幼馴染の彼女と妹が寝取られて、死刑になる話

島風

文字の大きさ
19 / 62

第19話 エリスのジョブ

しおりを挟む
俺は今日もエリスと街へ出た。エリスはとてもいい子だった。

素直で、とても可愛らしい。少し、未だ幼い少女の様未成熟な面を見せる。

それが汚れていない様で、今の俺にはとても癒される事だった。

「エリス、ほっぺたにご飯ついているよ」

「あっ、レオン様、すいません」

「エリス、もう、レオン様は止めてくれ、俺も奴隷階級なんだ」

「でも、レオン様は私のご主人様です!」

「エリス、俺はご主人様じゃ無い」

「じゃ、なんですか?」

俺は困った。俺達どういう関係なんだろう?

「まずは友達から頼む」

俺は言って恥ずかしくなった。

これ、男女交際の始めに言うやつじゃないか?

「は、はい」

エリスは心なしか頬を朱色に染めている。

「じゃ、俺の事、レオンと呼んでくれ」

「レ、レオン......」

「それでいい、俺達は対等だからな」

「......対等」

エリスは対等である事に馴染めない様だ。

「友達同士なんだから当然だろ?」

「は、はい、レオン様」

こうして俺達は名前で呼び合う間柄にならなかった。

☆☆☆

俺達は、今日、教会に向かっていた。

エリスにジョブを授けてもらおうと思ったのだ。

この世界にはタレントの他、ジョブというものがある。

タレントは16才の時に女神様からもらえる女神様の加護だ。

それとは別に、教会で女神様から授けてもらうジョブというものがある。

ジョブもタレント同様、女神様の加護が受けられる。

もちろんタレント程の補正は受けられない。

しかし、大半の冒険者は戦いの戦闘のタレントなど持っていない。

あれば王都でそれなりの職についている。

魔物との戦いに明け暮れる冒険者は教会でお金を出せばもらえるジョブを身につける。

ジョブは主に戦士系、魔法使い系の二つに別れる。

俺はエリスにクラス1のジョブ「戦士」を授けてもらおおうと思った。

エリスは今、タレント「虚数戦士」の加護を受けている。

ステータスには戦士系のかなりの補正がかかっている。

クラス4のタレントの加護は信じられないものだ。

しかし、エリスは未だ、レベルが低い、少しでもステータスを上げておきたかった。

程なくして教会の中に入る。そして、冒険者などにジョブを授ける司祭を見つけた。

「すいません。司祭様、ジョブを授けて欲しいのですが」

「女神の子よ。もちろん授けよう」

俺は、懐から50ディナール程の金を出した。

寄付だ。ジョブにはお金はかからない。

しかし、教会の司祭たちも霞を食べて生きている訳ではない。

だから、ジョブを授けてもらう場合、普通寄付をするものなのだ。

「これをお納めください。女神様への寄付です」

「信心深き神の子よ。そなた達に祝福を」

「では、この子に戦士のジョブを授けて頂けますか?」

「あい、わかった。授けよう」

司祭はそういうと手にオーブを持った。

そして、女神への祈りの言葉を紡いだ。

エリスの周りを光が包む。

「あっ!」

エリスが声をだす。おそらく、女神の暖かい加護の力を感じたのだ。

「エリス、どう?」

「何か暖かいものに触れた様な気がします」

「良かった」

これで、エリスの戦士のステータスへの補正はかさ上げできる。

タレント程ではないが、おそらく、虚数戦士のタレントと共存可能な加護が受けられる筈だ。
しおりを挟む
感想 20

あなたにおすすめの小説

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた

黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。 その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。 曖昧なのには理由があった。 『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。 どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。 ※小説家になろうにも随時転載中。 レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。 それでも皆はレンが勇者だと思っていた。 突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。 はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。 ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。 ※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。

俺が死んでから始まる物語

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。 だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。 余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。 そこからこの話は始まる。 セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕

俺の好きな人は勇者の母で俺の姉さん! パーティ追放から始まる新しい生活

石のやっさん
ファンタジー
主人公のリヒトは勇者パーティを追放されるが別に気にも留めていなかった。 ハーレムパーティ状態だったので元から時期が来たら自分から出て行く予定だったし、三人の幼馴染は確かに可愛いが、リヒトにとって恋愛対象にどうしても見られなかったからだ。 だから、ただ見せつけられても困るだけだった。 何故ならリヒトの好きなタイプの女性は…大人の女性だったから。 この作品の主人公は転生者ですが、精神的に大人なだけでチートは知識も含んでありません。 勿論ヒロインもチートはありません。 他のライトノベルや漫画じゃ主人公にはなれない、背景に居るような主人公やヒロインが、楽しく暮すような話です。 1~2話は何時もの使いまわし。 亀更新になるかも知れません。 他の作品を書く段階で、考えてついたヒロインをメインに純愛で書いていこうと思います。

ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います

とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。 食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。 もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。 ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。 ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流@3/19書籍発売!
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

勇者の隣に住んでいただけの村人の話。

カモミール
ファンタジー
とある村に住んでいた英雄にあこがれて勇者を目指すレオという少年がいた。 だが、勇者に選ばれたのはレオの幼馴染である少女ソフィだった。 その事実にレオは打ちのめされ、自堕落な生活を送ることになる。 だがそんなある日、勇者となったソフィが死んだという知らせが届き…? 才能のない村びとである少年が、幼馴染で、好きな人でもあった勇者の少女を救うために勇気を出す物語。

処理中です...