112 / 155
さらに奥さまはモンバス姉さん編
111 風流院大学入学式 その1
しおりを挟む
※以前の話を確認するのがめんどくさい人のための登場人物紹介
石川瀬利亜 風流院大学の講師になった?美少女モンスターバスター。光一の奥様。一人ノリツッコミが特技のスーパーヒロインでもある。
リディア・アルテア・サティスフィールド 風流院大学学長。長身のゆるふわ美女で世界最高の魔法使い・『大魔女リディア』。瀬利亜はんを溺愛している。
引田天空 没落していた陰陽師の家系の青年で、風流院大学新入生。先祖の霊の引田空海(女性)が守護霊としてついている。
銀田一初: 名探偵銀田一耕介の孫娘。自称美少女名探偵。
神那岐千早 瀬利亜の後輩モンスターバスターで、剣の達人。姉代わりの瀬利亜が大好き。
冗談みたいな入学試験に合格し、俺・引田天空は今日の風流院大学の入学式に出席していた。
100人の人種や見た目の年齢も様々な新入生たちが講堂へ並べられた椅子に腰かけている。
生徒の両親もかなり出席しているようだ。
後ろを見ると…ああ?!何も言わなかったくせに俺の両親も出席しているよ!!
あの二人はおそらく『異文化交流部』という建前を本当に信じているからな。
実態の『モンスターバスター育成学部』と知ったらさぞやビックリするだろうな。
複雑な想いに捉われながら周りを見回すと…俺の隣は日本人形のような長髪の可愛らしい女の子だ!
かわいいのはいいのだけれど、がんばっても高校生にようやくなったくらいにしか見えないのだが…。
さらにその隣も同じくらいの年齢に見えるショートヘアの活発系の可愛らしい女の子だ。
この二人は受験会場では見なかったから、推薦入学なのだろうな。
「お久しぶりです。初さんも入学しておられたのですね。またお会いできてうれしいです。」
日本人形のような可愛らしい女の子がニコニコしながら隣の子に話しかけている。
「私も千早ちゃんと再会できてうれしいな♪一緒にいるだけで癒されるんだもん♪」
初という子が千早ちゃんの頭を両手でわさわさと撫でまわしている。二人はかなり仲がいいようで、美少女二人がじゃれ合う様はとても癒される。
「あれ、初さん。右肩にいる子はいつからお友達になられたんですか?」
千早ちゃんが初ちゃんの方をまじまじと見ながら言う。
え?右肩…本当だ!
俺が透視の陰陽術を使うと右肩に小さな可愛らしい二足歩行のシャム猫が立っている。
千早ちゃんは透視能力が使えるのか…。
「ふっふっふ、この『魔法の妖精』シャムリンとお友達になったことで、私は『魔法の名探偵・クレバー初』としてこれから世界的に大活躍するのよ!!」
…ま、魔法少女デスカ…。
『いや、初…。おめえ、それなりに魔力があって、目の付け所も悪くはないけど、致命的にドジで、思い込みが激しすぎるだろ。
そうとう鍛え直さなければ探偵は難しくないか?』
シャム猫の妖精がため息をつきながらテレパシーで初ちゃんに語りかけている。
それを聞いて、初ちゃんは頬を膨らませてぷりぷりしており、千早ちゃんはあちゃー…という感じで難しい顔になる。
年下の女の子たちの会話は見ていてほのぼのするな…。
俺も陰陽術を使っていなかったら周りの人たち同様この会話は聞こえなかったはずなんだよね。
…いや、この場所だから、何人かは聞こえているかもしれないな…。
そうこうするうちに、壇上に先日試験官をされた瀬利亜さんとアルテア学長が上がっていく。
いよいよ、入学式が始まるようだ。
瀬利亜さん(今までの状況からしてどう見てもシードラゴンマスク様なのだけど)はマイクを手に取ると、話し始める。
「風流院大学異文化交流学部、学部長の石川瀬利亜です。」
瀬利亜さんの言葉に父兄席が大きくどよめく。
うん、見た目二〇代にしか見えないハーフの若い女性が学部長とか、普通なら絶対にありえないからね…。
というか、シードラゴンマスク様は学部長なのか。俺の両親はほぼ例外にしても、多くの父兄は『モンスターバスター学部』だとは知っていても、瀬利亜さん=シードラゴンマスク様とは知らないからな。
