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第三話 失われた真実
第十二章:5 異世界の掟 3
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朱里は頷いたが、一つだけ腑に落ちない。思い切って口にしてみた。
「その天意が世界を守る正義だとすると、どうして先生が生まれたんですか。世界を脅かす存在なのに、失落しないのはどうしてですか」
「考え方は幾つかありますが、正直に言えば判りません。一つの考え方としては、私達の考える正義と、天意の定める正義が異なっているということです。世界から悪いものを全て取り除くことが正義であるとするなら、神と共に鬼が在ることが既に矛盾しています。私達には天意の定める掟がどのように形作られているのか判りません。ただ過去に起きた出来事から推測するしかできないのです。それに、寿命の終焉は道に外れた時だけではなく、天意の定める役割を全うしたとされる時に訪れることもあります。先ほど少し触れましたが、その寿命を私達は享受すると言います」
「享受、する」
朱里が考えを整理するために呟くと、奏はわずかに頷いた。
「享受は、こちらの世界でいう病に似て、緩やかに肉体を蝕みます。けれど、失落と同じように、唐突に享受する場合もあります。失落と享受については、私達が多くの事例を重ねて作り上げた線引きに過ぎません」
朱里は力なく顔を伏せた。失落しない遥に、一瞬だけ希望を抱いたのだ。もしかすると、遥が禍であると語られてきた事実が間違えているのではないかと。けれど、そんな期待もすぐに一蹴されてしまい、落胆だけが後に残る。奏は沈み込む朱里を慰めるように、低い声を響かせた。
「ただ、こんな考え方もできます。遥が世界を脅かす禍になるとは限らない」
「え?」
朱里が顔を上げると、奏は困ったように笑った。
「ただ、この考えは何の根拠もない私の希望に過ぎません」
「でも、奏さんはそんなふうに考えているんですか」
「そうですね。私は世界の平穏を望むという彼の言葉を疑う気にはなれませんし、個人的に希望を与えてもらったので、力になりたいと思っています」
朱里が心強い言葉に励まされていると、つんとつんと隣から袖を引っ張られる。
「あの、あのね。朱里さんになら判ってもらえると思うのだけれど、兄様が黒沢先生の力になりたいと思っている決意は本物なの」
朱里が素直に頷くと、雪は力を込めて続けた。
「実は兄様はさっき、真実の名を証として黒沢先生に忠誠を誓いました」
一瞬、事態の深刻さが判らなかったが、朱里はこれまでに教えられた彼らの事情や掟を思い出して、今更のように目を大きく見開いた。彼らの世界で遥を信じるということは、朱里が遥を信じることとは比べ物にならないほど、多くの軋轢があるはずなのだ。
簡単に形にしていいことだとは思えない。
朱里は驚きをそのまま奏にぶつける。
「そんなことをしたら……」
彼の命運を遥が握っていることになってしまう。いつ遥に魂魄を奪われても仕方がない。あるいは、世界を敵に回しても仕方がないのだ。
朱里がどのように受け止めればいいのかと、言葉を失ってしまう。奏が自嘲するように小さく笑った。
「お嬢さんにそれほど驚かれるとは意外でした。遥は決して非情ではありませんし、周りを気遣う配慮もあります。彼の人柄では、たとえ私の魂魄を差し出したとしても、恐ろしくはありません。もちろん彼を裏切らなければの話ですが。遥を慕っているお嬢さんになら、たやすく遥に身を委ねる私の気持ちは、理解して頂けると思います」
奏は他愛ないことのように語り、灰褐色の瞳を細めた。
彼は遥を信じているのだ。
だから、まるでそう考えるのが当然であると言いたげに、最大の切り札をあっさりと遥に晒したのだろう。朱里は奏の決意に、深く頷いてみせる。
「たしかに奏さんの言うとおりです。私には先生を恐れるような理由が見つかりません。でも、先生の立場では味方が少ないと思っていたから、すごく嬉しいです。ありがとうございます」
心から感謝していると、彼方が横で悩ましげに唸った。
「委員長ってば、ものすごく単純だよね。奏が本当に真名を差し出して忠誠を誓ったかどうかなんて、本当は副担任に聞いてみなきゃ判らないのにさ」
「え? じゃあ、嘘なの」
「違うっ、嘘じゃないよ。奏の決意は嘘じゃないけど、なんていうか、あまりの素直さに大丈夫かなって心配になっただけ。僕達みたいに悪意がなかったらいいけど、その勢いだと誰かに唆されたら、すぐに信じてついて行きそうなんだもん」
たしかに彼方の言うことにも一理あるが、朱里は決して誰彼かまわず信じているわけではない。遥に悪意をもっているかどうかは、厳しく判断しているつもりだった。
「私なりに、信じられるかどうかはちゃんと考えているつもりだけど。それに先生を騙すならまだしも、部外者の私を騙しても仕方ないよ。奏さんや彼方には助けてもらったし、先生も昔からの友人だって云っていたから。だから、信じてもいいかなって思ったの」
「でもそれ、ほとんど根拠がないよね」
「だから、あるってば彼方。助けてくれたし、先生のお友達だし。今も私の質問に答えていろいろと教えてくれたし、それに――えーと」
朱里はあれこれと彼らを信じられる理由をあげる。
「それに、奏さんは大切な真実の名前を使って、先生の助けとなるように忠誠を誓ってくれた」
「だからさ、それを簡単に信じちゃう委員長の無防備さが心配なんだってば」
結局話が振り出しに戻ってしまう。朱里は雪と奏が傍らで可笑しそうに見守っていることに気がついた。
「そもそも副担任は、僕のことをものすごく警戒していたでしょ」
「それはそうだけど。でも、自分のことをそんなふうに暴露しちゃうあたりで、彼方は怪しくないと思うんだけど」
朱里が素直に気持ちを語ると、彼方はがっくりと肩を落として頭を掻いた。そっぽを向いた横顔が、照れ隠しのように見えるのは朱里の気のせいだろうか。
「うー、まぁ、その、僕は副担任の味方とはいえないけどさ。副担任のことは嫌いじゃないよ」
小さな呟きに、雪が声を立てて笑う。
「彼方様ったら、味方になると自信もって言えない立場が後ろめたくて、言い訳しているみたいに見えます」
「だってさ、正直なところ、決意した奏のことを格好良いなと思ったんだもん。羨ましいなって」
拗ねたような口ぶりで気持ちを暴露した彼方に、奏がそっと釘を刺した。
「彼方、真名を証として主を持つことへの羨望は、誰にでもあります。どんな経緯であろうと、それを羨ましく感じるのは仕方がありません。ですが、羨望と決意を見誤ってはいけません。私の決意があなたを混乱させてしまったのでしょうが、あなたが遥に忠誠を示せないことは当然なのです。それを後ろめたく感じることはありません」
彼方は胸の内を見透かされたのか、翡翠を宿したかのような瞳を伏せた。
「――はい、判っています」
殊勝な面持ちで、彼はそれだけを答えた。朱里は気まずい沈黙になりそうな気がして、すぐに会話を提供する。
「奏さんや彼方の世界では、人を呪ったり傷つけたりしても、必ずしも失落するとは限らないんですよね」
「ええ。例え人を殺めたとしても、それで唐突に寿命が尽きるわけではありません」
咄嗟に口を開いてみたものの、朱里が知りたいこととは話の筋道が逸れている。どんなふうに尋ねるべきかと考えながら、朱里は更に続けた。
「じゃあ、天界の人ではなく、地界の人々の寿命は? 同じですか」
「地界の者の寿命は、こちらの世界と通じるところがあります。彼らは老いて輪廻する。例外は天籍を与えられた者だけです。与えてくれた主が失落、享受するか、あるいは主に籍を剥奪されるまで輪廻することはありません」
「例えば……、真名をもたない地界の人が黄帝に愛された場合も、やっぱり先守のように相称の翼にはなれないんですか」
「はい、不可能です。真名を持たない者には、それを形として認識する感覚がありません。黄帝から与えられる真名を受け入れることができないのです。ですが、相称の翼にはなれなくとも、黄后となることは可能です。もちろん天帝の御世を築くことはできませんが」
「そんなこと、これまでにあったのかな」
彼方の素朴な疑問にも、奏はすぐに答えてくれる。
「特殊な例ですが、過去にはあるようです。黄帝が地界の者を愛し、その女性は子どもを授かったのです」
「黄帝の御子なんて、聞いたことない」
「そうですね。天界の出生率は極めて低い。まるで真名を持って生まれ出る者の上限が定められているかのように緩やかな輪廻です。黄帝の御子など、奇跡と言っても良いでしょう。ただ地界の出生率は天界とは桁外れで、生命力に満ちています。そのために起きた奇跡なのかもしれません。当時の黄帝はその女性を立后させ、四国の承認を得て黄后としました」
「そんなこと、四国はよく許したよね。先守の最高位である華艶でも退けられたのに」
「もちろん理由があります。生まれた御子は天籍にあり、真名を携えて生まれてきました。黄帝はその御子に自身の真名を与え、相称の翼とした。天帝の御世が親子で築かれたという、特殊な例です」
「ちょっと待ってください、兄様」
雪が身を乗り出すようにして、兄である奏と向かい合う。
「じゃあ、その御子は父親と愛を交わし、想いを通わせたということですか」
奏は面白そうに妹を眺めて、首を傾げる。
「やはり、雪でもそんなふうに考えてしまうものか。相称の翼については不鮮明な部分が多いので、仕方がないのかもしれません。天帝の御世を築くという、その絶大な力だけが知られていますからね」
