79 / 211
ママ
第七十九話 守るべきもの③
しおりを挟む
僕は街道を駆けめぐった。巨大飛行艇アルキメデキスから距離と角度を測り、相手の姿が見え、また、正確な弾道が取れるポイントを探す。
何せ相手は空高く飛んでいる、なら重力を考慮して軌道を測定しなければならない。丁寧に銃の照準で調べていると、側面を取るに最低でも最適な2階建ての一般家屋が必要であり僕はそれを見つけた。
僕はかんぬきを、L118A1を発射して壊し、扉を蹴破る。
「なんだ! 誰だお前は」
家屋に住む家族が食事中だった。問答する暇はない、それに僕と現地人では言葉が通じない、なら実力行使だ。父親と見える男の頬をかすめるように、銃を放った。
石造りの家に銃声が木霊し轟音になる。飛び上がり驚いた父親と母親と息子は、叫びながら奥の部屋に引っ込み、扉を閉めた。……そうだそれで良い。
僕は急いで二階へ続く階段を上った。廊下の右手と左手に部屋がある。方角を確認して、左手側にある奥の部屋の扉を蹴って、中に入った。人は誰もいない。
どうやら子ども部屋のようだ、ベッドと粗末な棚とおもちゃらしきものがある。中を見分し、おあつらえ向きに窓は正面にある。外から見た構造とほぼ一致する。窓の戸を開けようとするが、戸が下から30度余りしか上方にしか開かない。
銃で扉の片方のちょうつがいを壊し、また、粗末な戸だ、ぶら下がった木の窓部分を、力任せに引きちぎると壊れた。それを家の外に捨てて、アルキメデキスを見あげる。
ちょうど角度的にヴィオネスが見えた。距離はおよそ450~480メートル、距離は遠いが角度的にこれなら今の僕なら精密狙撃が可能だ。
僕はベッドを横に立てて、上に布団を丸めておく。その上にL118A1の銃身を置いた。銃の発射の反動を和らげるためと、長い銃身を固定するためだ。
スコープをのぞく。もちろん僕は光学機器は作れない、ただのプラスチック板で覗いても役立たずだ。だが照準を合わして、目標の確認はできる。
ヴィオネスの上半身を狙うか。いやここからだと側面だ、弾道は重力に沿ってずれていき、角度的に腕に当たって、上半身に届かないかもしれない。
照準を下に持って行く。優秀なスナイパーは良いポジションをとった場合、銃を設置した時点で仕事は終わっている。後は照準を合わせて引き金を引くだけ。
一つ呼吸をし、心を静める。僕は鋼の心臓をもっている、そう暗示をかけ、引き金に触れる。銃とからだが一体になる感覚、そして訪れる静寂。
一秒が幾万秒に凝縮され、自分の心臓の鼓動すら遅い。──なんという神聖な静けさだ! この瞬間、僕はこの戦場の支配者だ、脳内でドーパミンが騒ぐが、この一体感は解けない。
獲物がスローモーションで動く、そして瞬きするのも惜しんで、目標と照星が一致したその時、引き金を絞る。
一気に撃鉄が上がり撃針が弾の雷管を激しく叩く。薬莢の中で無煙火薬が発火し燃焼し、ガス爆発が起こり、弾丸が銃口へと強靭な運動エネルギーを得て飛び出していく。
旋条に刻まれたライフリングに影響されて回転しながら直進し、弾丸は銃から外へ発射される。その刹那、鼓膜を切り裂かんばかりの銃声が鳴り響いた。
そのスピードは850メートル毎秒。0.5秒ほどでヴィオネスの足へと届く。すぐさまヴィオネスの左足がふっとんで体が崩れ落ちる! そのような小さな影を僕は見た。
「グハッ⁉」
足らしきものは天空の彼方に飛ばされ、ヴィオネスは這いつくばって、少しうごめき、アルキメデキスが傾き、滑り落ちるように転がっていく。
「グアアァ――――!!」
街中に響く絶叫、なんとか両手でアルキメデキスにしがみついたようだ。右足を懸命に動かし斜面を上ろうとする。
手ごたえを確認し、僕はボルトハンドルを掴みボルトレバーを引き排莢をする。弾倉から持ち上がった弾をボルトレバーで押し込み装填した。
照準を合わす。後は引き金を引くだけ。鉄の心臓は銃身とつながっている、そして僕の魂のおもむくままに引き金を絞った。勢いよく回転しながら飛び出す弾頭、瞬く間に、ヴィオネスがのぼろうとして上げていた右足がふっとぶ。
「ガアアアァ――!!」
悲鳴に近い絶叫、空気が張り詰める。気づかないうちに僕は汗をかいていた。呼吸をコントロールし、照準をヴィオネスの背中の心臓部に定める。
「終わりだ」
引き金を絞った瞬間上半身の一部がふっとび、肉片と血が飛び散る影を見た。アルキメデキスが消え、ヴィオネスとルリアは遙か彼方、地面へと落下する。僕は窓の四角形から顔を出して確認する。
冷たい風が僕の前髪をなでた。街の空気に散りばめられた絶叫と血。空は紅に染まり、花火のように広がった後、空は蒼く屹然とし、赤色はすぐさま消えった。残ったのは僕の手の中にある鉄の銃のみ。
「──お前は罪も無き子どもとメリッサを傷つけた、その瞬間こうなる運命だったのだ……!」
僕はそう言いながら自分の心を戒めつつ、仕事を終えたことに自分の女神に感謝し、落ち着いて民家を去る。……後は奴が死んだか確かめるだけだ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
視点は変わり、哀れな敗北者へと移す。
「くそっ! なんで俺がこんな目に」
両足を奪われ地を這うヴィオネスは血を吐いていた。このままだと死ぬ、と、恐怖に駆られながら、できるのは血を流しながら石畳の道を這いずるだけ。
狭い暗がりから人の気配を感じる。もう奴がやってきたのか、流石に彼は観念したかのように力が抜け冷たい床に横たわった。
「生きたいか?」
脇道の影から声がする。記憶をたどるが聞き覚えのない声だと彼は思った。声は低く、落ち着いた男の声だった。ヴィオネスはのどから絞り出すように告げる。
「当たり前……だ! こんなところで……死んでたまるか!」
「君の才能は素晴らしい! だが持つべき経験と判断力が欠けている。その才、持て余している。なら私が使ってやろう」
「あいつに勝てるのか……? なら……何でもする! こんなところで……俺は死なん……!」
ヴィオネスは声の元に近づこうとする。きらびやかな金属の装飾物に身につけた男が立っていた。
「よかろう」
影から手が差し出されヴィオネスの体にふれる。すると、血が流れなくなった。奇跡だ、これは神からの啓示かとヴィオネスは思いふける。
「これは一体……? 俺は……生き延びられるのか……⁉」
「そうだ、神はお前を見捨てはしない。ようこそ、教会団へ。ヴィオネス君、きみを歓迎するよ」
そう言って頬のこけた中年の男性の神父が影から現れた。神は見捨てなかった、例えそれが無邪気な殺戮者だとしても。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
僕はヴィオネスの血の跡をたどり、途中で途絶えていることから、奴が死んで消えたと確信した。安心してメリッサと女の子の元へと足を運ぶ。
「おじさん~!」
喜んだ声を上げながら、女の子が抱きついてきた。
「終わったのか」
メリッサは低くハスキーヴォイスで静かに確認するものだから、少しぞくっとした感覚で刺激される。だが平然と僕は頬笑みを返す。
「ああ、確認した。ヴィオネスは死んだ」
「……そうか、今回もよくやった、見事だ」
木箱に座っていたメリッサはゆっくり立ち上がる。
「もう怪我は大丈夫なのかい」
「母親がこのくらいでへばってたまるか!」
冗談めかして言ったが、言葉に出すと照れてしまったのか、彼女は苦笑した。
「ママ~!」
今度はメリッサのほうに女の子は抱きつく。
「よしよし、怖かったな。もう大丈夫だ」
メリッサが優しく女の子の頭をなでる姿を見て、僕は頬が緩む。どうやら今回の一件でメリッサもこの子に愛着がわいたらしい。非常に喜ばしいことだし、僕も嬉しい。
「そう言えばお前、名前がまだ思い出せないのか?」
女の子は小さく自信なさげにうなずく。
「そうかなら私が名前をつけてやろう。その黒い瞳、柔らかな黒髪、芯の強そうな眉、みんなに愛される小さな唇、そうだな……ナオコでどうだ?」
ナオコ、その言葉を聞いたとき耳を疑った。心が張り裂けんばかりに、心臓が高鳴る。
「メリッサ……それは……!」
僕の胸が締め付けられた。その名前は……。日向さんの……。
「ナオコ……?」
女の子は可愛らしげに首を傾ける。そして満面の笑顔で、
「うん! 私、ナオコ! ママありがとう!」
と言った。メリッサはそれを笑いながらやさしくとがめる。
「お礼ならパパに言うんだ」
「パパ?」
メリッサは僕の方を指さす。ナオコはこちらに走ってきた。
「パパ! ありがとう!」
じんと響く言葉だった。パパ、温かな響き、和やかな静寂が訪れ、再度心の中でその響きを味わう。
「──そうだ僕は君のパパだ! ははは」
僕はナオコの黒髪をなでた。そして宿へと戻るため、僕とナオコとメリッサで手をつなぐ。
この異世界で孤独から見つけた家族。そう僕らは家族なんだ。僕が失くした家族、それが今手に入った。僕はそれを大切にしたい、例え、この世界がどんなに残酷でも、僕の綺麗な宝物達を守る。絶対に僕は守り続ける。
何せ相手は空高く飛んでいる、なら重力を考慮して軌道を測定しなければならない。丁寧に銃の照準で調べていると、側面を取るに最低でも最適な2階建ての一般家屋が必要であり僕はそれを見つけた。
僕はかんぬきを、L118A1を発射して壊し、扉を蹴破る。
「なんだ! 誰だお前は」
家屋に住む家族が食事中だった。問答する暇はない、それに僕と現地人では言葉が通じない、なら実力行使だ。父親と見える男の頬をかすめるように、銃を放った。
石造りの家に銃声が木霊し轟音になる。飛び上がり驚いた父親と母親と息子は、叫びながら奥の部屋に引っ込み、扉を閉めた。……そうだそれで良い。
僕は急いで二階へ続く階段を上った。廊下の右手と左手に部屋がある。方角を確認して、左手側にある奥の部屋の扉を蹴って、中に入った。人は誰もいない。
どうやら子ども部屋のようだ、ベッドと粗末な棚とおもちゃらしきものがある。中を見分し、おあつらえ向きに窓は正面にある。外から見た構造とほぼ一致する。窓の戸を開けようとするが、戸が下から30度余りしか上方にしか開かない。
銃で扉の片方のちょうつがいを壊し、また、粗末な戸だ、ぶら下がった木の窓部分を、力任せに引きちぎると壊れた。それを家の外に捨てて、アルキメデキスを見あげる。
ちょうど角度的にヴィオネスが見えた。距離はおよそ450~480メートル、距離は遠いが角度的にこれなら今の僕なら精密狙撃が可能だ。
僕はベッドを横に立てて、上に布団を丸めておく。その上にL118A1の銃身を置いた。銃の発射の反動を和らげるためと、長い銃身を固定するためだ。
スコープをのぞく。もちろん僕は光学機器は作れない、ただのプラスチック板で覗いても役立たずだ。だが照準を合わして、目標の確認はできる。
ヴィオネスの上半身を狙うか。いやここからだと側面だ、弾道は重力に沿ってずれていき、角度的に腕に当たって、上半身に届かないかもしれない。
照準を下に持って行く。優秀なスナイパーは良いポジションをとった場合、銃を設置した時点で仕事は終わっている。後は照準を合わせて引き金を引くだけ。
一つ呼吸をし、心を静める。僕は鋼の心臓をもっている、そう暗示をかけ、引き金に触れる。銃とからだが一体になる感覚、そして訪れる静寂。
一秒が幾万秒に凝縮され、自分の心臓の鼓動すら遅い。──なんという神聖な静けさだ! この瞬間、僕はこの戦場の支配者だ、脳内でドーパミンが騒ぐが、この一体感は解けない。
獲物がスローモーションで動く、そして瞬きするのも惜しんで、目標と照星が一致したその時、引き金を絞る。
一気に撃鉄が上がり撃針が弾の雷管を激しく叩く。薬莢の中で無煙火薬が発火し燃焼し、ガス爆発が起こり、弾丸が銃口へと強靭な運動エネルギーを得て飛び出していく。
旋条に刻まれたライフリングに影響されて回転しながら直進し、弾丸は銃から外へ発射される。その刹那、鼓膜を切り裂かんばかりの銃声が鳴り響いた。
そのスピードは850メートル毎秒。0.5秒ほどでヴィオネスの足へと届く。すぐさまヴィオネスの左足がふっとんで体が崩れ落ちる! そのような小さな影を僕は見た。
「グハッ⁉」
足らしきものは天空の彼方に飛ばされ、ヴィオネスは這いつくばって、少しうごめき、アルキメデキスが傾き、滑り落ちるように転がっていく。
「グアアァ――――!!」
街中に響く絶叫、なんとか両手でアルキメデキスにしがみついたようだ。右足を懸命に動かし斜面を上ろうとする。
手ごたえを確認し、僕はボルトハンドルを掴みボルトレバーを引き排莢をする。弾倉から持ち上がった弾をボルトレバーで押し込み装填した。
照準を合わす。後は引き金を引くだけ。鉄の心臓は銃身とつながっている、そして僕の魂のおもむくままに引き金を絞った。勢いよく回転しながら飛び出す弾頭、瞬く間に、ヴィオネスがのぼろうとして上げていた右足がふっとぶ。
「ガアアアァ――!!」
悲鳴に近い絶叫、空気が張り詰める。気づかないうちに僕は汗をかいていた。呼吸をコントロールし、照準をヴィオネスの背中の心臓部に定める。
「終わりだ」
引き金を絞った瞬間上半身の一部がふっとび、肉片と血が飛び散る影を見た。アルキメデキスが消え、ヴィオネスとルリアは遙か彼方、地面へと落下する。僕は窓の四角形から顔を出して確認する。
冷たい風が僕の前髪をなでた。街の空気に散りばめられた絶叫と血。空は紅に染まり、花火のように広がった後、空は蒼く屹然とし、赤色はすぐさま消えった。残ったのは僕の手の中にある鉄の銃のみ。
「──お前は罪も無き子どもとメリッサを傷つけた、その瞬間こうなる運命だったのだ……!」
僕はそう言いながら自分の心を戒めつつ、仕事を終えたことに自分の女神に感謝し、落ち着いて民家を去る。……後は奴が死んだか確かめるだけだ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
視点は変わり、哀れな敗北者へと移す。
「くそっ! なんで俺がこんな目に」
両足を奪われ地を這うヴィオネスは血を吐いていた。このままだと死ぬ、と、恐怖に駆られながら、できるのは血を流しながら石畳の道を這いずるだけ。
狭い暗がりから人の気配を感じる。もう奴がやってきたのか、流石に彼は観念したかのように力が抜け冷たい床に横たわった。
「生きたいか?」
脇道の影から声がする。記憶をたどるが聞き覚えのない声だと彼は思った。声は低く、落ち着いた男の声だった。ヴィオネスはのどから絞り出すように告げる。
「当たり前……だ! こんなところで……死んでたまるか!」
「君の才能は素晴らしい! だが持つべき経験と判断力が欠けている。その才、持て余している。なら私が使ってやろう」
「あいつに勝てるのか……? なら……何でもする! こんなところで……俺は死なん……!」
ヴィオネスは声の元に近づこうとする。きらびやかな金属の装飾物に身につけた男が立っていた。
「よかろう」
影から手が差し出されヴィオネスの体にふれる。すると、血が流れなくなった。奇跡だ、これは神からの啓示かとヴィオネスは思いふける。
「これは一体……? 俺は……生き延びられるのか……⁉」
「そうだ、神はお前を見捨てはしない。ようこそ、教会団へ。ヴィオネス君、きみを歓迎するよ」
そう言って頬のこけた中年の男性の神父が影から現れた。神は見捨てなかった、例えそれが無邪気な殺戮者だとしても。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