「本日は風流院大学入学式にお越しいただき、ありがとうございます。
新入生に皆さま、ご父兄の皆様方にお祝い申し上げます。
『異文化交流学部』という様々な分野での『トラブルシューターたち』を育成させていただける学部の学部長を務めさせていただき、まことに光栄であります。
人材育成に関してですが、プロとしての能力を伸ばしていくことはある意味当然ではあります。しかし、それ以上に一人の人間として真っ当であること、まず本人が幸せな人生を歩けるようになることが根本的に大切なことであることだと思います。
幸せな人しか、本当の意味で他の人を幸せにはできないと言います。
学部内外のいろいろな人たちと交流することで、生徒さん達それぞれが『自分の幸せな人生の道』を見出すことを全力でサポートさせていただこうと思います。」
かっけええ!!!生徒達も父兄たちもおおっ!!とかどよめいているよ。
次に瀬利亜さんはアルテア学長にマイクを渡す。
「生徒の皆様、ご父兄の皆様、よく我が大学へお越しいただきました。
私が学長のリディア・アルテア・サティスフィールドです。」
にこにこと笑う超絶美女に講堂内は静まりかえる。
「好きこそものの上手なれ…と言います。
寝食を忘れるくらい夢中になってやることが本当に意味でもその人の糧になってくるものであり、上達への最短コースでもあります。
当大学では可能な限り生徒さんたちを『夢中になれる分野』に誘導し、また、人間的にもバランスのとれた真のプロの育成に取り組ませていただきます。
学ぶことはとても楽しいことであることを大学の講義・実技の中で体感していただき、生涯学び続けることの楽しさ、幸せを味わってほしいと思います。」
とても素晴らしい話だ…けど、生徒も父兄もアルテア学長に見とれて半分くらいしか聞いていないような気がするよな…。
「それでは、これから教員の紹介をしたいと思うのですが、その前に……。
神那岐講師!どうして、あなたが生徒たちの席に座っているのですか?!
今から紹介しますから、すぐに壇上に上がってきてください!!」
瀬利亜学部長がマイクに向かって叫び、俺の隣の千早ちゃんがびくっと震える。
「ええええ?!でもでも!皆さん、私よりずっと年上の人たちばかりに見えるんですけど!!
とても私に講師なんか務まりそうにないですよ!!」
半分涙目になって千早ちゃんが瀬利亜学部長に必死で訴えている。
見た目、とても可愛らしくて庇護欲をそそるのですが…講師とはどういうこと?!
「全くだ!!そんな『中学生』を講師にしようとか、どうかしている!」
ええええええ?!!またもやあの『剛田脳筋くん』が立ち上がって叫んでいるよ!
…剛田君、合格していたのだね…。
「中学生じゃありません!!もう少しで一六歳になります!!」
別の意味で涙目になりながら千早ちゃんが懸命に抗議している。
…見た目の可愛さ、行動の素朴さを合わせて、見ているだけでさらに萌えてきそうだ。
生徒の半分くらい、特に女生徒たちの千早ちゃんを見る眼は子犬か子猫を見るような視線になっているんだけど…。
「ほんの少し前まで中学生だったわけじゃん!!!」
「違います!!ちゃんと高校へ通ってました!!」
すごく不毛な争いになってきたのだけど。
「学部長待ってください!!」
試験当日、いろいろ語っていたメガネ…もとい、確か小林が立ち上がって叫ぶ。
「神那岐講師とおっしゃいましたが、もしかして『護国刀・神那岐』のあの神那岐家のかたですか?!でしたら、彼女は…。」
『うわー、メガネくんたらよく知っているわね。』
空海姉が俺の耳元で囁く。
『あの娘、【世界の霊的最重要地域の日本を守る切り札・神那岐の太刀】の継承者だよ。見た目で判断しない方がいい。』
「さすがは、メガネ君だけのことはあるわね!その通り、神那岐千早講師は【対魔神刀・神那岐の太刀】の継承者だわ。」
瀬利亜学部長が胸を張って答える。
「学部長!!メガネくんはないでしょ?!!メガネくんは!!!」
「…ええと……明智君だったかしら…?」
「小林です!ちなみに少年探偵団じゃないですから。」
例のメガネの小林がやや憮然とした顔で答える。
ただの知ってるくんではなくて、あの時気絶しなかったのだから彼も只者ではないのだね。
「しかしです!すごい刀の継承者だからと言って、経験もない女の子をいきなり講師にするのはどうなんですか?!」
おおっと?!剛田君がまだ粘っているよ。
「ちっちっち。これだから脳筋君には困ったものだ。」
舌打ちをしながら小林がドヤ顔をしている。なにか大事なことを知っているようだが…。
「世界が征服される寸前だった例の『星舟事件』の際にはシードラゴンマスク様と同時に『神那岐の太刀の継承者』が活躍したという裏情報が流れているのだよ。
つまり、一年半前には神那岐講師は現役で第一線に出ていたプロ中のプロというわけさ。
さすがの私も神那岐の太刀の継承者の見た目がこんなに幼いとは想定していなかったがね。」
小林に言われて剛田が悔しそうに黙っている。
それを見て、小林はさらに得意そうになっていたが…。
「脳筋さんも、メガネさんも『中学生』とか、幼いとか酷すぎます!!!」
千早講師が涙目になりながらさらに頬を膨らませている。
「全くだわ!!レディに向かってなんて失礼な筋肉とメガネなの?!」
「そうよ!女心がわからない失礼な人たちね!!」
周りの女生徒たちが千早講師をかばうように次々と椅子から立ち上がって抗議し始める。
「待ってくれ!!私はそんなつもりでは…。」
「黙りなさい!!このうんちくメガネ!!!」
小林は試験の時に来ていた氷室というクール系美女に指を突きつけられて剛田とともに完全に固まってしまった。
「いかがでしょうか。モンスターバスターには知識や強さも大切ですが、今日の体験から、『周りに配慮する力』も必須だと体感していただけたと思います。」
なんか、瀬利亜学部長が〆ちゃったんですけど…。
なお、当然のことながら千早講師は女生徒たちのアイドルと化したのは言うまでもありません。
石川瀬利亜 風流院大学の講師になった?美少女モンスターバスター。光一の奥様。一人ノリツッコミが特技のスーパーヒロインでもある。
リディア・アルテア・サティスフィールド 風流院大学学長。長身のゆるふわ美女で世界最高の魔法使い・『大魔女リディア』。瀬利亜はんを溺愛している。
引田天空 没落していた陰陽師の家系の青年で、風流院大学新入生。先祖の霊の引田空海(女性)が守護霊としてついている。
銀田一初: 名探偵銀田一耕介の孫娘。自称美少女名探偵。
神那岐千早 瀬利亜の後輩モンスターバスターで、剣の達人。姉代わりの瀬利亜が大好き。
冗談みたいな入学試験に合格し、俺・引田天空は今日の風流院大学の入学式に出席していた。
100人の人種や見た目の年齢も様々な新入生たちが講堂へ並べられた椅子に腰かけている。
生徒の両親もかなり出席しているようだ。
後ろを見ると…ああ?!何も言わなかったくせに俺の両親も出席しているよ!!
あの二人はおそらく『異文化交流部』という建前を本当に信じているからな。
実態の『モンスターバスター育成学部』と知ったらさぞやビックリするだろうな。
複雑な想いに捉われながら周りを見回すと…俺の隣は日本人形のような長髪の可愛らしい女の子だ!
かわいいのはいいのだけれど、がんばっても高校生にようやくなったくらいにしか見えないのだが…。
さらにその隣も同じくらいの年齢に見えるショートヘアの活発系の可愛らしい女の子だ。
この二人は受験会場では見なかったから、推薦入学なのだろうな。
「お久しぶりです。初さんも入学しておられたのですね。またお会いできてうれしいです。」
日本人形のような可愛らしい女の子がニコニコしながら隣の子に話しかけている。
「私も千早ちゃんと再会できてうれしいな♪一緒にいるだけで癒されるんだもん♪」
初という子が千早ちゃんの頭を両手でわさわさと撫でまわしている。二人はかなり仲がいいようで、美少女二人がじゃれ合う様はとても癒される。
「あれ、初さん。右肩にいる子はいつからお友達になられたんですか?」
千早ちゃんが初ちゃんの方をまじまじと見ながら言う。
え?右肩…本当だ!
