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真・闘技祭 本選編
青の剣聖VS西聖将
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シズネは雪月花と白百合を構えると、後方へと距離を開く。その様子をホムラは黙って見送り、紅刀を構えたまま動かない。その様子を見てシズネはホムラが自分が水の聖痕を発動するまで待つつもりだと知る。
(舐められている……いえ、これが強者の余裕ね)
ホムラが動こうとしない事にシズネは逆に好機だと考え、彼女は白百合に視線を向けると、遂に魔刀術を発動させた。白百合の刀身に魔力が送り込まれ、外見は青色の刃のように変化を果たす。その光景を見てホムラは笑みを浮かべ、観衆はシズネの剣の色が変化した事に戸惑う。
「お、おい!!あの剣、色が変わったぞ!?」
「どうなってるんだ……まさか、魔剣か!?」
「雪月花以外に魔剣を持っていたのか!?」
観客席の民衆が騒ぐ中、最前列の席に座るマリアはいち早くシズネが何をしたのかを気付く。彼女は魔力を白百合に送り込み、水属性の魔力を包み込んだに過ぎない。だが、魔力の密度を凝縮させた事で傍から見ればまるで剣の色合いが青く変化したように見える。
実際の所は本当に剣の色が変わったわけではなく、刃を包み込む魔力の密度を高める事により、凝縮された魔力が青色に輝く事から剣の色が変化したように錯覚したに過ぎない。シズネは人魚族の血を継いでいるが、種族的には人間である。だから彼女はコトミンのように水を利用した魔法を使う事は出来ない。
しかし、水の聖痕を手にした事でシズネは試合場の周囲に存在する水堀に存在する精霊を引き寄せ、精霊の力を借りて魔刀術をより強化させる。更に水の精霊を呼び寄せるために彼女は雪月花を構えると、水の聖痕を発動させて普段以上に魔剣の力を引き出す。
「極寒の世界へ案内してあげなさい……雪月花!!」
「ほうっ……大した力だ」
雪月花を試合場の石畳に突き刺した瞬間、冷気が周囲に広がって瞬時に試合場が氷結化し、全体が凍り付いてしまう。あまりの冷気に観客たちも震え上がり、実況席のホネミンとラビットも震える。
『ひいいっ!?寒い、寒いです!!』
『し、シズネ選手の魔剣の力によって試合場が凍り付きました!!いったい、これから何が起きるのでしょうか……ふぇっくしょん!!』
観客席にもシズネの雪月花の生み出した冷気によって民衆は身体を震わせ、最前列に座っていた者達も顔色が青くなる。そんな中でマリアだけは涼し気な表情を浮かべて特に変わった様子は見せず、ティナも不思議そうな顔を浮かべる。
「わあ、試合場が凍っちゃった……凄いね~」
「てぃ、ティナ!?どうしてそんなに平気ですの?貴方、寒がりの癖に……」
「え?どうしたの皆?」
「魔力で作り出した冷気……魔法耐性が高い人間にとっては大きな影響は受けないわ」
「うううっ……さ、寒い!!凍え死にそうだよ!!」
マリアとティナが冷気を浴びても平気な理由は彼女達が魔術師としての才能に恵まれた存在だからであり、二人は生まれた時から高い魔法耐性を身に付けていた。そのお陰で雪月花の生み出した冷気を受けても大きな影響は受けずに済んだ。
魔術師として生まれた者は個人差はあるが魔法の耐性を身に付けているため、魔術師の称号を持つ者は耐え切れない程ではなかった。だが、魔術師の称号ではない者達はあまりの寒さに体を身震いさせ、中には寒さに耐え切れずに観客席を離れる者までいた。そんな観衆の事も気にもかけず、シズネはホムラと向かい合う。
「……流石ね」
シズネはホムラを見ると、彼女の周囲だけは石畳が凍り付いておらず、それどころか徐々に凍り付いていく地面が解け始めていた。ホムラは紅刀を構えると、刃に真紅の炎の魔力を纏わせる。
「そろそろ我慢できなくなってきた……行くぞ」
「ええっ……来なさい!!」
ホムラは真紅の炎を纏わせた紅刀を振りかざすと、シズネも雪月花と魔刀術を発動させた白百合を構え、正面からホムラが振り翳す刃を受け止める。薙刀の刃と二刀の刃が交じり合い、熱気と冷気が互いに押し寄せ合う。自分の一撃を受けたシズネにホムラは笑みを浮かべ、一方でシズネの方も気合の入った表情で激しく切り合う。
「はぁあっ!!」
「ふんっ!!」
二人はその場で武器を振りかざし、目にも止まらぬ速さで打ち合う。薙刀と二つの刀が交じり合い、金属音が鳴り響く。その様子に観衆も目を離せず、寒さのあまりに席を離れようとした者まで魅入ってしまう。
「烈火斬!!」
先に仕掛けたのはホムラであり、彼女は真紅の炎を纏わせた薙刀を振り払うと、前方に向けて炎を放つ。実際の所は炎に見えるだけの魔力なのだが、その熱量は本物の炎にも勝り、実際に炎を放出しているのと変わりはない。シズネは放たれた火炎の魔力に対して二つの刀を重ね合わせ、正面から打ち消す。
「二刀両断!!」
「何っ!?」
一回戦にてレナがツバサを相手に利用した新しい剣技をシズネは繰り出すと、火炎の魔力を容易く切り裂く。その様子を見てツバサは驚くが、シズネは笑みを浮かべた。
(舐められている……いえ、これが強者の余裕ね)
ホムラが動こうとしない事にシズネは逆に好機だと考え、彼女は白百合に視線を向けると、遂に魔刀術を発動させた。白百合の刀身に魔力が送り込まれ、外見は青色の刃のように変化を果たす。その光景を見てホムラは笑みを浮かべ、観衆はシズネの剣の色が変化した事に戸惑う。
「お、おい!!あの剣、色が変わったぞ!?」
「どうなってるんだ……まさか、魔剣か!?」
「雪月花以外に魔剣を持っていたのか!?」
観客席の民衆が騒ぐ中、最前列の席に座るマリアはいち早くシズネが何をしたのかを気付く。彼女は魔力を白百合に送り込み、水属性の魔力を包み込んだに過ぎない。だが、魔力の密度を凝縮させた事で傍から見ればまるで剣の色合いが青く変化したように見える。
実際の所は本当に剣の色が変わったわけではなく、刃を包み込む魔力の密度を高める事により、凝縮された魔力が青色に輝く事から剣の色が変化したように錯覚したに過ぎない。シズネは人魚族の血を継いでいるが、種族的には人間である。だから彼女はコトミンのように水を利用した魔法を使う事は出来ない。
しかし、水の聖痕を手にした事でシズネは試合場の周囲に存在する水堀に存在する精霊を引き寄せ、精霊の力を借りて魔刀術をより強化させる。更に水の精霊を呼び寄せるために彼女は雪月花を構えると、水の聖痕を発動させて普段以上に魔剣の力を引き出す。
「極寒の世界へ案内してあげなさい……雪月花!!」
「ほうっ……大した力だ」
雪月花を試合場の石畳に突き刺した瞬間、冷気が周囲に広がって瞬時に試合場が氷結化し、全体が凍り付いてしまう。あまりの冷気に観客たちも震え上がり、実況席のホネミンとラビットも震える。
『ひいいっ!?寒い、寒いです!!』
『し、シズネ選手の魔剣の力によって試合場が凍り付きました!!いったい、これから何が起きるのでしょうか……ふぇっくしょん!!』
観客席にもシズネの雪月花の生み出した冷気によって民衆は身体を震わせ、最前列に座っていた者達も顔色が青くなる。そんな中でマリアだけは涼し気な表情を浮かべて特に変わった様子は見せず、ティナも不思議そうな顔を浮かべる。
「わあ、試合場が凍っちゃった……凄いね~」
「てぃ、ティナ!?どうしてそんなに平気ですの?貴方、寒がりの癖に……」
「え?どうしたの皆?」
「魔力で作り出した冷気……魔法耐性が高い人間にとっては大きな影響は受けないわ」
「うううっ……さ、寒い!!凍え死にそうだよ!!」
マリアとティナが冷気を浴びても平気な理由は彼女達が魔術師としての才能に恵まれた存在だからであり、二人は生まれた時から高い魔法耐性を身に付けていた。そのお陰で雪月花の生み出した冷気を受けても大きな影響は受けずに済んだ。
魔術師として生まれた者は個人差はあるが魔法の耐性を身に付けているため、魔術師の称号を持つ者は耐え切れない程ではなかった。だが、魔術師の称号ではない者達はあまりの寒さに体を身震いさせ、中には寒さに耐え切れずに観客席を離れる者までいた。そんな観衆の事も気にもかけず、シズネはホムラと向かい合う。
「……流石ね」
シズネはホムラを見ると、彼女の周囲だけは石畳が凍り付いておらず、それどころか徐々に凍り付いていく地面が解け始めていた。ホムラは紅刀を構えると、刃に真紅の炎の魔力を纏わせる。
「そろそろ我慢できなくなってきた……行くぞ」
「ええっ……来なさい!!」
ホムラは真紅の炎を纏わせた紅刀を振りかざすと、シズネも雪月花と魔刀術を発動させた白百合を構え、正面からホムラが振り翳す刃を受け止める。薙刀の刃と二刀の刃が交じり合い、熱気と冷気が互いに押し寄せ合う。自分の一撃を受けたシズネにホムラは笑みを浮かべ、一方でシズネの方も気合の入った表情で激しく切り合う。
「はぁあっ!!」
「ふんっ!!」
二人はその場で武器を振りかざし、目にも止まらぬ速さで打ち合う。薙刀と二つの刀が交じり合い、金属音が鳴り響く。その様子に観衆も目を離せず、寒さのあまりに席を離れようとした者まで魅入ってしまう。
「烈火斬!!」
先に仕掛けたのはホムラであり、彼女は真紅の炎を纏わせた薙刀を振り払うと、前方に向けて炎を放つ。実際の所は炎に見えるだけの魔力なのだが、その熱量は本物の炎にも勝り、実際に炎を放出しているのと変わりはない。シズネは放たれた火炎の魔力に対して二つの刀を重ね合わせ、正面から打ち消す。
「二刀両断!!」
「何っ!?」
一回戦にてレナがツバサを相手に利用した新しい剣技をシズネは繰り出すと、火炎の魔力を容易く切り裂く。その様子を見てツバサは驚くが、シズネは笑みを浮かべた。
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