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~宣言解除後の日常(92)~
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「どうされました?」
女性の声が聞こえた。
―――羽田空港の受付嬢である。ピンク色の可愛らしいデザイナーズ制服を着ている。
(まずいな)
倉橋は、顔をしかめた。
受付嬢に「この老人は仮病を使っている」と説明しても、信じないだろう。
すぐに、テキパキと傷病者対応を行うはずだ。
この時、倉橋の耳を【幻聴】が襲った―――数百人もの警備員がバタバタと駆け付けてきて、足音が永久に鳴り止まないという【幻聴】である。
女性の声が聞こえた。
―――羽田空港の受付嬢である。ピンク色の可愛らしいデザイナーズ制服を着ている。
(まずいな)
倉橋は、顔をしかめた。
受付嬢に「この老人は仮病を使っている」と説明しても、信じないだろう。
すぐに、テキパキと傷病者対応を行うはずだ。
この時、倉橋の耳を【幻聴】が襲った―――数百人もの警備員がバタバタと駆け付けてきて、足音が永久に鳴り止まないという【幻聴】である。
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