36 / 70
第36話 眠れない夜
しおりを挟む
【ケント視点】
「〈神贈り人〉はしばらくこちらで預かる。準備ができ次第、登城させるように」
信じられない王命が下りた。
僕とリナの婚約について説明を求められ、登城したはずなのに……
いつの間にかリナが王宮へ滞在する話になっていた。
まるで狸にでも騙されたかのようだ。
「はい、陛下の仰せのままに」
父と揃って頭を下げる。
納得がいかないまま……
僕は無力だ。
彼女を守ると決めたのに……
悔しくて仕方がなかった。
父と2人、きらびやかな廊下を無言で歩く。
時折、こちらを伺う父の視線を感じる。
僕のことを心配してくれているのだろう。
僕はギュッと拳を強く握りしめる。
爪が手のひらに食い込み痛みを覚えるくらいに。
そうしないと不覚にも泣いてしまいそうだったから……
外は激しく吹雪いている。
キンキンに冷えた風が頬に突き刺さる。
それはまるで……僕の心のようだ。
「この雪の中、デリーノへ帰るのは危険だ。今夜は宿に泊まることにする」
父の言葉に従い、みな動き出す。
早く、早く、リナに会いたい。
だが、今後の話をすることを考えると、何とも言えない気持ち、悔しさや悲しさや……いろいろな気持ちが込み上げてくる。
そんな中、気持ちを落ち着ける時間ができたのは、よかったのかもしれない。
「陛下がリナさんのことをご存じとはな。参ったな……ラザーニア公爵から話がいったんだろう。婚約は保留だ。却下されたわけではない。まだ望みはある。ケント、諦めるな、諦めたらそれで終わりだ」
そうか……
ラザーニア公爵は陛下の弟だったな。
僕がモリーヌとの婚約話を断ったから、僕たちの邪魔をしたのか?
それにしたって、なぜ僕に拘る?
いや、待てよ。
目的は僕ではなく、リナ?リナなのか?
父が馬車へ乗り込んだ僕の肩に大きな手を置き、慰めてくれる。
あったかい。
温かくて大きな手の重みに、励ましの言葉に勇気をもらう。
そうだ、へこたれている場合じゃない。
僕は彼女を守ると決めたんだ。
諦めない、もちろん彼女を諦めるつもりは、ない。
だが、一体僕に何ができるんだ……
空きのある宿はなかなかみつからなかった。
悪天候の為、僕らと同様に足止めをくらった人たちが宿へと押し寄せたのだろう。
中心から少し離れたところで何とかみなが泊まれる宿がみつかった。
貴族が泊まるには、簡素な古びた宿だ。
それでもこの吹雪の中、暖かい室内で休めるのはありがたい。
ドカリとベッドに寝転び、手足をだらんと伸ばす。
慣れない硬いベッドだ。
寝心地が悪く、落ち着かない。
パチパチと音をたてる暖炉の火をぼーっと眺める。
炎がゆらゆら揺れて、昂っていた心が、だんだんと落ち着いてくる。
ここは湯船もない安宿だ。
僕は渡された蒸しタオルで、顔や手足を簡単に拭くと、さっさと眠りにつくことにした。
目を閉じると、鼻を赤くした彼女、照れて顔を真っ赤に染めた彼女が思い浮かんでくる。
『心配いらないから』と言って出てきたのに、僕は嘘つきだ。
その晩、僕はほとんど眠れず、ぐるぐると考えても仕方がないことを考え続けていた。
***
チチッ、チチチチッ
小鳥のさえずりで目を覚ました。
ああ、いつの間にか眠っていたようだ。
カーテンの隙間から朝日がさしこんでいる。
シャーシャーと、カーテンを開ける。
今朝は天気に恵まれたようだ。
道に積もっていた雪が溶け、道はビチャビチャに濡れている。
今日には帰れそうだと安心する。
宿に食堂がない為、部屋にパンとコーヒーだけが届けられた。
パンは茶色くしっかりと歯応えのあるパン、コーヒーは若干薄めだ。
味はともかくとして、寒い朝に温かいコーヒーが体にしみわたる。
食事を終え、身だしなみを簡単に整えたら、家路へと急ぐ。
きっとリナや母、使用人のみんなが心配している。
「さぁ、我が家へ帰るぞ!急いでくれ」
父の号令で、みながテキパキ動き出す。
人気がない道へ入ると、馬車が一気にスビードをあげた。
雪解け水を跳ねあげながら、勢いよく走る。
デリーノに近づくにつれ、落ち着いていたはずの僕の心はまた乱される。
馬車が無事なデリーノ邸へ到着すると、父はさっさと下りてしまった。
僕が踏ん切りがつかず、なかなか下りられずにいると馬車の外から軽やかな靴音と恋しい彼女の声が聞こえてきた。
「ケント様、お帰りなさい」
我に返った僕は、慌てて馬車から下り、足を踏み外しそうになり、何とか踏み止まった。
危ない、危ない、彼女に向かって倒れるところだった。
彼女から懸命に伸ばされた手。
僕を支えようと必死に伸ばしてくれたものだ。
いや、君に僕は支えられないだろう?
そう思いながらも、その気持ちが嬉しい。
体制を整えた僕は、僕へと伸ばされた手を優しく包み、口元へと導く。
「リナ、ただいま戻りました。心配させてすまない。待ってくれていてありがとう」
彼女の冷たくなった指先に軽く唇が触れた。
リナはビクッと体を揺らした後、魂が抜けたかのように、固まり動かなくなった。
そしてだんだん赤く染まっていく。
「リナ、ここは冷える。早く戻ろう」
「あっ、あっあうっ、ケント様、お帰りなさい。お疲れさまでした。早く行きましょう」
照れ隠しのように、結ばれたままの僕の手をグイグイ力強く引っ張る彼女。
後ろから見える彼女の耳が赤くて、繋がれた手が暖かくて、そんなことに幸せを感じる。
僕は家に帰ってきたんだな。
「〈神贈り人〉はしばらくこちらで預かる。準備ができ次第、登城させるように」
信じられない王命が下りた。
僕とリナの婚約について説明を求められ、登城したはずなのに……
いつの間にかリナが王宮へ滞在する話になっていた。
まるで狸にでも騙されたかのようだ。
「はい、陛下の仰せのままに」
父と揃って頭を下げる。
納得がいかないまま……
僕は無力だ。
彼女を守ると決めたのに……
悔しくて仕方がなかった。
父と2人、きらびやかな廊下を無言で歩く。
時折、こちらを伺う父の視線を感じる。
僕のことを心配してくれているのだろう。
僕はギュッと拳を強く握りしめる。
爪が手のひらに食い込み痛みを覚えるくらいに。
そうしないと不覚にも泣いてしまいそうだったから……
外は激しく吹雪いている。
キンキンに冷えた風が頬に突き刺さる。
それはまるで……僕の心のようだ。
「この雪の中、デリーノへ帰るのは危険だ。今夜は宿に泊まることにする」
父の言葉に従い、みな動き出す。
早く、早く、リナに会いたい。
だが、今後の話をすることを考えると、何とも言えない気持ち、悔しさや悲しさや……いろいろな気持ちが込み上げてくる。
そんな中、気持ちを落ち着ける時間ができたのは、よかったのかもしれない。
「陛下がリナさんのことをご存じとはな。参ったな……ラザーニア公爵から話がいったんだろう。婚約は保留だ。却下されたわけではない。まだ望みはある。ケント、諦めるな、諦めたらそれで終わりだ」
そうか……
ラザーニア公爵は陛下の弟だったな。
僕がモリーヌとの婚約話を断ったから、僕たちの邪魔をしたのか?
それにしたって、なぜ僕に拘る?
いや、待てよ。
目的は僕ではなく、リナ?リナなのか?
父が馬車へ乗り込んだ僕の肩に大きな手を置き、慰めてくれる。
あったかい。
温かくて大きな手の重みに、励ましの言葉に勇気をもらう。
そうだ、へこたれている場合じゃない。
僕は彼女を守ると決めたんだ。
諦めない、もちろん彼女を諦めるつもりは、ない。
だが、一体僕に何ができるんだ……
空きのある宿はなかなかみつからなかった。
悪天候の為、僕らと同様に足止めをくらった人たちが宿へと押し寄せたのだろう。
中心から少し離れたところで何とかみなが泊まれる宿がみつかった。
貴族が泊まるには、簡素な古びた宿だ。
それでもこの吹雪の中、暖かい室内で休めるのはありがたい。
ドカリとベッドに寝転び、手足をだらんと伸ばす。
慣れない硬いベッドだ。
寝心地が悪く、落ち着かない。
パチパチと音をたてる暖炉の火をぼーっと眺める。
炎がゆらゆら揺れて、昂っていた心が、だんだんと落ち着いてくる。
ここは湯船もない安宿だ。
僕は渡された蒸しタオルで、顔や手足を簡単に拭くと、さっさと眠りにつくことにした。
目を閉じると、鼻を赤くした彼女、照れて顔を真っ赤に染めた彼女が思い浮かんでくる。
『心配いらないから』と言って出てきたのに、僕は嘘つきだ。
その晩、僕はほとんど眠れず、ぐるぐると考えても仕方がないことを考え続けていた。
***
チチッ、チチチチッ
小鳥のさえずりで目を覚ました。
ああ、いつの間にか眠っていたようだ。
カーテンの隙間から朝日がさしこんでいる。
シャーシャーと、カーテンを開ける。
今朝は天気に恵まれたようだ。
道に積もっていた雪が溶け、道はビチャビチャに濡れている。
今日には帰れそうだと安心する。
宿に食堂がない為、部屋にパンとコーヒーだけが届けられた。
パンは茶色くしっかりと歯応えのあるパン、コーヒーは若干薄めだ。
味はともかくとして、寒い朝に温かいコーヒーが体にしみわたる。
食事を終え、身だしなみを簡単に整えたら、家路へと急ぐ。
きっとリナや母、使用人のみんなが心配している。
「さぁ、我が家へ帰るぞ!急いでくれ」
父の号令で、みながテキパキ動き出す。
人気がない道へ入ると、馬車が一気にスビードをあげた。
雪解け水を跳ねあげながら、勢いよく走る。
デリーノに近づくにつれ、落ち着いていたはずの僕の心はまた乱される。
馬車が無事なデリーノ邸へ到着すると、父はさっさと下りてしまった。
僕が踏ん切りがつかず、なかなか下りられずにいると馬車の外から軽やかな靴音と恋しい彼女の声が聞こえてきた。
「ケント様、お帰りなさい」
我に返った僕は、慌てて馬車から下り、足を踏み外しそうになり、何とか踏み止まった。
危ない、危ない、彼女に向かって倒れるところだった。
彼女から懸命に伸ばされた手。
僕を支えようと必死に伸ばしてくれたものだ。
いや、君に僕は支えられないだろう?
そう思いながらも、その気持ちが嬉しい。
体制を整えた僕は、僕へと伸ばされた手を優しく包み、口元へと導く。
「リナ、ただいま戻りました。心配させてすまない。待ってくれていてありがとう」
彼女の冷たくなった指先に軽く唇が触れた。
リナはビクッと体を揺らした後、魂が抜けたかのように、固まり動かなくなった。
そしてだんだん赤く染まっていく。
「リナ、ここは冷える。早く戻ろう」
「あっ、あっあうっ、ケント様、お帰りなさい。お疲れさまでした。早く行きましょう」
照れ隠しのように、結ばれたままの僕の手をグイグイ力強く引っ張る彼女。
後ろから見える彼女の耳が赤くて、繋がれた手が暖かくて、そんなことに幸せを感じる。
僕は家に帰ってきたんだな。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】姉は聖女? ええ、でも私は白魔導士なので支援するぐらいしか取り柄がありません。
猫屋敷 むぎ
ファンタジー
誰もが憧れる勇者と最強の騎士が恋したのは聖女。それは私ではなく、姉でした。
復活した魔王に侯爵領を奪われ没落した私たち姉妹。そして、誰からも愛される姉アリシアは神の祝福を受け聖女となり、私セレナは支援魔法しか取り柄のない白魔導士のまま。
やがてヴァルミエール国王の王命により結成された勇者パーティは、
勇者、騎士、聖女、エルフの弓使い――そして“おまけ”の私。
過去の恋、未来の恋、政略婚に揺れ動く姉を見つめながら、ようやく私の役割を自覚し始めた頃――。
魔王城へと北上する魔王討伐軍と共に歩む勇者パーティは、
四人の魔将との邂逅、秘められた真実、そしてそれぞれの試練を迎え――。
輝く三人の恋と友情を“すぐ隣で見つめるだけ”の「聖女の妹」でしかなかった私。
けれど魔王討伐の旅路の中で、“仲間を支えるとは何か”に気付き、
やがて――“本当の自分”を見つけていく――。
そんな、ちょっぴり切ない恋と友情と姉妹愛、そして私の成長の物語です。
※本作の章構成:
第一章:アカデミー&聖女覚醒編
第二章:勇者パーティ結成&魔王討伐軍北上編
第三章:帰郷&魔将・魔王決戦編
※「小説家になろう」にも掲載(異世界転生・恋愛12位)
※ アルファポリス完結ファンタジー8位。応援ありがとうございます。
旦那様、離婚しましょう ~私は冒険者になるのでご心配なくっ~
榎夜
恋愛
私と旦那様は白い結婚だ。体の関係どころか手を繋ぐ事もしたことがない。
ある日突然、旦那の子供を身籠ったという女性に離婚を要求された。
別に構いませんが......じゃあ、冒険者にでもなろうかしら?
