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ダイン 監獄都市編
閑話 《三巨頭の崩壊》
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「本題に入ろうか……ガルル、お前をこうして呼び出した理由は察しがついているな?」
「……さあな」
「往生際が悪い奴だぜ、お前が新入りに嵌められて懲罰房に送り込まれた事はもう囚人の間では広まってんだぜ?」
「黙れ!!」
ギルの挑発じみた言葉にガルルは机に拳を叩きつけると、その衝撃で机に亀裂が走る。様子を見ていた囚人や兵士達が動き出そうとするが、その前にグシャスが右腕を上げると囚人達は大人しくなった。
「そう憤るな、ガルルよ。お前が新入りにちょっかいをかけて逆に嵌められて懲罰房に送り込まれた事は事実……それを否定するつもりか」
「ぐうっ……」
「情けねえな。仮にも三巨頭と呼ばれる奴が新入りのしかもガキに嵌められるとはな」
獣人国では成人年齢は20才のため、まだ19歳のダインは大人としては扱われない。つまり、ガルルはよりにもよって大人にも捉えられない若者に嵌められて懲罰房に送り込まれた事を意味する。
よりにもよって弱みを見せてはならない存在二人に自分の失態を知られた事にガルルは怒りを抱くが、状況的には分が悪く、この場には彼の見方はいない。いかにガルルが強かろうとここには囚人の他に看守も存在し、迂闊に手を出すわけにはいかない。
「わざわざ俺を笑いに懲罰房から呼び出したというのか!?」
「馬鹿か?わざわざ俺達がお前を笑うためだけに大金をはたいて解放させたとでも思っているのか?」
「何だと……!?」
「何か勘違いしているようだが、お前さんが懲罰房から出られるのかどうかは儂等の気分次第という事だ。あまりに舐めた態度を取っていると、これから先は懲罰房で過ごす事になるぞ」
「どういう意味だ!!」
懲罰房に捕まっていた自分を二人が呼び出しただけだとガルルは思っていたが、二人の口ぶりからどうやら看守と何らかの取引を行っているらしく、そこから先はサイクとパールも口を挟む。
「ごめんなさいね~ガルルちゃん。この子達がどうしてもガルルちゃんと会いたいというから許可を与えたんだけど……」
「言っておくが、お前の処罰はまだ継続中だ。本来ならばあと2日は入ってもらうつもりだったが……」
「俺達が抗議したんだよ。これまでにお前等のせいで俺達がどれだけひどい目に遭わされたかをな……もしも抗議が受け付けない場合、作業区で働いている俺の派閥の奴等は一切仕事をしないとな」
「お前の派閥から被害を受けた者達を集め、嘆願書を集めてきた。内容はお前の刑罰を重くなるように書いてあるぞ」
「ば、馬鹿なっ!?」
グシャスは数十枚の羊皮紙を取り出すと看守長であるサイクに手渡し、その内容を確認したサイクは難しそうな表情を浮かべ、囚人区の管理を任されているパールへと手渡す。パールは少し困った表情を浮かべ、サイクへ尋ねた。
「あらあら、困ったわね。この場合はどうすればいいのかしら?」
「……規則としては刑罰の執行中に囚人の余罪が判明した場合、刑罰の期間が伸びる事になっている。これだけの数の囚人が被害を受けているとなれば少なくとも半年……下手をすれば1年近くは懲罰房で反省してもらう」
「な、何だと……ふざけるな!!」
「ふざけてはいない、お前のせいでどれだけの囚人が被害を受けたと思っている?」
数十枚分の羊皮紙を手にしたサイクは怒鳴りつけるガルルを睨みつけると、ギルとグシャスは余裕の笑みを浮かべる。ガルルは自分が嵌められた事に気付き、この二人が結託して自分を懲罰房へ閉じ込めようとしている事を知る。
確かにこれまでにガルルの派閥の囚人は他の囚人に迷惑をかけていた事は紛れもない事実である。しかし、それを言えば他の二人の派閥も同じことなのだが、今回の場合は派閥のトップであるガルルが捕まった事が問題だった。ガルルが懲罰房に送り込まれた事を切っ掛けに彼の派閥が引き起こした問題を報告し、その全責任をガルルに取らせるつもりだった。
「ガルル、お前の派閥に所属している者達の半分は儂の所に鞍替えしたぞ。全員、お前に愛想が尽きたそうだ」
「な、何だと……!?」
「言っておくが嘘ではない、自分達は脅されて仕方なくお前に従っていただけだとな」
「ちなみにもう半分は俺の所に来たぜ?つまり、お前の見方はもう誰もいないという事だ」
「馬鹿な……!!」
ガルルは二人の言葉が信じられなかったが、この状況下で二人が嘘を吐くとは思えない。ガルルが懲罰房に送り込まれた時点で彼に従っていた者達は愛想を尽かし、他の派閥に取り入ったのだろう。
「ガルル、お前はこれからどうするつもりだ?このままだとお前は懲罰房で1年過ごす事になるぞ、だが今ならお前を救う方法がある」
「うむ、我等が用意した嘆願書を取り消せばお前は二日後には解放される。これは間違いありませんな、御二人とも?」
「……ああ、その通りだ。嘆願書を提出しようと、それを書いた本人が取り消しを申し込めば嘆願書は破棄される」
「あらあら……」
囚人の嘆願書が提出されるかどうかでガルルの今後の刑罰の期間が変化する事を伝えられると、ガルルは悔し気な表情を浮かべて二人の企みに気付く。この二人は刑罰の期間延長を避けたければ自分達に従えと暗に示しているのだ。
※ウル「ウォンッ!!(出番少ないから押してやる!!)」(´・ω・)ノ公開ボタン
カタナヅキ「あ、こら!!お肉あげるから返しなさい!!」
今回の話は間違って昨日の時点で公開しました。申し訳ございません(´;ω;`)なのでここから先はおまけです
ダイン「ここの飯で一番おいしいのは何?」
ミイネ「ふふふ……古の時代、勇者が残した異界の料理です」
ダイン「え、何それ……?」
ゴブ「ギギィッ(とある国の王妃が大好物で一時期は世界中に流行らせようとした食べ物さ!!)」
ダイン「え、それってまさか……!?」
※とある王妃……まさか!?次回に続く!!
「……さあな」
「往生際が悪い奴だぜ、お前が新入りに嵌められて懲罰房に送り込まれた事はもう囚人の間では広まってんだぜ?」
「黙れ!!」
ギルの挑発じみた言葉にガルルは机に拳を叩きつけると、その衝撃で机に亀裂が走る。様子を見ていた囚人や兵士達が動き出そうとするが、その前にグシャスが右腕を上げると囚人達は大人しくなった。
「そう憤るな、ガルルよ。お前が新入りにちょっかいをかけて逆に嵌められて懲罰房に送り込まれた事は事実……それを否定するつもりか」
「ぐうっ……」
「情けねえな。仮にも三巨頭と呼ばれる奴が新入りのしかもガキに嵌められるとはな」
獣人国では成人年齢は20才のため、まだ19歳のダインは大人としては扱われない。つまり、ガルルはよりにもよって大人にも捉えられない若者に嵌められて懲罰房に送り込まれた事を意味する。
よりにもよって弱みを見せてはならない存在二人に自分の失態を知られた事にガルルは怒りを抱くが、状況的には分が悪く、この場には彼の見方はいない。いかにガルルが強かろうとここには囚人の他に看守も存在し、迂闊に手を出すわけにはいかない。
「わざわざ俺を笑いに懲罰房から呼び出したというのか!?」
「馬鹿か?わざわざ俺達がお前を笑うためだけに大金をはたいて解放させたとでも思っているのか?」
「何だと……!?」
「何か勘違いしているようだが、お前さんが懲罰房から出られるのかどうかは儂等の気分次第という事だ。あまりに舐めた態度を取っていると、これから先は懲罰房で過ごす事になるぞ」
「どういう意味だ!!」
懲罰房に捕まっていた自分を二人が呼び出しただけだとガルルは思っていたが、二人の口ぶりからどうやら看守と何らかの取引を行っているらしく、そこから先はサイクとパールも口を挟む。
「ごめんなさいね~ガルルちゃん。この子達がどうしてもガルルちゃんと会いたいというから許可を与えたんだけど……」
「言っておくが、お前の処罰はまだ継続中だ。本来ならばあと2日は入ってもらうつもりだったが……」
「俺達が抗議したんだよ。これまでにお前等のせいで俺達がどれだけひどい目に遭わされたかをな……もしも抗議が受け付けない場合、作業区で働いている俺の派閥の奴等は一切仕事をしないとな」
「お前の派閥から被害を受けた者達を集め、嘆願書を集めてきた。内容はお前の刑罰を重くなるように書いてあるぞ」
「ば、馬鹿なっ!?」
グシャスは数十枚の羊皮紙を取り出すと看守長であるサイクに手渡し、その内容を確認したサイクは難しそうな表情を浮かべ、囚人区の管理を任されているパールへと手渡す。パールは少し困った表情を浮かべ、サイクへ尋ねた。
「あらあら、困ったわね。この場合はどうすればいいのかしら?」
「……規則としては刑罰の執行中に囚人の余罪が判明した場合、刑罰の期間が伸びる事になっている。これだけの数の囚人が被害を受けているとなれば少なくとも半年……下手をすれば1年近くは懲罰房で反省してもらう」
「な、何だと……ふざけるな!!」
「ふざけてはいない、お前のせいでどれだけの囚人が被害を受けたと思っている?」
数十枚分の羊皮紙を手にしたサイクは怒鳴りつけるガルルを睨みつけると、ギルとグシャスは余裕の笑みを浮かべる。ガルルは自分が嵌められた事に気付き、この二人が結託して自分を懲罰房へ閉じ込めようとしている事を知る。
確かにこれまでにガルルの派閥の囚人は他の囚人に迷惑をかけていた事は紛れもない事実である。しかし、それを言えば他の二人の派閥も同じことなのだが、今回の場合は派閥のトップであるガルルが捕まった事が問題だった。ガルルが懲罰房に送り込まれた事を切っ掛けに彼の派閥が引き起こした問題を報告し、その全責任をガルルに取らせるつもりだった。
「ガルル、お前の派閥に所属している者達の半分は儂の所に鞍替えしたぞ。全員、お前に愛想が尽きたそうだ」
「な、何だと……!?」
「言っておくが嘘ではない、自分達は脅されて仕方なくお前に従っていただけだとな」
「ちなみにもう半分は俺の所に来たぜ?つまり、お前の見方はもう誰もいないという事だ」
「馬鹿な……!!」
ガルルは二人の言葉が信じられなかったが、この状況下で二人が嘘を吐くとは思えない。ガルルが懲罰房に送り込まれた時点で彼に従っていた者達は愛想を尽かし、他の派閥に取り入ったのだろう。
「ガルル、お前はこれからどうするつもりだ?このままだとお前は懲罰房で1年過ごす事になるぞ、だが今ならお前を救う方法がある」
「うむ、我等が用意した嘆願書を取り消せばお前は二日後には解放される。これは間違いありませんな、御二人とも?」
「……ああ、その通りだ。嘆願書を提出しようと、それを書いた本人が取り消しを申し込めば嘆願書は破棄される」
「あらあら……」
囚人の嘆願書が提出されるかどうかでガルルの今後の刑罰の期間が変化する事を伝えられると、ガルルは悔し気な表情を浮かべて二人の企みに気付く。この二人は刑罰の期間延長を避けたければ自分達に従えと暗に示しているのだ。
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ミイネ「ふふふ……古の時代、勇者が残した異界の料理です」
ダイン「え、何それ……?」
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