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【第五話:夜這い】※
しおりを挟む宿に戻り、整容を済ませて眠りに就くまで、二人の間にいっさい会話はなかった。
気まずくて寂しかったけど、あれ以上ユージーンにかけられる言葉は見つからない。仕方なく無言のまま同じ布団に入って、彼に背を向けて横になった。
今まで何回も一緒に眠ってきた中で、こんなに居心地の悪い気分になるのは初めてだ。
眠っていると、ベッドの端がぎしりと軋む音がした。背中を向けていたほうのマットが、浅く沈む。
――ユージーン。
薄く目を開けると、枕の横に手をついて覆いかぶさられた。
心臓がきゅっと収縮して、どきどき鳴り出す。
ユージーンの手がゆっくりと腰を撫でて、下から服の隙間に入り込む。
「んっ……♡」
素肌に触れられて、息を詰めた。
ちゅ♡ ちゅ♡ と顔のあちこちに唇を落としてきたユージーンは、僕のお腹あたりを撫でながら顔を自分のほうに向けさせる。
ちゅぅっ♡
「んう♡」
唇を重ねて、甘く吸われる。
ちゅぷっ♡ くちゅ……♡ じゅぷ♡
「ん~……っ♡ ふぅ♡ う♡」
じゅるじゅる舌を啜られて、もっと中にユージーンの舌を押し込まれて。顎の左上をぬるぬる擦られると、剥き出しの神経に触れられているみたいで声が漏れてしまった。
僕が起きてるのはとっくにバレてるはずなのに、ユージーンは何も声をかけてこない。
くりゅっ♡
「あぅっ♡♡♡」
服の中に忍び込んでいた手が胸を揉んで、乳首を摘んだ。
きゅっ♡ こりゅこりゅ♡ こりこりこり♡
「っ♡ っ♡ んふっ♡」
咥内をくちゅくちゅ舐られながら、両手で胸を引っ張り上げられる。二本の指でコリコリ揉まれるのも気持ちいいし、手のひら全体を使って素早く擦られるのも好きだってバレてる。
すりすりすり♡ きゅむっ♡ ぎゅうぅ……っ♡
「んぅ~……っ♡♡♡」
ユージーンの指に抓られるほど、乳首がぷっくり腫れて縦に伸びてきている気がする。
「は……♡ ……っ♡」
乳首で甘イキしていると、ちゅぱ、と唇が離れていった。
胸を這っていた手がズボンの中に潜って、ゆるく勃ち上がったちんぽを握った。先走りを絡めながらゆっくり扱かれる。
ちゅこっ♡ ちゅこっ♡ ちゅこっ♡
こしゅこしゅこしゅ♡ じゅぷっ♡♡
「ぁん♡♡ んっ♡♡ ひぅ♡♡ おちんぽ、こしゅるの駄目ぇ……♡ お゛っ♡ んぉ゛お゛っ♡♡」
ジーンの指、きもちい……っ♡ 気持ちいい、だいすきぃ♡
しこしこしこしこ♡ ぐちゅぐちゅぐちゅっ♡♡
ぴゅるぴゅるぴゅるっ♡♡ とぷっ♡♡
「はー♡ はー♡」
すぐ射精させられてしまう。
一回出したら体がぐったりして、逃げる気力もなくなっていく。
もともと抵抗するつもりもなかったんだけど……♡
ズボンが膝のところまで下ろされて、ユージーンの頭が下がっていった。
ぱくっ♡
「ひゃううっ♡♡♡」
くたりと萎れた性器が、湿った口内にすっぽり収まる。
そんなことしなくていいのに、絡みついた精液をぬぐいとるように舌が幹を這い回った。
ちゅぷちゅぷちゅぷ♡ じゅるっ♡ ぐぽっぐぽっ♡ じゅぶぶぶ♡
「~~っ♡ っ♡ ぁあっ♡」
こぷっ♡ びゅるるるっ♡
ユージーンの口の中でもう一度イッた。
「ん゛ぁっあ゛♡♡ イくイくっイッてりゅぅっ♡♡」
ジュルルッ♡ こくんっこくっ♡ ごきゅっ♡
「そ、んなのぉ、飲まないれぇ~……っ♡ あ゛ひっ♡」
ちゅぽんっ♡
ひとしきり飲み干すと、ユージーンは鈴口に舌をねじこんでクリクリねじ回す。
「ぁ゛っぁ゛っあ゛っ♡ イッたばっかだかりゃっ♡ そこいじめたらっビリビリすゆっ♡ それらめっだめぇぇ……っ♡♡」
クプクプクプクプッ♡♡♡
ゾクゾクゾク♡♡♡
腰を痙攣させて連続イキする♡ もう気持ちいいのに、ずっと刺激され続けておかしくなる♡
また勃ちはじめたおちんぽの裏筋を舌がたどって、お尻の間の皮膚をぺろぺろと舐める。
尖らせた舌でぐっと押されたらそれすらも気持ち良くて、ただ口から嬌声を漏らすだけの壊れた玩具になった。
ぢゅぷっ♡♡♡ れろれろれろ♡♡♡
「ひぎッ♡♡♡!? や、お尻やらぁ……っ♡」
ぐぐぐ♡ ぐぷっ♡ ちゅぶっ♡♡
「舌入れないで、ぇうっ♡ う゛♡♡♡ ぬりゅぬりゅするっ……ナカ、擦るのぉ、きもちいっ……♡ 浅いとこ、吸うのも嫌ぁ、嫌なのぉ……っ♡♡♡」
嫌って言ってもやめてくれないのは、それが本心じゃないってバレてるからだ。僕は、イヤイヤって首を振りながら、ユージーンの顔を離さないように太腿で挟んでいた。
もっと、もっと舐めてほしい。
オメガの本能に負けて、おまんこからは大量の蜜があふれている。
ぐちゅぐちゅぐちゅ♡ じゅるじゅるっ♡
ユージーンはその蜜を舌で掬い出し、孔に唇をつけて一滴残らず飲んでいく。こくん、こく、と喉が鳴る。
じゅぶじゅぶじゅぶ♡ こぷっ♡ とぷ♡ とろ……♡
――じゅぼっ♡ ぢゅるるっ♡♡♡
ぁあ……♡ 飲まれてる……♡ 僕のおまんこ汁、ぜんぶジーンに……♡
くぽくぽくぽ♡ ぢゅぶぶっ♡ ぬろぉ♡ ちゅこちゅこちゅこ♡
「ぁっ♡ あっ♡ ん゛♡ いっしょにおちんちん扱くの、好きっ♡ あ、ぁあ゛ー……っ♡♡♡」
手と口で両方を軽くイかされて、もう何も考えられなくなった。
「ほへ……♡ ぁへ……っ♡」
ぽーっとしていると、頭がどんどん雌の本能に支配されていくのが分かった。
惚けていると、上半身を起き上がらせたユージーンにうつぶせになるよう誘導されて、ベッドに顔を伏せた。
上のほうにずれていた枕を与えられて、そこに頬を押しつけるようにする。
背中にユージーンの体が軽くかぶさる。
ぐちゅ♡ ぐりゅぐりゅ♡ ずりゅずりゅ♡
お尻に熱い肉塊が擦りつけられて、穴をつつく。
愛液でたっぷり水分を纏った穴は、ぬちっ♡ ぬちっ♡ と嬉しそうに雄の肉をもてなした。
腰を掴まれ、いよいよ逃げ道がなくなる。僕は自分からお尻を擦りつけて、ユージーンのものを受け入れた。
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