521 / 2,090
最終章 前編 〈王都編〉
まさかの再会 〈使用人〉
しおりを挟む
「大人数が隠れられて、それでいて目立たない場所か……宿屋が使えないとなると廃屋とかかな?」
「でも、そんな都合が良い場所があるのかな……」
「それに廃屋だって王国兵の人達が見回りに来るかもしれないっすよ」
「適当に歩き回って探すしかないか……といっても、兵士の巡回も多いから気を付けないとな」
街道を移動しながら今夜過ごせる場所を捜索するが、流石に王都の警備も高まっており、頻繁に兵士達が巡回していた。この様子では既に王都で大人数が潜伏出来そうな場所は存在しないかもしれず、街中を歩き回るが結局は都合が良さそうな場所は見当たらない。1時間程歩き回って流石に引き返すしかないかと考えた時、道の角を曲がる際にレナは見知った人物の顔を発見した。
「え、あの人……!?」
「どうかしたんすか?」
「……付いていこう」
「レナ君?」
レナが発見したのは馬車に木箱を運び込む中年男性だった。その顔を見て自分の記憶が正しければ間違いなく知り合いだと悟り、子供の頃によく世話になっていた人物の一人である。それどころか他に馬車に荷物を運ぶ人間や御者に至るまでレナの子供の頃から知っている人物で間違いなく、どうして王都に彼等がいるのかと動揺を隠せない。
彼等に気付かれないようにレナ達は馬車に近寄り、様子を伺う。どうやら食料品を運び込んでいるらしく、大量の食材を詰めた木箱を荷台に乗せると、御者の男が声を掛ける。
「よし、出発するぞ。馬車に乗り切れない奴は歩いて帰れ」
「おう」
「また荒い運転をして木箱の中身を落とすなよ?」
「分かってるよ!!」
御者が馬車を走らせると1人だけ馬車に乗り込む事が出来なかった男が馬車の後を追うように歩み始め、周囲に人気が無い事を確認したレナは男性に話しかけた。
「ライク!!」
「ん?誰だ……?」
自分の名前を呼ばれた男性は驚いた表情を浮かべて振り返ると、レナ達の顔を見て訝し気な表情を抱く。その彼の反応を見てレナが前髪を上げて自分の顔を見せながら話しかける。
「俺だよ、分からない?子供の頃によくアリアに内緒でおやつをくれたでしょ?」
「アリア?子供の頃……それにその顔、まさか……坊ちゃん!?」
「「坊ちゃん」」
ライクと呼ばれた男性はレナの顔を覗き込んで驚愕の表情を浮かべ、その一方でミナとエリナは首を傾げるが、ライクはレナの正体に気付くと激しく動揺しながらも彼の元へ向かう。
「ああ、この顔……間違いない、本当に坊ちゃんなんですか!?」
「そうだよ、分かる?」
「当り前じゃないですか!!俺が坊ちゃんの顔を忘れるはずがない……やっぱり生きてたんですね!!良かった……!!」
「あの、兄貴?この人誰ですか?」
「知り合い?」
感極まったように涙を流しながらライクはレナの顔を両手で掴み、号泣しながらレナを抱きしめる。そんな彼の態度にエリナ達が二人の関係を問うと、レナは抱きしめられたまま説明する。
「この人はライク、俺が昔住んでいた屋敷の料理人をしてた人だよ」
「ははは……今はただの雑用係ですけどね」
レナの説明にライクは苦笑いを浮かべながら離れ、改めてエリナ達と向き合って不思議そうな表情を浮かべると、レナに質問する。
「それで坊ちゃん、この御二人は誰ですか?まさか恋人とか?」
「え、ここ、恋人!?」
「いや~なんか照れるっすね」
「違うわいっ」
恋人と間違えられたエリナとミナは頬を赤く染めて照れ臭そうな表情を浮かべるが、悠長に話をする暇はないのでレナは歩きながらライクに説明を行う。
「ライク、歩きながら聞いてほしい。今の俺はもう王子じゃないから坊ちゃんなんて呼び方しなくてもいいよ」
「何を言ってるんですか!!俺達にとって坊ちゃんは坊ちゃんだけですよ!!立場なんて関係ない、俺達の坊ちゃんはレナ坊ちゃんだけです!!」
「それは嬉しいけど、ちょっと声を控えてよ……俺が指名手配されている事は知ってるでしょ?」
「え?でも、確かもう指名手配は解除されたんじゃ……」
ライクはレナの指名手配が最近になって再び出回った事を知らない様子らしく、目立つ行為は避けたいレナは移動しながらライクに自分達の事情を話す。
「色々とあって俺達は王国兵に追われてるんだよ。だから隠れられる場所を探してる……何処かに心当たりはない?」
「なるほど、そういう事なら俺達が今仕えてる貴族様の屋敷に向かいましょう。屋敷には今は俺達しかいないので入っても大丈夫なはずです」
「俺達、という事は……」
「ええ、森の屋敷に暮らしていた人間は全員居ますよ!!あ、でもアリアは実家に戻ったそうですが……」
「……そう」
レナはライクの言葉を聞いて過去にアイリスから教わった情報を思い出し、深淵の森の屋敷に存在した使用人たちはアイラに対する国王の配慮で彼女を預かっている貴族の屋敷に異動したと聞いていた。どうやらアイラが姿を消した後も使用人たちは彼女を預かっていた貴族の屋敷に残っているらしく、今現在も働いて暮らしているらしい。
アリアに関しては彼女は実家に帰るという名目で姿を消したらしく、以後は連絡を取り合っていない。だが、レナが無事だと知れば彼女も喜ぶだろうとライクは笑うが、そのアリアはもうこの世にはいない。その事実にレナは心が痛むが、今は仲間達のために身を隠す場所を探す事に集中する。
「ほら、見えてきましたよ!!あの屋敷です。あそこが俺達が仕えている「ダンディーノ男爵」の屋敷です!!」
「あそこか……」
「かなり大きい屋敷ですね」
「わあ……凄く広そう」
アイラが一時的に預かっていたダンディーノ男爵は王国貴族の中でも特殊な立ち位置らしく、男爵家でありながら普通の公爵家よりも広い敷地の屋敷を持っていた。ライクによると深淵の森の屋敷の2倍近くの敷地を誇るらしく、今現在は王城に呼び出されて男爵家の人間は不在らしい。
「使用人は裏口しか利用できないんです。兵士が見張りをしていますが、俺の顔見知りなので坊ちゃんとお嬢ちゃんたちの事は俺の親戚という事で通り抜けましょう」
「大丈夫?」
「平気ですよ。男爵は使用人であろうと優しい人ですからね、兵士の奴等も気のいい奴ばりですし……」
屋敷の裏口に回ったレナ達は男爵の私兵が見張りをしている扉の前に近寄り、正体が気付かれないように顔を伏せながらライクに任せる。見張り役の兵士はライクの顔を確認すると軽く手を上げて迎え入れた。
「よう、やっと戻って来たな。随分と帰りが遅かったじゃねえか……ん?誰だそいつら?」
「おう、このぼっ……坊主は俺の甥なんだ。たまたま王都に用事があって俺に会いに来たんだよ」
「へえ、そうなのか?でも、甥という割にはあんまり似てねえな」
「あはは……よく言われます」
ライクは危うく「坊ちゃん」と言いそうになったが、私兵は特に怪しむ様子もなくレナとライクの顔を見て笑い声をあげると、今度は後ろの二人に気付く。
「んで?そっちの綺麗な嬢ちゃん達は誰だ?まさか姪とか言い出さないよな?」
「えっと、こ、こっちの森人族の嬢ちゃんは坊主の彼女なんだよ。それでこっちの子は俺の従弟の娘だ。なあ!?」
「そ、そうっすね!!ダーリンの彼女のエリリンっす!!」
「従弟の娘って……」
咄嗟にレナの彼女役を演じたエリナは偽名を使って自己紹介を行い、適当な説明をされたミナは複雑そうな表情を浮かべるが、見張り役の兵士はそれを信じたように扉の中にレナ達を通す。
「でも、そんな都合が良い場所があるのかな……」
「それに廃屋だって王国兵の人達が見回りに来るかもしれないっすよ」
「適当に歩き回って探すしかないか……といっても、兵士の巡回も多いから気を付けないとな」
街道を移動しながら今夜過ごせる場所を捜索するが、流石に王都の警備も高まっており、頻繁に兵士達が巡回していた。この様子では既に王都で大人数が潜伏出来そうな場所は存在しないかもしれず、街中を歩き回るが結局は都合が良さそうな場所は見当たらない。1時間程歩き回って流石に引き返すしかないかと考えた時、道の角を曲がる際にレナは見知った人物の顔を発見した。
「え、あの人……!?」
「どうかしたんすか?」
「……付いていこう」
「レナ君?」
レナが発見したのは馬車に木箱を運び込む中年男性だった。その顔を見て自分の記憶が正しければ間違いなく知り合いだと悟り、子供の頃によく世話になっていた人物の一人である。それどころか他に馬車に荷物を運ぶ人間や御者に至るまでレナの子供の頃から知っている人物で間違いなく、どうして王都に彼等がいるのかと動揺を隠せない。
彼等に気付かれないようにレナ達は馬車に近寄り、様子を伺う。どうやら食料品を運び込んでいるらしく、大量の食材を詰めた木箱を荷台に乗せると、御者の男が声を掛ける。
「よし、出発するぞ。馬車に乗り切れない奴は歩いて帰れ」
「おう」
「また荒い運転をして木箱の中身を落とすなよ?」
「分かってるよ!!」
御者が馬車を走らせると1人だけ馬車に乗り込む事が出来なかった男が馬車の後を追うように歩み始め、周囲に人気が無い事を確認したレナは男性に話しかけた。
「ライク!!」
「ん?誰だ……?」
自分の名前を呼ばれた男性は驚いた表情を浮かべて振り返ると、レナ達の顔を見て訝し気な表情を抱く。その彼の反応を見てレナが前髪を上げて自分の顔を見せながら話しかける。
「俺だよ、分からない?子供の頃によくアリアに内緒でおやつをくれたでしょ?」
「アリア?子供の頃……それにその顔、まさか……坊ちゃん!?」
「「坊ちゃん」」
ライクと呼ばれた男性はレナの顔を覗き込んで驚愕の表情を浮かべ、その一方でミナとエリナは首を傾げるが、ライクはレナの正体に気付くと激しく動揺しながらも彼の元へ向かう。
「ああ、この顔……間違いない、本当に坊ちゃんなんですか!?」
「そうだよ、分かる?」
「当り前じゃないですか!!俺が坊ちゃんの顔を忘れるはずがない……やっぱり生きてたんですね!!良かった……!!」
「あの、兄貴?この人誰ですか?」
「知り合い?」
感極まったように涙を流しながらライクはレナの顔を両手で掴み、号泣しながらレナを抱きしめる。そんな彼の態度にエリナ達が二人の関係を問うと、レナは抱きしめられたまま説明する。
「この人はライク、俺が昔住んでいた屋敷の料理人をしてた人だよ」
「ははは……今はただの雑用係ですけどね」
レナの説明にライクは苦笑いを浮かべながら離れ、改めてエリナ達と向き合って不思議そうな表情を浮かべると、レナに質問する。
「それで坊ちゃん、この御二人は誰ですか?まさか恋人とか?」
「え、ここ、恋人!?」
「いや~なんか照れるっすね」
「違うわいっ」
恋人と間違えられたエリナとミナは頬を赤く染めて照れ臭そうな表情を浮かべるが、悠長に話をする暇はないのでレナは歩きながらライクに説明を行う。
「ライク、歩きながら聞いてほしい。今の俺はもう王子じゃないから坊ちゃんなんて呼び方しなくてもいいよ」
「何を言ってるんですか!!俺達にとって坊ちゃんは坊ちゃんだけですよ!!立場なんて関係ない、俺達の坊ちゃんはレナ坊ちゃんだけです!!」
「それは嬉しいけど、ちょっと声を控えてよ……俺が指名手配されている事は知ってるでしょ?」
「え?でも、確かもう指名手配は解除されたんじゃ……」
ライクはレナの指名手配が最近になって再び出回った事を知らない様子らしく、目立つ行為は避けたいレナは移動しながらライクに自分達の事情を話す。
「色々とあって俺達は王国兵に追われてるんだよ。だから隠れられる場所を探してる……何処かに心当たりはない?」
「なるほど、そういう事なら俺達が今仕えてる貴族様の屋敷に向かいましょう。屋敷には今は俺達しかいないので入っても大丈夫なはずです」
「俺達、という事は……」
「ええ、森の屋敷に暮らしていた人間は全員居ますよ!!あ、でもアリアは実家に戻ったそうですが……」
「……そう」
レナはライクの言葉を聞いて過去にアイリスから教わった情報を思い出し、深淵の森の屋敷に存在した使用人たちはアイラに対する国王の配慮で彼女を預かっている貴族の屋敷に異動したと聞いていた。どうやらアイラが姿を消した後も使用人たちは彼女を預かっていた貴族の屋敷に残っているらしく、今現在も働いて暮らしているらしい。
アリアに関しては彼女は実家に帰るという名目で姿を消したらしく、以後は連絡を取り合っていない。だが、レナが無事だと知れば彼女も喜ぶだろうとライクは笑うが、そのアリアはもうこの世にはいない。その事実にレナは心が痛むが、今は仲間達のために身を隠す場所を探す事に集中する。
「ほら、見えてきましたよ!!あの屋敷です。あそこが俺達が仕えている「ダンディーノ男爵」の屋敷です!!」
「あそこか……」
「かなり大きい屋敷ですね」
「わあ……凄く広そう」
アイラが一時的に預かっていたダンディーノ男爵は王国貴族の中でも特殊な立ち位置らしく、男爵家でありながら普通の公爵家よりも広い敷地の屋敷を持っていた。ライクによると深淵の森の屋敷の2倍近くの敷地を誇るらしく、今現在は王城に呼び出されて男爵家の人間は不在らしい。
「使用人は裏口しか利用できないんです。兵士が見張りをしていますが、俺の顔見知りなので坊ちゃんとお嬢ちゃんたちの事は俺の親戚という事で通り抜けましょう」
「大丈夫?」
「平気ですよ。男爵は使用人であろうと優しい人ですからね、兵士の奴等も気のいい奴ばりですし……」
屋敷の裏口に回ったレナ達は男爵の私兵が見張りをしている扉の前に近寄り、正体が気付かれないように顔を伏せながらライクに任せる。見張り役の兵士はライクの顔を確認すると軽く手を上げて迎え入れた。
「よう、やっと戻って来たな。随分と帰りが遅かったじゃねえか……ん?誰だそいつら?」
「おう、このぼっ……坊主は俺の甥なんだ。たまたま王都に用事があって俺に会いに来たんだよ」
「へえ、そうなのか?でも、甥という割にはあんまり似てねえな」
「あはは……よく言われます」
ライクは危うく「坊ちゃん」と言いそうになったが、私兵は特に怪しむ様子もなくレナとライクの顔を見て笑い声をあげると、今度は後ろの二人に気付く。
「んで?そっちの綺麗な嬢ちゃん達は誰だ?まさか姪とか言い出さないよな?」
「えっと、こ、こっちの森人族の嬢ちゃんは坊主の彼女なんだよ。それでこっちの子は俺の従弟の娘だ。なあ!?」
「そ、そうっすね!!ダーリンの彼女のエリリンっす!!」
「従弟の娘って……」
咄嗟にレナの彼女役を演じたエリナは偽名を使って自己紹介を行い、適当な説明をされたミナは複雑そうな表情を浮かべるが、見張り役の兵士はそれを信じたように扉の中にレナ達を通す。
11
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。