ゆうみお R18 お休み中

あまみや。

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「踏み出せないのはお前のせい」

3話「体育」

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(優馬side)



「……あのさぁ」



体育の時間。今日は外周をする日。

……なんだけど、


「お前そこで何してるんだよ!!」
「先生補佐」


堂々とサボりやがって………




「先生!郁人をサボらせていいんですか?!」
「…大丈夫だ、体調が悪いみたいだしな」


さっきまで元気そうにしてたじゃん………



「代わりに記録、あと雑用しっかりやれよー」
「はーい、ほら優馬君早く走りなよ」
「なんなのお前………」


仕方なく、俺も走る事にした。



「優馬、今日も競走しような!」
「あ、未来斗。…おう、今日は負けないからな!」


友達が声をかけてきた。

鳳未来斗(おおとり みくと)、同じクラス。



「俺…ちゃんと走り切れるかな……」
「…大丈夫だよ、一緒に走ろ?」


あっちで会話している2人も友達。


「ほんと、未来斗と優馬が羨ましいよ」
宝条海斗(ほうじょう かいと)、未来斗と仲が良い。

「……ぁ…、眠くなってきた。」
そして双葉澪、…あの子は、俺と郁人が好きな子。

小さくておっとりしていて、常に眠そう。

……あとほっぺたが柔らかい。



「走ってる途中に寝るなよ」
「大丈夫、…たぶ、ん」コクン






ーーー



(郁人side)


皆頑張って走ってる。


「にゃー」
「んー?どうしたの~?かまって欲しいのかな?」


そんな中、僕は僕で猫と話すという重要な仕事をしている。


「桜木、猫に遊んでもらうのはいいけど仕事しような」
「これ以上に重要な仕事なんて無いですよ」
「…じゃあ生き物が大好きな桜木君に仕事な」



……?




「アリさんから皆の飲み物を守れ」
「……え」





ーーー



「何してんの………?お前」
「こっちが聞きたいよ………」


全員分の飲み物を見張るという非常に疲れる仕事をさせられた。



「なるほどな、でもまぁ生き物好きなんだろ?生物のテストいつも100点だし」
「そういう事じゃ無いんだよねぇ………、…ていうか、100点なんて全教科そうだし」
(あれ今さらっと自慢した??)



「ふーん…そう、そっかぁ、まぁ俺も?英語は98点くらい取れるし?」
「そうなんだ、とりあえず飲み物飲みなよ?」



優馬の飲み物を渡した。




「ん……、…ふは、もういいや、捨ててくる」



ちょっと残ってたけど、もう喉を満たすくらいでもないしと言って、昇降口の方に向かった。

ちなみに優馬は早い方だったのでまだまだ時間がある。



「……あ、飲みたいなら飲んでもいいぞ?俺の飲みかけ☆」
「その辺の植物にあげなよ、水でしょ?」



絶対飲みたくない。







ーーー


段々皆走り終えてきて、最後の2人も走り終わった。




「はぁ…、はぁ、」
「海斗、大丈夫?水………」
「あ、これだよ、はいどうぞ」


澪と2人で走って疲れていた海斗に飲み物を渡した。



「ああ……ごめん、ありがとう。」




海斗って、顔も良いし性格もイケメンって感じだから結構モテる。でも今みたいに体力も無いし背も低いから、まぁ…それは可哀想というか、可愛い。



「ん……ぐ、」ゴクゴク
「あ、ごめんそれ未来斗のだった」
「ぅぐッ!!!」




あ、変なとこ入った。





「何してんの海斗………」
「ほんと未来斗の名前聞くとヘタレになるよねぇ………」







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