氷血辺境伯の溺愛オメガ

ちんすこう

文字の大きさ
47 / 65

【第五話:夜這い】※

しおりを挟む


 宿に戻り、整容を済ませて眠りに就くまで、二人の間にいっさい会話はなかった。
 気まずくて寂しかったけど、あれ以上ユージーンにかけられる言葉は見つからない。仕方なく無言のまま同じ布団に入って、彼に背を向けて横になった。
 今まで何回も一緒に眠ってきた中で、こんなに居心地の悪い気分になるのは初めてだ。


 眠っていると、ベッドの端がぎしりと軋む音がした。背中を向けていたほうのマットが、浅く沈む。

 ――ユージーン。

 薄く目を開けると、枕の横に手をついて覆いかぶさられた。
 心臓がきゅっと収縮して、どきどき鳴り出す。
 ユージーンの手がゆっくりと腰を撫でて、下から服の隙間に入り込む。

「んっ……♡」

 素肌に触れられて、息を詰めた。
 ちゅ♡ ちゅ♡ と顔のあちこちに唇を落としてきたユージーンは、僕のお腹あたりを撫でながら顔を自分のほうに向けさせる。

 ちゅぅっ♡

「んう♡」

 唇を重ねて、甘く吸われる。

 ちゅぷっ♡ くちゅ……♡ じゅぷ♡

「ん~……っ♡ ふぅ♡ う♡」

 じゅるじゅる舌を啜られて、もっと中にユージーンの舌を押し込まれて。顎の左上をぬるぬる擦られると、剥き出しの神経に触れられているみたいで声が漏れてしまった。
 僕が起きてるのはとっくにバレてるはずなのに、ユージーンは何も声をかけてこない。

 くりゅっ♡

「あぅっ♡♡♡」

 服の中に忍び込んでいた手が胸を揉んで、乳首を摘んだ。

 きゅっ♡ こりゅこりゅ♡ こりこりこり♡

「っ♡ っ♡ んふっ♡」

 咥内をくちゅくちゅ舐られながら、両手で胸を引っ張り上げられる。二本の指でコリコリ揉まれるのも気持ちいいし、手のひら全体を使って素早く擦られるのも好きだってバレてる。

 すりすりすり♡ きゅむっ♡ ぎゅうぅ……っ♡

「んぅ~……っ♡♡♡」

 ユージーンの指に抓られるほど、乳首がぷっくり腫れて縦に伸びてきている気がする。

「は……♡ ……っ♡」

 乳首で甘イキしていると、ちゅぱ、と唇が離れていった。
 胸を這っていた手がズボンの中に潜って、ゆるく勃ち上がったちんぽを握った。先走りを絡めながらゆっくり扱かれる。

 ちゅこっ♡ ちゅこっ♡ ちゅこっ♡
 こしゅこしゅこしゅ♡ じゅぷっ♡♡

「ぁん♡♡ んっ♡♡ ひぅ♡♡ おちんぽ、こしゅるの駄目ぇ……♡ お゛っ♡ んぉ゛お゛っ♡♡」

 ジーンの指、きもちい……っ♡ 気持ちいい、だいすきぃ♡

 しこしこしこしこ♡ ぐちゅぐちゅぐちゅっ♡♡
 ぴゅるぴゅるぴゅるっ♡♡ とぷっ♡♡

「はー♡ はー♡」

 すぐ射精させられてしまう。
 一回出したら体がぐったりして、逃げる気力もなくなっていく。
 もともと抵抗するつもりもなかったんだけど……♡
 ズボンが膝のところまで下ろされて、ユージーンの頭が下がっていった。

 ぱくっ♡

「ひゃううっ♡♡♡」

 くたりと萎れた性器が、湿った口内にすっぽり収まる。
 そんなことしなくていいのに、絡みついた精液をぬぐいとるように舌が幹を這い回った。

 ちゅぷちゅぷちゅぷ♡ じゅるっ♡ ぐぽっぐぽっ♡ じゅぶぶぶ♡

「~~っ♡ っ♡ ぁあっ♡」

 こぷっ♡ びゅるるるっ♡

 ユージーンの口の中でもう一度イッた。

「ん゛ぁっあ゛♡♡ イくイくっイッてりゅぅっ♡♡」

 ジュルルッ♡ こくんっこくっ♡ ごきゅっ♡

「そ、んなのぉ、飲まないれぇ~……っ♡ あ゛ひっ♡」

 ちゅぽんっ♡

 ひとしきり飲み干すと、ユージーンは鈴口に舌をねじこんでクリクリねじ回す。

「ぁ゛っぁ゛っあ゛っ♡ イッたばっかだかりゃっ♡ そこいじめたらっビリビリすゆっ♡ それらめっだめぇぇ……っ♡♡」

 クプクプクプクプッ♡♡♡
 ゾクゾクゾク♡♡♡

 腰を痙攣させて連続イキする♡ もう気持ちいいのに、ずっと刺激され続けておかしくなる♡

 また勃ちはじめたおちんぽの裏筋を舌がたどって、お尻の間の皮膚をぺろぺろと舐める。
 尖らせた舌でぐっと押されたらそれすらも気持ち良くて、ただ口から嬌声を漏らすだけの壊れた玩具になった。

 ぢゅぷっ♡♡♡ れろれろれろ♡♡♡

「ひぎッ♡♡♡!? や、お尻やらぁ……っ♡」

 ぐぐぐ♡ ぐぷっ♡ ちゅぶっ♡♡

「舌入れないで、ぇうっ♡ う゛♡♡♡ ぬりゅぬりゅするっ……ナカ、擦るのぉ、きもちいっ……♡ 浅いとこ、吸うのも嫌ぁ、嫌なのぉ……っ♡♡♡」

 嫌って言ってもやめてくれないのは、それが本心じゃないってバレてるからだ。僕は、イヤイヤって首を振りながら、ユージーンの顔を離さないように太腿で挟んでいた。
 もっと、もっと舐めてほしい。
 オメガの本能に負けて、おまんこからは大量の蜜があふれている。

 ぐちゅぐちゅぐちゅ♡ じゅるじゅるっ♡

 ユージーンはその蜜を舌で掬い出し、孔に唇をつけて一滴残らず飲んでいく。こくん、こく、と喉が鳴る。

 じゅぶじゅぶじゅぶ♡ こぷっ♡ とぷ♡ とろ……♡
 ――じゅぼっ♡ ぢゅるるっ♡♡♡

 ぁあ……♡ 飲まれてる……♡ 僕のおまんこ汁、ぜんぶジーンに……♡

 くぽくぽくぽ♡ ぢゅぶぶっ♡ ぬろぉ♡ ちゅこちゅこちゅこ♡

「ぁっ♡ あっ♡ ん゛♡ いっしょにおちんちん扱くの、好きっ♡ あ、ぁあ゛ー……っ♡♡♡」

 手と口で両方を軽くイかされて、もう何も考えられなくなった。

「ほへ……♡ ぁへ……っ♡」

 ぽーっとしていると、頭がどんどん雌の本能に支配されていくのが分かった。
 惚けていると、上半身を起き上がらせたユージーンにうつぶせになるよう誘導されて、ベッドに顔を伏せた。
 上のほうにずれていた枕を与えられて、そこに頬を押しつけるようにする。
 背中にユージーンの体が軽くかぶさる。

 ぐちゅ♡ ぐりゅぐりゅ♡ ずりゅずりゅ♡

 お尻に熱い肉塊が擦りつけられて、穴をつつく。
 愛液でたっぷり水分を纏った穴は、ぬちっ♡ ぬちっ♡ と嬉しそうに雄の肉をもてなした。
 腰を掴まれ、いよいよ逃げ道がなくなる。僕は自分からお尻を擦りつけて、ユージーンのものを受け入れた。

しおりを挟む
感想 18

あなたにおすすめの小説

【完結】愛されたかった僕の人生

Kanade
BL
✯オメガバース 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。 今日も《夫》は帰らない。 《夫》には僕以外の『番』がいる。 ねぇ、どうしてなの? 一目惚れだって言ったじゃない。 愛してるって言ってくれたじゃないか。 ねぇ、僕はもう要らないの…? 独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

番に囲われ逃げられない

ネコフク
BL
高校の入学と同時に入寮した部屋へ一歩踏み出したら目の前に笑顔の綺麗な同室人がいてあれよあれよという間にベッドへ押し倒され即挿入!俺Ωなのに同室人で学校の理事長の息子である颯人と一緒にα寮で生活する事に。「ヒートが来たら噛むから」と宣言され有言実行され番に。そんなヤベェ奴に捕まったΩとヤベェαのちょっとしたお話。 結局現状を受け入れている受けとどこまでも囲い込もうとする攻めです。オメガバース。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

当たり前の幸せ

ヒイロ
BL
結婚4年目で別れを決意する。長い間愛があると思っていた結婚だったが嫌われてるとは気付かずいたから。すれ違いからのハッピーエンド。オメガバース。よくある話。 初投稿なので色々矛盾などご容赦を。 ゆっくり更新します。 すみません名前変えました。

番解除した僕等の末路【完結済・短編】

藍生らぱん
BL
都市伝説だと思っていた「運命の番」に出逢った。 番になって数日後、「番解除」された事を悟った。 「番解除」されたΩは、二度と他のαと番になることができない。 けれど余命宣告を受けていた僕にとっては都合が良かった。

別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた

翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」 そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。 チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。

処理中です...