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推しはファンの想像を上回ってくるもの
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「……は?」
自信満々だったフーリスの表情が凍る。グレイシアは扇を開いて口元を隠すと、にこりと微笑んだ。目元だけしか王子には見えていないが、恐ろしさがある。
「爪の先、いえ髪の毛先ほどの愛もございませんし、むしろ軽蔑しております。この節操無しの女好きが! 王家の恥さらしもいいところですわ!」
「あ……グレイ様?」
一度口を開いたグレイシアは止まらない。この先の進行もあるため、ミレアは宥めようと近づいたがその眼力に口をつぐんだ。
「わたくしが他の男と会っていた? えぇ、会っておりましたとも。あなたが手を出した女の子の婚約者だった人たちとね! どの子に婚約者がいたかなんて知らないでしょう?」
うっとフーリスが言葉に詰まったところに、ユーリオが畳みかける。
「こちらに、王子に婚約者を取られた方たちに集まってもらっております」
ユーリオが手で指した一角には被害に遭った男たちがおり、口々に「グレイシア様じきじきに謝りにこられた」だの、「素晴らしい女性を紹介してもらえた」だのと訴えていた。流れが完全にグレイシアたちのものになる。
「は、はぁっ!? そんなの知るか、俺が誰に声をかけようが勝手だろう。あぁ、そうだ。貴様はエヴィリーが邪魔だから、マーベラ公爵に告げ口をしたではないか!」
フーリスがエヴィリーを隣国の王子に大切な人と紹介した事件は、ここにいる皆が知っていることだ。グレイシアは不愉快そうに眉間に皺をよせ、聞こえよがしに溜息をついた。
「そこで今までバレなかったのが、私が裏から手を回していたことに気づかないあたり、正真正銘の馬鹿ですね。手の施しようがないわ」
グレイシアは扇をパシリと閉じ、王子たちに向けた。女王のような強者の笑みを浮かべ、裁きを口にする。
「あなたがこんなことをしなければ、使わないで置こうと思った手なのですが」
「な、何を企んでいる!」
「あなたは婚約破棄をするのではなく、婚約破棄をされるのですよ。馬鹿王子」
涼やかでそれでいてどこか楽しそうな声に、ミレアとユーリオはグレイシアに視線を向けた。それは二人が描いていたシナリオとは違う流れだ。二人はありったけのグレイシアの援護ができる証言と証拠を揃え、王子が企んでいる婚約破棄を潰すつもりだった。そしてそれはほぼ達成できている。その上で、グレイシアは何をしようとしているのか。
「両陛下に許可は取ってあります」
グレイシアが華麗に指を鳴らすと、どこからか専属の従者が出てきてしずしずと歩み寄り一枚の書状を手渡し、グレイシアはそれを高らかに掲げた。
「ここに、わたくしグレイシア・マーベラは、第一王子フーリス・フォン・ドロリスとの婚約を破棄しますわ! そしてこれは両陛下とマーベラ家当主のサインが揃った、正式な婚約破棄の書状でございます。馬鹿王子、口だけで婚約破棄ができるとお思いでしたの?」
勝利の女神が舞い降りたようなグレイシアの宣言に、グレイ推しの二人は「かっこいい~」と小声で賞賛の声をもらす。
「何を馬鹿な! そんなもの偽造に決まっているだろ!」
王子はズカズカと大股でグレイシアに近づくと、その手から書状を奪い取る。そして内容に目を通し、サインの字を見た瞬間青ざめた。それは見覚えのある両親の字と、マーベラ家の印。だが王子はすぐに強気な表情に戻り、不安そうに見つめていたエヴィリーに手を伸ばす。
「まあいい。どうせこの後その手続きをするつもりだったんだ。手間が省けたな。これで、晴れて俺はエヴィリーと婚約し、エヴィリーは王妃になれるってわけだ」
勝ち誇った顔で笑うフーリスと、彼の腕にコアラのようにしがみついてしなだれかかるエヴィリー。ミレアとユーリオは釈然としない思いで、顔を見合わせた。
(グレイ様の断罪ルートは回避できたけど、何この腹立つ感じ。もっとあの馬鹿をへこませないと気が済まない!)
グレイシアの苦労はこれぐらいで水に流せるものではない。ユーリオも同意見のようで、「やっぱ殴るか」と拳を軽く挙げた時、柔和な声が広間に響いた。
「それは無理だよ兄さん」
突然割って入った声に、広間はざわつき、人垣が徐々に割れていった。騒ぎの中心へと向かってくるのは、金髪に青色の目、優しい顔立ちの男だ。
「あ、アル?」
上ずったグレイシアの声に、彼があの幼馴染かとミレアは目を丸くした。第二王子、アルベルト・フォン・ドロリス。兄と違い勉学に熱心で頭がきれ、研究好きが高じて隣国に留学していた王子である。
アルベルトはグレイシアの側に歩み寄ると、「がんばったね」と柔らかな声で言葉をかけ、ミレアに顔を向けると「ありがとう」と微笑んだ。
(すごい……王子様だわ)
そのキラキラした笑顔に、私の出番はここで終わりねとミレアはユーリオと一緒に少し離れたところで事態を見守ることにする。
「おい、アルベルト……どういう意味だよ」
棘のある不機嫌な声で、フーリスがアルベルトを嫌っているようなのが垣間見える。
「どういうって、そのままだよ。兄が使えなかったら弟に……僕が王太子になるからね」
対するアルベルトはにこやな笑顔を崩さないが、発した内容にその場にいる全員が息を飲んだ。
「なっ、何を言ってんだよ。勝手なことを言ってると、父上たちからお叱りを受けるぞ」
「兄さんじゃないんだから……。もう陛下と大臣たちの審議も終わって正式に決定したし、今頃国中に触れが出てるんじゃないかな。卒業まで待ってあげたのは、僕の優しさだよ? 学園を卒業したら立派な大人。だから兄さんは、愛する人と自由に生きればいい。廃嫡にすると母上が悲しむから、どこか心がやすらぐ長閑なところの領主で許してあげる。その子と一緒に、そこで暮らせばいい」
まるで幼子に寝物語を聞かせるように、優しく穏やかな口調でアルベルトは話していた。それが笑顔と相まって、恐ろしさを感じさせる。するとそこに、金切り声が割って入った。
「嫌よ! なんで私がそんなド田舎で暮らさなきゃいけないの!? ねぇ、フーリス様、嘘よね!? フーリス様は王太子で、私を王妃にしてくれるんでしょ!?」
エヴィリーはフーリスの腕を掴んで揺さぶっており、その顔は必死だった。グレイシアが「しょせん、地位が目的の低俗な女ね」と小さく吐き捨てる。
「も、もちろんだよ、エヴィリー。アルベルトが嘘をついているだけだ!」
エヴィリーが喚きたて、それをフーリスが宥めているところに、またどこからかグレイシアの従者が近づいて来た。すっと一枚の書状を渡し、踵を返してもう一枚をグレイシアに手渡す。
「なっ、なんだこれは!」
「あら、さすがアル、仕事が速いわね。王家の名の下に、王太子をアルベルトに変えると書いてあるわ」
愕然とするフーリスに対し、満足そうに余裕のある笑みを浮かべるグレイシア。誰の目にも真実が明らかであり、非難、不審、軽蔑の目がフーリスたちに注がれる。その圧に、さすがのフーリスもたじろぎ、無意識に一歩引き下がった。それと同時に、エヴィリーはパッと掴んでいた腕を離し、汚らわしいものを見るような目でフーリスを睨んだ。
「わ、私は関係ないわ! ちょっと声をかけたら、王子が本気になってやったことなんだから!」
「は!? エヴィリー、何言ってんだよ! お前、俺のことを一番愛してるって言ってただろ!?」
「そんなの本気にするほうが悪いのよ。さよなら、領主になるなら一人で行ってよね!」
素晴らしい手のひら返しに、ミレアとユーリオはあんぐり口を開ける。彼女も悪役と言えば悪役だが、品性がなく意思も弱いので二人の好みとは対極に位置する雑魚悪役だ。
「おい、エヴィリー!」
フーリスが伸ばした手をすり抜け、エヴィリーは広間から走って出ていった。騒然とする中、アルベルトが笑みを張り付けたまま呟く。
「グレイを苦しめておいて、逃げられると思ってんの?」
その呟きは彼の近くにいた四人だけが聞こえており、フーリスは青白い顔で絶望し、グレイシアは「当然ね」と優雅に微笑んでいる。そしてミレアとユーリオは、アルベルト様おっかないと少し引いていた。
広間は蜂の巣をつついたような騒ぎになっていて、それをゆっくりと見回したアルベルトはパンと手を打ち鳴らした。それだけで波が引くようにざわめきが無くなっていき、人々の注目がアルベルトへ集まる。
自信満々だったフーリスの表情が凍る。グレイシアは扇を開いて口元を隠すと、にこりと微笑んだ。目元だけしか王子には見えていないが、恐ろしさがある。
「爪の先、いえ髪の毛先ほどの愛もございませんし、むしろ軽蔑しております。この節操無しの女好きが! 王家の恥さらしもいいところですわ!」
「あ……グレイ様?」
一度口を開いたグレイシアは止まらない。この先の進行もあるため、ミレアは宥めようと近づいたがその眼力に口をつぐんだ。
「わたくしが他の男と会っていた? えぇ、会っておりましたとも。あなたが手を出した女の子の婚約者だった人たちとね! どの子に婚約者がいたかなんて知らないでしょう?」
うっとフーリスが言葉に詰まったところに、ユーリオが畳みかける。
「こちらに、王子に婚約者を取られた方たちに集まってもらっております」
ユーリオが手で指した一角には被害に遭った男たちがおり、口々に「グレイシア様じきじきに謝りにこられた」だの、「素晴らしい女性を紹介してもらえた」だのと訴えていた。流れが完全にグレイシアたちのものになる。
「は、はぁっ!? そんなの知るか、俺が誰に声をかけようが勝手だろう。あぁ、そうだ。貴様はエヴィリーが邪魔だから、マーベラ公爵に告げ口をしたではないか!」
フーリスがエヴィリーを隣国の王子に大切な人と紹介した事件は、ここにいる皆が知っていることだ。グレイシアは不愉快そうに眉間に皺をよせ、聞こえよがしに溜息をついた。
「そこで今までバレなかったのが、私が裏から手を回していたことに気づかないあたり、正真正銘の馬鹿ですね。手の施しようがないわ」
グレイシアは扇をパシリと閉じ、王子たちに向けた。女王のような強者の笑みを浮かべ、裁きを口にする。
「あなたがこんなことをしなければ、使わないで置こうと思った手なのですが」
「な、何を企んでいる!」
「あなたは婚約破棄をするのではなく、婚約破棄をされるのですよ。馬鹿王子」
涼やかでそれでいてどこか楽しそうな声に、ミレアとユーリオはグレイシアに視線を向けた。それは二人が描いていたシナリオとは違う流れだ。二人はありったけのグレイシアの援護ができる証言と証拠を揃え、王子が企んでいる婚約破棄を潰すつもりだった。そしてそれはほぼ達成できている。その上で、グレイシアは何をしようとしているのか。
「両陛下に許可は取ってあります」
グレイシアが華麗に指を鳴らすと、どこからか専属の従者が出てきてしずしずと歩み寄り一枚の書状を手渡し、グレイシアはそれを高らかに掲げた。
「ここに、わたくしグレイシア・マーベラは、第一王子フーリス・フォン・ドロリスとの婚約を破棄しますわ! そしてこれは両陛下とマーベラ家当主のサインが揃った、正式な婚約破棄の書状でございます。馬鹿王子、口だけで婚約破棄ができるとお思いでしたの?」
勝利の女神が舞い降りたようなグレイシアの宣言に、グレイ推しの二人は「かっこいい~」と小声で賞賛の声をもらす。
「何を馬鹿な! そんなもの偽造に決まっているだろ!」
王子はズカズカと大股でグレイシアに近づくと、その手から書状を奪い取る。そして内容に目を通し、サインの字を見た瞬間青ざめた。それは見覚えのある両親の字と、マーベラ家の印。だが王子はすぐに強気な表情に戻り、不安そうに見つめていたエヴィリーに手を伸ばす。
「まあいい。どうせこの後その手続きをするつもりだったんだ。手間が省けたな。これで、晴れて俺はエヴィリーと婚約し、エヴィリーは王妃になれるってわけだ」
勝ち誇った顔で笑うフーリスと、彼の腕にコアラのようにしがみついてしなだれかかるエヴィリー。ミレアとユーリオは釈然としない思いで、顔を見合わせた。
(グレイ様の断罪ルートは回避できたけど、何この腹立つ感じ。もっとあの馬鹿をへこませないと気が済まない!)
グレイシアの苦労はこれぐらいで水に流せるものではない。ユーリオも同意見のようで、「やっぱ殴るか」と拳を軽く挙げた時、柔和な声が広間に響いた。
「それは無理だよ兄さん」
突然割って入った声に、広間はざわつき、人垣が徐々に割れていった。騒ぎの中心へと向かってくるのは、金髪に青色の目、優しい顔立ちの男だ。
「あ、アル?」
上ずったグレイシアの声に、彼があの幼馴染かとミレアは目を丸くした。第二王子、アルベルト・フォン・ドロリス。兄と違い勉学に熱心で頭がきれ、研究好きが高じて隣国に留学していた王子である。
アルベルトはグレイシアの側に歩み寄ると、「がんばったね」と柔らかな声で言葉をかけ、ミレアに顔を向けると「ありがとう」と微笑んだ。
(すごい……王子様だわ)
そのキラキラした笑顔に、私の出番はここで終わりねとミレアはユーリオと一緒に少し離れたところで事態を見守ることにする。
「おい、アルベルト……どういう意味だよ」
棘のある不機嫌な声で、フーリスがアルベルトを嫌っているようなのが垣間見える。
「どういうって、そのままだよ。兄が使えなかったら弟に……僕が王太子になるからね」
対するアルベルトはにこやな笑顔を崩さないが、発した内容にその場にいる全員が息を飲んだ。
「なっ、何を言ってんだよ。勝手なことを言ってると、父上たちからお叱りを受けるぞ」
「兄さんじゃないんだから……。もう陛下と大臣たちの審議も終わって正式に決定したし、今頃国中に触れが出てるんじゃないかな。卒業まで待ってあげたのは、僕の優しさだよ? 学園を卒業したら立派な大人。だから兄さんは、愛する人と自由に生きればいい。廃嫡にすると母上が悲しむから、どこか心がやすらぐ長閑なところの領主で許してあげる。その子と一緒に、そこで暮らせばいい」
まるで幼子に寝物語を聞かせるように、優しく穏やかな口調でアルベルトは話していた。それが笑顔と相まって、恐ろしさを感じさせる。するとそこに、金切り声が割って入った。
「嫌よ! なんで私がそんなド田舎で暮らさなきゃいけないの!? ねぇ、フーリス様、嘘よね!? フーリス様は王太子で、私を王妃にしてくれるんでしょ!?」
エヴィリーはフーリスの腕を掴んで揺さぶっており、その顔は必死だった。グレイシアが「しょせん、地位が目的の低俗な女ね」と小さく吐き捨てる。
「も、もちろんだよ、エヴィリー。アルベルトが嘘をついているだけだ!」
エヴィリーが喚きたて、それをフーリスが宥めているところに、またどこからかグレイシアの従者が近づいて来た。すっと一枚の書状を渡し、踵を返してもう一枚をグレイシアに手渡す。
「なっ、なんだこれは!」
「あら、さすがアル、仕事が速いわね。王家の名の下に、王太子をアルベルトに変えると書いてあるわ」
愕然とするフーリスに対し、満足そうに余裕のある笑みを浮かべるグレイシア。誰の目にも真実が明らかであり、非難、不審、軽蔑の目がフーリスたちに注がれる。その圧に、さすがのフーリスもたじろぎ、無意識に一歩引き下がった。それと同時に、エヴィリーはパッと掴んでいた腕を離し、汚らわしいものを見るような目でフーリスを睨んだ。
「わ、私は関係ないわ! ちょっと声をかけたら、王子が本気になってやったことなんだから!」
「は!? エヴィリー、何言ってんだよ! お前、俺のことを一番愛してるって言ってただろ!?」
「そんなの本気にするほうが悪いのよ。さよなら、領主になるなら一人で行ってよね!」
素晴らしい手のひら返しに、ミレアとユーリオはあんぐり口を開ける。彼女も悪役と言えば悪役だが、品性がなく意思も弱いので二人の好みとは対極に位置する雑魚悪役だ。
「おい、エヴィリー!」
フーリスが伸ばした手をすり抜け、エヴィリーは広間から走って出ていった。騒然とする中、アルベルトが笑みを張り付けたまま呟く。
「グレイを苦しめておいて、逃げられると思ってんの?」
その呟きは彼の近くにいた四人だけが聞こえており、フーリスは青白い顔で絶望し、グレイシアは「当然ね」と優雅に微笑んでいる。そしてミレアとユーリオは、アルベルト様おっかないと少し引いていた。
広間は蜂の巣をつついたような騒ぎになっていて、それをゆっくりと見回したアルベルトはパンと手を打ち鳴らした。それだけで波が引くようにざわめきが無くなっていき、人々の注目がアルベルトへ集まる。
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