8 / 300
心強い味方
しおりを挟む
「さて、エレナ様、午後からの勉強のことですが」
昼食を食べ終わるとアリアがそう切り出した。
そう、それが気になっていた。ファンタジー世界の勉強はぜひしたい。気になることが山盛りだ。
エレナがどんな勉強をしていたのかは分からない。だけど文字も読めない私に同じように勉強しろというのは無理な話だ。
どうか文字が読めなくても平気な勉強でありますように!
「少々お待ちくださいませ」
そう言うとアリアは部屋を出てどこかへと行ってしまった。
ええ、そんな中途半端なところで行かないでも……私がドキドキしながら待っていると、アリアは数冊の本を手に、すぐに戻って来た。
「お待たせいたしました。今日はこれです」
うん? アリアが机に本を並べて見せてくれる。だけどその本が何で書いてあるのか全く分からない。
首を傾げてアリアを見上げる。何が来る? 数学? 歴史? それとも科学? 体育だったらちょっと得意なんだけどな……。
「とりあえず文字を読めるようになっていただきます」
「……え?」
文字を読めるように? ってことはエレナは文字が読めないの? 五歳のカミラは読めるのに?
「そっか、文字読めなかったんだ……」
安心して、思わずそう呟いてしまった。
すごく小さな声だったけど、アリアには聞こえてしまったようだ。
「何をおっしゃっているんですか?」
アリアは首を傾げて私を見た。
なんでもないよ。そう言おうと口を開いた時、アリアが衝撃的なことを言った。
「そんなわけございません」
「え……?」
「そんなわけございません」?
え、何? どういうこと?
「エレナ様はすごく優秀な方でした。文字が読めないなんてそんなことあり得ません」
……ん? もしかしてばれてる? 私がエレナじゃないって、アリアは分かっているの?
嫌な汗がじわっと出てくる。
どうしよう、まだごまかせる?
こればれたらどうなるんだろう。
家から追い出される? ううん、それだけならまだいい。最悪の場合殺されるかもしれない。
そう思ってぞっとした。どうしよう、どうにかごまかさないと。
「あの、アリア……?」
頭をフル回転させる。
なんて言えばいい? 私が本物のエレナだと思わせるために、私は今なんて言えばいいの?
だけどどんなに考えても何も言葉が出ない。
私はエレナ・フィオーレのことを何も知らないのだ。
「……ご安心を」
必死に考えていると小さな声が聞こえた。
「え?」
反射的に顔を上げてアリアを見上げる。
アリアの表情は何を考えているのか分からない、さっきまでと同じ無表情だった。
「あなたがエレナ様でもエレナ様じゃなくても、私にとってはそれほど問題ではありません」
「……どういうこと?」
自分が仕えるお嬢様の中身が変わっていることは問題じゃないの?
……いや、十分問題でしょ。何、アリアってもしかして嫌々エレナについているの?
「私はエレナ様のことを何も知りませんので」
そう言ったアリアはどこか寂し気に見えた。
何も知らないって、私がエレナじゃないって気付いてるじゃん。何も知らないならそんなこと分からないでしょ。
私がそう思ったのを見抜いたかのようにアリアは続ける。
「エレナ様は八歳にして、基本的なマナーは全て習得されておりました。言葉遣いから歩き方、食事の仕方。どれをとっても完璧でした。それが池に落ちたくらいで失われるわけがありません。お医者様も特に体に問題はないとおっしゃっておられましたし」
……なるほど。確かに私にお嬢様のマナーなんて分かるわけがない。勉強したことはおろか、本物のお嬢様を見たこともなかったのだから。
「じゃあ昨日から私がエレナじゃないって分かっていたの?」
「ええ、最初は変だと思っただけだったんですが、私のことどころか、ご自分のことも分かっておられないようでしたので。喋り方もエレナ様とは似ても似つきません」
「そりゃそうだよ。普通の家で育った私がいきなりお嬢様になんてなれるわけないよ……!」
私は冷たい白いテーブルに突っ伏した。ばれたならもうお嬢様のふりをする必要なんてない。
だけど、そんな私をアリアはそっと起きるように促した。
「だけど私が知っているのはそれだけなのです。エレナ様はいつも人との間に一線引いておりました。……私にさえ」
アリアは沈んだ表情でそう言ったが、ハッとして私を見ると、また無表情に戻る。
「私はエレナ様にお仕えしてはいますが、それ以上でもそれ以下でもありません。私の仕事はエレナ・フィオーレ様にお仕えすることです」
うん? つまり、中身が誰でも外見がエレナだから私に仕えるってこと?
つまりアリアはエレナ付きのメイドに自分から望んだわけではないんだね。
本物のエレナには悪いけど、その事実は私を安心させるには十分だった。とりあえず味方一人確保、かな。
「偶然にも、エレナ様は先週教師たちに暇を出しておられます。ですので全て私が教えることになります。とりあえずひと月で文字を読めるようになり、最低限のマナーを身につけることを目標にしましょう。」
教師たちに暇を? って辞めさせたってことだよね?
それって本当に偶然なのかな? もしかしたらエレナはこうなることが分かっていたんじゃ……?
「エレナ様? お勉強を始めますよ」
「あ、はい」
今考えても仕方がない。とりあえず今は私がエレナとなるために必要なことを覚えることが先だ。
アリアは本を私の前に広げる。
「……だけど、本物のエレナはどこに行ったんだろう」
やっぱり池に落ちた時に死んだと考えるのが一番妥当なのかな。
私の呟きにアリアは一瞬手を止めたが、何も言うことはなかった。
っていうか、目標高くない!?
昼食を食べ終わるとアリアがそう切り出した。
そう、それが気になっていた。ファンタジー世界の勉強はぜひしたい。気になることが山盛りだ。
エレナがどんな勉強をしていたのかは分からない。だけど文字も読めない私に同じように勉強しろというのは無理な話だ。
どうか文字が読めなくても平気な勉強でありますように!
「少々お待ちくださいませ」
そう言うとアリアは部屋を出てどこかへと行ってしまった。
ええ、そんな中途半端なところで行かないでも……私がドキドキしながら待っていると、アリアは数冊の本を手に、すぐに戻って来た。
「お待たせいたしました。今日はこれです」
うん? アリアが机に本を並べて見せてくれる。だけどその本が何で書いてあるのか全く分からない。
首を傾げてアリアを見上げる。何が来る? 数学? 歴史? それとも科学? 体育だったらちょっと得意なんだけどな……。
「とりあえず文字を読めるようになっていただきます」
「……え?」
文字を読めるように? ってことはエレナは文字が読めないの? 五歳のカミラは読めるのに?
「そっか、文字読めなかったんだ……」
安心して、思わずそう呟いてしまった。
すごく小さな声だったけど、アリアには聞こえてしまったようだ。
「何をおっしゃっているんですか?」
アリアは首を傾げて私を見た。
なんでもないよ。そう言おうと口を開いた時、アリアが衝撃的なことを言った。
「そんなわけございません」
「え……?」
「そんなわけございません」?
え、何? どういうこと?
「エレナ様はすごく優秀な方でした。文字が読めないなんてそんなことあり得ません」
……ん? もしかしてばれてる? 私がエレナじゃないって、アリアは分かっているの?
嫌な汗がじわっと出てくる。
どうしよう、まだごまかせる?
こればれたらどうなるんだろう。
家から追い出される? ううん、それだけならまだいい。最悪の場合殺されるかもしれない。
そう思ってぞっとした。どうしよう、どうにかごまかさないと。
「あの、アリア……?」
頭をフル回転させる。
なんて言えばいい? 私が本物のエレナだと思わせるために、私は今なんて言えばいいの?
だけどどんなに考えても何も言葉が出ない。
私はエレナ・フィオーレのことを何も知らないのだ。
「……ご安心を」
必死に考えていると小さな声が聞こえた。
「え?」
反射的に顔を上げてアリアを見上げる。
アリアの表情は何を考えているのか分からない、さっきまでと同じ無表情だった。
「あなたがエレナ様でもエレナ様じゃなくても、私にとってはそれほど問題ではありません」
「……どういうこと?」
自分が仕えるお嬢様の中身が変わっていることは問題じゃないの?
……いや、十分問題でしょ。何、アリアってもしかして嫌々エレナについているの?
「私はエレナ様のことを何も知りませんので」
そう言ったアリアはどこか寂し気に見えた。
何も知らないって、私がエレナじゃないって気付いてるじゃん。何も知らないならそんなこと分からないでしょ。
私がそう思ったのを見抜いたかのようにアリアは続ける。
「エレナ様は八歳にして、基本的なマナーは全て習得されておりました。言葉遣いから歩き方、食事の仕方。どれをとっても完璧でした。それが池に落ちたくらいで失われるわけがありません。お医者様も特に体に問題はないとおっしゃっておられましたし」
……なるほど。確かに私にお嬢様のマナーなんて分かるわけがない。勉強したことはおろか、本物のお嬢様を見たこともなかったのだから。
「じゃあ昨日から私がエレナじゃないって分かっていたの?」
「ええ、最初は変だと思っただけだったんですが、私のことどころか、ご自分のことも分かっておられないようでしたので。喋り方もエレナ様とは似ても似つきません」
「そりゃそうだよ。普通の家で育った私がいきなりお嬢様になんてなれるわけないよ……!」
私は冷たい白いテーブルに突っ伏した。ばれたならもうお嬢様のふりをする必要なんてない。
だけど、そんな私をアリアはそっと起きるように促した。
「だけど私が知っているのはそれだけなのです。エレナ様はいつも人との間に一線引いておりました。……私にさえ」
アリアは沈んだ表情でそう言ったが、ハッとして私を見ると、また無表情に戻る。
「私はエレナ様にお仕えしてはいますが、それ以上でもそれ以下でもありません。私の仕事はエレナ・フィオーレ様にお仕えすることです」
うん? つまり、中身が誰でも外見がエレナだから私に仕えるってこと?
つまりアリアはエレナ付きのメイドに自分から望んだわけではないんだね。
本物のエレナには悪いけど、その事実は私を安心させるには十分だった。とりあえず味方一人確保、かな。
「偶然にも、エレナ様は先週教師たちに暇を出しておられます。ですので全て私が教えることになります。とりあえずひと月で文字を読めるようになり、最低限のマナーを身につけることを目標にしましょう。」
教師たちに暇を? って辞めさせたってことだよね?
それって本当に偶然なのかな? もしかしたらエレナはこうなることが分かっていたんじゃ……?
「エレナ様? お勉強を始めますよ」
「あ、はい」
今考えても仕方がない。とりあえず今は私がエレナとなるために必要なことを覚えることが先だ。
アリアは本を私の前に広げる。
「……だけど、本物のエレナはどこに行ったんだろう」
やっぱり池に落ちた時に死んだと考えるのが一番妥当なのかな。
私の呟きにアリアは一瞬手を止めたが、何も言うことはなかった。
っていうか、目標高くない!?
18
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
美人同僚のおまけとして異世界召喚された私、無能扱いされ王城から追い出される。私の才能を見出してくれた辺境伯様と一緒に田舎でのんびりスローライ
さら
恋愛
美人な同僚の“おまけ”として異世界に召喚された私。けれど、無能だと笑われ王城から追い出されてしまう――。
絶望していた私を拾ってくれたのは、冷徹と噂される辺境伯様でした。
荒れ果てた村で彼の隣に立ちながら、料理を作り、子供たちに針仕事を教え、少しずつ居場所を見つけていく私。
優しい言葉をかけてくれる領民たち、そして、時折見せる辺境伯様の微笑みに、胸がときめいていく……。
華やかな王都で「無能」と追放された女が、辺境で自分の価値を見つけ、誰よりも大切に愛される――。
【完結】奇跡のおくすり~追放された薬師、実は王家の隠し子でした~
いっぺいちゃん
ファンタジー
薬草と静かな生活をこよなく愛する少女、レイナ=リーフィア。
地味で目立たぬ薬師だった彼女は、ある日貴族の陰謀で“冤罪”を着せられ、王都の冒険者ギルドを追放されてしまう。
「――もう、草とだけ暮らせればいい」
絶望の果てにたどり着いた辺境の村で、レイナはひっそりと薬を作り始める。だが、彼女の薬はどんな難病さえ癒す“奇跡の薬”だった。
やがて重病の王子を治したことで、彼女の正体が王家の“隠し子”だと判明し、王都からの使者が訪れる――
「あなたの薬に、国を救ってほしい」
導かれるように再び王都へと向かうレイナ。
医療改革を志し、“薬師局”を創設して仲間たちと共に奔走する日々が始まる。
薬草にしか心を開けなかった少女が、やがて王国の未来を変える――
これは、一人の“草オタク”薬師が紡ぐ、やさしくてまっすぐな奇跡の物語。
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
【完結】ヒロインに転生しましたが、モブのイケオジが好きなので、悪役令嬢の婚約破棄を回避させたつもりが、やっぱり婚約破棄されている。
樹結理(きゆり)
恋愛
「アイリーン、貴女との婚約は破棄させてもらう」
大勢が集まるパーティの場で、この国の第一王子セルディ殿下がそう宣言した。
はぁぁあ!? なんでどうしてそうなった!!
私の必死の努力を返してー!!
乙女ゲーム『ラベルシアの乙女』の世界に転生してしまった日本人のアラサー女子。
気付けば物語が始まる学園への入学式の日。
私ってヒロインなの!?攻略対象のイケメンたちに囲まれる日々。でも!私が好きなのは攻略対象たちじゃないのよー!!
私が好きなのは攻略対象でもなんでもない、物語にたった二回しか出てこないイケオジ!
所謂モブと言っても過言ではないほど、関わることが少ないイケオジ。
でもでも!せっかくこの世界に転生出来たのなら何度も見たイケメンたちよりも、レアなイケオジを!!
攻略対象たちや悪役令嬢と友好的な関係を築きつつ、悪役令嬢の婚約破棄を回避しつつ、イケオジを狙う十六歳、侯爵令嬢!
必死に悪役令嬢の婚約破棄イベントを回避してきたつもりが、なんでどうしてそうなった!!
やっぱり婚約破棄されてるじゃないのー!!
必死に努力したのは無駄足だったのか!?ヒロインは一体誰と結ばれるのか……。
※この物語は作者の世界観から成り立っております。正式な貴族社会をお望みの方はご遠慮ください。
※この作品は小説家になろう、カクヨムで完結済み。
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる