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コニーの誕生

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うぅぅぅん?

目を開けるとそこにはコリーがいた。

「なんでコリーがいるの?!転生したはずじゃ・・・」
「たしかに転生は、してるよ。ほら、見てごらん」

周りを見渡すと俺が今いるのは高さが10メートルにもなる巨大な草木のしただった。

「何これ?まさか俺達だけが小さいの?」
「そうじゃないよ。ここは、グランドプラントゾーン。植物だけが異様に大きいところなんだ。だから人は滅多に来ないよ。」

コリーが苦笑ぎみに笑う。 

「なんでコリーは、ここにいるの?」
「それはね。君がこの世界で困らないようにサポートするためだよ。あと・・・魔法が見てみたいし魔力の制御が出来ないと君は爆発しまーす!」
「えっ?そんなの聞いてないよ!!」
「だから僕がいるじゃない。ここからは、僕は神界に戻らないといけないからこのコリー2号にまかせるよ。では、悠翔!ばいばーい!」

コリー2号は、1号と余り変わらないがお人形さんみたいだった。
サイズは、手の平くらい。ふわふわ浮いていて可愛い。
 
「ゆーと。なにかしつもんは、ない?」
「じゃあ・・・ここから出る方法。」

周りを草木で囲まれているためどこ見ても緑だ。それにこのコリー2号は、幼い感じがする。

「ここからまちまで・・・やく3000きろある。ゆーとは、まほうつかえばいい。」
「魔法?あぁ能力のことか。どんなことをお願いすればいいの?」
「そらをとべる のうりょく。」
「分かった。やってみる。」

神様。俺に空を飛ぶ能力をください。

そう言ったあとコリー2号が光った。

「ゆーと。さわって。あたま、なでなで。」

可愛い・・・。
頭を撫でてみる。すると、俺の体の周りをピンポン玉くらいの光が螺旋状にまわりその光は、体の中に吸い込まれていった。

「これでまほうつかえる。まほうは、イメージするとつかえる。」
「よし!やってみる。俺の体よー飛べ!・・・ぎゃあああ!!」
「まほうのつかいかたへた。もっとせいかくにイメージする。」

俺は、今浮いているというか飛んでいるというか・・・お腹の当たりが磁石に引っ張られてるかのように体が変な方向に飛んでいく。

「じゃあ。漫画やアニメで見たような感じで。ふわふわと・・・。・・・出来た!!」

テテレー♪レベルアップ!!飛行魔法を習得!

「すこしまりょくがみだれてるけどちゃんととべてる。すごい。」

コリー2号は、パチパチパチと拍手している。
なんだか嬉しい・・・

「あ!そうだ今レベルアップって言ったけどどうやったら自分のレベルが分かるの?」
「すていたすおうぷん  といえばわかる。」
「ステータスオープン!」


名前・・・ 羽亜悠翔    

 年齢・・・ 17歳  

   職業 ・・・なし

Lv2

HP・・・200/200

MP・・・∞

魔法  ・・・飛行魔法  神祈願叶しんきがんきょう 

加護・・・魔力∞、コリー2号

称号・・・神に認められし能力


「すごい。よくあるステータスだ!・・・コリー2号!この神に認められし能力ってなに?」
「そのまま。かみにみとめられた のうりょくを もってるってこと。」
「う~ん。分かるような分からないような・・・。コリー2号もステータスあるの?」
「ある。でもたにんのすていたすをみるには、そのひとがきょかしないとみれない。きょかするのは、しんようのあかし。」 
「コリー2号のステータス見てもいい?」
「うん。ゆーとは、ごしゅじんさまだから。たにんのときも すていたすおうぷんでみれる。」
「ステータスオープン!!」


名前・・・ コリー2号

年齢・・・4時間32分

職業・・・悠翔のナビゲーター


Lv1

HP・・・?

MP・・・?

魔法・・・?

加護・・・コリーの加護によりコリー2号の身体を破壊することは出来ない。

称号・・・神の創造物


「・・・?多くない?」
「ぼくはなぞめいたひとなのだ。」

コリー2号には、まだ謎が多そうだ。

「コリー2号ってさ何かあれだからよび方を変えてもいい?」
「うん!ごしゅじんさまからのなまえは、たからもの。」

コリー2号・・・コリーニゴウ・・・コニー号・・・コニー!!

「コニーなんてのは、どう?」

流石に適当すぎたかな・・・

「きにいった。これからは、こにいってよぶ!」

コニーのほっぺたがピンクにそまる。

「ゆーとありがとう。」

テテレー!!レベルアップ!!語彙力がアップした!

「へっ?語彙力?ステータスオープン!」

おぉーたしかにコニーがLv2になっている。名前もコニーに。

「ゆーとのおかげでレベルアップした。ありがとう。」

あまり変わらないが例としていえば幼稚園児が小学生になった感じだ。

もっと語彙力が上がるとさっきのが「悠翔様。貴方のおかげでレベルが上がりました。本当にありがとうございます。」とか?
それは、無いか・・・
コニーは、可愛いままがいいし。

「コニー!レベルってどのくらいまであがるの? 」
「がんばればどこまででも上がる。でも、勇者さまでさえレベルは、50だったからレベルを上げるのはむずかしい。」
「この世界・・・勇者とかいたんだ。」
「うん。いた。今から73年も前だけど」
「コニーは、いろんなこと知ってるんだね。」
「生まれて4じかんくらいだけどコリーのちしきが入ってるから。」
「あっ!日が暮れる前に町に行かないと!」
「今日は、もうやめておいたほうがいい。よるになるとここらへんの木がのびたり ちぢんだりしてとんでる時におなかにグサッと・・・」

1回死んだのに転生して数時間で死ぬなんてそんなの考えたくもない。
今日は、ここで野宿だ。




    
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