785 / 2,090
外伝 ~ヨツバ王国編~
古代龍
しおりを挟む
――村の防衛が始まってから1時間後、事前にホムラの言葉通りに一気に魔物が出現する数が減少し、最高潮を過ぎ去ったと判断した彼女は休憩を宣言する。
「各自、死骸の素材を回収して戻って来い!!休憩に入るぞ!!」
『…………』
ホムラの言葉を聞いても誰も返事を返す余力も残っておらず、毎晩のように戦っているダークエルフの戦士達でさえも全身に汗を流していた。一方で防衛戦という慣れない戦闘を行っていたレナ達の方も疲労が大きく、ダインに至っては子供のレノに抱えられた状態で戻って来た。
「し、死ぬかと思った……ありがとう、皆」
「お兄ちゃん、大丈夫?」
「何でレノはそんなに元気なんだよ……」
「こういうのは慣れてるから……」
「ふん、私の弟を舐めるなよ。気は弱いが、この齢で戦闘に参加する体力は身に着けている」
「俺の子供の頃よりずっと凄いなこの子……」
ダインを抱えて戻って来たレノにホムラは初めて優し気な表情を浮かべて頭を撫でやり、彼女なりに弟の事は気にかけている様子だった。一方でレナの方もカゲマルとエリナを脇に抱えたアインとミノを連れて戻り、全員が無事である事を確認する。
「皆、大丈夫?生きてる?」
「ど、どうにか……辛うじて」
「矢が尽きた時はもう駄目かと思いました……」
エリナは矢筒が空になるまで矢を撃ち尽くし、ハンゾウの方も武器が刃毀れを起こして使い物にならなくなるまで戦い抜いたらしく、どちらも疲労は大きかった。一方で魔人族であるアインとミノはまだまだ戦えるらしく、ミノに至っては村の周囲に横たわった死骸の中から食べられそうな魔物を選別して持ち帰って来た。
「ブモォッ!!」
「え?何?これを調理して欲しいの?仕方ないな、なら魔法で焼くか……」
「止めろ!!ここで火を焚くな!!」
丸々と肥え太ったオークの死骸を運んできたミノに対し、仕方なく丸焼きにでもしようと合成魔術を発動させようとした時、戦士の一人が注意を行う。いったい何事かとレナは戦士の方に振り返ると、ホムラが代わりに説明を行う。
「命が惜しければここで死骸を焼くのは止めておけ……もうすぐ、この岩山が目覚める時間帯だ」
「目覚めるって……何が?」
「いいから必要な分の死骸だけを回収して村へ引き返すぞ。奴が目覚める前に戻る必要がある」
「奴?」
ホムラの言葉を聞いてレナは戦士達に視線を向けると、彼等の方は魔物の素材を必要分だけ回収を終えていたらしく、急いで橋を渡って村の中へ引き返す。ホムラの方もレノを抱えて村の方に戻り、その様子を見てレナ達も不思議に思いながらも後に続く。
魔物達は立ち去ったとはいえ、まだ夜明けまでかなりの時間が存在するにも関わらずに引き返したホムラ達に疑問を抱き、いったい何が目覚めようとしているのかを尋ねた。
「ホムラ、いったい何が目覚めるの?」
「……古代龍だ」
「古代龍……?」
「名前は存在しない、古の時代から存在するこの星で最も偉大な竜だ……もう、目覚める」
古代龍という単語はレナも初めて聞き、ホムラは地面に視線を向けると何かを悟ったように立ち止まり、そんな彼女の態度にレナ達は不思議に思うが、直後に激しい振動が地面を走る。
「何だ!?」
「じ、地震か!?」
「落ち着け」
地震を想像させる激しい振動が岩山全体に広がり、慌ててレナ達はその場に伏せるが、激しい振動の中でホムラはレノを抱えた状態で立ち尽くす。そんな彼女の姿を見てレナは何が起きているのか尋ねる前に地面に視線を向け、振動の正体を見破る。
――数秒後、アトラス大森林に獣を想像させる咆哮が響き渡り、やがてレナ達が立っている岩山が浮き上がる。より正確に言えば岩山の下から更に巨大な土気色の生物が誕生し、まるで亀の甲羅のように岩山を背負った状態で巨大生物は姿を現した。
その姿はかつて冒険都市を強襲した「地竜」と姿は似ているが、レナ達が対峙した地竜の何倍、下手をしたら何十倍の大きさを誇る巨大生物が地中から出現した。レナ達が存在する岩山は巨大生物の背中に位置しており、どうやら岩山だと思われていたのは巨大生物の肉体の一部だと判明する。
古代龍と呼ばれる生物はゆっくりと身体を動かすと移動を行い、歩くだけで多くの木々を薙倒し、地上に存在する魔物達を蹴散らす。その圧倒的な巨体を前にすれば恐らくは樹肉の果実で理性を失った魔物であろうと恐れおののき、一目散に逃げだすだろう。
夜間の間にしか目を覚まさず、日中の間は地中に身を隠す古代龍ではあるが、夜を迎えてからしばらくすると目を覚まして移動を行う。その際に歩くだけで地震の如く大地が震え、木々は破壊され、魔物達は恐怖で逃げ惑う。バルトロス王国では最強の竜種は「白竜」と呼ばれているが、ヨツバ王国の民衆の間ではこの「古代龍」こそが最強の生物だと伝わっていた――
「各自、死骸の素材を回収して戻って来い!!休憩に入るぞ!!」
『…………』
ホムラの言葉を聞いても誰も返事を返す余力も残っておらず、毎晩のように戦っているダークエルフの戦士達でさえも全身に汗を流していた。一方で防衛戦という慣れない戦闘を行っていたレナ達の方も疲労が大きく、ダインに至っては子供のレノに抱えられた状態で戻って来た。
「し、死ぬかと思った……ありがとう、皆」
「お兄ちゃん、大丈夫?」
「何でレノはそんなに元気なんだよ……」
「こういうのは慣れてるから……」
「ふん、私の弟を舐めるなよ。気は弱いが、この齢で戦闘に参加する体力は身に着けている」
「俺の子供の頃よりずっと凄いなこの子……」
ダインを抱えて戻って来たレノにホムラは初めて優し気な表情を浮かべて頭を撫でやり、彼女なりに弟の事は気にかけている様子だった。一方でレナの方もカゲマルとエリナを脇に抱えたアインとミノを連れて戻り、全員が無事である事を確認する。
「皆、大丈夫?生きてる?」
「ど、どうにか……辛うじて」
「矢が尽きた時はもう駄目かと思いました……」
エリナは矢筒が空になるまで矢を撃ち尽くし、ハンゾウの方も武器が刃毀れを起こして使い物にならなくなるまで戦い抜いたらしく、どちらも疲労は大きかった。一方で魔人族であるアインとミノはまだまだ戦えるらしく、ミノに至っては村の周囲に横たわった死骸の中から食べられそうな魔物を選別して持ち帰って来た。
「ブモォッ!!」
「え?何?これを調理して欲しいの?仕方ないな、なら魔法で焼くか……」
「止めろ!!ここで火を焚くな!!」
丸々と肥え太ったオークの死骸を運んできたミノに対し、仕方なく丸焼きにでもしようと合成魔術を発動させようとした時、戦士の一人が注意を行う。いったい何事かとレナは戦士の方に振り返ると、ホムラが代わりに説明を行う。
「命が惜しければここで死骸を焼くのは止めておけ……もうすぐ、この岩山が目覚める時間帯だ」
「目覚めるって……何が?」
「いいから必要な分の死骸だけを回収して村へ引き返すぞ。奴が目覚める前に戻る必要がある」
「奴?」
ホムラの言葉を聞いてレナは戦士達に視線を向けると、彼等の方は魔物の素材を必要分だけ回収を終えていたらしく、急いで橋を渡って村の中へ引き返す。ホムラの方もレノを抱えて村の方に戻り、その様子を見てレナ達も不思議に思いながらも後に続く。
魔物達は立ち去ったとはいえ、まだ夜明けまでかなりの時間が存在するにも関わらずに引き返したホムラ達に疑問を抱き、いったい何が目覚めようとしているのかを尋ねた。
「ホムラ、いったい何が目覚めるの?」
「……古代龍だ」
「古代龍……?」
「名前は存在しない、古の時代から存在するこの星で最も偉大な竜だ……もう、目覚める」
古代龍という単語はレナも初めて聞き、ホムラは地面に視線を向けると何かを悟ったように立ち止まり、そんな彼女の態度にレナ達は不思議に思うが、直後に激しい振動が地面を走る。
「何だ!?」
「じ、地震か!?」
「落ち着け」
地震を想像させる激しい振動が岩山全体に広がり、慌ててレナ達はその場に伏せるが、激しい振動の中でホムラはレノを抱えた状態で立ち尽くす。そんな彼女の姿を見てレナは何が起きているのか尋ねる前に地面に視線を向け、振動の正体を見破る。
――数秒後、アトラス大森林に獣を想像させる咆哮が響き渡り、やがてレナ達が立っている岩山が浮き上がる。より正確に言えば岩山の下から更に巨大な土気色の生物が誕生し、まるで亀の甲羅のように岩山を背負った状態で巨大生物は姿を現した。
その姿はかつて冒険都市を強襲した「地竜」と姿は似ているが、レナ達が対峙した地竜の何倍、下手をしたら何十倍の大きさを誇る巨大生物が地中から出現した。レナ達が存在する岩山は巨大生物の背中に位置しており、どうやら岩山だと思われていたのは巨大生物の肉体の一部だと判明する。
古代龍と呼ばれる生物はゆっくりと身体を動かすと移動を行い、歩くだけで多くの木々を薙倒し、地上に存在する魔物達を蹴散らす。その圧倒的な巨体を前にすれば恐らくは樹肉の果実で理性を失った魔物であろうと恐れおののき、一目散に逃げだすだろう。
夜間の間にしか目を覚まさず、日中の間は地中に身を隠す古代龍ではあるが、夜を迎えてからしばらくすると目を覚まして移動を行う。その際に歩くだけで地震の如く大地が震え、木々は破壊され、魔物達は恐怖で逃げ惑う。バルトロス王国では最強の竜種は「白竜」と呼ばれているが、ヨツバ王国の民衆の間ではこの「古代龍」こそが最強の生物だと伝わっていた――
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。