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赤と緑
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オレは常盤のボトムスに指をさして、脱ぐように合図を送る。
余計な動きはしたくない。オレは碧衣のボトムスを脱ぎ捨てて、碧衣のショーツを脱ぐ。勝手に碧衣の身体を動かすことに、罪悪感はある。
オレたちが求めてやまない碧衣の身体は、今オレが手に入れていた。
わざと見せつけるようにして脱いだら、常盤が息を飲み、少しだけ息が荒くなるのが分かる。
「中身が誰かなんて、気にしなきゃいい。碧衣は碧衣だ。お前からすれば、むしろ緊張しなくてやりやすいんじゃねぇの」
オレは吐き捨てた。やりたくなんかない。
常盤がホックを外し、準備に取りかかる様子を、診療待ちの患者の気分で眺めていた。
これは、碧衣の人生を手に入れるための、手術だ。
「無理だよ」
と常盤は言う。
「じゃ、寝とけ。全部オレがやってやるよ。ちゃんと碧衣の身体が満足すれば、妊娠率はあがるかもしれない」
初めて碧衣の身体を手に入れたときに、自分の身体相手にやったように、上にまたがった。自分相手をしているよりは、思っていたより楽だ。
碧衣が好きな部位を刺激しながら上下運動していけば、経験したことのない鮮烈な刺激がやって来る。
刺激されて思わずもれ出る声は、碧衣の声だ。
余計な動きはしたくない。オレは碧衣のボトムスを脱ぎ捨てて、碧衣のショーツを脱ぐ。勝手に碧衣の身体を動かすことに、罪悪感はある。
オレたちが求めてやまない碧衣の身体は、今オレが手に入れていた。
わざと見せつけるようにして脱いだら、常盤が息を飲み、少しだけ息が荒くなるのが分かる。
「中身が誰かなんて、気にしなきゃいい。碧衣は碧衣だ。お前からすれば、むしろ緊張しなくてやりやすいんじゃねぇの」
オレは吐き捨てた。やりたくなんかない。
常盤がホックを外し、準備に取りかかる様子を、診療待ちの患者の気分で眺めていた。
これは、碧衣の人生を手に入れるための、手術だ。
「無理だよ」
と常盤は言う。
「じゃ、寝とけ。全部オレがやってやるよ。ちゃんと碧衣の身体が満足すれば、妊娠率はあがるかもしれない」
初めて碧衣の身体を手に入れたときに、自分の身体相手にやったように、上にまたがった。自分相手をしているよりは、思っていたより楽だ。
碧衣が好きな部位を刺激しながら上下運動していけば、経験したことのない鮮烈な刺激がやって来る。
刺激されて思わずもれ出る声は、碧衣の声だ。
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