上 下
113 / 193
食事はスポーツです

2

しおりを挟む
「焼肉は二年ぶりだったなぁ~絶対に無理だと思ってた」
 とかける先輩は呟く。
 寂しさのにじむ言い方に私はなぜか心揺さぶられる。

「オレは昨日ぶりだよ」
 宮久土先輩は屈託がない。かける先輩はため息をついた。

「お前は上書き型、俺は隔離型。タイプが違うわけ」
 そんなやりとりを見ていたら、二人からなぜかこちらへ視線が集まる。

「一緒に住む?」
 同時に聞かれて、
「な、なんでその発想?」
 と突っ込みを入れた。

「ひょうにお願いしてみる」
 と宮久土先輩が言って、
「つやは絶対にオーケー出さないよなぁ」
 とかける先輩が言う。

 二人で家に送ってくれれば、たまたま帰宅して来た姉が鋭い視線でかける先輩を睨みつけていた。

しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

いつから魔力がないと錯覚していた!?

BL / 連載中 24h.ポイント:18,158pt お気に入り:10,482

真面目系眼鏡女子は、軽薄騎士の求愛から逃げ出したい。

恋愛 / 完結 24h.ポイント:3,443pt お気に入り:247

悪女の騎士

恋愛 / 完結 24h.ポイント:56pt お気に入り:60

国王陛下に婚活を命じられたら、宰相閣下の様子がおかしくなった

恋愛 / 完結 24h.ポイント:2,279pt お気に入り:727

偽装溺愛 ~社長秘書の誤算~

恋愛 / 完結 24h.ポイント:56pt お気に入り:133

【完結】本音を言えば婚約破棄したい

恋愛 / 完結 24h.ポイント:1,633pt お気に入り:2,576

【完結】恋愛小説家アリアの大好きな彼

恋愛 / 完結 24h.ポイント:56pt お気に入り:57

処理中です...