「どういうことですか」
「その天意が世界を守る正義だとすると、どうして先生が生まれたんですか。世界を脅かす存在なのに、失落しないのはどうしてですか」
「考え方は幾つかありますが、正直に言えば判りません。一つの考え方としては、私達の考える正義と、天意の定める正義が異なっているということです。世界から悪いものを全て取り除くことが正義であるとするなら、神と共に鬼が在ることが既に矛盾しています。私達には天意の定める掟がどのように形作られているのか判りません。ただ過去に起きた出来事から推測するしかできないのです。それに、寿命の終焉は道に外れた時だけではなく、天意の定める役割を全うしたとされる時に訪れることもあります。先ほど少し触れましたが、その寿命を私達は享受すると言います」
「享受、する」
朱里が考えを整理するために呟くと、奏はわずかに頷いた。
「享受は、こちらの世界でいう病に似て、緩やかに肉体を蝕みます。けれど、失落と同じように、唐突に享受する場合もあります。失落と享受については、私達が多くの事例を重ねて作り上げた線引きに過ぎません」
朱里は力なく顔を伏せた。失落しない遥に、一瞬だけ希望を抱いたのだ。もしかすると、遥が禍であると語られてきた事実が間違えているのではないかと。けれど、そんな期待もすぐに一蹴されてしまい、落胆だけが後に残る。奏は沈み込む朱里を慰めるように、低い声を響かせた。
「ただ、こんな考え方もできます。遥が世界を脅かす禍になるとは限らない」
「え?」
朱里が顔を上げると、奏は困ったように笑った。
「ただ、この考えは何の根拠もない私の希望に過ぎません」
「でも、奏さんはそんなふうに考えているんですか」
「そうですね。私は世界の平穏を望むという彼の言葉を疑う気にはなれませんし、個人的に希望を与えてもらったので、力になりたいと思っています」
朱里が心強い言葉に励まされていると、つんとつんと隣から袖を引っ張られる。
「あの、あのね。朱里さんになら判ってもらえると思うのだけれど、兄様が黒沢先生の力になりたいと思っている決意は本物なの」
朱里が素直に頷くと、雪は力を込めて続けた。
「実は兄様はさっき、真実の名を証として黒沢先生に忠誠を誓いました」
一瞬、事態の深刻さが判らなかったが、朱里はこれまでに教えられた彼らの事情や掟を思い出して、今更のように目を大きく見開いた。彼らの世界で遥を信じるということは、朱里が遥を信じることとは比べ物にならないほど、多くの軋轢があるはずなのだ。
簡単に形にしていいことだとは思えない。
朱里は驚きをそのまま奏にぶつける。
「そんなことをしたら……」
彼の命運を遥が握っていることになってしまう。いつ遥に魂魄を奪われても仕方がない。あるいは、世界を敵に回しても仕方がないのだ。
朱里がどのように受け止めればいいのかと、言葉を失ってしまう。奏が自嘲するように小さく笑った。
「お嬢さんにそれほど驚かれるとは意外でした。遥は決して非情ではありませんし、周りを気遣う配慮もあります。彼の人柄では、たとえ私の魂魄を差し出したとしても、恐ろしくはありません。もちろん彼を裏切らなければの話ですが。遥を慕っているお嬢さんになら、たやすく遥に身を委ねる私の気持ちは、理解して頂けると思います」
奏は他愛ないことのように語り、灰褐色の瞳を細めた。
彼は遥を信じているのだ。
だから、まるでそう考えるのが当然であると言いたげに、最大の切り札をあっさりと遥に晒したのだろう。朱里は奏の決意に、深く頷いてみせる。
「たしかに奏さんの言うとおりです。私には先生を恐れるような理由が見つかりません。でも、先生の立場では味方が少ないと思っていたから、すごく嬉しいです。ありがとうございます」
心から感謝していると、彼方が横で悩ましげに唸った。
「委員長ってば、ものすごく単純だよね。奏が本当に真名を差し出して忠誠を誓ったかどうかなんて、本当は副担任に聞いてみなきゃ判らないのにさ」
「え? じゃあ、嘘なの」
「違うっ、嘘じゃないよ。奏の決意は嘘じゃないけど、なんていうか、あまりの素直さに大丈夫かなって心配になっただけ。僕達みたいに悪意がなかったらいいけど、その勢いだと誰かに唆されたら、すぐに信じてついて行きそうなんだもん」
たしかに彼方の言うことにも一理あるが、朱里は決して誰彼かまわず信じているわけではない。遥に悪意をもっているかどうかは、厳しく判断しているつもりだった。
「私なりに、信じられるかどうかはちゃんと考えているつもりだけど。それに先生を騙すならまだしも、部外者の私を騙しても仕方ないよ。奏さんや彼方には助けてもらったし、先生も昔からの友人だって云っていたから。だから、信じてもいいかなって思ったの」
「でもそれ、ほとんど根拠がないよね」
「だから、あるってば彼方。助けてくれたし、先生のお友達だし。今も私の質問に答えていろいろと教えてくれたし、それに――えーと」
朱里はあれこれと彼らを信じられる理由をあげる。
「それに、奏さんは大切な真実の名前を使って、先生の助けとなるように忠誠を誓ってくれた」
「だからさ、それを簡単に信じちゃう委員長の無防備さが心配なんだってば」
結局話が振り出しに戻ってしまう。朱里は雪と奏が傍らで可笑しそうに見守っていることに気がついた。
「そもそも副担任は、僕のことをものすごく警戒していたでしょ」
「それはそうだけど。でも、自分のことをそんなふうに暴露しちゃうあたりで、彼方は怪しくないと思うんだけど」
朱里が素直に気持ちを語ると、彼方はがっくりと肩を落として頭を掻いた。そっぽを向いた横顔が、照れ隠しのように見えるのは朱里の気のせいだろうか。
「うー、まぁ、その、僕は副担任の味方とはいえないけどさ。副担任のことは嫌いじゃないよ」
小さな呟きに、雪が声を立てて笑う。
「彼方様ったら、味方になると自信もって言えない立場が後ろめたくて、言い訳しているみたいに見えます」
「だってさ、正直なところ、決意した奏のことを格好良いなと思ったんだもん。羨ましいなって」
拗ねたような口ぶりで気持ちを暴露した彼方に、奏がそっと釘を刺した。
「彼方、真名を証として主を持つことへの羨望は、誰にでもあります。どんな経緯であろうと、それを羨ましく感じるのは仕方がありません。ですが、羨望と決意を見誤ってはいけません。私の決意があなたを混乱させてしまったのでしょうが、あなたが遥に忠誠を示せないことは当然なのです。それを後ろめたく感じることはありません」
彼方は胸の内を見透かされたのか、翡翠を宿したかのような瞳を伏せた。
「――はい、判っています」
殊勝な面持ちで、彼はそれだけを答えた。朱里は気まずい沈黙になりそうな気がして、すぐに会話を提供する。
「奏さんや彼方の世界では、人を呪ったり傷つけたりしても、必ずしも失落するとは限らないんですよね」
「ええ。例え人を殺めたとしても、それで唐突に寿命が尽きるわけではありません」
咄嗟に口を開いてみたものの、朱里が知りたいこととは話の筋道が逸れている。どんなふうに尋ねるべきかと考えながら、朱里は更に続けた。
「じゃあ、天界の人ではなく、地界の人々の寿命は? 同じですか」
「地界の者の寿命は、こちらの世界と通じるところがあります。彼らは老いて輪廻する。例外は天籍を与えられた者だけです。与えてくれた主が失落、享受するか、あるいは主に籍を剥奪されるまで輪廻することはありません」
「例えば……、真名をもたない地界の人が黄帝に愛された場合も、やっぱり先守のように相称の翼にはなれないんですか」
「はい、不可能です。真名を持たない者には、それを形として認識する感覚がありません。黄帝から与えられる真名を受け入れることができないのです。ですが、相称の翼にはなれなくとも、黄后となることは可能です。もちろん天帝の御世を築くことはできませんが」
「そんなこと、これまでにあったのかな」
彼方の素朴な疑問にも、奏はすぐに答えてくれる。
「特殊な例ですが、過去にはあるようです。黄帝が地界の者を愛し、その女性は子どもを授かったのです」
「黄帝の御子なんて、聞いたことない」
「そうですね。天界の出生率は極めて低い。まるで真名を持って生まれ出る者の上限が定められているかのように緩やかな輪廻です。黄帝の御子など、奇跡と言っても良いでしょう。ただ地界の出生率は天界とは桁外れで、生命力に満ちています。そのために起きた奇跡なのかもしれません。当時の黄帝はその女性を立后させ、四国の承認を得て黄后としました」
「そんなこと、四国はよく許したよね。先守の最高位である華艶でも退けられたのに」
「もちろん理由があります。生まれた御子は天籍にあり、真名を携えて生まれてきました。黄帝はその御子に自身の真名を与え、相称の翼とした。天帝の御世が親子で築かれたという、特殊な例です」
「ちょっと待ってください、兄様」
雪が身を乗り出すようにして、兄である奏と向かい合う。
「じゃあ、その御子は父親と愛を交わし、想いを通わせたということですか」
奏は面白そうに妹を眺めて、首を傾げる。
「やはり、雪でもそんなふうに考えてしまうものか。相称の翼については不鮮明な部分が多いので、仕方がないのかもしれません。天帝の御世を築くという、その絶大な力だけが知られていますからね」
「どういうことですか」
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