三尺刀使いの仮想現実戦記

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椛の思い出part2流された私達

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青蓮と椛の家族が出てきます。

小学4年生の夏休み。
私の家名の奥入瀬のルーツである奥入瀬渓流の近くである青森県十和田市のホテルに奥入瀬家と常願寺家で行った時にあった。
私と青との行為の前にあった会話、つまり“死んでもいいわ“のくだりで出てきた私が青に初めて「死んでもいいわ」や「月が、綺麗だね」と言った時でもある。
この時の思い出を結論から言おう。神隠しだ。
二葉亭四迷や夏目漱石の翻訳はその帰りの途中の川を目の前にして言った物だ。
7年前奥入瀬渓流周辺
バシャ。
「きゃっ」
「よーしっ」
「んー。やったなー」
バシャバシャ。
「うわっ。こんのーお返しだー」
バシャ。
「きゃっ」
両親said
「ふふふっ二人は仲がいいね」
「そうだな。一番上は逆に仲が良すぎる。だがあのくらいがちょうどいい」
「そうかー?一番上程とは言わずとも愛は重いくらいがちょうどよくねぇか?」
「そう考えるのは貴様だけだ。恐」
「あらっ私もそう思うわよ。ねー恐」
「はははっ、そうだなぁ白樺」
「恐も恐だが、白樺もな」
「あらっ?私達がなんなのかしら?大辻」
「お前らはもう少し落ち着けと言うのだ!俺と新川の様に」
「ええ。私も同感だわ。ねーあ・な・た」
「そうだな。俺ら常願寺家の様にお主らも落ち着きを覚えろ!」
「いっやでーす」
「すいません。私は覚えようとしているのですが、いかんせんはしゃぐのが私達の性の様です」
「だとよ、恐。後はお主だけだ」
「くそー」
「恐、お前の娘達はあんなに大人しいのに、親である貴様はこうも落ち着きがないのだ?」
「さぁ?なんでかは俺もしーらね」
「うわっ」
ザパァー
「うっうわー」
「きゃぁーー」
「んむっ?なんだ?」
「「青蓮ー!」」
「「椛ー!」」
「何があった!?刈込、新保一体何が起きた?青蓮は何処だ!?」
「銚子、白布椛は何処だ!?」
「「「「あの二人は・・・流された!」」」」
「「なっ!本当か!?」」
「本当だ!見たんだ、一瞬なんでかは知らないけど川の水量が一気に増えてあの二人が流されていったんだ」
「「な・ん・だ・と・・・クソッ、」」
「新川!救急隊を呼べ!」
「分かったわ」
「白樺!沢下りの用意だ!新川さんも終わったら手伝ってやってくれ。俺と大辻二人分だ!」
「了解!」
((((頼む。二人とも無事でいてくれ!!!))))
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