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その頃のエマ達1
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やっと邪魔者を排除できたわ。
先に産まれたからってみんなに可愛がられてずっとムカついてたし、これで奴の顔を見なくて良くなると思うと精々するわ。
それにしてもしぶとかったわね。
殴っても蹴っても居座るんですもの、仕方なくこんな出来損ないのロイと結婚する羽目になってしまったけど上手く使えばいいだけの話だし。
本当だったら公爵様とか王太子とかあたりと結婚して玉の輿の筈だったのに、何もかもエミリアのせいよ。
エミリアに別れを告げた後、ロイとカーチス男爵家に向かう馬車の中で思った。
勿論こんな本心はおくびにも出さず、表面上は笑顔で会話している。
「エミリアとも別れたし、これで堂々とエマと会えるな!」
そう言うロイは嬉しそうだ。
エマが誘惑してから、ロイはエマに夢中だった。
エミリアと違って話していて楽しいし、美容に気を使っているからか美しい。
エミリアと会うとあちらは黙ってしまうことが多かったから、すぐに会話に困ってしまって時間を持て余していたがエマと会うとあっという間に時が過ぎていた。
だからこそ何が何でも婚約者をエミリアではなくエマにしたいと思ったのだ。
エマの本心なんて知らないで。
「お屋敷に着きました。」
扉が開き御者が声を掛ける。
それを聞きロイがまず降りてエマをエスコートするために手を差し出す。
その手を取ってエマも馬車を降りる。
玄関に向かうとその途中で声をかけられる。
「エマ、お帰りなさい!ロイ様もよくぞいらっしゃいました。」
声がした方を見るとエマの母親であるローラがこちらに近づいて来ている。
その脇にはローラをエスコートするカーチス男爵家当主であり、エミリアとエマの父親トムがいる。
「お母様、ただいま戻りましたわ!もうテラスにいたのね、まだ中に居ると思ったわ。」
「ええ、天気も良いし暖かいから先に出ていたの。それにもうじき帰ってくると思って。」
エマとローラが話していると準備をしていたのだろう執事のセバスが近寄ってきた。
「奥様、旦那様、エマお嬢様いつまでもこのような場所で立ち話をしなくても、テラスでお茶を飲みながらお話になられてはいかがですか?お客様をいつまでも立ちっぱなしにする訳にもいかないのですから。」
その言葉にトムとローラはロイの存在を思い出したようで慌てて「大変失礼しました、テラスでお茶の用意が出来ておりますのでどうぞそちらへ。」と言う。
カーチス男爵家にとってフランク子爵家は目上の存在である。
いくら次期当主とは言っても目上の存在には変わりない。
そんな人物を忘れてしまうとは、しかも娘の婚約者をだ。
「お気遣い感謝します。ですがそんなに気を使わないでください、これからはエマに嫁いで貰ったら私にとっても義母と義父なのですから。」
「そう言って頂けますと有難いです。」
そう言いトムとロイは並んでテラスへ向かい、その後ろをローラとエマが歩いた。
先に産まれたからってみんなに可愛がられてずっとムカついてたし、これで奴の顔を見なくて良くなると思うと精々するわ。
それにしてもしぶとかったわね。
殴っても蹴っても居座るんですもの、仕方なくこんな出来損ないのロイと結婚する羽目になってしまったけど上手く使えばいいだけの話だし。
本当だったら公爵様とか王太子とかあたりと結婚して玉の輿の筈だったのに、何もかもエミリアのせいよ。
エミリアに別れを告げた後、ロイとカーチス男爵家に向かう馬車の中で思った。
勿論こんな本心はおくびにも出さず、表面上は笑顔で会話している。
「エミリアとも別れたし、これで堂々とエマと会えるな!」
そう言うロイは嬉しそうだ。
エマが誘惑してから、ロイはエマに夢中だった。
エミリアと違って話していて楽しいし、美容に気を使っているからか美しい。
エミリアと会うとあちらは黙ってしまうことが多かったから、すぐに会話に困ってしまって時間を持て余していたがエマと会うとあっという間に時が過ぎていた。
だからこそ何が何でも婚約者をエミリアではなくエマにしたいと思ったのだ。
エマの本心なんて知らないで。
「お屋敷に着きました。」
扉が開き御者が声を掛ける。
それを聞きロイがまず降りてエマをエスコートするために手を差し出す。
その手を取ってエマも馬車を降りる。
玄関に向かうとその途中で声をかけられる。
「エマ、お帰りなさい!ロイ様もよくぞいらっしゃいました。」
声がした方を見るとエマの母親であるローラがこちらに近づいて来ている。
その脇にはローラをエスコートするカーチス男爵家当主であり、エミリアとエマの父親トムがいる。
「お母様、ただいま戻りましたわ!もうテラスにいたのね、まだ中に居ると思ったわ。」
「ええ、天気も良いし暖かいから先に出ていたの。それにもうじき帰ってくると思って。」
エマとローラが話していると準備をしていたのだろう執事のセバスが近寄ってきた。
「奥様、旦那様、エマお嬢様いつまでもこのような場所で立ち話をしなくても、テラスでお茶を飲みながらお話になられてはいかがですか?お客様をいつまでも立ちっぱなしにする訳にもいかないのですから。」
その言葉にトムとローラはロイの存在を思い出したようで慌てて「大変失礼しました、テラスでお茶の用意が出来ておりますのでどうぞそちらへ。」と言う。
カーチス男爵家にとってフランク子爵家は目上の存在である。
いくら次期当主とは言っても目上の存在には変わりない。
そんな人物を忘れてしまうとは、しかも娘の婚約者をだ。
「お気遣い感謝します。ですがそんなに気を使わないでください、これからはエマに嫁いで貰ったら私にとっても義母と義父なのですから。」
「そう言って頂けますと有難いです。」
そう言いトムとロイは並んでテラスへ向かい、その後ろをローラとエマが歩いた。
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