58 / 300
クリスの魔法
しおりを挟む
扉の前に立っていた騎士に話しかけ、扉を開けてもらうと、そこには陛下とカイしかいなかった。それからお父様。
あれ、クリスいないの?
不思議に思うがとりあえず礼をとる。
「再びお目見えすることができ、とても嬉しく存じます」
「うむ、約束通り上手い菓子を用意している」
「ありがとう存じます」
よっしゃ! お菓子! 美味しいお菓子! すぐに椅子に座ってお菓子を食べたい。だけどそんなことはできない。ふとカイが私を見て言った。
「クリスとは会わなかったのかい? エレナを探しに行ったのだけど」
やっぱり探してくれてたんだ! 申し訳ないことをしてしまった。すぐに部屋を出ようとしたその時、目の前で扉が開いた。
「エレナ!」
「ごめんなさい、クリス。入れ違ってしまったみたいね」
「どこにいたの? 私エレナが来た時にすぐに分かるようにこの廊下が見渡せる場所にいたんだよ。なのにエレナは来ないし、ふと見たら扉が閉まるところだったし。もしかしてって戻って来たらいるんだもん」
クリスが首を傾げてそう言う。だけど私は普通にこの廊下を歩いて来ただけだ。クリスの姿も見ていない。
私も首を傾げる。
「わたくしあっちから真っすぐ歩いてきましたわ。親切な殿方が道を教えてくれましたの」
「嘘、私もあっちの方にいたんだけど」
顔を見合わせる私達に、陛下が言った。
「……無事に来ることができたならよい。早く座りたまえ」
まあそれはそうなんだけど。なんか腑に落ちない。だけどとりあえず椅子へと向かう。クリスも納得していないようで、「私ずっと見てたんだけどな」とぶつぶつ言っている。
……このお城にも何か裏設定があるのか?
知っているはずのゲームなのに全然知らないことばかりだ。全部プレイしてないし、カイルートですらも攻略していないからかもしれないが。
大体ゲームすらまだ始まってないし。
……今度マルゴット様に聞いてみよう。もしかしたら何か魔法かもしれないし。
私たちが席に着くと、お茶とお菓子がすぐに置かれた。
おおお、可愛い! なんだろう、マカロン、みたいな? サンドされていないマカロン? オープンサンドならぬオープンマカロン? とりあえずクリームやベリーが乗っていてとても可愛い。
すぐにでも手を伸ばしたいところだが……そんながめつい真似はできない。と思っている横でクリスが食べようと手を伸ばした。
「そなたはまずこれだろう」
陛下がすっとクリスへ何かを差し出した。それはあの日飲んだ激マズ魔法役だった。ああ、そっかまだ飲んでなかったんだ。ということは、これを飲んだら魔法石? クリスの属性は何だろうな。
わくわくしながら私はクリスを見る。反面、クリスはとても嫌そうな顔をしていた。こらこら、令嬢のする顔じゃないぞ。
「クリス、死にはしないので大丈夫ですわよ」
「エレナはもう飲み終わってるからそう言えるんだよ」
「ええ、飲んだわたくしが言うのですから」
私だって飲みたくないのに飲んだんだ。それにクリスも魔法を使うためなら絶対に必要なことだし。
にっこりと笑うと、クリスはため息をついて、一気に薬を流し込んだ。
「げっほ、ゴホ……うわ、まっずー……」
クリスはすぐさまお菓子に手を伸ばすとそれを食べて幸せそうな顔をする。分かる、分かるよ、クリス。めっちゃおいしいよね。口の中はまずいけどお菓子めっちゃおいしいんだよね。
地獄から天国へと一気に登る感じ。お菓子があることだけが救いだ。カイもお菓子に手を付けているので私も手を伸ばす。
うわ……やば、めっちゃ美味しそう。ちゃんと一口で入るサイズに作ってあるのがとても優しい。かじりつくと綺麗に食べることが難しいもんね。
……うんまっ!
しばらくお菓子を味わっていると、陛下がコト、と机の上に何かを置いた。
魔法石だ。そっか、薬飲んだだけだと魔力が安定しないんだっけ? クリスの属性はなんだろう。
すっと手を伸ばすクリスを見ると、クリスもどこか緊張しているように見えた。ヨハンは風って言ってたよね。属性って遺伝も関係あるのかな? いや、でもそれだとエレナの属性が説明できないもんね。
クリスの手元で石が光る。緑色。
「風だけか」
クリスが残念そうに呟いた。不満そうに口をとがらせるその姿は、魔法を使えるようになったことを喜んでいる様子はない。
嬉しくないのかな。
「私もエレナみたいに属性が二つあったらよかったのに」
「ふむ、それは生まれ持ったものじゃからな」
「今までに複数の属性を持つ方はいらっしゃらなかったのですか?」
まさかこの長い歴史を持つ国の中で、私だけということはないだろう。
陛下は顎を撫でて、口をつぐんだ。……心当たりがありそう? お父様は知らないようで首を傾げている。
少しして陛下が口を開いた。
「……いるには、いた。あれはエレナ以上の魔法の使い手だった」
……陛下の直接知っている相手か。しかも、『だった』。もういないってことだよね。陛下はそれ以上何も言う気がないのか、お茶を飲むだけで口を開こうとはしなかった。
私もクリスと顔を見合わせるが、それ以上聞ける雰囲気ではない。これもマルゴット様に聞いてみよう。
お茶を口に運んだ時、ふわっと髪が揺れた。どこからか風が吹いたのだ。
「あ、できた」
クリスだった。
……魔法陣なしで魔法を使うのって大変なんじゃないの? それを平気な顔してやるってことはクリスも素質ありってこと?
陛下が、「ほぉ」と感心したような声を出した。
「そなたらは兄妹そろって優秀だな」
クリスは嬉しそうに、へへ、と笑って、また風を起こす。が、今度は私の所には来なかった。
「うわ……っ!」
左側で声がしたと思うと、カイが椅子から落ちていた。いつもは綺麗に整えられている髪がぼさぼさになっている。
カイが椅子から落ちるなんてどれだけ強い風を吹かせたのよ……。
「ナイス!」
自分でそう言うクリスをカイがキッと睨む。そして、クリスへと詰め寄ろうとするが、クリスは椅子から降りるとすぐに逃げた。それをカイが追いかける。
陛下はため息をつくが、二人を咎めはしない。見慣れた光景なのだろうと思う。
ほのぼのとしたその光景を眺めながら私はお茶をすすった。
あれ、クリスいないの?
不思議に思うがとりあえず礼をとる。
「再びお目見えすることができ、とても嬉しく存じます」
「うむ、約束通り上手い菓子を用意している」
「ありがとう存じます」
よっしゃ! お菓子! 美味しいお菓子! すぐに椅子に座ってお菓子を食べたい。だけどそんなことはできない。ふとカイが私を見て言った。
「クリスとは会わなかったのかい? エレナを探しに行ったのだけど」
やっぱり探してくれてたんだ! 申し訳ないことをしてしまった。すぐに部屋を出ようとしたその時、目の前で扉が開いた。
「エレナ!」
「ごめんなさい、クリス。入れ違ってしまったみたいね」
「どこにいたの? 私エレナが来た時にすぐに分かるようにこの廊下が見渡せる場所にいたんだよ。なのにエレナは来ないし、ふと見たら扉が閉まるところだったし。もしかしてって戻って来たらいるんだもん」
クリスが首を傾げてそう言う。だけど私は普通にこの廊下を歩いて来ただけだ。クリスの姿も見ていない。
私も首を傾げる。
「わたくしあっちから真っすぐ歩いてきましたわ。親切な殿方が道を教えてくれましたの」
「嘘、私もあっちの方にいたんだけど」
顔を見合わせる私達に、陛下が言った。
「……無事に来ることができたならよい。早く座りたまえ」
まあそれはそうなんだけど。なんか腑に落ちない。だけどとりあえず椅子へと向かう。クリスも納得していないようで、「私ずっと見てたんだけどな」とぶつぶつ言っている。
……このお城にも何か裏設定があるのか?
知っているはずのゲームなのに全然知らないことばかりだ。全部プレイしてないし、カイルートですらも攻略していないからかもしれないが。
大体ゲームすらまだ始まってないし。
……今度マルゴット様に聞いてみよう。もしかしたら何か魔法かもしれないし。
私たちが席に着くと、お茶とお菓子がすぐに置かれた。
おおお、可愛い! なんだろう、マカロン、みたいな? サンドされていないマカロン? オープンサンドならぬオープンマカロン? とりあえずクリームやベリーが乗っていてとても可愛い。
すぐにでも手を伸ばしたいところだが……そんながめつい真似はできない。と思っている横でクリスが食べようと手を伸ばした。
「そなたはまずこれだろう」
陛下がすっとクリスへ何かを差し出した。それはあの日飲んだ激マズ魔法役だった。ああ、そっかまだ飲んでなかったんだ。ということは、これを飲んだら魔法石? クリスの属性は何だろうな。
わくわくしながら私はクリスを見る。反面、クリスはとても嫌そうな顔をしていた。こらこら、令嬢のする顔じゃないぞ。
「クリス、死にはしないので大丈夫ですわよ」
「エレナはもう飲み終わってるからそう言えるんだよ」
「ええ、飲んだわたくしが言うのですから」
私だって飲みたくないのに飲んだんだ。それにクリスも魔法を使うためなら絶対に必要なことだし。
にっこりと笑うと、クリスはため息をついて、一気に薬を流し込んだ。
「げっほ、ゴホ……うわ、まっずー……」
クリスはすぐさまお菓子に手を伸ばすとそれを食べて幸せそうな顔をする。分かる、分かるよ、クリス。めっちゃおいしいよね。口の中はまずいけどお菓子めっちゃおいしいんだよね。
地獄から天国へと一気に登る感じ。お菓子があることだけが救いだ。カイもお菓子に手を付けているので私も手を伸ばす。
うわ……やば、めっちゃ美味しそう。ちゃんと一口で入るサイズに作ってあるのがとても優しい。かじりつくと綺麗に食べることが難しいもんね。
……うんまっ!
しばらくお菓子を味わっていると、陛下がコト、と机の上に何かを置いた。
魔法石だ。そっか、薬飲んだだけだと魔力が安定しないんだっけ? クリスの属性はなんだろう。
すっと手を伸ばすクリスを見ると、クリスもどこか緊張しているように見えた。ヨハンは風って言ってたよね。属性って遺伝も関係あるのかな? いや、でもそれだとエレナの属性が説明できないもんね。
クリスの手元で石が光る。緑色。
「風だけか」
クリスが残念そうに呟いた。不満そうに口をとがらせるその姿は、魔法を使えるようになったことを喜んでいる様子はない。
嬉しくないのかな。
「私もエレナみたいに属性が二つあったらよかったのに」
「ふむ、それは生まれ持ったものじゃからな」
「今までに複数の属性を持つ方はいらっしゃらなかったのですか?」
まさかこの長い歴史を持つ国の中で、私だけということはないだろう。
陛下は顎を撫でて、口をつぐんだ。……心当たりがありそう? お父様は知らないようで首を傾げている。
少しして陛下が口を開いた。
「……いるには、いた。あれはエレナ以上の魔法の使い手だった」
……陛下の直接知っている相手か。しかも、『だった』。もういないってことだよね。陛下はそれ以上何も言う気がないのか、お茶を飲むだけで口を開こうとはしなかった。
私もクリスと顔を見合わせるが、それ以上聞ける雰囲気ではない。これもマルゴット様に聞いてみよう。
お茶を口に運んだ時、ふわっと髪が揺れた。どこからか風が吹いたのだ。
「あ、できた」
クリスだった。
……魔法陣なしで魔法を使うのって大変なんじゃないの? それを平気な顔してやるってことはクリスも素質ありってこと?
陛下が、「ほぉ」と感心したような声を出した。
「そなたらは兄妹そろって優秀だな」
クリスは嬉しそうに、へへ、と笑って、また風を起こす。が、今度は私の所には来なかった。
「うわ……っ!」
左側で声がしたと思うと、カイが椅子から落ちていた。いつもは綺麗に整えられている髪がぼさぼさになっている。
カイが椅子から落ちるなんてどれだけ強い風を吹かせたのよ……。
「ナイス!」
自分でそう言うクリスをカイがキッと睨む。そして、クリスへと詰め寄ろうとするが、クリスは椅子から降りるとすぐに逃げた。それをカイが追いかける。
陛下はため息をつくが、二人を咎めはしない。見慣れた光景なのだろうと思う。
ほのぼのとしたその光景を眺めながら私はお茶をすすった。
25
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
美人同僚のおまけとして異世界召喚された私、無能扱いされ王城から追い出される。私の才能を見出してくれた辺境伯様と一緒に田舎でのんびりスローライ
さら
恋愛
美人な同僚の“おまけ”として異世界に召喚された私。けれど、無能だと笑われ王城から追い出されてしまう――。
絶望していた私を拾ってくれたのは、冷徹と噂される辺境伯様でした。
荒れ果てた村で彼の隣に立ちながら、料理を作り、子供たちに針仕事を教え、少しずつ居場所を見つけていく私。
優しい言葉をかけてくれる領民たち、そして、時折見せる辺境伯様の微笑みに、胸がときめいていく……。
華やかな王都で「無能」と追放された女が、辺境で自分の価値を見つけ、誰よりも大切に愛される――。
【完結】奇跡のおくすり~追放された薬師、実は王家の隠し子でした~
いっぺいちゃん
ファンタジー
薬草と静かな生活をこよなく愛する少女、レイナ=リーフィア。
地味で目立たぬ薬師だった彼女は、ある日貴族の陰謀で“冤罪”を着せられ、王都の冒険者ギルドを追放されてしまう。
「――もう、草とだけ暮らせればいい」
絶望の果てにたどり着いた辺境の村で、レイナはひっそりと薬を作り始める。だが、彼女の薬はどんな難病さえ癒す“奇跡の薬”だった。
やがて重病の王子を治したことで、彼女の正体が王家の“隠し子”だと判明し、王都からの使者が訪れる――
「あなたの薬に、国を救ってほしい」
導かれるように再び王都へと向かうレイナ。
医療改革を志し、“薬師局”を創設して仲間たちと共に奔走する日々が始まる。
薬草にしか心を開けなかった少女が、やがて王国の未来を変える――
これは、一人の“草オタク”薬師が紡ぐ、やさしくてまっすぐな奇跡の物語。
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
【完結】ヒロインに転生しましたが、モブのイケオジが好きなので、悪役令嬢の婚約破棄を回避させたつもりが、やっぱり婚約破棄されている。
樹結理(きゆり)
恋愛
「アイリーン、貴女との婚約は破棄させてもらう」
大勢が集まるパーティの場で、この国の第一王子セルディ殿下がそう宣言した。
はぁぁあ!? なんでどうしてそうなった!!
私の必死の努力を返してー!!
乙女ゲーム『ラベルシアの乙女』の世界に転生してしまった日本人のアラサー女子。
気付けば物語が始まる学園への入学式の日。
私ってヒロインなの!?攻略対象のイケメンたちに囲まれる日々。でも!私が好きなのは攻略対象たちじゃないのよー!!
私が好きなのは攻略対象でもなんでもない、物語にたった二回しか出てこないイケオジ!
所謂モブと言っても過言ではないほど、関わることが少ないイケオジ。
でもでも!せっかくこの世界に転生出来たのなら何度も見たイケメンたちよりも、レアなイケオジを!!
攻略対象たちや悪役令嬢と友好的な関係を築きつつ、悪役令嬢の婚約破棄を回避しつつ、イケオジを狙う十六歳、侯爵令嬢!
必死に悪役令嬢の婚約破棄イベントを回避してきたつもりが、なんでどうしてそうなった!!
やっぱり婚約破棄されてるじゃないのー!!
必死に努力したのは無駄足だったのか!?ヒロインは一体誰と結ばれるのか……。
※この物語は作者の世界観から成り立っております。正式な貴族社会をお望みの方はご遠慮ください。
※この作品は小説家になろう、カクヨムで完結済み。
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる