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エルフ王国
イヤンの恐怖
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イヤンはナオという存在を非常に侮っていた。最初に遭遇した時に腕を掴んだだけで痣が出来る貧弱な肉体、更には能力値が全て「1」という時点で彼は勇者召喚に失敗したと判断していた。だからこそ彼は何度も国王にナオの追放か、あるいは処刑を進言したのだが、結局は聞き入れられず、様子を見るように何度も叱りつけられる。
彼は父親である国王の事は尊敬しているが、今回の判断だけは納得できず、だからこそ大勢の人間の前で恥を晒させる事で彼の評価を下げようと画策した。実際に彼は兵士を利用する事で自分と一か月後に決闘を行う事を承諾させ、後は一か月後に彼を圧倒的な実力で叩きのめせば計画は果たされるはずだった。
しかし、たった数日の間にナオは着実に力を身に着けており、ほんの数日前までは訓練も真面に行えず兵士や大臣達に笑われていたが彼が何時の間にか立派にリンと打ち合える程に成長していた。無論、剣の腕だけならばリンと並ぶイヤンにとっては今現在の彼など相手にもならないはずだが、今日の報告で彼がオークを打ち倒したという話に危機感を抱く。
(あの男がオークを単独で倒しただと……そんな馬鹿なっ)
ゴブリンならまだしもオークは魔物の中でも厄介な相手であり、知性は低いが力と頑丈さだけは厄介な相手である。しかもナオの場合はほんの数日前までは争いもない世界で過ごしていたと聞いていたが、たった数日の訓練でオークを打ち倒せる程の実力を身に着けた事が信じられなかった。
(俺があの忌まわしい豚共を倒せるようになったのはどれほどの時間を費やしたと思っている……くそっ!!)
王族であるイヤンは子供の頃から英才教育を受けており、国王の第一子である彼は当然だが王国の世継ぎとして期待されていた。だからこそ幼い頃から勉学だけではなく、武芸の訓練も受けている。そんな彼が単独でオークを倒せたようになったのは14才の頃であり、彼は右足を危うく噛みちぎられるという大怪我を負いながらも倒す事に成功する。
だが、彼が本格的に武芸を学び始めたのは6歳の頃からであり、彼は8年の時を費やして魔物を一人で倒せる力を身に着けたことになる。それにも関わらずに召喚された当初は赤子並の貧弱な能力値しか持っていなかったナオが、ほんの数日の間でオークを倒せる程に成長したという話を聞いた時、彼は怒りよりも心底を恐怖した。たった数日で驚異的な成長を果たしたナオに対し、彼は一か月も猶予を与えれば自分を超える存在になるのではないかと恐れた。
(あの男は本当に勇者かも知れない……だが、俺は王子だ!!負ける事が許されるはずがない!!)
公衆の面前でナオに恥をかかせるつもりが、逆に自分が敗北して他の人間に恥を晒すのではないかと考え、イヤンは非常に焦っていた。そんな彼の内心を悟ったのか父や妹、そして仲が良くない弟すらからも心配されていた。
『イヤンよ、何か悩み事でもあるのか?』
『い、いえ……大した事ではありません』
『お兄様、顔色が悪いですわよ?』
『心配するな、少し疲れただけさ』
『兄上、どうかされたのですか?まるで魔物の糞でも投げつけられたような顔をしていますぞ』
『どういう意味だ!!』
最後の弟に侮辱されたと判断して殴り飛ばそうとしたが、国王の目の前だったので怒りを抑え込み、イヤンは仕事を切り上げて早々に自室に引きこもってしまう。自分が見下していた存在が実はとんでもない相手ではないのかと恐怖を抱き、国王に相談して決闘の開始日を早めようかとも考えるが、一度決めた約束事を反故するなど彼のプライドが許さない。
『イヤン様、顔色が優れませんがどうかされました?』
『ああ、お前か……』
『悩み事があるなら私がお聞きしましょう』
そんなイヤンの前に現れたのは彼が最近可愛がっている女性の使用人の一人であり、彼に仕える者の中でも彼に最も尽くし、イヤンも彼女の事を深く信頼していた。だからこそ彼は自分が悩んでいる事を話してしまい、自分はどうすればいいのかを相談する。
『そういう事でしたか。イヤン様はあのナオという者を警戒しているのですね』
『ああ……正直、早まった事をしたと思っている。勇者という存在を侮っていた……少し前に痛い目に遭ったというのに!!』
『ですが王子様、今のあの方ならば王子様に敵わないのは間違いないのでしょう?』
『それはそうだが……』
『それならば早急に始末してしまえばいいのです。勇者など、また召喚すれば良いだけの話ではないですか』
『な、何だと?』
『貴方はこの国を継ぐのです。それならば自分の敵となる存在を排除しても許されるでしょう』
『そ、そうだ……俺はこの国を継承者だ!!人間如きに何を恐れている!!』
使用人の言葉にイヤンはナオの殺害を決意し、彼を殺す計画を立てると、時間帯を見計らってナオの部屋に赴く。他の人間に彼の殺害を命じなかったのは単純に他人を心の底から信用し切れない彼の性格が原因であり、ナオを確実に自分の手で仕留めるためにイヤンはナオの部屋に赴いた――
「――くそ、何処に消えた……!!」
時刻は現在に戻り、暗殺者の格好に変装したイヤンはナオの姿が見つからず、非常に焦っていた。彼の部屋の前に存在した兵士を戦闘不能に追い込む事には成功したが、肝心のナオの姿が部屋の中から見つからず、必死に周辺の通路や部屋を探し回っていた。
「まさか逃げたのか?いや、部屋には鍵と見張りもいた……本当に窓を壊して逃げたというのか?」
ナオが一人で王城内を移動する事はありえず、常に彼は兵士の監視下の元で動いていた。流石に部屋の中まで見張るとナオの気分を害するという国王の判断により、使用人さえも彼の不在の時にしか部屋の中に入らせないようにしていた。しかし、イヤンが部屋の中に入り込んだ時には彼の姿は消えており、見張りの兵士が存在した事からナオが部屋の中に居た事は確かだが、いくら探してもナオの姿は見当たない事にイヤンは嫌な予感を覚える。
「まさか……勇者は奇怪な能力を持っていると聞いていたが、奴も何か力を隠し持っていたのか?」
少し前にイヤンは王国とは同盟関係を結んでいる帝国の「勇者」と遭遇しており、その時に彼は勇者という存在に心底恐怖を覚えた。そしてナオが本当に勇者ならば自分が相対した帝国勇者のように特別な力を所有している音に気付く。
「不味い……このまま残るのは不味いぞ」
既にイヤンは引き返せない立場にあり、見張りの兵士を切り伏せている時点で彼は後戻りは出来ない。ここナオを殺さなければ間違いなく国王は彼の護衛を強化させ、安全な場所に隔離するだろう。そうなれば一か月後には成長を果たしたナオと戦わされることになり、イヤンは頭を抑える。
「どうすればいい!!そもそも何故、俺はこんな事を……」
今更ながらに後悔し始めたイヤンだが、そんな彼の耳元に悲鳴が届く。
彼は父親である国王の事は尊敬しているが、今回の判断だけは納得できず、だからこそ大勢の人間の前で恥を晒させる事で彼の評価を下げようと画策した。実際に彼は兵士を利用する事で自分と一か月後に決闘を行う事を承諾させ、後は一か月後に彼を圧倒的な実力で叩きのめせば計画は果たされるはずだった。
しかし、たった数日の間にナオは着実に力を身に着けており、ほんの数日前までは訓練も真面に行えず兵士や大臣達に笑われていたが彼が何時の間にか立派にリンと打ち合える程に成長していた。無論、剣の腕だけならばリンと並ぶイヤンにとっては今現在の彼など相手にもならないはずだが、今日の報告で彼がオークを打ち倒したという話に危機感を抱く。
(あの男がオークを単独で倒しただと……そんな馬鹿なっ)
ゴブリンならまだしもオークは魔物の中でも厄介な相手であり、知性は低いが力と頑丈さだけは厄介な相手である。しかもナオの場合はほんの数日前までは争いもない世界で過ごしていたと聞いていたが、たった数日の訓練でオークを打ち倒せる程の実力を身に着けた事が信じられなかった。
(俺があの忌まわしい豚共を倒せるようになったのはどれほどの時間を費やしたと思っている……くそっ!!)
王族であるイヤンは子供の頃から英才教育を受けており、国王の第一子である彼は当然だが王国の世継ぎとして期待されていた。だからこそ幼い頃から勉学だけではなく、武芸の訓練も受けている。そんな彼が単独でオークを倒せたようになったのは14才の頃であり、彼は右足を危うく噛みちぎられるという大怪我を負いながらも倒す事に成功する。
だが、彼が本格的に武芸を学び始めたのは6歳の頃からであり、彼は8年の時を費やして魔物を一人で倒せる力を身に着けたことになる。それにも関わらずに召喚された当初は赤子並の貧弱な能力値しか持っていなかったナオが、ほんの数日の間でオークを倒せる程に成長したという話を聞いた時、彼は怒りよりも心底を恐怖した。たった数日で驚異的な成長を果たしたナオに対し、彼は一か月も猶予を与えれば自分を超える存在になるのではないかと恐れた。
(あの男は本当に勇者かも知れない……だが、俺は王子だ!!負ける事が許されるはずがない!!)
公衆の面前でナオに恥をかかせるつもりが、逆に自分が敗北して他の人間に恥を晒すのではないかと考え、イヤンは非常に焦っていた。そんな彼の内心を悟ったのか父や妹、そして仲が良くない弟すらからも心配されていた。
『イヤンよ、何か悩み事でもあるのか?』
『い、いえ……大した事ではありません』
『お兄様、顔色が悪いですわよ?』
『心配するな、少し疲れただけさ』
『兄上、どうかされたのですか?まるで魔物の糞でも投げつけられたような顔をしていますぞ』
『どういう意味だ!!』
最後の弟に侮辱されたと判断して殴り飛ばそうとしたが、国王の目の前だったので怒りを抑え込み、イヤンは仕事を切り上げて早々に自室に引きこもってしまう。自分が見下していた存在が実はとんでもない相手ではないのかと恐怖を抱き、国王に相談して決闘の開始日を早めようかとも考えるが、一度決めた約束事を反故するなど彼のプライドが許さない。
『イヤン様、顔色が優れませんがどうかされました?』
『ああ、お前か……』
『悩み事があるなら私がお聞きしましょう』
そんなイヤンの前に現れたのは彼が最近可愛がっている女性の使用人の一人であり、彼に仕える者の中でも彼に最も尽くし、イヤンも彼女の事を深く信頼していた。だからこそ彼は自分が悩んでいる事を話してしまい、自分はどうすればいいのかを相談する。
『そういう事でしたか。イヤン様はあのナオという者を警戒しているのですね』
『ああ……正直、早まった事をしたと思っている。勇者という存在を侮っていた……少し前に痛い目に遭ったというのに!!』
『ですが王子様、今のあの方ならば王子様に敵わないのは間違いないのでしょう?』
『それはそうだが……』
『それならば早急に始末してしまえばいいのです。勇者など、また召喚すれば良いだけの話ではないですか』
『な、何だと?』
『貴方はこの国を継ぐのです。それならば自分の敵となる存在を排除しても許されるでしょう』
『そ、そうだ……俺はこの国を継承者だ!!人間如きに何を恐れている!!』
使用人の言葉にイヤンはナオの殺害を決意し、彼を殺す計画を立てると、時間帯を見計らってナオの部屋に赴く。他の人間に彼の殺害を命じなかったのは単純に他人を心の底から信用し切れない彼の性格が原因であり、ナオを確実に自分の手で仕留めるためにイヤンはナオの部屋に赴いた――
「――くそ、何処に消えた……!!」
時刻は現在に戻り、暗殺者の格好に変装したイヤンはナオの姿が見つからず、非常に焦っていた。彼の部屋の前に存在した兵士を戦闘不能に追い込む事には成功したが、肝心のナオの姿が部屋の中から見つからず、必死に周辺の通路や部屋を探し回っていた。
「まさか逃げたのか?いや、部屋には鍵と見張りもいた……本当に窓を壊して逃げたというのか?」
ナオが一人で王城内を移動する事はありえず、常に彼は兵士の監視下の元で動いていた。流石に部屋の中まで見張るとナオの気分を害するという国王の判断により、使用人さえも彼の不在の時にしか部屋の中に入らせないようにしていた。しかし、イヤンが部屋の中に入り込んだ時には彼の姿は消えており、見張りの兵士が存在した事からナオが部屋の中に居た事は確かだが、いくら探してもナオの姿は見当たない事にイヤンは嫌な予感を覚える。
「まさか……勇者は奇怪な能力を持っていると聞いていたが、奴も何か力を隠し持っていたのか?」
少し前にイヤンは王国とは同盟関係を結んでいる帝国の「勇者」と遭遇しており、その時に彼は勇者という存在に心底恐怖を覚えた。そしてナオが本当に勇者ならば自分が相対した帝国勇者のように特別な力を所有している音に気付く。
「不味い……このまま残るのは不味いぞ」
既にイヤンは引き返せない立場にあり、見張りの兵士を切り伏せている時点で彼は後戻りは出来ない。ここナオを殺さなければ間違いなく国王は彼の護衛を強化させ、安全な場所に隔離するだろう。そうなれば一か月後には成長を果たしたナオと戦わされることになり、イヤンは頭を抑える。
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