30 / 155
奥さまはモンバス姉さん編
30 異世界帰りの勇者 その1
しおりを挟む
奥さまの名前は瀬利亜。
旦那様の名前は光一。
ごく普通の二人はごく普通の恋愛をし、ごく普通の結婚をしました。
周りがどう言おうと『奥さまはそうご主張』されています。
ただ、一つ?違ったのは奥様は『モンバス姉さん』だったのです。
綾小路遥です。
いろいろ事件があったものの(※その事件に関してはまた後日お話します。)、瀬利亜さんと光一さんの結婚式は無事終わり、新学期が始まりました。
三年生になったものの、クラスメートはそのまま三年に持ち上がり、三年雪組担任、副担任も錦織先生、アルテア先生のまま変わらなかったので、大きく日常が変わったような気がしません。
このクラスを下手にいじると制御不能になりそうなので、副担任のアルテア先生とクラスのメンバーをそのままに保持して転職予定の錦織先生を無理やり引き留めたそうなので、クラスが変わらないのは意図的なものだそうです!が…。
さて、新学期が始まって数日経った日にうちのクラスに転校生が入ってきました。
去年度は女生徒ばかり転入して来ていたので、何となく女子のような気がしていましたが、今回はやや背の高いイケメンの男子生徒で、男性陣が明らかにがっかりしておりました。
「伊集院聡です。よろしくおねがいします!」
「「よろしくおねがいします!!」」
うん、かなりのイケメンですが普通のクラスと違って反応が薄いですね…。
私は見た瞬間、『悪人ではないもののめんどくさい系、しかも下手に能力が高い分、めんどくささが数倍』になる…と判定し、他の人の反応から、伊集院君の人柄をより深く推測することにしました。
まずは、瀬利亜さん。
ご結婚後も相変わらず明るく、優しく、凛々しいです。うっとりと見とれてしまいそうに…見とれている場合ではないので、伊集院君を見た反応を……どうでも良さそうです。一瞬眉をしかめられたので、私同様『ちょっとめんどくさそう』と感じられたようです。
まあ、瀬利亜さんは悪人系や危険系でなければ、あまり気にされない人なので、少なくとも危険ではないことははっきりしました。
まあ、本当に危険な人はアルテア先生が排除されるので、そもそも学校に転入できないのですが…。
次に氷室琴美さん。一部で『リアル悪役令嬢』の異名を取る釣り目の美人のお嬢様です。正体は雪女の姫…なのだそうで、モンスターバスター組を除けば霊力は校内でも最高クラスらしいです。プライドが高く、一見ツン系ですが、根っこは優しく面倒見がいいので、男女を問わず隠れファンが多いです。
伊集院君を見て、嫌そうな顔をしています!ものすごく嫌そうです!
それを見ていて、なんとなく推測がつきました。
文武両道の成績優秀で、名家の血筋がどうこうで、プライドがものすごく高いタイプのいわゆる『委員長タイプ』です。加えて、何らかの『能力者』で、さらに『エリート意識が高い』感じでしょう。
うわあ…考えるだけでめんどくさくなってきました…。
まあ、『実害のないタイプ』であることを祈りましょう。
伊集院君の席は私や瀬利亜さん、さらに、氷室さんからも離れていて、正直助かりました。
…伊集院君はクラスの反応が薄いので、少し不思議そうな感じです。
今までは常時クラスや、下手すると学校中の注目の的だったのでしょうね。
ホームルームはつつがなく終わり、一時限目は…体育のカイザス先生が休みで、自習になりました。
……実はモンスターバスター一二星で病気や事故すらほとんどあり得ないカイザス先生が抜けられるとはどういうことでしょうか?
普通に考えると『モンスターバスターの任務』ということになりそうですが、その割には瀬利亜さんが不思議そうな顔をされています。
後で瀬利亜さんに確認してみましょう。
…そんなことを考えていると、伊集院君が立ち上がると、なぜか瀬利亜さんの方に向かって歩き出したのですが…。
「そちらの美しい女性、お名前はなんとおっしゃいますか?」
伊集院君がふっと笑ってかけたセリフに瀬利亜さんを除くみんなが固まりました。
伊集院君はかなりの能力者だと思いましたが、瀬利亜さんの正体に全然気づいていないようです。
瀬利亜さんは一瞬、ぽかんとされて、不思議そうな表情をされましたが、すぐに元に戻されるとにっこりと口を開かれました。
「瀬利亜です。石川瀬利亜です。」
「そうですか、瀬利亜さんですか…素敵なお名前ですね。よろしかったらお付き合いしていただいてよろしいでしょうか?」
普通の女子なら騙される『最高に見える笑顔』で伊集院君が瀬利亜さんに語りかけると、教室中が騒然とします。
千早さんを始め、教室中の女性陣の目が伊集院君を見る目が急に厳しくなります。
瀬利亜さんはほんの一瞬だけやれやれ…みたいな表情になりそうになりますが、瞬時に元の笑顔に戻されると、口を開かれます。
「そうおっしゃっていただいて光栄です。ただ、私もう結婚しておりますので、大変申し訳ないのですがお断りさせていただきますね。」
見とれそうになるさわやかな笑顔の瀬利亜さんの背後に『お帰りはあちら』というフリップが見えているような感じです。
言われて伊集院君は一瞬完全に固まります。おそらく今まで振られたことなどないのではないでしょうか?
それでも冷や汗をかきながら頑張って笑顔に戻して伊集院君はさらに口を開きます。
「いやあ、瀬利亜さんは冗談がお上手ですね♪高校生でご結婚とは、はっはっは!」
「ほら、証拠の指輪♪」
瀬利亜さんは涼しい顔で左手薬指のプラチナの指輪をさりげなくアピールします。
「……ずいぶんと手の込んだ御冗談ですね…。」
伊集院君は必死でペースを取り戻そうとしますが…。
「ほら、これが結婚式と披露宴のアルバムです♪
髪が銀色なので、白無垢は止めて、色打掛とドレスの両方にしました。」
瀬利亜さんが鞄から『特大のアルバム』を取り出されて嬉しそうに見せびらかしています。
「で、今回は新学期まで時間がなかったので、夏休みに南の島にまた行く予定にして、新婚旅行は北海道の温泉地にしました♪
今さらながらの『木彫りの熊』とアイヌの方の伝統工芸のアッシ織のランチョンマットとか素敵でしょ♪」
……どこからともなく取り出された北海道土産に伊集院君だけでなく、クラスのみんなが呆然と見ています。
「石川!!そんなにたくさん、どこにしまっていたんだ?!!それと、いつもそんなものを持ち歩いているのか??!!!」
あらら、ついにうちのクラスの『ツッコミ王』の橋本君が叫んでいるよ…。
「どこにしまっていたかは『乙女の秘密』だわ♪それと、新婚旅行に行ってきて、『ハネムーン気分をいつでも味わうために』いつでも持ち歩いているわ!!」
…も…持ち歩いておられるのですね…。さすがモンスターバスター御用達の『◎次元ポケットならぬ、収納のおかげだけのことはありますね…。
「…ちょっと待ってくれ!その写真から見ると、旦那さんは担任の錦織先生か?!」
「ええ、ダーリン…もとい、夫は光ちゃ…錦織先生です♪」
瀬利亜さんが胸を張って断言されます。
実に嬉しそうに言われるんですよね…。光一さんのことが本当に大好きだと全身で表現されています。
それを聞いて、伊集院君がふっと笑います。
「…そうか、ただの教師か…。失礼、私は大学卒業後、我が伊集院グループを継ぐ予定があるのですが、『今のうちに乗り換えられる』おつもりはないでしょうか?」
なに、この人?!人妻を口説こうとしているよ!!!
…伊集院グループ?!ああ、例の旧財閥系の…。
今の総帥は悪い人ではないのですが…、権威主義なので、父(綾小路元大使)は苦手だとか言ってましたよね…。
「まあ、伊集院君は将来はご安泰ですのね♪
それは素晴らしいことだと思いますが、夫も教師としてすごく誠実に仕事をしていると思いますし、私自身も自立して別の仕事をする予定ですので、夫の職業にはこだわらないことにしております♪」
瀬利亜さん、一瞬すごく呆れたような表情をされた後、すぐに笑顔に戻られて、さりげに返しが上手ですよね…。
「…なるほど……財閥系グループ総帥すら、あまり気にされないとは、さらに気に入ってしまいました。
では、これならどうです!!
私は『異世界で勇者』として活躍したのち、この世界に帰還してきたのですよ!!」
クラスのみんなが伊集院君に共感しました。『ブルータス、お前もか!』と。
その時、教室に閃光が走り、大きく揺れ出しました。
みんなの足元に以前も見た魔方陣が姿を現しています。
「落ち着け、みんな!これは異世界から…。」
「うん、異世界からクラスが召喚されているんだろ?」
仕切ろうとした伊集院君が橋本君のツッコミを受けて目が点になります。
「…どうして、それがわかって、しかも、落ち着いているんだ?!!」
「うん、以前うちのクラスごと異世界召喚されたことがあって、その時、無事に戻って来れたから。」
「……。」
一人だけ愕然としている伊集院君をしり目に、教室ごとめでたく?召喚され、みんなの予想通り、教室外には巫女のカトリーヌさんと村人たちが焦燥された様子で私たちを待っていました。
「今度は一体何があったのかしら?」
瀬利亜さんがジト目でカトリーヌさんを見ています。
「皆さん!本当に助かりました!!ぬいぐるみ事業は成功したのですが、今度は村で多角経営に乗り出したら、『バブルがはじけて大失敗』したのです!
損益が大きすぎてぬいぐるみ事業だけではとても立て直しができないのです!!
どうか、みなさまのお力をお貸しください!!!」
「あほかーーーい!!!!」
再びカソノ村中に瀬利亜さんのハリセンの音が高々と響いたのでした。
続く
旦那様の名前は光一。
ごく普通の二人はごく普通の恋愛をし、ごく普通の結婚をしました。
周りがどう言おうと『奥さまはそうご主張』されています。
ただ、一つ?違ったのは奥様は『モンバス姉さん』だったのです。
綾小路遥です。
いろいろ事件があったものの(※その事件に関してはまた後日お話します。)、瀬利亜さんと光一さんの結婚式は無事終わり、新学期が始まりました。
三年生になったものの、クラスメートはそのまま三年に持ち上がり、三年雪組担任、副担任も錦織先生、アルテア先生のまま変わらなかったので、大きく日常が変わったような気がしません。
このクラスを下手にいじると制御不能になりそうなので、副担任のアルテア先生とクラスのメンバーをそのままに保持して転職予定の錦織先生を無理やり引き留めたそうなので、クラスが変わらないのは意図的なものだそうです!が…。
さて、新学期が始まって数日経った日にうちのクラスに転校生が入ってきました。
去年度は女生徒ばかり転入して来ていたので、何となく女子のような気がしていましたが、今回はやや背の高いイケメンの男子生徒で、男性陣が明らかにがっかりしておりました。
「伊集院聡です。よろしくおねがいします!」
「「よろしくおねがいします!!」」
うん、かなりのイケメンですが普通のクラスと違って反応が薄いですね…。
私は見た瞬間、『悪人ではないもののめんどくさい系、しかも下手に能力が高い分、めんどくささが数倍』になる…と判定し、他の人の反応から、伊集院君の人柄をより深く推測することにしました。
まずは、瀬利亜さん。
ご結婚後も相変わらず明るく、優しく、凛々しいです。うっとりと見とれてしまいそうに…見とれている場合ではないので、伊集院君を見た反応を……どうでも良さそうです。一瞬眉をしかめられたので、私同様『ちょっとめんどくさそう』と感じられたようです。
まあ、瀬利亜さんは悪人系や危険系でなければ、あまり気にされない人なので、少なくとも危険ではないことははっきりしました。
まあ、本当に危険な人はアルテア先生が排除されるので、そもそも学校に転入できないのですが…。
次に氷室琴美さん。一部で『リアル悪役令嬢』の異名を取る釣り目の美人のお嬢様です。正体は雪女の姫…なのだそうで、モンスターバスター組を除けば霊力は校内でも最高クラスらしいです。プライドが高く、一見ツン系ですが、根っこは優しく面倒見がいいので、男女を問わず隠れファンが多いです。
伊集院君を見て、嫌そうな顔をしています!ものすごく嫌そうです!
それを見ていて、なんとなく推測がつきました。
文武両道の成績優秀で、名家の血筋がどうこうで、プライドがものすごく高いタイプのいわゆる『委員長タイプ』です。加えて、何らかの『能力者』で、さらに『エリート意識が高い』感じでしょう。
うわあ…考えるだけでめんどくさくなってきました…。
まあ、『実害のないタイプ』であることを祈りましょう。
伊集院君の席は私や瀬利亜さん、さらに、氷室さんからも離れていて、正直助かりました。
…伊集院君はクラスの反応が薄いので、少し不思議そうな感じです。
今までは常時クラスや、下手すると学校中の注目の的だったのでしょうね。
ホームルームはつつがなく終わり、一時限目は…体育のカイザス先生が休みで、自習になりました。
……実はモンスターバスター一二星で病気や事故すらほとんどあり得ないカイザス先生が抜けられるとはどういうことでしょうか?
普通に考えると『モンスターバスターの任務』ということになりそうですが、その割には瀬利亜さんが不思議そうな顔をされています。
後で瀬利亜さんに確認してみましょう。
…そんなことを考えていると、伊集院君が立ち上がると、なぜか瀬利亜さんの方に向かって歩き出したのですが…。
「そちらの美しい女性、お名前はなんとおっしゃいますか?」
伊集院君がふっと笑ってかけたセリフに瀬利亜さんを除くみんなが固まりました。
伊集院君はかなりの能力者だと思いましたが、瀬利亜さんの正体に全然気づいていないようです。
瀬利亜さんは一瞬、ぽかんとされて、不思議そうな表情をされましたが、すぐに元に戻されるとにっこりと口を開かれました。
「瀬利亜です。石川瀬利亜です。」
「そうですか、瀬利亜さんですか…素敵なお名前ですね。よろしかったらお付き合いしていただいてよろしいでしょうか?」
普通の女子なら騙される『最高に見える笑顔』で伊集院君が瀬利亜さんに語りかけると、教室中が騒然とします。
千早さんを始め、教室中の女性陣の目が伊集院君を見る目が急に厳しくなります。
瀬利亜さんはほんの一瞬だけやれやれ…みたいな表情になりそうになりますが、瞬時に元の笑顔に戻されると、口を開かれます。
「そうおっしゃっていただいて光栄です。ただ、私もう結婚しておりますので、大変申し訳ないのですがお断りさせていただきますね。」
見とれそうになるさわやかな笑顔の瀬利亜さんの背後に『お帰りはあちら』というフリップが見えているような感じです。
言われて伊集院君は一瞬完全に固まります。おそらく今まで振られたことなどないのではないでしょうか?
それでも冷や汗をかきながら頑張って笑顔に戻して伊集院君はさらに口を開きます。
「いやあ、瀬利亜さんは冗談がお上手ですね♪高校生でご結婚とは、はっはっは!」
「ほら、証拠の指輪♪」
瀬利亜さんは涼しい顔で左手薬指のプラチナの指輪をさりげなくアピールします。
「……ずいぶんと手の込んだ御冗談ですね…。」
伊集院君は必死でペースを取り戻そうとしますが…。
「ほら、これが結婚式と披露宴のアルバムです♪
髪が銀色なので、白無垢は止めて、色打掛とドレスの両方にしました。」
瀬利亜さんが鞄から『特大のアルバム』を取り出されて嬉しそうに見せびらかしています。
「で、今回は新学期まで時間がなかったので、夏休みに南の島にまた行く予定にして、新婚旅行は北海道の温泉地にしました♪
今さらながらの『木彫りの熊』とアイヌの方の伝統工芸のアッシ織のランチョンマットとか素敵でしょ♪」
……どこからともなく取り出された北海道土産に伊集院君だけでなく、クラスのみんなが呆然と見ています。
「石川!!そんなにたくさん、どこにしまっていたんだ?!!それと、いつもそんなものを持ち歩いているのか??!!!」
あらら、ついにうちのクラスの『ツッコミ王』の橋本君が叫んでいるよ…。
「どこにしまっていたかは『乙女の秘密』だわ♪それと、新婚旅行に行ってきて、『ハネムーン気分をいつでも味わうために』いつでも持ち歩いているわ!!」
…も…持ち歩いておられるのですね…。さすがモンスターバスター御用達の『◎次元ポケットならぬ、収納のおかげだけのことはありますね…。
「…ちょっと待ってくれ!その写真から見ると、旦那さんは担任の錦織先生か?!」
「ええ、ダーリン…もとい、夫は光ちゃ…錦織先生です♪」
瀬利亜さんが胸を張って断言されます。
実に嬉しそうに言われるんですよね…。光一さんのことが本当に大好きだと全身で表現されています。
それを聞いて、伊集院君がふっと笑います。
「…そうか、ただの教師か…。失礼、私は大学卒業後、我が伊集院グループを継ぐ予定があるのですが、『今のうちに乗り換えられる』おつもりはないでしょうか?」
なに、この人?!人妻を口説こうとしているよ!!!
…伊集院グループ?!ああ、例の旧財閥系の…。
今の総帥は悪い人ではないのですが…、権威主義なので、父(綾小路元大使)は苦手だとか言ってましたよね…。
「まあ、伊集院君は将来はご安泰ですのね♪
それは素晴らしいことだと思いますが、夫も教師としてすごく誠実に仕事をしていると思いますし、私自身も自立して別の仕事をする予定ですので、夫の職業にはこだわらないことにしております♪」
瀬利亜さん、一瞬すごく呆れたような表情をされた後、すぐに笑顔に戻られて、さりげに返しが上手ですよね…。
「…なるほど……財閥系グループ総帥すら、あまり気にされないとは、さらに気に入ってしまいました。
では、これならどうです!!
私は『異世界で勇者』として活躍したのち、この世界に帰還してきたのですよ!!」
クラスのみんなが伊集院君に共感しました。『ブルータス、お前もか!』と。
その時、教室に閃光が走り、大きく揺れ出しました。
みんなの足元に以前も見た魔方陣が姿を現しています。
「落ち着け、みんな!これは異世界から…。」
「うん、異世界からクラスが召喚されているんだろ?」
仕切ろうとした伊集院君が橋本君のツッコミを受けて目が点になります。
「…どうして、それがわかって、しかも、落ち着いているんだ?!!」
「うん、以前うちのクラスごと異世界召喚されたことがあって、その時、無事に戻って来れたから。」
「……。」
一人だけ愕然としている伊集院君をしり目に、教室ごとめでたく?召喚され、みんなの予想通り、教室外には巫女のカトリーヌさんと村人たちが焦燥された様子で私たちを待っていました。
「今度は一体何があったのかしら?」
瀬利亜さんがジト目でカトリーヌさんを見ています。
「皆さん!本当に助かりました!!ぬいぐるみ事業は成功したのですが、今度は村で多角経営に乗り出したら、『バブルがはじけて大失敗』したのです!
損益が大きすぎてぬいぐるみ事業だけではとても立て直しができないのです!!
どうか、みなさまのお力をお貸しください!!!」
「あほかーーーい!!!!」
再びカソノ村中に瀬利亜さんのハリセンの音が高々と響いたのでした。
続く
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魔力ゼロの俺だけが、呪いの装備を『代償なし』で使い放題 ~命を削る魔剣も、俺が持てば『ただのよく切れる剣』~
仙道
ファンタジー
現代日本で天才研究者だった相模登(さがみ のぼる)は、ある日突然、異世界へ転移した。 そこは『スキル』と『魔力』が全てを決める世界。
しかし登には、ステータス画面もなければ、魔力も、スキルも一切存在しなかった。
ただの一般人として迷宮に放り出された彼は、瀕死の女騎士と出会う。彼女の前には、使う者の命を瞬時に吸い尽くす『呪いの魔剣』が落ちていた。
武器はそれしかない。女騎士は絶望していたが、登は平然と魔剣を握りしめる。 「なぜ……生きていられるの?」 登には、剣が対価として要求する魔力は存在しない。故に、魔剣はデメリットなしの『ただのよく切れる剣』として機能した。
これは、世界で唯一「対価」を支払う必要がない登が、呪われた武具を次々と使いこなし、その副作用に苦しむ女騎士やエルフ、聖女を救い出し、無自覚に溺愛されていく物語。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる