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第9話 至高の日常
不審 Episode:03
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「だから、抜け出さないなら私が行くと、言ってるじゃないか」
「分かりました、抜け出しませんよ。約束します」
結局腹が減った――この食欲でホントに熱あるのか?――のに勝てなかったらしくて、タシュア先輩が根負けした。
で、シルファ先輩の態度が一変する。
「そうか、そうしたら――何がいいんだ♪」
妙に嬉しそうだ。
タシュア先輩もおんなじことを思ったらしい。
「シルファ、何がそんなに嬉しいのです?」
「そ、そんなことは、ないぞ」
黒髪の先輩が慌てて言い繕った。
――まぁ、世話やけるのが嬉しいんだろな。
世話やく機会に事欠かないルーフェイアと違って、タシュア先輩じゃそゆことはゼロに近い。
「――やれやれ。
そうですね、そうしたら……食べるものを少々と、暇つぶしになるような本をお願いできますか?」
「分かった♪」
いそいそとバッグを持って出てこうっつーシルファ先輩、やっぱ嬉しそうだ。
それからふと、立ち止まった。
「ルーフェイア、一緒に来るか?」
「――? あ、はい♪」
一瞬だけきょとんとしてから、ルーフェイアのやつがにこにこ後ろにくっつく。
「ここにいると、またタシュアにいじめられるだろう?」
「え、そんなこと……」
「私がいつ、いじめましたか」
「いつも、泣かせるじゃないか」
どうもシルファ先輩、さっきからの騒ぎでついた勢いがまだ残ってるらしい。
「ともかく、行ってくる。
――イマド、ちゃんとタシュアを見張っててくれないか?」
「そりゃ構いませんけど……」
なんかヘンな役が、俺に回ってくるし。
と、ちょこちょこルーフェイアのやつが、俺のとこまで戻ってきた。
「どした?」
「あのね……イマドも何か、いる?」
「へぇ、気が利くじゃんか」
ヒヨコ一辺倒のこいつが、珍しく他の事に気がついたっぽい。
「そしたらそうだな、俺も食いモン頼むわ。あと、なんか飲みもの――フレッシュジュースがいいかな?」
「――うん♪」
お遣い頼まれたガキんちょよろしく、にこにここいつがうなずいた。
「じゃぁ、イマド、頼むぞ。
――ルーフェイア、行こう」
女性陣二人が、楽しそう?に病室を出てく。けどこっちはヤロー二人で残されてるから、たいして面白かない。
――ま、いいけど。
とりあえず俺は、自分のバッグを漁ることにした。
叔父さんちから帰る途中でここまで来ちまったから、当然中の荷物はそのままだ。
「分かりました、抜け出しませんよ。約束します」
結局腹が減った――この食欲でホントに熱あるのか?――のに勝てなかったらしくて、タシュア先輩が根負けした。
で、シルファ先輩の態度が一変する。
「そうか、そうしたら――何がいいんだ♪」
妙に嬉しそうだ。
タシュア先輩もおんなじことを思ったらしい。
「シルファ、何がそんなに嬉しいのです?」
「そ、そんなことは、ないぞ」
黒髪の先輩が慌てて言い繕った。
――まぁ、世話やけるのが嬉しいんだろな。
世話やく機会に事欠かないルーフェイアと違って、タシュア先輩じゃそゆことはゼロに近い。
「――やれやれ。
そうですね、そうしたら……食べるものを少々と、暇つぶしになるような本をお願いできますか?」
「分かった♪」
いそいそとバッグを持って出てこうっつーシルファ先輩、やっぱ嬉しそうだ。
それからふと、立ち止まった。
「ルーフェイア、一緒に来るか?」
「――? あ、はい♪」
一瞬だけきょとんとしてから、ルーフェイアのやつがにこにこ後ろにくっつく。
「ここにいると、またタシュアにいじめられるだろう?」
「え、そんなこと……」
「私がいつ、いじめましたか」
「いつも、泣かせるじゃないか」
どうもシルファ先輩、さっきからの騒ぎでついた勢いがまだ残ってるらしい。
「ともかく、行ってくる。
――イマド、ちゃんとタシュアを見張っててくれないか?」
「そりゃ構いませんけど……」
なんかヘンな役が、俺に回ってくるし。
と、ちょこちょこルーフェイアのやつが、俺のとこまで戻ってきた。
「どした?」
「あのね……イマドも何か、いる?」
「へぇ、気が利くじゃんか」
ヒヨコ一辺倒のこいつが、珍しく他の事に気がついたっぽい。
「そしたらそうだな、俺も食いモン頼むわ。あと、なんか飲みもの――フレッシュジュースがいいかな?」
「――うん♪」
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「じゃぁ、イマド、頼むぞ。
――ルーフェイア、行こう」
女性陣二人が、楽しそう?に病室を出てく。けどこっちはヤロー二人で残されてるから、たいして面白かない。
――ま、いいけど。
とりあえず俺は、自分のバッグを漁ることにした。
叔父さんちから帰る途中でここまで来ちまったから、当然中の荷物はそのままだ。
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