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好きになってよ
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「オレは今芦野さんが考えてること、分かるよ」
「口にしちゃ、ダメです」
「しないよ。なかったことにしよう」
宮久土先輩はもう一回私の目の前にスプーンを出してくる。別の味のパフェだ。
さっきまで自覚はなかったけれど、これは間接キスになるよね?と気づく。
「やだ?」
と聞く宮久土先輩は押しもせずに引きもしない、飾り気がない接し方をしてくる。
きっと私に興味がないからなんだろうけど、そのあっさり具合が心地よかった。
「やじゃないです」
私はパフェをもらう。抹茶ソースがほろ苦かった。
眉を寄せたら、宮久土先輩はくすりと笑う。追って宮久土先輩はブラウニーの欠片を差し出してきた。今度は甘みが強くておいしい。
「芦野さんは顔に出るね、かわいい」
かわいい。その発言に頬が沸騰してしまう。頬に手を当てて熱を冷ましていた。
私はかなりちょろいのかもしれない。バカみたいだ。
「でも。勘違いしないから、大丈夫です!」
「口にしちゃ、ダメです」
「しないよ。なかったことにしよう」
宮久土先輩はもう一回私の目の前にスプーンを出してくる。別の味のパフェだ。
さっきまで自覚はなかったけれど、これは間接キスになるよね?と気づく。
「やだ?」
と聞く宮久土先輩は押しもせずに引きもしない、飾り気がない接し方をしてくる。
きっと私に興味がないからなんだろうけど、そのあっさり具合が心地よかった。
「やじゃないです」
私はパフェをもらう。抹茶ソースがほろ苦かった。
眉を寄せたら、宮久土先輩はくすりと笑う。追って宮久土先輩はブラウニーの欠片を差し出してきた。今度は甘みが強くておいしい。
「芦野さんは顔に出るね、かわいい」
かわいい。その発言に頬が沸騰してしまう。頬に手を当てて熱を冷ましていた。
私はかなりちょろいのかもしれない。バカみたいだ。
「でも。勘違いしないから、大丈夫です!」
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