1,309 / 2,090
弱肉強食の島編
白牛将と対決の前に
しおりを挟む
「お前、まさかとは思うけど裏切って白牛将に味方するつもりじゃないだろうな」
「へへっ……そんな事するはずないだろうが」
「レナ、こいつは信じられない。仲間の情報を簡単に吐くような奴は裏切る」
「だから俺は何も喋ってないだろうが!!」
「往生際が悪いぞ、このクズ!!」
「そうだそうだ!!」
黒牛将のギュウカクはアンジュの言葉を聞いて怒鳴り返すが、他のミノタウロス達は彼の事を信頼などしていない。レナの策略によって現在のギュウカクは仲間を売った裏切り者として認識されている。
ギュウカクからすれば身に覚えがないのに裏切り者扱いされてたまったものではないが、レナは彼を追い詰めるために威圧を発動させて見下ろす。ギュウカクは唐突にレナの身体が大きくなったように錯覚し、怯えてしまう。
「お前の考えなんてお見通しだ。言っておくが、俺が何もせずにここへお前を連れてきたと思っているのか?」
「な、何だと……どういう意味だ!?」
「白牛将にはもう1枚の手紙を残してきた。内容はお前が裏切って俺達に味方して、あいつの仲間を捕まえた事をな」
「なあっ!?」
レナの言葉にギュウカクは驚愕の表情を浮かべ、実はレナの言葉は嘘ではなく、本当に隠れ里の方に白牛将が読むように手紙を置いてきたのだ。ちなみに手紙の方は白牛将の部下が所持していた道具を利用し、書き記した物である。
牛人族は特殊な花の蜜と昆虫を利用して他の種族には分からない方法で手紙を書き、それを仲間に渡す。それを利用してレナは白牛将の仲間のふりをして手紙を置いてきたのだ。
「手紙の内容はお前が裏切って白牛将の仲間は捕まったと書いてある。だから、白牛将はお前の事を裏切り者だと思って殺しにかかるだろうな」
「で、でたらめだ!!」
「でたらめなんかじゃない。今頃は手紙を読んでいるはずだよ……多分ね」
『安心して下さい、白牛将もちゃんと気づいていますよ』
心の中でアイリスが語り掛け、白牛将は既にレナが残してきた手紙を確認し、激しく激怒していた。隠れ里を捜索していた彼の配下がが手紙を見つけ出し、それを白牛将に渡した。
手紙を記したのは仲間だと思い込んだ白牛将は怒りを抑えきれず、それと同時に自分達の行動が読まれたのは黒牛将が裏切ったからだと判断した。ギュウカクが裏切ったとなれば白牛将が送り込んだ仲間も捕まり、彼等の手紙を利用されたのも納得できる。
――既に白牛将は黒牛将が裏切り者だと思い込み、自分の仲間が捕まったのは彼のせいだと思っていた。そうでもなければ優秀な自分の部下達が手紙の事をダークエルフ達に漏らすはずがなく、彼はギュウカクを殺す事を決意した。
「お前等、本当は仲は悪いんだろ?お互いに長の座を狙って争っているのは知ってるよ」
「ぐぐぐっ……」
「さあ、どうする?仮に俺達を裏切ってもお前は白牛将に殺されるぞ。嘘だと思うなら今から解放してやるけど、どうするんだ?」
「ふ、ふざけるな!!兄貴がお前なんかの嘘に騙されるはずが……」
「俺の言う事を聞かなくても他の奴等の言う事は聞くだろう?」
レナの言葉を聞いてギュウカクは歯っとした表情を浮かべ、彼は後方を振り返るとそこには白牛将に捕まった仲間達がいた。彼らはもうギュウカクを敵だと思い込み、もしも彼等がギュウカクの事を白牛将に報告したら当然だが白牛将は彼等を信じるだろう。
「借りに俺達が敗れてもここにいる彼等が白牛将の元に戻ればお前が裏切った事は判明するんだ。そうなった場合、白牛将がお前を生かすと本気で思っているのか?」
「そ、それは……違う、俺は裏切ってなんか!!」
「往生際が悪いぞ、ギュウカクよ」
ここで長が遂に口を挟み、彼はギュウカクの元へ向かうと溜息を吐きながら彼を見下ろす。ギュウカクはそんな長の態度に悔しく思うが、今の彼は長に殴り掛かる事も出来ない。
「お主はもう負けたのだ。ならば牛人族の掟に従い、負けた者に従う。それが我々の鉄則の掟じゃ……そしてお主が白牛将に負けた時からお主は奴に従う事を誓った。それなのに裏切るとは嘆かわしい……」
「お、俺は……」
「もういい、お前のような奴を仲間とは認められん。今を以てお主を追放する!!」
「つ、追放だと!?」
「そうだ。お前はもう仲間ではない……もしも戻って来た今度こそ我々の手で始末するぞ」
「……という事で、お前はもういらないよ」
長の言葉にギュウカクは顔色を青ざめ、他の牛人族も彼が追放する事を止めない。レナはギュウカクの拘束を解除すると、彼は戸惑いの様子で自由になった自分の手足を覗き込む。
「さあ、行きなよ。白牛将の元に向かうか、それとも一人でこれから生きていくのか……どっちにしてもかなり辛い事になるだろうね」
「ま、待て……待ってくれ!!頼む、それだけは……」
「見苦しいぞ、早く行け!!」
「ぐえっ!?」
アンジュに蹴り飛ばされたギュウカクは悲鳴を上げ、その情けない姿にヨウは頭を抑え、他のミノタウロス達はいい気味だとばかりに鼻を鳴らす。
「へへっ……そんな事するはずないだろうが」
「レナ、こいつは信じられない。仲間の情報を簡単に吐くような奴は裏切る」
「だから俺は何も喋ってないだろうが!!」
「往生際が悪いぞ、このクズ!!」
「そうだそうだ!!」
黒牛将のギュウカクはアンジュの言葉を聞いて怒鳴り返すが、他のミノタウロス達は彼の事を信頼などしていない。レナの策略によって現在のギュウカクは仲間を売った裏切り者として認識されている。
ギュウカクからすれば身に覚えがないのに裏切り者扱いされてたまったものではないが、レナは彼を追い詰めるために威圧を発動させて見下ろす。ギュウカクは唐突にレナの身体が大きくなったように錯覚し、怯えてしまう。
「お前の考えなんてお見通しだ。言っておくが、俺が何もせずにここへお前を連れてきたと思っているのか?」
「な、何だと……どういう意味だ!?」
「白牛将にはもう1枚の手紙を残してきた。内容はお前が裏切って俺達に味方して、あいつの仲間を捕まえた事をな」
「なあっ!?」
レナの言葉にギュウカクは驚愕の表情を浮かべ、実はレナの言葉は嘘ではなく、本当に隠れ里の方に白牛将が読むように手紙を置いてきたのだ。ちなみに手紙の方は白牛将の部下が所持していた道具を利用し、書き記した物である。
牛人族は特殊な花の蜜と昆虫を利用して他の種族には分からない方法で手紙を書き、それを仲間に渡す。それを利用してレナは白牛将の仲間のふりをして手紙を置いてきたのだ。
「手紙の内容はお前が裏切って白牛将の仲間は捕まったと書いてある。だから、白牛将はお前の事を裏切り者だと思って殺しにかかるだろうな」
「で、でたらめだ!!」
「でたらめなんかじゃない。今頃は手紙を読んでいるはずだよ……多分ね」
『安心して下さい、白牛将もちゃんと気づいていますよ』
心の中でアイリスが語り掛け、白牛将は既にレナが残してきた手紙を確認し、激しく激怒していた。隠れ里を捜索していた彼の配下がが手紙を見つけ出し、それを白牛将に渡した。
手紙を記したのは仲間だと思い込んだ白牛将は怒りを抑えきれず、それと同時に自分達の行動が読まれたのは黒牛将が裏切ったからだと判断した。ギュウカクが裏切ったとなれば白牛将が送り込んだ仲間も捕まり、彼等の手紙を利用されたのも納得できる。
――既に白牛将は黒牛将が裏切り者だと思い込み、自分の仲間が捕まったのは彼のせいだと思っていた。そうでもなければ優秀な自分の部下達が手紙の事をダークエルフ達に漏らすはずがなく、彼はギュウカクを殺す事を決意した。
「お前等、本当は仲は悪いんだろ?お互いに長の座を狙って争っているのは知ってるよ」
「ぐぐぐっ……」
「さあ、どうする?仮に俺達を裏切ってもお前は白牛将に殺されるぞ。嘘だと思うなら今から解放してやるけど、どうするんだ?」
「ふ、ふざけるな!!兄貴がお前なんかの嘘に騙されるはずが……」
「俺の言う事を聞かなくても他の奴等の言う事は聞くだろう?」
レナの言葉を聞いてギュウカクは歯っとした表情を浮かべ、彼は後方を振り返るとそこには白牛将に捕まった仲間達がいた。彼らはもうギュウカクを敵だと思い込み、もしも彼等がギュウカクの事を白牛将に報告したら当然だが白牛将は彼等を信じるだろう。
「借りに俺達が敗れてもここにいる彼等が白牛将の元に戻ればお前が裏切った事は判明するんだ。そうなった場合、白牛将がお前を生かすと本気で思っているのか?」
「そ、それは……違う、俺は裏切ってなんか!!」
「往生際が悪いぞ、ギュウカクよ」
ここで長が遂に口を挟み、彼はギュウカクの元へ向かうと溜息を吐きながら彼を見下ろす。ギュウカクはそんな長の態度に悔しく思うが、今の彼は長に殴り掛かる事も出来ない。
「お主はもう負けたのだ。ならば牛人族の掟に従い、負けた者に従う。それが我々の鉄則の掟じゃ……そしてお主が白牛将に負けた時からお主は奴に従う事を誓った。それなのに裏切るとは嘆かわしい……」
「お、俺は……」
「もういい、お前のような奴を仲間とは認められん。今を以てお主を追放する!!」
「つ、追放だと!?」
「そうだ。お前はもう仲間ではない……もしも戻って来た今度こそ我々の手で始末するぞ」
「……という事で、お前はもういらないよ」
長の言葉にギュウカクは顔色を青ざめ、他の牛人族も彼が追放する事を止めない。レナはギュウカクの拘束を解除すると、彼は戸惑いの様子で自由になった自分の手足を覗き込む。
「さあ、行きなよ。白牛将の元に向かうか、それとも一人でこれから生きていくのか……どっちにしてもかなり辛い事になるだろうね」
「ま、待て……待ってくれ!!頼む、それだけは……」
「見苦しいぞ、早く行け!!」
「ぐえっ!?」
アンジュに蹴り飛ばされたギュウカクは悲鳴を上げ、その情けない姿にヨウは頭を抑え、他のミノタウロス達はいい気味だとばかりに鼻を鳴らす。
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。