夢の続き

「お願いだから、幸せになって」
 悲しそうにそう告げたのは、前世で愛した人だった。
 生まれ変わっても、思いを告げることは出来ず、結ばれることもなかった。

 高見沢東吾は幼い頃から前世の夢に見続けていた。
 その夢に出て来るのは、忘れることの出来ない翡翠色の瞳の美しい人。

 今世こそはあの人の言う通り、幸せになろう。
 そう思っていたのに……あの人はまた自分の前に現れた。
 
 前の話はハッピーエンドにならなかったので。
 R18には※がつきます。
 17時に投稿していきます。
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