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宮久土兄弟
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「あ、そっか。芦野さんはまだいいって返事してなかったね」
と宮久土先輩はとぼけたことを言う。
「馳、随分と余裕じゃん?俺がうらと一緒に住んでもいいんだ?」
「芦野さんがいいって言うなら、いいと思う」
なぜか二人の間に挟まれる形になってしまった。二人から視線を受けて、さらに陸上部のメンバーからも視線を浴びる。
かける先輩からの視線には気まずさから、視線を合わせられない。
「かける先輩も馳も。とりあえず、とんちきな交渉はやめときませんか?うらちゃん困ってるし」
航先輩が助け船を出してくれた。宮久土先輩の出番は終わっていたけれど、何だかんだでマネージャーとして最後まで陸上部のメンバーに付き添ってから帰る。
宮久土先輩は待っていてくれて、なぜかかける先輩も一緒に待っていた。
非常に気まずいっ。私はまだ、あの一件からかける先輩と一言も話をしていないのだ。
二人に挟まれて無言で電車により、道を歩く。
と宮久土先輩はとぼけたことを言う。
「馳、随分と余裕じゃん?俺がうらと一緒に住んでもいいんだ?」
「芦野さんがいいって言うなら、いいと思う」
なぜか二人の間に挟まれる形になってしまった。二人から視線を受けて、さらに陸上部のメンバーからも視線を浴びる。
かける先輩からの視線には気まずさから、視線を合わせられない。
「かける先輩も馳も。とりあえず、とんちきな交渉はやめときませんか?うらちゃん困ってるし」
航先輩が助け船を出してくれた。宮久土先輩の出番は終わっていたけれど、何だかんだでマネージャーとして最後まで陸上部のメンバーに付き添ってから帰る。
宮久土先輩は待っていてくれて、なぜかかける先輩も一緒に待っていた。
非常に気まずいっ。私はまだ、あの一件からかける先輩と一言も話をしていないのだ。
二人に挟まれて無言で電車により、道を歩く。
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