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颯田瑞貴の場合
2、ネイサンの自殺
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ぷしゅっと音を立てて缶ビールのプルトップをひく。
自分の部屋の床に何本も空き缶が転がっているがまるで酔えない。
いや、体は酔っているのだが、妙に頭が冴えている。
あの時彼女は前世の自分の名を呼ぼうとしていたのではないか。
前世で最後に見たあの人は白い花のように儚かった。
寝ていた布団が血で真っ赤に染まるほどの吐血をして亡くなった。
生まれた息子にネイサンという名前を付けて、どうか優しい人と結婚してと笑みを浮かべながら。
無理だった。
彼女を失った悲しみを忘れるために隣国との戦の最前線に立ち続けた。
息子の顔をまともに見ることが出来なかった。
どうしても、この子がいなければ、彼女はもっと生きられたのではないかと思ってしまった。
母親が代わりに息子を育ててくれたが、国境で起きた小競合いの調停の為に数ヶ月留守にしている間に義兄の養子として引き取られて行った。
初めて母親に泣きながら、詰られた。
あの人が命懸けで産んだ子供ではないかと。
それでも、息子を取り戻そうとは思わなかった。
カークたちならネイサンを立派に育ててくれると言い訳して放っておいた。
暫くして、孫を失って酷く気落ちした母親が消えるように亡くなった。
仕事に没頭するしか、このむなしさを忘れる方法はなかった。
数年が経ち、軍功が認められ、部隊長の地位に就いた時、王都に向かった。
その時初めて息子の顔を見てみたいと思った。どんな風に育ったのかちらとでも見られたらそれでいいと思った。
訪ねて行くとソーマには冷ややかな目で見られ、カークは声を荒げて罵倒してきた。
どの面下げて今更きたと言われ、その通りだと思った。
決して父親と名乗るな、それを約束できるなら会わせてやると言われ、当然と思い了承した。
カークの妻が連れてきたが、決して近づけさせようとしなかった。
アシュリンにいや、この顔を自分は知っていた。
この時思いだした、長い年月を共に過ごした敬愛する主のことを。息子はその主の幼い頃にそっくりだった。
ただ、瞳の色は自分と同じ空色だった。
にこりと笑いかけてくるネイサンに涙があふれた。
気がつくと床に頭を擦りつけ、ソーマたちに息子を返してくれと叫んでいた。
当然叩き出された。
それでも、折を見て何度も王都に通った。
返してもらえないまでも、一目だけでも会いたかった。
最初は門の中にすら入れてもらえなかったが、少しずつ会わせてもらえるようになった。
お父様?とネイサン呼ばれた時は声を上げて泣いてしまった。
体が弱いらしく、訪ねると寝込んでいることが度々あった。
それでも剣術を教えると呑み込みが早く、筋は良かった。
学問がかなりできるようで、カークは王立学問所に入れたいようだったが、あの内乱以来ラスロ一門は力を失い、それに伴って、審刑院も民政院も賄賂や不正が横行して酷いありさまのようだった。
それは近衛大隊も同様で、穏健で有能な部隊長や大隊長は何人も辞めさせられていた。
いずれもアシュリンを側妾に求めた王太子、現国王に直言したかららしい。
ソーマも数年前に大した失敗でもないことで辞めさせられていた。
自分が辞めさせられないのは激化する帝国と戦いの防波堤に必要だったからだろう。
ネイサンは近衛大隊右翼に従卒として入った。
ソーマもカークも反対したが、いつも素直なネイサンが頑として譲らなかった。
心配だったが、近衛大隊での様子を聞くと笑顔で楽しそうに訓練の様子を語ってくれたので杞憂だったかと胸をなでおろした。
何故あの時、ソーマやカークを説得して、エルギンに連れて行かなかったのか。
死ぬまで後悔することとなった。
ネイサンが自殺したと知ったのはナイトンで起きた暴動の鎮圧が終わった後だった。
すぐさま馬を走らせて王都に向かった。
ソーマが出迎えてくれたが、目の前に立ちはだかってネイサンに会わせようとしなかった。
皺の増えた顔をくしゃくしゃに歪めて泣く様子は尋常ではなかった。
無理矢理押し通ってネイサンが寝かされている部屋に入るとそこには変わり果てたネイサンが横たわっていた。
顔は比較的まともだったが服から覗く肌には鬱血と噛み痕がそこら中に散らばっていた。
全身の血が沸騰するかと思った。
カークが泣きながら、見ないでやってくれ!と叫んでいるのにもかまわず、服を剥いで確認した。
ネイサンの肛門は何度も裂けたのだろう酷いありさまだった。
誰がやったのだ。
そう質問してもカークは涙を流して黙り込んだままだった。
国王とその側近の部隊長たちだ。虚ろな声で答えたのはソーマだった。
ネイサンの美貌に目をつけた国王に無理矢理寝所に連れこまれたらしい。
抵抗するとお前の父親がどうなってもいいのかと脅されたようだ。
どんな酷い陵辱を加えられても、呻き声一つ漏らさないネイサンに苛立った国王は腹心の部隊長と侍従たちに目の前でネイサンを犯させたのだ。それでも変わらぬネイサンに強力な媚薬を飲ませたのだとか。
常人なら気が狂ってしまうほどの量を飲まされて、悶え苦しむネイサンを嘲笑い、更に部隊長たちに気絶するまで犯させたのだという。
そう語ったのは部屋の隅に身を縮めるようにしていた老人だった。
先々代国王に使えていた侍従だという。
気絶から目が覚めたネイサンはゲラゲラと下品な笑い声を上げ、ネイサンを貶める言葉を発する国王と部隊長たちに怒るでも無く、屈辱に震えるでも無くただ、悲しげに見つめていたという。
足の間から血を流し、服はズタズタに引き裂かれて、裸身を隠すこともせず立ち上がると微笑んだのそうだ。
下品な笑い声を上げていた国王たちはシンと黙り込んだ。
徐に走り出すと窓を突き破り水を湛えた堀に何の躊躇もなく身を投げた。
侍従は密かに船を出して、ネイサンの遺体を回収してくれた。
助けられず、申し訳ないと泣く老人に礼を言った。
なぜ逃げなかったのか。
ネイサンを捨てたも同然の自分などどうなってもいいだろうに。
その呟きに答えたのはソーマだった。
お前を失えばこの国はお終いになることを知っていたのだ。
息子はあの人の魂を受け継いでいた。
誇り高く、決して穢すことの出来ない魂を。
それを……。
ゆっくりと己の心がどす黒い怨嗟に覆われて行くのが分かった。
その場にカークの妻がいないことに気付き、聞くと現実を受け入れることが出来ず、正気を手放し笑い続けているのだという。
ネイサンをレーネルの元から連れてきたのはカークの妻だった。
ネイサンの誕生祝を届けに来てレーネルがネイサンをあまりに顧みないことに義憤を覚えて、連れ帰ったのだった。
カークの妻は子供を流産していて、その際に体を損ない子供を二度と持てない体になっていた。
最初はレーネルが迎えに来れば返すつもりだった。
ソーマもカークもさすがに父親に無断で連れてきたことに難しい顔をした。
だが、数日経ち、数ヶ月が経過し、一年が過ぎても何も言ってこないレーネルに腹を立てた。
カークの妻はその頃にはもう返すつもりはなくなっていた。
ソーマもカークも同様でネイサンのいない生活が考えられなかった。
レーネルが訪ねてきた時も、返す時なのかもしれないと思っても、今の今まで放っておいてのこのこやってくる父親の元に返して幸せになれるわけがないと泣き喚く妻に何も言えなかった。
すまない、あの時返していれば……少なくともネイサンは死ぬことはなかったと泣き続けるカークに何も言えなかった。
レーネルはゆっくりと首を振った。
いつだったか、ネイサンはどんな妻を娶るのかという話になった。
心根の優しい丈夫な体を持った女子なら誰でもいいと笑うカークに、まだ早すぎですよとぷりぷりと妻は怒っていた。
甘橙の皮を剥き、薄皮まで剥がしてネイサンに食べさせている妻に呆れ、ネイサンの嫁に嫌われないと良いがとボソッと呟いたカークは妻に物凄い目で睨まれ、ソーマと共に苦笑した。
幸せな日々だった。
それを守れなかったのは、自分の驕りだった。
あの人の後に養父となった人は最初から信頼できる人物にあの人を庇護させていた。
あの男もそれに加わり、決して邪な思いを持つ者を寄せ付けなかった。
白い花のような清雅な美貌を持ったあの人にそっくりなネイサンがどんな目に遭うか思い至らなかった自分に腸が煮えくり返る。
死んで詫びるしかない。
だが、その前にやることがある。
薄笑いを浮かべ、ゆっくりと立ち上がった。
それを虚ろな目で見上げたソーマも笑みを浮かべた。
我らのことは気にするな。思う存分やってくれ。
部屋を出て行くレーネルにカークが声を掛けた。
軍総司令官の墓が荒らされ、その責任を負ってヤムリカが放逐された。
ヤムリカの者が密かに来て、アクサルとナイジェルの遺体は無事だと告げ、去っていったそうだ。
頷き、レーネルはエルギンに戻っていった。
自分の部屋の床に何本も空き缶が転がっているがまるで酔えない。
いや、体は酔っているのだが、妙に頭が冴えている。
あの時彼女は前世の自分の名を呼ぼうとしていたのではないか。
前世で最後に見たあの人は白い花のように儚かった。
寝ていた布団が血で真っ赤に染まるほどの吐血をして亡くなった。
生まれた息子にネイサンという名前を付けて、どうか優しい人と結婚してと笑みを浮かべながら。
無理だった。
彼女を失った悲しみを忘れるために隣国との戦の最前線に立ち続けた。
息子の顔をまともに見ることが出来なかった。
どうしても、この子がいなければ、彼女はもっと生きられたのではないかと思ってしまった。
母親が代わりに息子を育ててくれたが、国境で起きた小競合いの調停の為に数ヶ月留守にしている間に義兄の養子として引き取られて行った。
初めて母親に泣きながら、詰られた。
あの人が命懸けで産んだ子供ではないかと。
それでも、息子を取り戻そうとは思わなかった。
カークたちならネイサンを立派に育ててくれると言い訳して放っておいた。
暫くして、孫を失って酷く気落ちした母親が消えるように亡くなった。
仕事に没頭するしか、このむなしさを忘れる方法はなかった。
数年が経ち、軍功が認められ、部隊長の地位に就いた時、王都に向かった。
その時初めて息子の顔を見てみたいと思った。どんな風に育ったのかちらとでも見られたらそれでいいと思った。
訪ねて行くとソーマには冷ややかな目で見られ、カークは声を荒げて罵倒してきた。
どの面下げて今更きたと言われ、その通りだと思った。
決して父親と名乗るな、それを約束できるなら会わせてやると言われ、当然と思い了承した。
カークの妻が連れてきたが、決して近づけさせようとしなかった。
アシュリンにいや、この顔を自分は知っていた。
この時思いだした、長い年月を共に過ごした敬愛する主のことを。息子はその主の幼い頃にそっくりだった。
ただ、瞳の色は自分と同じ空色だった。
にこりと笑いかけてくるネイサンに涙があふれた。
気がつくと床に頭を擦りつけ、ソーマたちに息子を返してくれと叫んでいた。
当然叩き出された。
それでも、折を見て何度も王都に通った。
返してもらえないまでも、一目だけでも会いたかった。
最初は門の中にすら入れてもらえなかったが、少しずつ会わせてもらえるようになった。
お父様?とネイサン呼ばれた時は声を上げて泣いてしまった。
体が弱いらしく、訪ねると寝込んでいることが度々あった。
それでも剣術を教えると呑み込みが早く、筋は良かった。
学問がかなりできるようで、カークは王立学問所に入れたいようだったが、あの内乱以来ラスロ一門は力を失い、それに伴って、審刑院も民政院も賄賂や不正が横行して酷いありさまのようだった。
それは近衛大隊も同様で、穏健で有能な部隊長や大隊長は何人も辞めさせられていた。
いずれもアシュリンを側妾に求めた王太子、現国王に直言したかららしい。
ソーマも数年前に大した失敗でもないことで辞めさせられていた。
自分が辞めさせられないのは激化する帝国と戦いの防波堤に必要だったからだろう。
ネイサンは近衛大隊右翼に従卒として入った。
ソーマもカークも反対したが、いつも素直なネイサンが頑として譲らなかった。
心配だったが、近衛大隊での様子を聞くと笑顔で楽しそうに訓練の様子を語ってくれたので杞憂だったかと胸をなでおろした。
何故あの時、ソーマやカークを説得して、エルギンに連れて行かなかったのか。
死ぬまで後悔することとなった。
ネイサンが自殺したと知ったのはナイトンで起きた暴動の鎮圧が終わった後だった。
すぐさま馬を走らせて王都に向かった。
ソーマが出迎えてくれたが、目の前に立ちはだかってネイサンに会わせようとしなかった。
皺の増えた顔をくしゃくしゃに歪めて泣く様子は尋常ではなかった。
無理矢理押し通ってネイサンが寝かされている部屋に入るとそこには変わり果てたネイサンが横たわっていた。
顔は比較的まともだったが服から覗く肌には鬱血と噛み痕がそこら中に散らばっていた。
全身の血が沸騰するかと思った。
カークが泣きながら、見ないでやってくれ!と叫んでいるのにもかまわず、服を剥いで確認した。
ネイサンの肛門は何度も裂けたのだろう酷いありさまだった。
誰がやったのだ。
そう質問してもカークは涙を流して黙り込んだままだった。
国王とその側近の部隊長たちだ。虚ろな声で答えたのはソーマだった。
ネイサンの美貌に目をつけた国王に無理矢理寝所に連れこまれたらしい。
抵抗するとお前の父親がどうなってもいいのかと脅されたようだ。
どんな酷い陵辱を加えられても、呻き声一つ漏らさないネイサンに苛立った国王は腹心の部隊長と侍従たちに目の前でネイサンを犯させたのだ。それでも変わらぬネイサンに強力な媚薬を飲ませたのだとか。
常人なら気が狂ってしまうほどの量を飲まされて、悶え苦しむネイサンを嘲笑い、更に部隊長たちに気絶するまで犯させたのだという。
そう語ったのは部屋の隅に身を縮めるようにしていた老人だった。
先々代国王に使えていた侍従だという。
気絶から目が覚めたネイサンはゲラゲラと下品な笑い声を上げ、ネイサンを貶める言葉を発する国王と部隊長たちに怒るでも無く、屈辱に震えるでも無くただ、悲しげに見つめていたという。
足の間から血を流し、服はズタズタに引き裂かれて、裸身を隠すこともせず立ち上がると微笑んだのそうだ。
下品な笑い声を上げていた国王たちはシンと黙り込んだ。
徐に走り出すと窓を突き破り水を湛えた堀に何の躊躇もなく身を投げた。
侍従は密かに船を出して、ネイサンの遺体を回収してくれた。
助けられず、申し訳ないと泣く老人に礼を言った。
なぜ逃げなかったのか。
ネイサンを捨てたも同然の自分などどうなってもいいだろうに。
その呟きに答えたのはソーマだった。
お前を失えばこの国はお終いになることを知っていたのだ。
息子はあの人の魂を受け継いでいた。
誇り高く、決して穢すことの出来ない魂を。
それを……。
ゆっくりと己の心がどす黒い怨嗟に覆われて行くのが分かった。
その場にカークの妻がいないことに気付き、聞くと現実を受け入れることが出来ず、正気を手放し笑い続けているのだという。
ネイサンをレーネルの元から連れてきたのはカークの妻だった。
ネイサンの誕生祝を届けに来てレーネルがネイサンをあまりに顧みないことに義憤を覚えて、連れ帰ったのだった。
カークの妻は子供を流産していて、その際に体を損ない子供を二度と持てない体になっていた。
最初はレーネルが迎えに来れば返すつもりだった。
ソーマもカークもさすがに父親に無断で連れてきたことに難しい顔をした。
だが、数日経ち、数ヶ月が経過し、一年が過ぎても何も言ってこないレーネルに腹を立てた。
カークの妻はその頃にはもう返すつもりはなくなっていた。
ソーマもカークも同様でネイサンのいない生活が考えられなかった。
レーネルが訪ねてきた時も、返す時なのかもしれないと思っても、今の今まで放っておいてのこのこやってくる父親の元に返して幸せになれるわけがないと泣き喚く妻に何も言えなかった。
すまない、あの時返していれば……少なくともネイサンは死ぬことはなかったと泣き続けるカークに何も言えなかった。
レーネルはゆっくりと首を振った。
いつだったか、ネイサンはどんな妻を娶るのかという話になった。
心根の優しい丈夫な体を持った女子なら誰でもいいと笑うカークに、まだ早すぎですよとぷりぷりと妻は怒っていた。
甘橙の皮を剥き、薄皮まで剥がしてネイサンに食べさせている妻に呆れ、ネイサンの嫁に嫌われないと良いがとボソッと呟いたカークは妻に物凄い目で睨まれ、ソーマと共に苦笑した。
幸せな日々だった。
それを守れなかったのは、自分の驕りだった。
あの人の後に養父となった人は最初から信頼できる人物にあの人を庇護させていた。
あの男もそれに加わり、決して邪な思いを持つ者を寄せ付けなかった。
白い花のような清雅な美貌を持ったあの人にそっくりなネイサンがどんな目に遭うか思い至らなかった自分に腸が煮えくり返る。
死んで詫びるしかない。
だが、その前にやることがある。
薄笑いを浮かべ、ゆっくりと立ち上がった。
それを虚ろな目で見上げたソーマも笑みを浮かべた。
我らのことは気にするな。思う存分やってくれ。
部屋を出て行くレーネルにカークが声を掛けた。
軍総司令官の墓が荒らされ、その責任を負ってヤムリカが放逐された。
ヤムリカの者が密かに来て、アクサルとナイジェルの遺体は無事だと告げ、去っていったそうだ。
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