ー全50話ー
夫に顧みられない王妃は、人間をやめることにしました~もふもふ自由なセカンドライフを謳歌するつもりだったのに、何故かペットにされています!~
狭山ひびき
恋愛
もう耐えられない!
隣国から嫁いで五年。一度も国王である夫から関心を示されず白い結婚を続けていた王妃フィリエルはついに決断した。
わたし、もう王妃やめる!
政略結婚だから、ある程度の覚悟はしていた。けれども幼い日に淡い恋心を抱いて以来、ずっと片思いをしていた相手から冷たくされる日々に、フィリエルの心はもう限界に達していた。政略結婚である以上、王妃の意思で離婚はできない。しかしもうこれ以上、好きな人に無視される日々は送りたくないのだ。
離婚できないなら人間をやめるわ!
王妃で、そして隣国の王女であるフィリエルは、この先生きていてもきっと幸せにはなれないだろう。生まれた時から政治の駒。それがフィリエルの人生だ。ならばそんな「人生」を捨てて、人間以外として生きたほうがましだと、フィリエルは思った。
これからは自由気ままな「猫生」を送るのよ!
フィリエルは少し前に知り合いになった、「廃墟の塔の魔女」に頼み込み、猫の姿に変えてもらう。
よし!楽しいセカンドラウフのはじまりよ!――のはずが、何故か夫(国王)に拾われ、ペットにされてしまって……。
「ふふ、君はふわふわで可愛いなぁ」
やめてえ!そんなところ撫でないで~!
夫(人間)妻(猫)の奇妙な共同生活がはじまる――
残念な顔だとバカにされていた私が隣国の王子様に見初められました
月(ユエ)/久瀬まりか
恋愛
公爵令嬢アンジェリカは六歳の誕生日までは天使のように可愛らしい子供だった。ところが突然、ロバのような顔になってしまう。残念な姿に成長した『残念姫』と呼ばれるアンジェリカ。友達は男爵家のウォルターただ一人。そんなある日、隣国から素敵な王子様が留学してきて……
編み物好き地味令嬢はお荷物として幼女化されましたが、えっ?これ魔法陣なんですか?
灯息めてら
恋愛
編み物しか芸がないと言われた地味令嬢ニニィアネは、家族から冷遇された挙句、幼女化されて魔族の公爵に売り飛ばされてしまう。
しかし、彼女の編み物が複雑な魔法陣だと発見した公爵によって、ニニィアネの生活は一変する。しかもなんだか……溺愛されてる!?
【完結】以上をもちまして、終了とさせていただきます
楽歩
恋愛
異世界から王宮に現れたという“女神の使徒”サラ。公爵令嬢のルシアーナの婚約者である王太子は、簡単に心奪われた。
伝承に語られる“女神の使徒”は時代ごとに現れ、国に奇跡をもたらす存在と言われている。婚約解消を告げる王、口々にルシアーナの処遇を言い合う重臣。
そんな混乱の中、ルシアーナは冷静に状況を見据えていた。
「王妃教育には、国の内部機密が含まれている。君がそれを知ったまま他家に嫁ぐことは……困難だ。女神アウレリア様を祀る神殿にて、王家の監視のもと、一生を女神に仕えて過ごすことになる」
神殿に閉じ込められて一生を過ごす? 冗談じゃないわ。
「お話はもうよろしいかしら?」
王族や重臣たち、誰もが自分の思惑通りに動くと考えている中で、ルシアーナは静かに、己の存在感を突きつける。
※39話、約9万字で完結予定です。最後までお付き合いいただけると嬉しいですm(__)m
悪女と呼ばれた死に戻り令嬢、二度目の人生は婚約破棄から始まる
冬野月子
恋愛
「私は確かに19歳で死んだの」
謎の声に導かれ馬車の事故から兄弟を守った10歳のヴェロニカは、その時に負った傷痕を理由に王太子から婚約破棄される。
けれど彼女には嫉妬から破滅し短い生涯を終えた前世の記憶があった。
なぜか死に戻ったヴェロニカは前世での過ちを繰り返さないことを望むが、婚約破棄したはずの王太子が積極的に親しくなろうとしてくる。
そして学校で再会した、馬車の事故で助けた少年は、前世で不幸な死に方をした青年だった。
恋や友情すら知らなかったヴェロニカが、前世では関わることのなかった人々との出会いや関わりの中で新たな道を進んでいく中、前世に嫉妬で殺そうとまでしたアリサが入学してきた。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる