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第19話 エリスのジョブ
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俺は今日もエリスと街へ出た。エリスはとてもいい子だった。
素直で、とても可愛らしい。少し、未だ幼い少女の様未成熟な面を見せる。
それが汚れていない様で、今の俺にはとても癒される事だった。
「エリス、ほっぺたにご飯ついているよ」
「あっ、レオン様、すいません」
「エリス、もう、レオン様は止めてくれ、俺も奴隷階級なんだ」
「でも、レオン様は私のご主人様です!」
「エリス、俺はご主人様じゃ無い」
「じゃ、なんですか?」
俺は困った。俺達どういう関係なんだろう?
「まずは友達から頼む」
俺は言って恥ずかしくなった。
これ、男女交際の始めに言うやつじゃないか?
「は、はい」
エリスは心なしか頬を朱色に染めている。
「じゃ、俺の事、レオンと呼んでくれ」
「レ、レオン......」
「それでいい、俺達は対等だからな」
「......対等」
エリスは対等である事に馴染めない様だ。
「友達同士なんだから当然だろ?」
「は、はい、レオン様」
こうして俺達は名前で呼び合う間柄にならなかった。
☆☆☆
俺達は、今日、教会に向かっていた。
エリスにジョブを授けてもらおうと思ったのだ。
この世界にはタレントの他、ジョブというものがある。
タレントは16才の時に女神様からもらえる女神様の加護だ。
それとは別に、教会で女神様から授けてもらうジョブというものがある。
ジョブもタレント同様、女神様の加護が受けられる。
もちろんタレント程の補正は受けられない。
しかし、大半の冒険者は戦いの戦闘のタレントなど持っていない。
あれば王都でそれなりの職についている。
魔物との戦いに明け暮れる冒険者は教会でお金を出せばもらえるジョブを身につける。
ジョブは主に戦士系、魔法使い系の二つに別れる。
俺はエリスにクラス1のジョブ「戦士」を授けてもらおおうと思った。
エリスは今、タレント「虚数戦士」の加護を受けている。
ステータスには戦士系のかなりの補正がかかっている。
クラス4のタレントの加護は信じられないものだ。
しかし、エリスは未だ、レベルが低い、少しでもステータスを上げておきたかった。
程なくして教会の中に入る。そして、冒険者などにジョブを授ける司祭を見つけた。
「すいません。司祭様、ジョブを授けて欲しいのですが」
「女神の子よ。もちろん授けよう」
俺は、懐から50ディナール程の金を出した。
寄付だ。ジョブにはお金はかからない。
しかし、教会の司祭たちも霞を食べて生きている訳ではない。
だから、ジョブを授けてもらう場合、普通寄付をするものなのだ。
「これをお納めください。女神様への寄付です」
「信心深き神の子よ。そなた達に祝福を」
「では、この子に戦士のジョブを授けて頂けますか?」
「あい、わかった。授けよう」
司祭はそういうと手にオーブを持った。
そして、女神への祈りの言葉を紡いだ。
エリスの周りを光が包む。
「あっ!」
エリスが声をだす。おそらく、女神の暖かい加護の力を感じたのだ。
「エリス、どう?」
「何か暖かいものに触れた様な気がします」
「良かった」
これで、エリスの戦士のステータスへの補正はかさ上げできる。
タレント程ではないが、おそらく、虚数戦士のタレントと共存可能な加護が受けられる筈だ。
素直で、とても可愛らしい。少し、未だ幼い少女の様未成熟な面を見せる。
それが汚れていない様で、今の俺にはとても癒される事だった。
「エリス、ほっぺたにご飯ついているよ」
「あっ、レオン様、すいません」
「エリス、もう、レオン様は止めてくれ、俺も奴隷階級なんだ」
「でも、レオン様は私のご主人様です!」
「エリス、俺はご主人様じゃ無い」
「じゃ、なんですか?」
俺は困った。俺達どういう関係なんだろう?
「まずは友達から頼む」
俺は言って恥ずかしくなった。
これ、男女交際の始めに言うやつじゃないか?
「は、はい」
エリスは心なしか頬を朱色に染めている。
「じゃ、俺の事、レオンと呼んでくれ」
「レ、レオン......」
「それでいい、俺達は対等だからな」
「......対等」
エリスは対等である事に馴染めない様だ。
「友達同士なんだから当然だろ?」
「は、はい、レオン様」
こうして俺達は名前で呼び合う間柄にならなかった。
☆☆☆
俺達は、今日、教会に向かっていた。
エリスにジョブを授けてもらおうと思ったのだ。
この世界にはタレントの他、ジョブというものがある。
タレントは16才の時に女神様からもらえる女神様の加護だ。
それとは別に、教会で女神様から授けてもらうジョブというものがある。
ジョブもタレント同様、女神様の加護が受けられる。
もちろんタレント程の補正は受けられない。
しかし、大半の冒険者は戦いの戦闘のタレントなど持っていない。
あれば王都でそれなりの職についている。
魔物との戦いに明け暮れる冒険者は教会でお金を出せばもらえるジョブを身につける。
ジョブは主に戦士系、魔法使い系の二つに別れる。
俺はエリスにクラス1のジョブ「戦士」を授けてもらおおうと思った。
エリスは今、タレント「虚数戦士」の加護を受けている。
ステータスには戦士系のかなりの補正がかかっている。
クラス4のタレントの加護は信じられないものだ。
しかし、エリスは未だ、レベルが低い、少しでもステータスを上げておきたかった。
程なくして教会の中に入る。そして、冒険者などにジョブを授ける司祭を見つけた。
「すいません。司祭様、ジョブを授けて欲しいのですが」
「女神の子よ。もちろん授けよう」
俺は、懐から50ディナール程の金を出した。
寄付だ。ジョブにはお金はかからない。
しかし、教会の司祭たちも霞を食べて生きている訳ではない。
だから、ジョブを授けてもらう場合、普通寄付をするものなのだ。
「これをお納めください。女神様への寄付です」
「信心深き神の子よ。そなた達に祝福を」
「では、この子に戦士のジョブを授けて頂けますか?」
「あい、わかった。授けよう」
司祭はそういうと手にオーブを持った。
そして、女神への祈りの言葉を紡いだ。
エリスの周りを光が包む。
「あっ!」
エリスが声をだす。おそらく、女神の暖かい加護の力を感じたのだ。
「エリス、どう?」
「何か暖かいものに触れた様な気がします」
「良かった」
これで、エリスの戦士のステータスへの補正はかさ上げできる。
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