35 / 86
35
しおりを挟む
(ステータス)
黒川 夜
レベル:11
属性:闇
HP:620
MP:590
攻撃力:330
防御力:310
敏捷性:365
魔力:480
「1箇所につき25上昇か、MPは5消費ね。多分だけど俺、凄く強いんじゃないか?」
唯一ステータスを知るエミルと比較をしても、レベル22で攻撃力180であった事を考えれば、この異様に誰であっても気付くだろう。
「しかし、床を傷つけたり服が破ける心配があったから耳を指定したみたけれど、ギリギリ視覚に映るこのシルエットを見るに、L字の巨大なモミアゲがついてるようだぞ……。」
耳を闇が覆い、そこから鉤爪のように伸びるそれは、巨大なモミアゲにしか見えなかった。
「なるほど、レベル2も3分くらいで持続消費になるみたいだな。そうだ! どうせなら色んなところからシャドークローを生やしてみよう。第二回、黒川研究室へようこそ!」
(まずは頭っと……。シャドークロー)
「あー、なんかそんな気はしたよ。このモミアゲにこの頭、誇張しすぎたプレスリーって感じか。次は肘いくか。服を脱いで裸になって……と。」
(シャドークロー)
「なるほどね、垂直に生えてきたか。まあ使えなくはないかな、さてお次は膝いってみよう!」
(シャドークロー)
「お! これはいいぞ、垂直に生えてるけど上向きだから使いやすそうだ! 膝蹴りと同時に相手に突き刺したりかな? さて、足を浮かせて……と。」
(シャドークロー)
「予想通りつま先から生えてきたか。つま先から40cmの爪が生えてるってのは動きづらそうだな。実は手足パターンはハズレだったか。さーて、問題はここからだ……。乳首いってみよう!」
(シャドークロー)
「尖った! デカイ画鋲みたいだ! 抱きついて自爆してくるモンスターにはこれだな!」
全ての箇所にコメントをつけるには流石に無理があった。だんだんどうでもよくなってきている。
「では、最終兵器といきますか。そう、股間だ!」
(シャドークロー)
「こ、これは……角だ! 股間に反り立つ角ができおったぞ! だはははは! ……何してんだ俺は。」
自分のスキルで変な遊びを始めたヨールであったが、急に1人裸で何をやっているのだろうと虚しさを覚え、そっとスキルを解除した。
「結構遊んじゃったな、MPが残り僅かな気がする。」
(ステータス)
黒川 夜
レベル:11
属性:闇
HP:1380
MP:220
攻撃力:820
防御力:980
敏捷性:1100
魔力:2120
「は……? ハァーー!?」
急激にステータスが上昇した事に驚きを隠せない。何が起こったか分からず困惑するヨールは、思考を停止し、見なかった事にし、眠る事にしたのだった……。
黒川 夜
レベル:11
属性:闇
HP:620
MP:590
攻撃力:330
防御力:310
敏捷性:365
魔力:480
「1箇所につき25上昇か、MPは5消費ね。多分だけど俺、凄く強いんじゃないか?」
唯一ステータスを知るエミルと比較をしても、レベル22で攻撃力180であった事を考えれば、この異様に誰であっても気付くだろう。
「しかし、床を傷つけたり服が破ける心配があったから耳を指定したみたけれど、ギリギリ視覚に映るこのシルエットを見るに、L字の巨大なモミアゲがついてるようだぞ……。」
耳を闇が覆い、そこから鉤爪のように伸びるそれは、巨大なモミアゲにしか見えなかった。
「なるほど、レベル2も3分くらいで持続消費になるみたいだな。そうだ! どうせなら色んなところからシャドークローを生やしてみよう。第二回、黒川研究室へようこそ!」
(まずは頭っと……。シャドークロー)
「あー、なんかそんな気はしたよ。このモミアゲにこの頭、誇張しすぎたプレスリーって感じか。次は肘いくか。服を脱いで裸になって……と。」
(シャドークロー)
「なるほどね、垂直に生えてきたか。まあ使えなくはないかな、さてお次は膝いってみよう!」
(シャドークロー)
「お! これはいいぞ、垂直に生えてるけど上向きだから使いやすそうだ! 膝蹴りと同時に相手に突き刺したりかな? さて、足を浮かせて……と。」
(シャドークロー)
「予想通りつま先から生えてきたか。つま先から40cmの爪が生えてるってのは動きづらそうだな。実は手足パターンはハズレだったか。さーて、問題はここからだ……。乳首いってみよう!」
(シャドークロー)
「尖った! デカイ画鋲みたいだ! 抱きついて自爆してくるモンスターにはこれだな!」
全ての箇所にコメントをつけるには流石に無理があった。だんだんどうでもよくなってきている。
「では、最終兵器といきますか。そう、股間だ!」
(シャドークロー)
「こ、これは……角だ! 股間に反り立つ角ができおったぞ! だはははは! ……何してんだ俺は。」
自分のスキルで変な遊びを始めたヨールであったが、急に1人裸で何をやっているのだろうと虚しさを覚え、そっとスキルを解除した。
「結構遊んじゃったな、MPが残り僅かな気がする。」
(ステータス)
黒川 夜
レベル:11
属性:闇
HP:1380
MP:220
攻撃力:820
防御力:980
敏捷性:1100
魔力:2120
「は……? ハァーー!?」
急激にステータスが上昇した事に驚きを隠せない。何が起こったか分からず困惑するヨールは、思考を停止し、見なかった事にし、眠る事にしたのだった……。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
39
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる