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外伝 ~ヨツバ王国編~
最強の魔術師と死霊使い
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「強化射撃!!」
「せいっ!!」
『風の精霊よ!!』
キラウに向けてエリナはハシラから受け取った黒弓で矢を撃ち込み、ハンゾウも苦無を投擲し、アルンとノルの二人も精霊魔法を発動させて援護を行う。しかし、4人の攻撃に対して反応したのはキラウではなく、マリアだった。
「マジック・シールド」
「なっ!?」
「……ちっ、余計な真似を」
四人の攻撃がキラウに届く前に「魔法陣」が空中に出現し、全ての攻撃を防ぐ。魔術師の中でもレベルが50を迎えなければ覚えられない高等防護魔法であり、こちらの魔法は結界石無しでも発動できる。しかも攻撃を防ぐだけではなく、魔法陣に阻まれた攻撃を跳ね返す。
「リフレクション」
「うわぁっ!?」
「ぬあっ!?」
「きゃああっ!!」
「ぐふっ!?」」
魔法陣によって阻まれた矢と苦無が跳ね返され、精霊魔法が暴発したかのように部屋内に強風が吹き溢れる。その光景を見てレナはマリアを先にどうにかしなければならないと判断して退魔刀を構え、カレハに視線を向ける。
「カレハッ!!」
「っ……!?」
縮地を発動させて高速移動を行い、目にも止まらぬ速度でカレハの元へ接近したレナは全力で退魔刀を振り下ろそうとした瞬間、カレハを取り囲むように結界石の障壁が発動した。
「ちっ……」
『惜しかったわね……でも、無駄よ』
刃が結界に阻まれてレナは舌打ちを行い、マリアの方へ視線を向ける。マリアは杖を構えて結界石を発動したらしく、そのお陰でキラウを守護していた魔法陣は消え去った。いくらマリアが超一流の魔術師とは言え、魔法を複数に発動させて維持するのは至難の業らしく、彼女は標的をレナへと変更して攻撃魔法へ移る。
「マジック・アロー」
「あの魔法は……!?まずい、レナ殿逃げるでござる!!」
「言われなくてもっ!!」
マリアは杖を構えた瞬間、虹色の魔法陣が展開され、次々と光弾が発射された。こちらの魔法はレベルが60を迎えなければ覚えられない砲撃魔法の中でも極めて珍しい「連射型」の攻撃魔法であり、一つ一つの光弾が魔力の圧縮された塊である。
七つの属性の魔力の光弾はそれぞれが威力も効果も違い、例えば青色の光弾が触れた箇所は凍結化し、赤色の光弾の場合は爆炎と化す。黄色の光弾は最も速度が速い反面、直線にしか移動しないので避けやすい。白色の光弾は強い光を放つので直視は出来ず、黒色の光弾は触れた瞬間に煙と化す。紅色の光弾は重力の塊、最後の緑色の光弾は竜巻のように触れた箇所をねじり込む。
全属性の魔法の特性を持つ光弾の攻撃に対してレナは避けるために縮地を発動させ、更に瞬動術で距離を取って光弾を回避する。カレハの場合は結界によって守られているので光弾の影響は受けず、キラウの場合は自ら作り出した影人形で自分の身を守った。
「うわわっ!?な、何なんだよいったいっ!!あの人、どんだけやばいんだよっ!?」
「流石はマリア殿……接近戦に持ち込めば何とかなると思っていた自分の愚かさを笑いたいところでござる」
「感心している場合かっ!?ど、どうすればいいのだ!?」
「わわわっ!?」
光弾の標的はレナだけではなく、マリアが敵と判断した者達にも放たれ、ダインたちの元へも光弾の雨が降り注ぐ。それぞれが回避や防御を行い、精霊魔法を扱える者達は自分の身を守る。魔術師の弱点があるとすれば身体能力が低く、接近戦に持ち込めば魔法が使う前に倒せるのだが、マリアの場合は近づく事す出来ない。
レナは壁際を走りながら光弾の攻撃が止まない事に焦りを抱き、これだけの魔法となると相当な魔力を消耗し続けているはずだが、マリアは涼し気な表情を浮かべて攻撃を中断する様子はない。
(流石は世界最強の魔術師……不味いな、このままだとこっちの体力が尽きる)
キラウとマリアを同時に相手にする事の大変さを思い知らされながらもレナは次の手を考え、どうにか片方だけでも引き剥がす事が出来れば勝機はある。そのためにレナは風の聖痕を発動させ、試した事はないが相手の風属性の魔法を無効化させるのではなく、逆に利用できないのかを試す。
(アイリスの話だと風属性の聖痕の持ち主はあらゆる風属性の魔法を操れるはず……なら、叔母様の魔法を利用する!!)