俺が透視の陰陽術を使うと右肩に小さな可愛らしい二足歩行のシャム猫が立っている。
千早ちゃんは透視能力が使えるのか…。
「ふっふっふ、この『魔法の妖精』シャムリンとお友達になったことで、私は『魔法の名探偵・クレバー初』としてこれから世界的に大活躍するのよ!!」
…ま、魔法少女デスカ…。
『いや、初…。おめえ、それなりに魔力があって、目の付け所も悪くはないけど、致命的にドジで、思い込みが激しすぎるだろ。
そうとう鍛え直さなければ探偵は難しくないか?』
シャム猫の妖精がため息をつきながらテレパシーで初ちゃんに語りかけている。
それを聞いて、初ちゃんは頬を膨らませてぷりぷりしており、千早ちゃんはあちゃー…という感じで難しい顔になる。
年下の女の子たちの会話は見ていてほのぼのするな…。
俺も陰陽術を使っていなかったら周りの人たち同様この会話は聞こえなかったはずなんだよね。
…いや、この場所だから、何人かは聞こえているかもしれないな…。
そうこうするうちに、壇上に先日試験官をされた瀬利亜さんとアルテア学長が上がっていく。
いよいよ、入学式が始まるようだ。
瀬利亜さん(今までの状況からしてどう見てもシードラゴンマスク様なのだけど)はマイクを手に取ると、話し始める。
「風流院大学異文化交流学部、学部長の石川瀬利亜です。」
瀬利亜さんの言葉に父兄席が大きくどよめく。
うん、見た目二〇代にしか見えないハーフの若い女性が学部長とか、普通なら絶対にありえないからね…。
というか、シードラゴンマスク様は学部長なのか。俺の両親はほぼ例外にしても、多くの父兄は『モンスターバスター学部』だとは知っていても、瀬利亜さん=シードラゴンマスク様とは知らないからな。
「本日は風流院大学入学式にお越しいただき、ありがとうございます。
新入生に皆さま、ご父兄の皆様方にお祝い申し上げます。
『異文化交流学部』という様々な分野での『トラブルシューターたち』を育成させていただける学部の学部長を務めさせていただき、まことに光栄であります。
人材育成に関してですが、プロとしての能力を伸ばしていくことはある意味当然ではあります。しかし、それ以上に一人の人間として真っ当であること、まず本人が幸せな人生を歩けるようになることが根本的に大切なことであることだと思います。
幸せな人しか、本当の意味で他の人を幸せにはできないと言います。
学部内外のいろいろな人たちと交流することで、生徒さん達それぞれが『自分の幸せな人生の道』を見出すことを全力でサポートさせていただこうと思います。」
かっけええ!!!生徒達も父兄たちもおおっ!!とかどよめいているよ。
次に瀬利亜さんはアルテア学長にマイクを渡す。
「生徒の皆様、ご父兄の皆様、よく我が大学へお越しいただきました。
私が学長のリディア・アルテア・サティスフィールドです。」
にこにこと笑う超絶美女に講堂内は静まりかえる。
「好きこそものの上手なれ…と言います。
寝食を忘れるくらい夢中になってやることが本当に意味でもその人の糧になってくるものであり、上達への最短コースでもあります。
当大学では可能な限り生徒さんたちを『夢中になれる分野』に誘導し、また、人間的にもバランスのとれた真のプロの育成に取り組ませていただきます。
学ぶことはとても楽しいことであることを大学の講義・実技の中で体感していただき、生涯学び続けることの楽しさ、幸せを味わってほしいと思います。」
とても素晴らしい話だ…けど、生徒も父兄もアルテア学長に見とれて半分くらいしか聞いていないような気がするよな…。
「それでは、これから教員の紹介をしたいと思うのですが、その前に……。
神那岐講師!どうして、あなたが生徒たちの席に座っているのですか?!
今から紹介しますから、すぐに壇上に上がってきてください!!」
瀬利亜学部長がマイクに向かって叫び、俺の隣の千早ちゃんがびくっと震える。
「ええええ?!でもでも!皆さん、私よりずっと年上の人たちばかりに見えるんですけど!!
とても私に講師なんか務まりそうにないですよ!!」
半分涙目になって千早ちゃんが瀬利亜学部長に必死で訴えている。
見た目、とても可愛らしくて庇護欲をそそるのですが…講師とはどういうこと?!
「全くだ!!そんな『中学生』を講師にしようとか、どうかしている!」
ええええええ?!!またもやあの『剛田脳筋くん』が立ち上がって叫んでいるよ!
…剛田君、合格していたのだね…。
「中学生じゃありません!!もう少しで一六歳になります!!」
別の意味で涙目になりながら千早ちゃんが懸命に抗議している。
…見た目の可愛さ、行動の素朴さを合わせて、見ているだけでさらに萌えてきそうだ。
生徒の半分くらい、特に女生徒たちの千早ちゃんを見る眼は子犬か子猫を見るような視線になっているんだけど…。
「ほんの少し前まで中学生だったわけじゃん!!!」
「違います!!ちゃんと高校へ通ってました!!」
すごく不毛な争いになってきたのだけど。
「学部長待ってください!!」
試験当日、いろいろ語っていたメガネ…もとい、確か小林が立ち上がって叫ぶ。
「神那岐講師とおっしゃいましたが、もしかして『護国刀・神那岐』のあの神那岐家のかたですか?!でしたら、彼女は…。」
『うわー、メガネくんたらよく知っているわね。』
空海姉が俺の耳元で囁く。
『あの娘、【世界の霊的最重要地域の日本を守る切り札・神那岐の太刀】の継承者だよ。見た目で判断しない方がいい。』
「さすがは、メガネ君だけのことはあるわね!その通り、神那岐千早講師は【対魔神刀・神那岐の太刀】の継承者だわ。」
瀬利亜学部長が胸を張って答える。
「学部長!!メガネくんはないでしょ?!!メガネくんは!!!」
「…ええと……明智君だったかしら…?」
「小林です!ちなみに少年探偵団じゃないですから。」
例のメガネの小林がやや憮然とした顔で答える。
ただの知ってるくんではなくて、あの時気絶しなかったのだから彼も只者ではないのだね。
「しかしです!すごい刀の継承者だからと言って、経験もない女の子をいきなり講師にするのはどうなんですか?!」
おおっと?!剛田君がまだ粘っているよ。
「ちっちっち。これだから脳筋君には困ったものだ。」
舌打ちをしながら小林がドヤ顔をしている。なにか大事なことを知っているようだが…。
「世界が征服される寸前だった例の『星舟事件』の際にはシードラゴンマスク様と同時に『神那岐の太刀の継承者』が活躍したという裏情報が流れているのだよ。
つまり、一年半前には神那岐講師は現役で第一線に出ていたプロ中のプロというわけさ。
さすがの私も神那岐の太刀の継承者の見た目がこんなに幼いとは想定していなかったがね。」
小林に言われて剛田が悔しそうに黙っている。
それを見て、小林はさらに得意そうになっていたが…。
「脳筋さんも、メガネさんも『中学生』とか、幼いとか酷すぎます!!!」
千早講師が涙目になりながらさらに頬を膨らませている。
「全くだわ!!レディに向かってなんて失礼な筋肉とメガネなの?!」
「そうよ!女心がわからない失礼な人たちね!!」
周りの女生徒たちが千早講師をかばうように次々と椅子から立ち上がって抗議し始める。
「待ってくれ!!私はそんなつもりでは…。」
「黙りなさい!!このうんちくメガネ!!!」
小林は試験の時に来ていた氷室というクール系美女に指を突きつけられて剛田とともに完全に固まってしまった。
「いかがでしょうか。モンスターバスターには知識や強さも大切ですが、今日の体験から、『周りに配慮する力』も必須だと体感していただけたと思います。」
なんか、瀬利亜学部長が〆ちゃったんですけど…。
なお、当然のことながら千早講師は女生徒たちのアイドルと化したのは言うまでもありません。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魔力ゼロの俺だけが、呪いの装備を『代償なし』で使い放題 ~命を削る魔剣も、俺が持てば『ただのよく切れる剣』~
仙道
ファンタジー
現代日本で天才研究者だった相模登(さがみ のぼる)は、ある日突然、異世界へ転移した。 そこは『スキル』と『魔力』が全てを決める世界。
しかし登には、ステータス画面もなければ、魔力も、スキルも一切存在しなかった。
ただの一般人として迷宮に放り出された彼は、瀕死の女騎士と出会う。彼女の前には、使う者の命を瞬時に吸い尽くす『呪いの魔剣』が落ちていた。
武器はそれしかない。女騎士は絶望していたが、登は平然と魔剣を握りしめる。 「なぜ……生きていられるの?」 登には、剣が対価として要求する魔力は存在しない。故に、魔剣はデメリットなしの『ただのよく切れる剣』として機能した。
これは、世界で唯一「対価」を支払う必要がない登が、呪われた武具を次々と使いこなし、その副作用に苦しむ女騎士やエルフ、聖女を救い出し、無自覚に溺愛されていく物語。
主婦が役立たず? どう思うかは勝手だけど、こっちも勝手にやらせて貰うから
渡里あずま
ファンタジー
安藤舞は、専業主婦である。ちなみに現在、三十二歳だ。
朝、夫と幼稚園児の子供を見送り、さて掃除と洗濯をしようとしたところで――気づけば、石造りの知らない部屋で座り込んでいた。そして映画で見たような古めかしいコスプレをした、外国人集団に囲まれていた。
「我々が召喚したかったのは、そちらの世界での『学者』や『医者』だ。それを『主婦』だと!? そんなごく潰しが、聖女になどなれるものか! 役立たずなどいらんっ」
「いや、理不尽!」
初対面の見た目だけ美青年に暴言を吐かれ、舞はそのまま無一文で追い出されてしまう。腹を立てながらも、舞は何としても元の世界に戻ることを決意する。
「主婦が役立たず? どう思うかは勝手だけど、こっちも勝手にやらせて貰うから」
※※※
専業主婦の舞が、主婦力・大人力を駆使して元の世界に戻ろうとする話です(ざまぁあり)
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる