不遇職とバカにされましたが、実際はそれほど悪くありません?

カタナヅキ

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真・最終章 七魔将編

※ボツにした最終回ネタです

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――七魔将ラストを打ち破り、炎龍の撃破に成功したレナの前に現れた謎の女剣士、彼女は瞬く間に傷ついた仲間達を打ち破り、レナを庇ったダインの腹を突き刺す。


「ダ、ダイン!?」
「ぐはぁっ!?に、逃げろレナ……ぐふぅっ!?」
「あらあら……邪魔をしなければ殺しはしなかったのに」
「そ、その声はまさか……!?」


傷ついたレナを支えていたマリアは女剣士の声を聞いて目を見開き、女剣士は身に付けていたマントを脱ぎ去る。女剣士は漆黒のビキニアーマーを着込み、顔に髑髏の仮面を身に付けていた。それを見たマリアは彼女の正体を悟る。


「そ、そんな……その奇抜な格好はまさか!?姉さんなの!?」
「か、母さん!?」
「うふふ……気付くのが少し遅かったわね」


レナ達の前に現れた女剣士の正体はアイラだった。彼女は仮面の奥から紅色の瞳を光り輝かせ、その手には赤く光り輝く剣を握りしめていた。彼女は剣鬼の能力を覚醒させ、レナ達の前に立ちはだかる。

どうしてアイラが自分達の前に現れ、しかも襲い掛かって来たのかレナ達には理解できなかった。だが、一つだけ言える事はマリアは彼女の姿をこれ以上に誰かに見られてはならないと悲壮の決意を抱く。


「姉さん、もう止めて!!若作りしているけれど姉さんはもう40……」
「こらっ!!そういう事は言っちゃ駄目よ!!めっ!!」
「うわぁっ!?」


マリアが言葉を続ける前にアイラは剣を振りかざし、その剣圧だけで地面が抉れた。彼女が手にした剣はかつて魔王が作り出したと言われており、その剣には魔王の意思が宿っているという。

剣聖でありながらアイラが剣鬼の力が覚醒したのは魔王の剣が原因で間違いなく、圧倒的な強さを誇るアイラにレナ達は追い詰められる。しかし、二人は諦めなかった。これ以上に犠牲者を出さないため、そして自分の母親(姉)がこれ以上の醜態を晒す前に二人は全力で挑む。


「母上、覚悟!!」
「姉さん、今回ばかりは容赦しないわよ!!」
「かかってきなさい!!」


アイラの魔王剣とレナの退魔刀とマリアの杖が交わり、世界は光に包まれた――





『――という夢を見たんですよ』
『止めろ!!』


久々に夢の世界に招かれたレナはアイリスの見た夢を見せつけられて精神的なダメージを追い、しばらくの間は彼女と口を利かなかった。




※割とマジで本編に投入するか悩みました(笑)それと申し訳ありませんが今日は用事があるのでここまでにしておきます。
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