光弾の中から風属性の魔力の塊のみにレナは意識を集中させ、弾幕を避け続けながらも聖痕の力を発動させると、風属性の光弾のみを自分の元へ引き寄せる。光弾を誘導しながらレナは影人形で身を守るキラウの元へ近づき、蒼炎刀を発動させてキラウの影人形へ向けて大剣を放つ。
「兜砕きっ!!」
「っ!?」
影人形に対して爆炎で加速した蒼炎刀を放つと、強い光を苦手とする闇属性の弱点を突かれたキラウの影人形は歪み、更にマリアの風属性の光弾が次々と打ち込まれた。いくら影人形が物理攻撃には無敵とはいえ、魔力の塊を浴び続ければ無事では済まず、影人形は崩壊してしまう。
「せいっ!!」
『風の精霊よ!!』
キラウに向けてエリナはハシラから受け取った黒弓で矢を撃ち込み、ハンゾウも苦無を投擲し、アルンとノルの二人も精霊魔法を発動させて援護を行う。しかし、4人の攻撃に対して反応したのはキラウではなく、マリアだった。
「マジック・シールド」
「なっ!?」
「……ちっ、余計な真似を」
四人の攻撃がキラウに届く前に「魔法陣」が空中に出現し、全ての攻撃を防ぐ。魔術師の中でもレベルが50を迎えなければ覚えられない高等防護魔法であり、こちらの魔法は結界石無しでも発動できる。しかも攻撃を防ぐだけではなく、魔法陣に阻まれた攻撃を跳ね返す。
「リフレクション」
「うわぁっ!?」
「ぬあっ!?」
「きゃああっ!!」
「ぐふっ!?」」
魔法陣によって阻まれた矢と苦無が跳ね返され、精霊魔法が暴発したかのように部屋内に強風が吹き溢れる。その光景を見てレナはマリアを先にどうにかしなければならないと判断して退魔刀を構え、カレハに視線を向ける。
「カレハッ!!」
「っ……!?」
縮地を発動させて高速移動を行い、目にも止まらぬ速度でカレハの元へ接近したレナは全力で退魔刀を振り下ろそうとした瞬間、カレハを取り囲むように結界石の障壁が発動した。
「ちっ……」
『惜しかったわね……でも、無駄よ』
刃が結界に阻まれてレナは舌打ちを行い、マリアの方へ視線を向ける。マリアは杖を構えて結界石を発動したらしく、そのお陰でキラウを守護していた魔法陣は消え去った。いくらマリアが超一流の魔術師とは言え、魔法を複数に発動させて維持するのは至難の業らしく、彼女は標的をレナへと変更して攻撃魔法へ移る。
「マジック・アロー」
「あの魔法は……!?まずい、レナ殿逃げるでござる!!」
「言われなくてもっ!!」
マリアは杖を構えた瞬間、虹色の魔法陣が展開され、次々と光弾が発射された。こちらの魔法はレベルが60を迎えなければ覚えられない砲撃魔法の中でも極めて珍しい「連射型」の攻撃魔法であり、一つ一つの光弾が魔力の圧縮された塊である。
七つの属性の魔力の光弾はそれぞれが威力も効果も違い、例えば青色の光弾が触れた箇所は凍結化し、赤色の光弾の場合は爆炎と化す。黄色の光弾は最も速度が速い反面、直線にしか移動しないので避けやすい。白色の光弾は強い光を放つので直視は出来ず、黒色の光弾は触れた瞬間に煙と化す。紅色の光弾は重力の塊、最後の緑色の光弾は竜巻のように触れた箇所をねじり込む。
全属性の魔法の特性を持つ光弾の攻撃に対してレナは避けるために縮地を発動させ、更に瞬動術で距離を取って光弾を回避する。カレハの場合は結界によって守られているので光弾の影響は受けず、キラウの場合は自ら作り出した影人形で自分の身を守った。
「うわわっ!?な、何なんだよいったいっ!!あの人、どんだけやばいんだよっ!?」
「流石はマリア殿……接近戦に持ち込めば何とかなると思っていた自分の愚かさを笑いたいところでござる」
「感心している場合かっ!?ど、どうすればいいのだ!?」
「わわわっ!?」
光弾の標的はレナだけではなく、マリアが敵と判断した者達にも放たれ、ダインたちの元へも光弾の雨が降り注ぐ。それぞれが回避や防御を行い、精霊魔法を扱える者達は自分の身を守る。魔術師の弱点があるとすれば身体能力が低く、接近戦に持ち込めば魔法が使う前に倒せるのだが、マリアの場合は近づく事す出来ない。
レナは壁際を走りながら光弾の攻撃が止まない事に焦りを抱き、これだけの魔法となると相当な魔力を消耗し続けているはずだが、マリアは涼し気な表情を浮かべて攻撃を中断する様子はない。
(流石は世界最強の魔術師……不味いな、このままだとこっちの体力が尽きる)
キラウとマリアを同時に相手にする事の大変さを思い知らされながらもレナは次の手を考え、どうにか片方だけでも引き剥がす事が出来れば勝機はある。そのためにレナは風の聖痕を発動させ、試した事はないが相手の風属性の魔法を無効化させるのではなく、逆に利用できないのかを試す。
(アイリスの話だと風属性の聖痕の持ち主はあらゆる風属性の魔法を操れるはず……なら、叔母様の魔法を利用する!!)
光弾の中から風属性の魔力の塊のみにレナは意識を集中させ、弾幕を避け続けながらも聖痕の力を発動させると、風属性の光弾のみを自分の元へ引き寄せる。光弾を誘導しながらレナは影人形で身を守るキラウの元へ近づき、蒼炎刀を発動させてキラウの影人形へ向けて大剣を放つ。
「兜砕きっ!!」
「っ!?」
影人形に対して爆炎で加速した蒼炎刀を放つと、強い光を苦手とする闇属性の弱点を突かれたキラウの影人形は歪み、更にマリアの風属性の光弾が次々と打ち込まれた。いくら影人形が物理攻撃には無敵とはいえ、魔力の塊を浴び続ければ無事では済まず、影人形は崩壊してしまう。
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