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決着
しおりを挟む192: ↓俊也:16/12/07(水)00:16:27 ID:M80主 ×
島左近と本多忠勝の激闘は佳境にさしかかっていた。
たがいに数か所に新たな傷を負い、得物にも所々綻びが生じていたが、それでも打合いの激しさは衰えない。
(さすがは花実兼備の勇士平八郎・・・・・)
(なんとすさまじき金剛力よ、これが鬼左近か・・・・・・・)
193: 名無し:16/12/07(水)00:16:58 ID:Brl ×
傷ついてるんかーい!
194: ↓俊也:16/12/07(水)00:19:57 ID:M80主 ×
互角と見えた闘いは、しかし左近の方が僅かに上回りつつあった。
そして・・・・・
左近渾身の一撃が、忠勝の蜻蛉切をへし折った。
!!!!
「御覚悟!!」
左近がとどめの一撃を繰り出した瞬間
幾重にも銃声が響く。
左近の胸板に鉛玉が十数発めり込み、ごばっと彼は吐血した。
そのまま馬からずり落ち、島左近清興は斃れ伏した。
195: 名無し:16/12/07(水)00:23:24 ID:B3Z ×
左近・・・( ; ; )
196: ↓俊也:16/12/07(水)00:25:35 ID:M80主 ×
死を覚悟していた忠勝は愕然とした。
がばっとふりかえり、松平隊の鉄砲足軽達が左近を狙撃したのだと理解すると、
忠勝は槍の柄を地面に叩きつけた!
「うぬらなんということをしてくれたのだ!!武門のならいをなんと心得るか!!」
鉄砲足軽達に殴りかからんばかりの勢いの忠勝を、松平忠吉自らが進み出て窘める。
「源平合戦の昔ならばいざしらず、徳川家の先手大将のお一人の身で一騎打ちなどとあまりに軽率。
お立場をわきまえられよ・・・・・・」
歯ぎしりした忠勝。
せめて左近の亡骸を弔おうと振り返るが、すでに敵味方が入り乱れひしめき合い、
踏みにじられ蹴り飛ばされたのかどこにも見当たらない。
左近隊の他の将士達も、四方八方から東軍の大軍に揉みつぶされ、勇戦空しく討ち取られていった。
これがこの天下分け目の大戦の、組織的戦闘の終焉であった。
197: ↓俊也:16/12/07(水)00:29:26 ID:M80主 ×
伊吹山中
彡(゚)(゚)「うぐぐ・・・・まさかここで腹痛めるとは・・・・・」
(´・ω・`)「お兄ちゃん、野糞もほどほどにね・・・・・・追手が迫ってるかもしてないし・・・・・」
彡(゚)(゚)「そ、それは多分平気や。東軍は勝ったとはいえ、史実より相当ダメージを受けとる。
落ち武者狩りには直ぐには力を入れられんはずや・・・
・・・うーいてえええ・・・・・・(ブリブリブリブリブリブリ・・・・・)」
198: 名無し:16/12/07(水)00:31:11 ID:B3Z ×
安定の脱糞
199: ↓俊也:16/12/07(水)00:33:51 ID:M80主 ×
藤川台
残敵掃討の報告をうけつつ、家康はここに陣所を定めた。
近習から差し出された握り飯を頬張る。
「上様・・・・・・・・」
恐る恐るといった態で正純が進み出、家康に耳打ちした。
「お味方の被害でありますが・・・・・・・・」
家康の表情が一瞬こわばる。
「そこまでとは・・・・・・」
「紙一重の勝利でございました。あと半時、金吾が動くのが遅れておれば・・・・・・」
「わしの首がなかったやもしれぬな・・・・・・・
それにしても毛利の一時の変心といい、金吾の件といい、三成がこれほど短期間に調略をするとは・・
・・ちと侮っておったわ。」
「兵を多く損じた豊臣恩顧の大名たちへの手当もよくよくお考えになりませんと・・・・」
「三成方の大名どもへの仕置きも少々考えねばならんな・・・・・・
とはいえ三成だけは捕縛し斬らねばならん。」
「・・・・・・むろん手は打っております。」
204: 俊也
16/12/08(木)00:24:48 ID:AWp主 ×
宇喜多勢の残兵達とともに、山中を進む恩慈英たち。
彡(゚)(゚)「出すもん出したら腹が減ったで・・・・・なんか食えそうなもんないか・・・・・お!この草とか・・・・・・」
(´・ω・`)「お兄ちゃんあんま変なもん食わないでよ・・・・・・」
彡(゚)(゚)(それにしても返す返す無念や・・・・・タイムスリップしてから本戦まであまりにも時間がなく、事前工作が不徹底だったことが悔やまれるで・・・・・
小早川の豊家への怨念の度合いを甘く見ていたのもある・・・・・・
まあ、まだ希望はあるが・・・・・・・・・)
205: 俊也:16/12/08(木)00:25:57 ID:AWp主 ×
・・・・・・・・・!?
殺気・・・・・・・!
目の前に飛んできた物体を、瞬間的に抜刀し払い落とす恩慈英。
なんやこれ・・・・・・手裏剣!?
206: ↓俊也:16/12/08(木)00:27:49 ID:AWp主 ×
「い、伊賀者じゃ!!」
誰かが叫んだ。
十数名の人影が音もなく飛び出し、次々と宇喜多残兵が斬り倒されていく
彡(゚)(゚)「ファッ!?忍者か!!」
(´・ω・`)「ま、まさか服部半蔵・・・・・!?」
「ほう、よくぞ儂の名を!?伊賀の半蔵なり。」
忍び頭らしい一人の男。両目はどす黒い殺気に満ちていた。
「異形の者が治部少に侍っておるとの噂があったがうぬらか!?本来は治部少の探索が主命であるが、
うぬらの首でも手土産としては十分!覚悟いたせ!!」
一気に三人の伊賀者が、恩慈英に斬りかかる。
207: 名無し:16/12/08(木)00:29:26 ID:ajX ×
やべえよやべえよ・・・
208: ↓俊也:16/12/08(木)00:30:28 ID:AWp主 ×
一人目は刀を合わせた瞬間、怪力に任せて突き飛ばし、二人目は手首を刀ごと、
三人目は太ももの筋を寸断し地に這わせた。
彡(゚)(゚)(アカンしかし囲まれた!殺しのプロ集団は防ぎきれん!!)
刀を構えなおすが、どこまで凌げるか・・・・・・。
すでに周りの宇喜多兵はあらかた討たれてしまっている。
209: 名無し:16/12/08(木)00:31:40 ID:n7p ×
恩慈英強すぎぃ!
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