけど、廊下で支給されたヌガーのお菓子を食べようとしたら、走ってきた生徒にぶつかって俺が落としちゃったんだよ。びーびー泣いてたら、たまたま通りかかったウィリアムさんが状況を察して、自分の分を俺にくれたんだ」
「そうだったのか」
「あのときのお礼と、借りを返したってやつ」
「さすが俺の兄貴だって、自慢したくなるよ」
「似てるよな、ウィリアムさんとお前って」
「似てる? 顔は全然違うと思うけど」
「顔の話じゃなくて、なんていうか、雰囲気っていうの? 高貴な血が漂ってる感じ。髪の色も」
「ブロンドヘアーなんてわんさかいるだろ」
「でも似てるよ。口では説明できない何かで繋がってるような気がする。兄弟いるっていいよな」
「お前にもいるかもしれないだろ。もしかしたら学園に」
「もしいたら、俺は全力で守るよ。絶対に神の御子にさせないように手を回してさ。俺が死んでも守り抜く」
「…………うん」
「そろそろ上がるか。にしても、こんな良い温泉があるのに誰も入らないなんてな」
温度調整をされているとはいえ、長時間は入っていられない。
白い肌は赤く染まり、温泉効果のためか肌はすべすべになっている。
自室へ戻り、明日の宿題に取りかかった。神の御子が生まれようと、時間は関係なく進むし宿題の期限も同じように迫ってくる。
机にあるカレンダーに目が留まった。あと数日で夏期休暇に入る。
夏期休暇の間は午前中で授業が終わる。午後はたんまりと出された宿題があるが、予備生は免除されるものが多い。儀式に集中させるためだ。腹が立ったので、クリスは普通生と同じように宿題をすることにした。
八月に入ったと同時に、クリスはノアを守衛所へ呼びだして宿題をしようと提案した。何度も呼んでいると空き部屋を貸してもらえるようになった。守衛は必ず一人か二人はつくが、それでも友人と過ごせる時間は大切だ。
「いつもこんな感じなの……?」
ノアはサイラスとクリスを交互に見つめて、眉毛を下げた。
「自室にいるときは自由に過ごせてるよ。アメデオがいなくなってから学校はどう?」
「居やすくなった……あ、ごめんなさい」
サイラスの視線を気にしてか、ノアは素直に謝った。
「皆が皆、仲良くできるわけじゃないさ」
「はい……サイラスさんも、赤紙の件はお世話になりました。助けて下さりありがとうございます」
「どういたしまして。夏期休暇中、二人はずっとここで過ごすの?」
「調理場を借りれないかな?」
「調理場?」
「予備生は調理の授業が受けられないんだよ。だったら授業以外で学びたいと思って」
「良い心がけだけど、俺の一存では決められないなあ。あとで交代のとき、リチャードに聞いてみるよ」
区切りのいいところでリチャードが入ってきた。
クリスとノアは祈るような目で見つめ、サイラスはウィンクを何度かしながらリチャードに『お願い』をする。
「わかった」
「いいのか?」
「危険な授業は受けさせてはならないと決まりがあるが、授業外のことに関して規則はない」
「揚げ足取りに聞こえなくもないけど、良かったじゃん」
「ありがとうございます……!」
「甘いものでも作ろうよ。僕はクッキーがいい」
「俺、ケーキがいい」
「両方作ったらいいだろう。夏期休暇はまだ始まったばかりだ」
「お、リチャード様ったら名案じゃん。どうしたのよ」
サイラスが茶化すように言う。
「親しい友人と想い出も作れないまま卒業するのは可哀想だろう」
「慈悲や血も涙もないかと思ってた」
「それで、これから作るのか?」
サイラスを無視することに決めたリチャードは、クリスのノートに視線を落としながら問いかける。
「ノア、すぐに作ろう」
「先にどっちから?」
「ノアが食べたがってるケーキからで」
「じゃあ、明日はクッキーを作ろうか」
三日後は託宣の儀式がある。夏期休暇だろうが予備生に休みはない。
調理室へ移動すると、リチャードではなくサイラスがついてきた。
「リチャードの方がいい?」
ノアに聞こえないように耳元で囁かれ、サイラスを睨んだ。
「そんなわけあるか。僕の望みはノアとのんびり二人きりで過ごすことだ」
予備生は一年で卒業だ。卒業後もなんとかばれずにいれば、ノアとまた過ごす機会がやってくる。リチャードはリチャード、ノアはノアだ。どちらも代わりになれない。
何度か経験のあるケーキはそこそこ上手く作れた。サイラスに味見を頼むと、世界一美味しいと嘘くさい感想を頂いた。
「ケーキは僕らで食べようか」
「明日のクッキーはどうする? 誰かにあげる?」
頭に浮かんでくる顔がある。世話になっているから、ナイトだから、理由はいくつでも作れた。
「まあ……ちょっとはあげてもいいかな」
「あげたい人いるの?」
「予備生だといろいろ世話になる人もいるからな」
「……俺も予備生になれたらいいのに。そしたらもっと長い時間、クリスといられる」
クリスは拳を作り、喉から出そうになる言葉の数々を耐えた。
ノアは託宣の儀式の内容を知らない。怒ってもいけない。あんな目にノアを合わせたくない。
「神の御子って、一人出たらもう出ないの?」
「また出る可能性はあるよ。教団のために、頑張らなくちゃね」
予備生は儀式に関して口を開いてはいけないので、代わりにサイラスが答えた。
三人でテーブルを囲ってケーキを食べたが、なんだか味が判らなかった。
ターヴィは煌びやかで宝石が連なるサークレットを頭につけ、白いレースがあしらわれた布地を何重にも重ねた正装姿で、馬車に乗せられた。
ターヴィ様万歳、と声をかけられても、ターヴィは俯いたままでぴくりとも動かない。地獄の門を潜った先は、教団本部だ。月に数回、男たちに抱かれ、悪魔の声を聞く。悪魔の望むものを伝え、抱いた男たちからは膨大なお金をもらう。そうして教団は資金を集め、大きく成長していた。期限は悪魔が神の御子に飽きるまでだ。およそ十年は続くが、それ以上に愛された御子もいる。
ターヴィと守衛に、神の御子になったかもしれないと伝えられたリチャードにとって、そしてターヴィたちにとっても最善の方法だった。永れ御子として教団に送れば、ターヴィは悲惨な目に合い、相手の守衛は死刑確定。
本来ならば、クリスだって馬車に乗る可能性があるのだ。他人事ではいられない。だが何を優先すべきか、自分を守ってくれる人たちを考え、気を奮い立たせた。
夕食は豪勢な食事が振る舞われたが、気分が乗らなかった。
「クリス、一緒に温泉へ行かないか?」
大事な話をするとき、アーサーはいつも温泉に誘う。防犯カメラがない場所は、風呂場と部屋しかない。
「きれいだったよなあ……ターヴィ」
「ほんとに。可愛らしい顔立ちだから、ああいう服はとても似合ってた」
「俺が着ているところを想像してみてくれよ」
「……悪魔も見たくないんじゃないか?」
ジョークだ、と言う前にアーサーにお湯をかけられた。こちらも負けじと何度もかけ、お互いに笑い合う。
「ヌガーの件だけど、ウィルがありがとうだって」
「そっか。良かった。……気になる?」
「そりゃあ、俺の兄貴分だし」
「ガキの頃の話なんだけど、廊下で支給されたヌガーのお菓子を食べようとしたら、走ってきた生徒にぶつかって俺が落としちゃったんだよ。びーびー泣いてたら、たまたま通りかかったウィリアムさんが状況を察して、自分の分を俺にくれたんだ」
「そうだったのか」
「あのときのお礼と、借りを返したってやつ」
「さすが俺の兄貴だって、自慢したくなるよ」
「似てるよな、ウィリアムさんとお前って」
「似てる? 顔は全然違うと思うけど」
「顔の話じゃなくて、なんていうか、雰囲気っていうの? 高貴な血が漂ってる感じ。髪の色も」
「ブロンドヘアーなんてわんさかいるだろ」
「でも似てるよ。口では説明できない何かで繋がってるような気がする。兄弟いるっていいよな」
「お前にもいるかもしれないだろ。もしかしたら学園に」
「もしいたら、俺は全力で守るよ。絶対に神の御子にさせないように手を回してさ。俺が死んでも守り抜く」
「…………うん」
「そろそろ上がるか。にしても、こんな良い温泉があるのに誰も入らないなんてな」
温度調整をされているとはいえ、長時間は入っていられない。
白い肌は赤く染まり、温泉効果のためか肌はすべすべになっている。
自室へ戻り、明日の宿題に取りかかった。神の御子が生まれようと、時間は関係なく進むし宿題の期限も同じように迫ってくる。
机にあるカレンダーに目が留まった。あと数日で夏期休暇に入る。
夏期休暇の間は午前中で授業が終わる。午後はたんまりと出された宿題があるが、予備生は免除されるものが多い。儀式に集中させるためだ。腹が立ったので、クリスは普通生と同じように宿題をすることにした。
八月に入ったと同時に、クリスはノアを守衛所へ呼びだして宿題をしようと提案した。何度も呼んでいると空き部屋を貸してもらえるようになった。守衛は必ず一人か二人はつくが、それでも友人と過ごせる時間は大切だ。
「いつもこんな感じなの……?」
ノアはサイラスとクリスを交互に見つめて、眉毛を下げた。
「自室にいるときは自由に過ごせてるよ。アメデオがいなくなってから学校はどう?」
「居やすくなった……あ、ごめんなさい」
サイラスの視線を気にしてか、ノアは素直に謝った。
「皆が皆、仲良くできるわけじゃないさ」
「はい……サイラスさんも、赤紙の件はお世話になりました。助けて下さりありがとうございます」
「どういたしまして。夏期休暇中、二人はずっとここで過ごすの?」
「調理場を借りれないかな?」
「調理場?」
「予備生は調理の授業が受けられないんだよ。だったら授業以外で学びたいと思って」
「良い心がけだけど、俺の一存では決められないなあ。あとで交代のとき、リチャードに聞いてみるよ」
区切りのいいところでリチャードが入ってきた。
クリスとノアは祈るような目で見つめ、サイラスはウィンクを何度かしながらリチャードに『お願い』をする。
「わかった」
「いいのか?」
「危険な授業は受けさせてはならないと決まりがあるが、授業外のことに関して規則はない」
「揚げ足取りに聞こえなくもないけど、良かったじゃん」
「ありがとうございます……!」
「甘いものでも作ろうよ。僕はクッキーがいい」
「俺、ケーキがいい」
「両方作ったらいいだろう。夏期休暇はまだ始まったばかりだ」
「お、リチャード様ったら名案じゃん。どうしたのよ」
サイラスが茶化すように言う。
「親しい友人と想い出も作れないまま卒業するのは可哀想だろう」
「慈悲や血も涙もないかと思ってた」
「それで、これから作るのか?」
サイラスを無視することに決めたリチャードは、クリスのノートに視線を落としながら問いかける。
「ノア、すぐに作ろう」
「先にどっちから?」
「ノアが食べたがってるケーキからで」
「じゃあ、明日はクッキーを作ろうか」
三日後は託宣の儀式がある。夏期休暇だろうが予備生に休みはない。
調理室へ移動すると、リチャードではなくサイラスがついてきた。
「リチャードの方がいい?」
ノアに聞こえないように耳元で囁かれ、サイラスを睨んだ。
「そんなわけあるか。僕の望みはノアとのんびり二人きりで過ごすことだ」
予備生は一年で卒業だ。卒業後もなんとかばれずにいれば、ノアとまた過ごす機会がやってくる。リチャードはリチャード、ノアはノアだ。どちらも代わりになれない。
何度か経験のあるケーキはそこそこ上手く作れた。サイラスに味見を頼むと、世界一美味しいと嘘くさい感想を頂いた。
「ケーキは僕らで食べようか」
「明日のクッキーはどうする? 誰かにあげる?」
頭に浮かんでくる顔がある。世話になっているから、ナイトだから、理由はいくつでも作れた。
「まあ……ちょっとはあげてもいいかな」
「あげたい人いるの?」
「予備生だといろいろ世話になる人もいるからな」
「……俺も予備生になれたらいいのに。そしたらもっと長い時間、クリスといられる」
クリスは拳を作り、喉から出そうになる言葉の数々を耐えた。
ノアは託宣の儀式の内容を知らない。怒ってもいけない。あんな目にノアを合わせたくない。
「神の御子って、一人出たらもう出ないの?」
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