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第八章 My mind.~それぞれの胸中~
王女とフェロモン
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「なかなか難しいものね。集団お見合い、もっと盛り上がると思ったのになぁ…」
それにリオン公爵、本当に好きだったのに…
あんな熱々ぶりを見せられたら諦めるしかないよね。
王国の少子化は深刻だ。
無駄に長い寿命のせいで恋愛ばかりに現を抜かし、子を成すまでに発展しないのだ。
「難しいですよね。
恋愛観て人それぞれですから…婚姻なんて言ったら特に今後の生活も変わってくるし、勇気がいる決断の連続ですもの。
よほど相手に惚れこまなきゃ、他国には嫁げないですよね。
因みに王女様は父のどこに惹かれたのですか?」
王女様は胸を張って言いきる。
「男は経済力と精力よ!!」
おおぅ……このノリ
まるで美久みたいだ。
「あなたのお父様は全てがパーフェクトなのよ。顔も、ステータスも、精力も…」
真顔で王女が言いきる。
「精力って…」
親のその手の話題は正直な話、かなり気まずい。
「あっ、そっかクリスティーナは獣人より天人の血が濃いからわからないかもしれないけど…
フェロモンの匂いで大抵のことはわかるのよ。」
フェロモン…なんか急にアダルトな感じよね。
そう言えば、友人が合コンで通販で買ったフェロモンの香水なるものをつけていったけど、お声がかからなかった。と騒いでいたっけ…
「フェロモンで本当に色々とわかるのですか?」
私の問いに王女が熱く語りだす。
「当たり前でしょ。
フェロモンはその人の持っている根元なの。
それを不愉快と感じたら、それは根本的に合わないということだし、気に入れば根元から相性が良いっていうことよ。
タバサでは、見つからなかった理想のフェロモンが貴女のお父様だったのよ。」
あっ、これ少しわかる気がする。
私の場合はフェロモンではなく汗の匂いだ。
どんなにイケメンマッチョでも汗の匂いが不快に感じると全てが嫌になる。
逆に見た目はアレでも、
汗の匂いが気にならなければ良い関係を築けた。
「でもね……
今日ついに見つけたのよ。
リオン公爵に匹敵するフェロモンの主を…」
「えっ!!
誰ですか?」
王女が身をくねらせながら顔を赤らめる。
「今朝、鍛練所で貴女を教えていた方よ。
お願い、あの方を私に紹介して下さる?」
今朝は体術の鍛練の日だった。
と言うことは……
「ホワイト副騎士団長ですね。」
ホワイトは数年前に奥様を事故で亡くしている。
「ホワイト…素敵な名前だわ。
その……彼には決まった女性が居るのかしら?」
私は自分が知っているホワイトの話をする。
後日、私の計らいで二人は会うことになった。
「まさか、王女様がホワイトと結ばれるなんて…」
私の言葉に王女は笑う。
「もう、その王女様は止めてちょうだい。
クリスティーナ様の家門に入るのだから…」
顔を赤らめて話す王女はホワイトの為にタバサ王国を出て、副騎士団長の妻になることを選んだ。
ホワイトと腕を組み、尾を絡ませて歩く王女は女の私から見てもかなり色っぽい。
そしてホワイトもムンムンの男の色気を漂わせている。
まさかホワイトも一目惚れなんて…
二人の婚姻は出会ってからたった三日で決まった。
フェロモン恐るべしだわ。
クンクン…
私は自分の匂いをかいでみる。
私にもフェロモンあるのかしら??
それにリオン公爵、本当に好きだったのに…
あんな熱々ぶりを見せられたら諦めるしかないよね。
王国の少子化は深刻だ。
無駄に長い寿命のせいで恋愛ばかりに現を抜かし、子を成すまでに発展しないのだ。
「難しいですよね。
恋愛観て人それぞれですから…婚姻なんて言ったら特に今後の生活も変わってくるし、勇気がいる決断の連続ですもの。
よほど相手に惚れこまなきゃ、他国には嫁げないですよね。
因みに王女様は父のどこに惹かれたのですか?」
王女様は胸を張って言いきる。
「男は経済力と精力よ!!」
おおぅ……このノリ
まるで美久みたいだ。
「あなたのお父様は全てがパーフェクトなのよ。顔も、ステータスも、精力も…」
真顔で王女が言いきる。
「精力って…」
親のその手の話題は正直な話、かなり気まずい。
「あっ、そっかクリスティーナは獣人より天人の血が濃いからわからないかもしれないけど…
フェロモンの匂いで大抵のことはわかるのよ。」
フェロモン…なんか急にアダルトな感じよね。
そう言えば、友人が合コンで通販で買ったフェロモンの香水なるものをつけていったけど、お声がかからなかった。と騒いでいたっけ…
「フェロモンで本当に色々とわかるのですか?」
私の問いに王女が熱く語りだす。
「当たり前でしょ。
フェロモンはその人の持っている根元なの。
それを不愉快と感じたら、それは根本的に合わないということだし、気に入れば根元から相性が良いっていうことよ。
タバサでは、見つからなかった理想のフェロモンが貴女のお父様だったのよ。」
あっ、これ少しわかる気がする。
私の場合はフェロモンではなく汗の匂いだ。
どんなにイケメンマッチョでも汗の匂いが不快に感じると全てが嫌になる。
逆に見た目はアレでも、
汗の匂いが気にならなければ良い関係を築けた。
「でもね……
今日ついに見つけたのよ。
リオン公爵に匹敵するフェロモンの主を…」
「えっ!!
誰ですか?」
王女が身をくねらせながら顔を赤らめる。
「今朝、鍛練所で貴女を教えていた方よ。
お願い、あの方を私に紹介して下さる?」
今朝は体術の鍛練の日だった。
と言うことは……
「ホワイト副騎士団長ですね。」
ホワイトは数年前に奥様を事故で亡くしている。
「ホワイト…素敵な名前だわ。
その……彼には決まった女性が居るのかしら?」
私は自分が知っているホワイトの話をする。
後日、私の計らいで二人は会うことになった。
「まさか、王女様がホワイトと結ばれるなんて…」
私の言葉に王女は笑う。
「もう、その王女様は止めてちょうだい。
クリスティーナ様の家門に入るのだから…」
顔を赤らめて話す王女はホワイトの為にタバサ王国を出て、副騎士団長の妻になることを選んだ。
ホワイトと腕を組み、尾を絡ませて歩く王女は女の私から見てもかなり色っぽい。
そしてホワイトもムンムンの男の色気を漂わせている。
まさかホワイトも一目惚れなんて…
二人の婚姻は出会ってからたった三日で決まった。
フェロモン恐るべしだわ。
クンクン…
私は自分の匂いをかいでみる。
私にもフェロモンあるのかしら??
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