僕はヴィオネスの血の跡をたどり、途中で途絶えていることから、奴が死んで消えたと確信した。安心してメリッサと女の子の元へと足を運ぶ。
「おじさん~!」
喜んだ声を上げながら、女の子が抱きついてきた。
「終わったのか」
メリッサは低くハスキーヴォイスで静かに確認するものだから、少しぞくっとした感覚で刺激される。だが平然と僕は頬笑みを返す。
「ああ、確認した。ヴィオネスは死んだ」
「……そうか、今回もよくやった、見事だ」
木箱に座っていたメリッサはゆっくり立ち上がる。
「もう怪我は大丈夫なのかい」
「母親がこのくらいでへばってたまるか!」
冗談めかして言ったが、言葉に出すと照れてしまったのか、彼女は苦笑した。
「ママ~!」
今度はメリッサのほうに女の子は抱きつく。
「よしよし、怖かったな。もう大丈夫だ」
メリッサが優しく女の子の頭をなでる姿を見て、僕は頬が緩む。どうやら今回の一件でメリッサもこの子に愛着がわいたらしい。非常に喜ばしいことだし、僕も嬉しい。
「そう言えばお前、名前がまだ思い出せないのか?」
女の子は小さく自信なさげにうなずく。
「そうかなら私が名前をつけてやろう。その黒い瞳、柔らかな黒髪、芯の強そうな眉、みんなに愛される小さな唇、そうだな……ナオコでどうだ?」
ナオコ、その言葉を聞いたとき耳を疑った。心が張り裂けんばかりに、心臓が高鳴る。
「メリッサ……それは……!」
僕の胸が締め付けられた。その名前は……。日向さんの……。
「ナオコ……?」
女の子は可愛らしげに首を傾ける。そして満面の笑顔で、
「うん! 私、ナオコ! ママありがとう!」
と言った。メリッサはそれを笑いながらやさしくとがめる。
「お礼ならパパに言うんだ」
「パパ?」
メリッサは僕の方を指さす。ナオコはこちらに走ってきた。
「パパ! ありがとう!」
じんと響く言葉だった。パパ、温かな響き、和やかな静寂が訪れ、再度心の中でその響きを味わう。
「──そうだ僕は君のパパだ! ははは」
僕はナオコの黒髪をなでた。そして宿へと戻るため、僕とナオコとメリッサで手をつなぐ。
この異世界で孤独から見つけた家族。そう僕らは家族なんだ。僕が失くした家族、それが今手に入った。僕はそれを大切にしたい、例え、この世界がどんなに残酷でも、僕の綺麗な宝物達を守る。絶対に僕は守り続ける。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
拾われ子のスイ
蒼居 夜燈
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞】
記憶にあるのは、自分を見下ろす紅い眼の男と、母親の「出ていきなさい」という怒声。
幼いスイは故郷から遠く離れた西大陸の果てに、ドラゴンと共に墜落した。
老夫婦に拾われたスイは墜落から七年後、二人の逝去をきっかけに養祖父と同じハンターとして生きていく為に旅に出る。
――紅い眼の男は誰なのか、母は自分を本当に捨てたのか。
スイは、故郷を探す事を決める。真実を知る為に。
出会いと別れを繰り返し、命懸けの戦いを繰り返し、喜びと悲しみを繰り返す。
清濁が混在する世界に、スイは何を見て何を思い、何を選ぶのか。
これは、ひとりの少女が世界と己を知りながら成長していく物語。
※週2回(木・日)更新。
※誤字脱字報告に関しては感想とは異なる為、修正が済み次第削除致します。ご容赦ください。
※カクヨム様にて先行公開(登場人物紹介はアルファポリス様でのみ掲載)
※表紙画像、その他キャラクターのイメージ画像はAIイラストアプリで作成したものです。再現不足で色彩の一部が作中描写とは異なります。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる