72 / 201
My mind.~それぞれの胸中~
王女とフェロモン
しおりを挟む
「なかなか難しいものね。集団お見合い、もっと盛り上がると思ったのになぁ…」
それにリオン公爵、本当に好きだったのに…
あんな熱々ぶりを見せられたら諦めるしかないよね。
王国の少子化は深刻だ。
無駄に長い寿命のせいで恋愛ばかりに現を抜かし、子を成すまでに発展しないのだ。
「難しいですよね。
恋愛観て人それぞれですから…婚姻なんて言ったら特に今後の生活も変わってくるし、勇気がいる決断の連続ですもの。
よほど相手に惚れこまなきゃ、他国には嫁げないですよね。
因みに王女様は父のどこに惹かれたのですか?」
王女様は胸を張って言いきる。
「男は経済力と精力よ!!」
おおぅ……このノリ
まるで美久みたいだ。
「あなたのお父様は全てがパーフェクトなのよ。顔も、ステータスも、精力も…」
真顔で王女が言いきる。
「精力って…」
親のその手の話題は正直な話、かなり気まずい。
「あっ、そっかクリスティーナは獣人より天人の血が濃いからわからないかもしれないけど…
フェロモンの匂いで大抵のことはわかるのよ。」
フェロモン…なんか急にアダルトな感じよね。
そう言えば、友人が合コンで通販で買ったフェロモンの香水なるものをつけていったけど、お声がかからなかった。と騒いでいたっけ…
「フェロモンで本当に色々とわかるのですか?」
私の問いに王女が熱く語りだす。
「当たり前でしょ。
フェロモンはその人の持っている根元なの。
それを不愉快と感じたら、それは根本的に合わないということだし、気に入れば根元から相性が良いっていうことよ。
タバサでは、見つからなかった理想のフェロモンが貴女のお父様だったのよ。」
あっ、これ少しわかる気がする。
私の場合はフェロモンではなく汗の匂いだ。
どんなにイケメンマッチョでも汗の匂いが不快に感じると全てが嫌になる。
逆に見た目はアレでも、
汗の匂いが気にならなければ良い関係を築けた。
「でもね……
今日ついに見つけたのよ。
リオン公爵に匹敵するフェロモンの主を…」
「えっ!!
誰ですか?」
王女が身をくねらせながら顔を赤らめる。
「今朝、鍛練所で貴女を教えていた方よ。
お願い、あの方を私に紹介して下さる?」
今朝は体術の鍛練の日だった。
と言うことは……
「ホワイト副騎士団長ですね。」
ホワイトは数年前に奥様を事故で亡くしている。
「ホワイト…素敵な名前だわ。
その……彼には決まった女性が居るのかしら?」
私は自分が知っているホワイトの話をする。
後日、私の計らいで二人は会うことになった。
「まさか、王女様がホワイトと結ばれるなんて…」
私の言葉に王女は笑う。
「もう、その王女様は止めてちょうだい。
クリスティーナ様の家門に入るのだから…」
顔を赤らめて話す王女はホワイトの為にタバサ王国を出て、副騎士団長の妻になることを選んだ。
ホワイトと腕を組み、尾を絡ませて歩く王女は女の私から見てもかなり色っぽい。
そしてホワイトもムンムンの男の色気を漂わせている。
まさかホワイトも一目惚れなんて…
二人の婚姻は出会ってからたった三日で決まった。
フェロモン恐るべしだわ。
クンクン…
私は自分の匂いをかいでみる。
私にもフェロモンあるのかしら??
それにリオン公爵、本当に好きだったのに…
あんな熱々ぶりを見せられたら諦めるしかないよね。
王国の少子化は深刻だ。
無駄に長い寿命のせいで恋愛ばかりに現を抜かし、子を成すまでに発展しないのだ。
「難しいですよね。
恋愛観て人それぞれですから…婚姻なんて言ったら特に今後の生活も変わってくるし、勇気がいる決断の連続ですもの。
よほど相手に惚れこまなきゃ、他国には嫁げないですよね。
因みに王女様は父のどこに惹かれたのですか?」
王女様は胸を張って言いきる。
「男は経済力と精力よ!!」
おおぅ……このノリ
まるで美久みたいだ。
「あなたのお父様は全てがパーフェクトなのよ。顔も、ステータスも、精力も…」
真顔で王女が言いきる。
「精力って…」
親のその手の話題は正直な話、かなり気まずい。
「あっ、そっかクリスティーナは獣人より天人の血が濃いからわからないかもしれないけど…
フェロモンの匂いで大抵のことはわかるのよ。」
フェロモン…なんか急にアダルトな感じよね。
そう言えば、友人が合コンで通販で買ったフェロモンの香水なるものをつけていったけど、お声がかからなかった。と騒いでいたっけ…
「フェロモンで本当に色々とわかるのですか?」
私の問いに王女が熱く語りだす。
「当たり前でしょ。
フェロモンはその人の持っている根元なの。
それを不愉快と感じたら、それは根本的に合わないということだし、気に入れば根元から相性が良いっていうことよ。
タバサでは、見つからなかった理想のフェロモンが貴女のお父様だったのよ。」
あっ、これ少しわかる気がする。
私の場合はフェロモンではなく汗の匂いだ。
どんなにイケメンマッチョでも汗の匂いが不快に感じると全てが嫌になる。
逆に見た目はアレでも、
汗の匂いが気にならなければ良い関係を築けた。
「でもね……
今日ついに見つけたのよ。
リオン公爵に匹敵するフェロモンの主を…」
「えっ!!
誰ですか?」
王女が身をくねらせながら顔を赤らめる。
「今朝、鍛練所で貴女を教えていた方よ。
お願い、あの方を私に紹介して下さる?」
今朝は体術の鍛練の日だった。
と言うことは……
「ホワイト副騎士団長ですね。」
ホワイトは数年前に奥様を事故で亡くしている。
「ホワイト…素敵な名前だわ。
その……彼には決まった女性が居るのかしら?」
私は自分が知っているホワイトの話をする。
後日、私の計らいで二人は会うことになった。
「まさか、王女様がホワイトと結ばれるなんて…」
私の言葉に王女は笑う。
「もう、その王女様は止めてちょうだい。
クリスティーナ様の家門に入るのだから…」
顔を赤らめて話す王女はホワイトの為にタバサ王国を出て、副騎士団長の妻になることを選んだ。
ホワイトと腕を組み、尾を絡ませて歩く王女は女の私から見てもかなり色っぽい。
そしてホワイトもムンムンの男の色気を漂わせている。
まさかホワイトも一目惚れなんて…
二人の婚姻は出会ってからたった三日で決まった。
フェロモン恐るべしだわ。
クンクン…
私は自分の匂いをかいでみる。
私にもフェロモンあるのかしら??
10
あなたにおすすめの小説
兄様達の愛が止まりません!
桜
恋愛
五歳の時、私と兄は父の兄である叔父に助けられた。
そう、私達の両親がニ歳の時事故で亡くなった途端、親類に屋敷を乗っ取られて、離れに閉じ込められた。
屋敷に勤めてくれていた者達はほぼ全員解雇され、一部残された者が密かに私達を庇ってくれていたのだ。
やがて、領内や屋敷周辺に魔物や魔獣被害が出だし、私と兄、そして唯一の保護をしてくれた侍女のみとなり、死の危険性があると心配した者が叔父に助けを求めてくれた。
無事に保護された私達は、叔父が全力で守るからと連れ出し、養子にしてくれたのだ。
叔父の家には二人の兄がいた。
そこで、私は思い出したんだ。双子の兄が時折話していた不思議な話と、何故か自分に映像に流れて来た不思議な世界を、そして、私は…
【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております
紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。
二年後にはリリスと交代しなければならない。
そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。
普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
【R18】深層のご令嬢は、婚約破棄して愛しのお兄様に花弁を散らされる
奏音 美都
恋愛
バトワール財閥の令嬢であるクリスティーナは血の繋がらない兄、ウィンストンを密かに慕っていた。だが、貴族院議員であり、ノルウェールズ侯爵家の三男であるコンラッドとの婚姻話が持ち上がり、バトワール財閥、ひいては会社の経営に携わる兄のために、お見合いを受ける覚悟をする。
だが、今目の前では兄のウィンストンに迫られていた。
「ノルウェールズ侯爵の御曹司とのお見合いが決まったって聞いたんだが、本当なのか?」」
どう尋ねる兄の真意は……
ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました
大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる