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第8話 言葉ではなく
戦闘 Episode:06
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「ほんと、似てない母娘だね。なにせ――なんだい、ありゃ」
何か言いかけて、シーモアが違う方を指差した。
「やだ、なにあれ」
「報道関係……みたいだけど……」
動影機と取材人の組み合わせだから、それ以外にはちょっと考えつかなかった。
しかももう、放映が始まっているらしい。
『え~、現場です。治安維持部隊はすでに到着しましたが、入り口付近で抵抗に遭っている模様です。
人通りはさほど多くありません。おそらくは少年たちの抗争とから逃れるため、みな自宅にこもっているものと思われます。
あ、すみません。どちらへ行かれますか?』
「うるせぇやっ! てめぇなんかさっさと踏み潰されちまえ!」
取材人にいきなり集声機を向けられた人が怒鳴った。
追いすがって何か聞こうとしても、その人は知らん顔で行ってしまう。
取材人は仕方なく、別の通行人に集声機を向ける。
『あの、子供たちが派手に抗争をやるとの話ですが、どうですか? やっぱり怖いですか?』
「なにバカ言ってんだい、あの子たちの抗争なんかどうってことないよ。なにせあの子らは、あたしらは絶対巻き込まないからね」
『ではなぜ、閉じこもったりするんでしょうか?』
「あんた、頭悪いね。軍が来るからに決まってるじゃないか。
ったくあいつらときたら勝手に上がりこんで貴重品持ってくわ、せっかくの食料は台無しにするわ。
挙句に若い娘さんなんか、なにされるか分かったもんじゃないしね」
『は、はぁ……』
おばさんの物言いに、取材人が絶句した。
後ろの動影機のほうで、「カット、カットだ!」とか「もう流れちゃいました」と言って、報道の人たちが慌てている。
そのあとメモを持った若い人が、取材人のところへ駆けてきた。
メモを見て、取材人が姿勢を正す。
『え~、ウワサには聞いておりましたが、ここの住人は軍に対しかなり間違ったことを吹きこまれているようです。
やはりこれも、教育が行き届かず……』
隣のナティエスが息をのんだ。シーモアとイマドの表情も険しくなる。
何か言いかけて、シーモアが違う方を指差した。
「やだ、なにあれ」
「報道関係……みたいだけど……」
動影機と取材人の組み合わせだから、それ以外にはちょっと考えつかなかった。
しかももう、放映が始まっているらしい。
『え~、現場です。治安維持部隊はすでに到着しましたが、入り口付近で抵抗に遭っている模様です。
人通りはさほど多くありません。おそらくは少年たちの抗争とから逃れるため、みな自宅にこもっているものと思われます。
あ、すみません。どちらへ行かれますか?』
「うるせぇやっ! てめぇなんかさっさと踏み潰されちまえ!」
取材人にいきなり集声機を向けられた人が怒鳴った。
追いすがって何か聞こうとしても、その人は知らん顔で行ってしまう。
取材人は仕方なく、別の通行人に集声機を向ける。
『あの、子供たちが派手に抗争をやるとの話ですが、どうですか? やっぱり怖いですか?』
「なにバカ言ってんだい、あの子たちの抗争なんかどうってことないよ。なにせあの子らは、あたしらは絶対巻き込まないからね」
『ではなぜ、閉じこもったりするんでしょうか?』
「あんた、頭悪いね。軍が来るからに決まってるじゃないか。
ったくあいつらときたら勝手に上がりこんで貴重品持ってくわ、せっかくの食料は台無しにするわ。
挙句に若い娘さんなんか、なにされるか分かったもんじゃないしね」
『は、はぁ……』
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『え~、ウワサには聞いておりましたが、ここの住人は軍に対しかなり間違ったことを吹きこまれているようです。
やはりこれも、教育が行き届かず……』
隣のナティエスが息をのんだ。シーモアとイマドの表情も険しくなる。
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