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第1章「きさらぎ駅」
第1話「存在しない駅の噂」
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雨の匂いが、街の音を薄くする夜がある。
車の走行音も、人の話し声も、どこか遠くで鳴っているように聞こえる。そんな夜ほど、噂はよく育つ。
午前三時三十三分。
存在しない駅に着いた。
帰り道が分からなくなった。
次は、どこだろう。
そういう言葉が、画面の向こうで何度も繰り返される。誰が最初に言い出したのかは分からない。最初、という概念がそもそも存在しないのかもしれない。気づいた時には「みんなが知っている」形に整えられ、怖い話として消費される。
鷹宮探偵事務所は、雑居ビルの四階にある。看板は小さく、意図的に目立たせていない。目立たないことは、余計な依頼を遠ざける最良の方法だ――普通は。
机の上には、印刷されたスクリーンショットの束が積まれている。匿名掲示板、SNS、動画コメント。どれも同じ単語を含んでいた。
《きさらぎ駅》
「……で、これが今回の噂」
久遠が淡々と言って資料を置いた。指先は乾いていて、熱がない。彼は噂話を恐れない。噂を、データとして扱う。
鷹宮は椅子にもたれ、視線だけで紙束を撫でた。噂の文章は似通っている。語尾、改行の癖、絵文字の有無。恐怖の盛り付け方まで、どこか揃っていた。
「“午前三時三十三分、存在しない駅に着く”。で、“戻れない”……」鷹宮は鼻で笑った。「都市伝説は嫌いだ。事実と違って、責任を取らない」
「でも事実より、よく人を動かす」久遠は目を伏せたまま言う。「拡散パターンも、ちょっと変だ。自然発生の噂じゃない」
「宣伝か、愉快犯か、カルトの勧誘だろう」鷹宮は立ち上がり、棚の奥から古い怪談集を引き抜いた。背表紙は擦り切れている。
久遠が眉を上げた。「幽霊は信じないくせに、怪談の本はやたら詳しいよね」
「敵を知るためだ」
「趣味だと思うけどな」
「黙れ」
二人の会話はいつもこうだ。張り詰めた糸を、わざと指で弾くように軽口を挟む。鷹宮は合理で刃を研ぎ、久遠は理屈で恐怖の輪郭をなぞる。互いの癖は、もう矯正できない。
チャイムが鳴った。
時刻は二十一時を過ぎている。通常なら断る時間だが、雨の夜には例外が多い。鷹宮がドアを開けると、若い女性が立っていた。二十代前半。顔色が薄く、濡れた髪が頬に張り付いている。
「……すみません、こんな時間に」声が震えている。「ここ、探偵事務所ですか」
「そうだ」鷹宮は名刺を差し出した。「要件は」
女性は名刺を見ずに、胸元のスマホを握りしめた。「弟が、帰ってこないんです」
久遠がすぐに椅子を引き、女性に座るよう促した。鷹宮はその向かいに座り、必要最低限の表情を作る。
「名前」
「宮下……宮下紗季です」女性は深く頭を下げた。「弟は宮下蓮。大学二年で……最近、変なことばかり言うようになって……」
「変なこと?」
紗季は目を泳がせ、言葉を探す。「“駅に呼ばれてる”って。笑いながら。最初は冗談だと思ったんです。でも一昨日から、夜中に外に出るようになって……」
「止めたか」
「止めました。昨日の夜……玄関で。そしたら弟、怒って……“今日が最後のチャンスだ”って」
久遠が、穏やかな声で問い返す。「最後のチャンス?」
紗季はスマホの画面をこちらに向けた。メモアプリの画面だ。短い文章が一行だけ残っている。
《3:33 きさらぎ 次は戻れないかも》
鷹宮の視線が一瞬止まる。久遠と目が合った。互いに言葉が要らないほど、同じ地点に辿り着いていた。
「弟さんがいなくなったのはいつだ」
「昨日の夜中です。午前二時くらいに、部屋を出た気配があって……朝になっても戻らなくて」紗季は唇を噛んだ。「電話も、メッセージも……」
鷹宮は短く頷いた。「警察には」
「行きました。でも、成人だし……事件性が薄いって」紗季の声が掠れる。「私、弟がふざけてるとは思えないんです。普段は……ちゃんとした子で……」
久遠が目を伏せたまま言う。「弟さん、都市伝説は好き?」
「……好きです。怖い話をよく見てました。YouTubeで」紗季は小さく頷く。「でも、ただの話でしょう? 噂でしょう?」
鷹宮は即答した。「噂は嫌いだが、噂に乗じる人間はもっと嫌いだ」
紗季の目が揺れる。「人間……?」
「失踪は犯罪で説明できる」鷹宮は淡々と続けた。「誘拐、恐喝、カルト、薬物。噂は餌になる。怖いほど、効く」
久遠が机の上の紙束を指で揃える。「でも今回の噂は、餌にしては妙に整いすぎてる。釣り針が、鋭い」
鷹宮が視線を寄越す。「憶測だ」
「仮説だよ」久遠は引かない。「少なくとも、自然に増える噂の増え方じゃない」
紗季が両手でスマホを握り直す。「……あの、もうひとつ。弟が最後に送ってきたものがあります」
「見せて」
紗季は履歴を開き、短い音声ファイルをタップした。スピーカーから、乾いたノイズが流れ出す。
——ザーッ……ザーッ……
雨音にも似ているが、もっと硬い。耳の奥を掻くような雑音。その向こうに、遠くのアナウンスが混ざる。駅の放送だ。だが言葉が歪み、判別できない。さらに、息を詰めたような小さな笑い声。
そして、はっきりとした一言。
『……次は、きさらぎ……』
直後、音は途切れる。残りはノイズだけが流れていた。
紗季は泣きそうな顔で首を振る。「これ、弟の声じゃないんです。弟はもっと……明るい声で……」
鷹宮は黙って、もう一度再生させた。音の距離感、反響、周波数帯。反響は地下空間のそれに近い。だが均一すぎる。駅のホームというより、狭い箱の中で鳴らしているような人工的な響き。
「……これ、駅じゃない」鷹宮が言った。
紗季の顔が上がる。「え……」
久遠が、同じ結論に別の言葉を添える。「駅のアナウンスに似せた音源。完全には似せきれてない。反響が不自然だ」
鷹宮は音声を止めた。「弟さんは、誰かと会う約束をしていたか。バイト先、友人、SNSのやり取り」
紗季は慌てて首を振る。「分かりません。でも……最近、スマホをずっと見ていて。夜も。何か、誰かと……」
久遠が視線を上げた。「弟さんの契約名義は?」
「私です。家族割で」
「位置情報、取れる」
紗季の顔がわずかに明るくなるが、すぐに不安が戻る。「……見つかりますか」
鷹宮は答えを曖昧にしない。「見つける。だが、噂の通りの場所に“行った”とは限らない」
久遠が補足する。「行ったとしても、駅じゃない。だから探せる」
紗季は何度も頷いた。救いを求める動きが、痛々しい。
鷹宮はコートを手に取った。「今すぐ動く。時間が経つほど、相手の準備が整う」
久遠も立ち上がり、机の端末を掴んだ。「……午前三時三十三分まで、あと六時間半」
鷹宮は一瞬だけ眉を寄せる。「時刻に意味があると?」
「まだ分からない。ただ」久遠は端末の画面を見つめた。「投稿の集中時間がそこに揃ってる。偶然じゃない」
鷹宮は廊下へ出て、雨の匂いが残る空気を吸った。噂は責任を取らない。だが、噂を使う人間は責任を取らせられる。
それで片が付くなら、いい。
ビルの外に出ると、街灯が濡れた路面を鈍く照らしていた。雨は止みかけているのに、空はまだ重い。雲の下で、都市は静かに稼働し続けている。鉄道も、通信も、電力も。すべてが、当たり前に人を運ぶ装置だ。
その当たり前の中に、もし“存在しない駅”が紛れ込んでいるのだとしたら。
鷹宮は、鍵束の金属音を鳴らしながら言った。
「久遠。まずは位置情報だ」
久遠は短く頷く。だがその目は、資料の束よりももっと遠くを見ているようだった。
「……鷹宮」
「何だ」
久遠はほんの一拍、言葉を選ぶように唇を閉じた。
「今回の噂。
“最初”が、見えない」
鷹宮は車に乗り込み、エンジンをかけた。ヘッドライトが雨粒を照らし、細い光の筋が前方へ伸びる。
「なら、作った奴を先に見つける」
鷹宮はアクセルを踏む。
「最初を作れるのは、人間だけだ」
車が走り出す。
街の音が戻り、現実が速度を得る。
それでも、紗季のスマホから聞いた声が、耳の奥に残っていた。
『……次は、きさらぎ……』
次は。
その言葉だけが、妙に現実味を帯びている。
まるで、行き先がすでに決まっているかのように。
車の走行音も、人の話し声も、どこか遠くで鳴っているように聞こえる。そんな夜ほど、噂はよく育つ。
午前三時三十三分。
存在しない駅に着いた。
帰り道が分からなくなった。
次は、どこだろう。
そういう言葉が、画面の向こうで何度も繰り返される。誰が最初に言い出したのかは分からない。最初、という概念がそもそも存在しないのかもしれない。気づいた時には「みんなが知っている」形に整えられ、怖い話として消費される。
鷹宮探偵事務所は、雑居ビルの四階にある。看板は小さく、意図的に目立たせていない。目立たないことは、余計な依頼を遠ざける最良の方法だ――普通は。
机の上には、印刷されたスクリーンショットの束が積まれている。匿名掲示板、SNS、動画コメント。どれも同じ単語を含んでいた。
《きさらぎ駅》
「……で、これが今回の噂」
久遠が淡々と言って資料を置いた。指先は乾いていて、熱がない。彼は噂話を恐れない。噂を、データとして扱う。
鷹宮は椅子にもたれ、視線だけで紙束を撫でた。噂の文章は似通っている。語尾、改行の癖、絵文字の有無。恐怖の盛り付け方まで、どこか揃っていた。
「“午前三時三十三分、存在しない駅に着く”。で、“戻れない”……」鷹宮は鼻で笑った。「都市伝説は嫌いだ。事実と違って、責任を取らない」
「でも事実より、よく人を動かす」久遠は目を伏せたまま言う。「拡散パターンも、ちょっと変だ。自然発生の噂じゃない」
「宣伝か、愉快犯か、カルトの勧誘だろう」鷹宮は立ち上がり、棚の奥から古い怪談集を引き抜いた。背表紙は擦り切れている。
久遠が眉を上げた。「幽霊は信じないくせに、怪談の本はやたら詳しいよね」
「敵を知るためだ」
「趣味だと思うけどな」
「黙れ」
二人の会話はいつもこうだ。張り詰めた糸を、わざと指で弾くように軽口を挟む。鷹宮は合理で刃を研ぎ、久遠は理屈で恐怖の輪郭をなぞる。互いの癖は、もう矯正できない。
チャイムが鳴った。
時刻は二十一時を過ぎている。通常なら断る時間だが、雨の夜には例外が多い。鷹宮がドアを開けると、若い女性が立っていた。二十代前半。顔色が薄く、濡れた髪が頬に張り付いている。
「……すみません、こんな時間に」声が震えている。「ここ、探偵事務所ですか」
「そうだ」鷹宮は名刺を差し出した。「要件は」
女性は名刺を見ずに、胸元のスマホを握りしめた。「弟が、帰ってこないんです」
久遠がすぐに椅子を引き、女性に座るよう促した。鷹宮はその向かいに座り、必要最低限の表情を作る。
「名前」
「宮下……宮下紗季です」女性は深く頭を下げた。「弟は宮下蓮。大学二年で……最近、変なことばかり言うようになって……」
「変なこと?」
紗季は目を泳がせ、言葉を探す。「“駅に呼ばれてる”って。笑いながら。最初は冗談だと思ったんです。でも一昨日から、夜中に外に出るようになって……」
「止めたか」
「止めました。昨日の夜……玄関で。そしたら弟、怒って……“今日が最後のチャンスだ”って」
久遠が、穏やかな声で問い返す。「最後のチャンス?」
紗季はスマホの画面をこちらに向けた。メモアプリの画面だ。短い文章が一行だけ残っている。
《3:33 きさらぎ 次は戻れないかも》
鷹宮の視線が一瞬止まる。久遠と目が合った。互いに言葉が要らないほど、同じ地点に辿り着いていた。
「弟さんがいなくなったのはいつだ」
「昨日の夜中です。午前二時くらいに、部屋を出た気配があって……朝になっても戻らなくて」紗季は唇を噛んだ。「電話も、メッセージも……」
鷹宮は短く頷いた。「警察には」
「行きました。でも、成人だし……事件性が薄いって」紗季の声が掠れる。「私、弟がふざけてるとは思えないんです。普段は……ちゃんとした子で……」
久遠が目を伏せたまま言う。「弟さん、都市伝説は好き?」
「……好きです。怖い話をよく見てました。YouTubeで」紗季は小さく頷く。「でも、ただの話でしょう? 噂でしょう?」
鷹宮は即答した。「噂は嫌いだが、噂に乗じる人間はもっと嫌いだ」
紗季の目が揺れる。「人間……?」
「失踪は犯罪で説明できる」鷹宮は淡々と続けた。「誘拐、恐喝、カルト、薬物。噂は餌になる。怖いほど、効く」
久遠が机の上の紙束を指で揃える。「でも今回の噂は、餌にしては妙に整いすぎてる。釣り針が、鋭い」
鷹宮が視線を寄越す。「憶測だ」
「仮説だよ」久遠は引かない。「少なくとも、自然に増える噂の増え方じゃない」
紗季が両手でスマホを握り直す。「……あの、もうひとつ。弟が最後に送ってきたものがあります」
「見せて」
紗季は履歴を開き、短い音声ファイルをタップした。スピーカーから、乾いたノイズが流れ出す。
——ザーッ……ザーッ……
雨音にも似ているが、もっと硬い。耳の奥を掻くような雑音。その向こうに、遠くのアナウンスが混ざる。駅の放送だ。だが言葉が歪み、判別できない。さらに、息を詰めたような小さな笑い声。
そして、はっきりとした一言。
『……次は、きさらぎ……』
直後、音は途切れる。残りはノイズだけが流れていた。
紗季は泣きそうな顔で首を振る。「これ、弟の声じゃないんです。弟はもっと……明るい声で……」
鷹宮は黙って、もう一度再生させた。音の距離感、反響、周波数帯。反響は地下空間のそれに近い。だが均一すぎる。駅のホームというより、狭い箱の中で鳴らしているような人工的な響き。
「……これ、駅じゃない」鷹宮が言った。
紗季の顔が上がる。「え……」
久遠が、同じ結論に別の言葉を添える。「駅のアナウンスに似せた音源。完全には似せきれてない。反響が不自然だ」
鷹宮は音声を止めた。「弟さんは、誰かと会う約束をしていたか。バイト先、友人、SNSのやり取り」
紗季は慌てて首を振る。「分かりません。でも……最近、スマホをずっと見ていて。夜も。何か、誰かと……」
久遠が視線を上げた。「弟さんの契約名義は?」
「私です。家族割で」
「位置情報、取れる」
紗季の顔がわずかに明るくなるが、すぐに不安が戻る。「……見つかりますか」
鷹宮は答えを曖昧にしない。「見つける。だが、噂の通りの場所に“行った”とは限らない」
久遠が補足する。「行ったとしても、駅じゃない。だから探せる」
紗季は何度も頷いた。救いを求める動きが、痛々しい。
鷹宮はコートを手に取った。「今すぐ動く。時間が経つほど、相手の準備が整う」
久遠も立ち上がり、机の端末を掴んだ。「……午前三時三十三分まで、あと六時間半」
鷹宮は一瞬だけ眉を寄せる。「時刻に意味があると?」
「まだ分からない。ただ」久遠は端末の画面を見つめた。「投稿の集中時間がそこに揃ってる。偶然じゃない」
鷹宮は廊下へ出て、雨の匂いが残る空気を吸った。噂は責任を取らない。だが、噂を使う人間は責任を取らせられる。
それで片が付くなら、いい。
ビルの外に出ると、街灯が濡れた路面を鈍く照らしていた。雨は止みかけているのに、空はまだ重い。雲の下で、都市は静かに稼働し続けている。鉄道も、通信も、電力も。すべてが、当たり前に人を運ぶ装置だ。
その当たり前の中に、もし“存在しない駅”が紛れ込んでいるのだとしたら。
鷹宮は、鍵束の金属音を鳴らしながら言った。
「久遠。まずは位置情報だ」
久遠は短く頷く。だがその目は、資料の束よりももっと遠くを見ているようだった。
「……鷹宮」
「何だ」
久遠はほんの一拍、言葉を選ぶように唇を閉じた。
「今回の噂。
“最初”が、見えない」
鷹宮は車に乗り込み、エンジンをかけた。ヘッドライトが雨粒を照らし、細い光の筋が前方へ伸びる。
「なら、作った奴を先に見つける」
鷹宮はアクセルを踏む。
「最初を作れるのは、人間だけだ」
車が走り出す。
街の音が戻り、現実が速度を得る。
それでも、紗季のスマホから聞いた声が、耳の奥に残っていた。
『……次は、きさらぎ……』
次は。
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