伯爵令嬢は身代わりに婚約者を奪われた、はずでした

「恨まないでよね、これは仕事なんだから」

アシェント伯爵の娘フリージアの身代わりとして連れて来られた少女、リディはそう笑った。
 
フリージアには幼い頃に決められた婚約者グレイがいた。
しかしフリージアがとある力を持っていることが発覚し、悪用を恐れた義兄に家に閉じ込められ、会わせてもらえなくなってしまった。
それでもいつか会えるようになると信じていたフリージアだが、リディが『フリージア』として嫁ぐと聞かされる。
  
このままではグレイをとられてしまう。
 
それでも窓辺から談笑する二人を見ているしかないフリージアだったが、何故かグレイの視線が時折こちらを向いていることに気づき――
 



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三章からは明るい展開になります。
 
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